スパイラル  

ここ数週間の日課ともなっている行為。  
綺麗に片付いた部室に放課後歩が来るのは既に日課だったが、いつもとすこしだけ違う雰囲気。  
ひよのは調べごとがあるのか、キーボードを叩いているが、どうも様子がおかしい。  
何かを待っているような。緊張した様子。  
歩はいつもと変わらず料理雑誌を読みふけっているのに。  
沈黙。静寂。  
それが不意に破られる。  
「来いよ」  
歩の言葉に、ひよのが頬を染めて振り返る。何かをためらうような仕草。  
顔を俯かせつつ、指を絡めている。  
「今更、だな」  
歩は言い、その言葉にひよのは、歩の側に歩み寄り、跪く。  
頬を染めつつも、手馴れた仕草でひよのは歩の制服のジッパーを下ろす。  

細く白い指でひよのは器用に歩のモノをすくい上げ、ビクついた舌でそれを舐めあげる。  
舌で性器を舐めるのに抵抗を無くしたのが、1週間前で、性器を口に含めるようになったのは3日前。  
「んんうぅ……はふぅん……ちゅぱっ………ちゅッ」  
舌で下から舐めあげて、口に含んで。歯を立てないように、舌を動かして。  
ぐちゃぐちゃの液で手が濡れる。  
「はうんっ……なる…みさん……っ……」  
ひよのは涙目で上目遣いに、歩を見上げる。  
「だーめ」  
ひよのの意図することを理解して、歩は言う。  
「いじわる……っ…」  
「ほら、手が止まってるぜ。いつものようにイカせてくれよ」  
しばらくひよのは歩を見上げていたが、あきらめたのか、また舌を走らせる。  
「ふぅん……あふぅ……」  
色っぽい声と、水音が静かな部室に響き渡る。  
しばらく、歩のを口に含み、上下に動かしていると、歩の手がひよのの制服の中に侵入する。  
「んぅ? なるみさ…ひゃんっ!」  
興奮して歩のモノを口に含む前から尖らせていた乳首をひねられた。  
「やん、痛い……」  
「痛いの、好きなんじゃなかったのか?」  
笑みを浮かべて、歩は言うと、ひよのは小さい声で、マゾなんかじゃないですもん、と反論する。  
でも、下がどろどろに濡れていることは承知していた。  

「口がお留守になってる」  
歩が言い、ひよのは一旦放した上を向いた性器をまた口に含む。  
「んんっ」  
胸を愛撫されながらのフェラはやりづらい事この上ない。  
ひよのの下半身がガタガタとふるえている。  
下着をびちょびちょに濡らして、股にまで愛液が流れている。  
「辛そうだな」  
楽しむように歩は言った。  
「はぅん……鳴海さん……」  
アナタが愛撫してくれれば済むのにぃ。  

ひよのは耐えられなくなったのか無意識に、指を下半身に滑らせる。  
「ううんっ……はみゅう…っ…」  
自分の一番敏感なところを弄繰り回す。口では歩への愛撫を続けながら。  
口内で歩のモノが大きくなっていくのをひよのは感じた。  
「――――――っッ」  
歩が聞き取れない声をあげて、ひよのの口の中に白濁液がぶちまけらける。  
「――っあふんっ」  
口の中に大量の精液。これを全部飲み干さなきゃいけない。  
「んぅ……」  
涙を流しながら、ひよのは其れを喉の奥へと押し込もうとするのだが、うまく行かない。  
「――っあッ! かはっ」  
いつもと同じように、吐き出してしまう。  
「あふ……なるみさ…」  
「今日もだめだったな」  
「意地悪いわないで………挿入れて下さっ」  
色っぽく上目遣いで見上げたところで、歩が哀願を承知する分けないことをひよのはよくわかっていた。今までがそうであったように。  
「だーめ」  
必ずこう言う。  
買い物して帰らなきゃだから、と言って歩は部室を後にしてしまった。  

いったい、この体、どうすればいいんだろう。  

いつもこうだ。  
歩が『来い』と言えば、奴隷のように跪き、奉仕する。  
「全部飲めたら挿入てやるよ」  
ひよのは処女ではなかったものの、男への奉仕行為などしたことなどなかった。  
それでも、たどたどしい愛撫に歩は感じでくれたし、次第に抵抗もなくなっていった。  
最初は強姦のようなものだったけれど――――。  
「んん……ふぅ」  
歩が立ち去ってしまったら、残るのは疼いているひよのの体だけだ。  
自分の一番敏感な部分が、ひくひくと唸っている。  
行為中と同じようにひよのは指をそこへ走らせる。  
「あふっ……」  
クリトリスを中心に弄繰り回す。たまに膣に指を差し込みながら。  
本当は自分じゃ満足できないのに。  
涙ながら、ひよのは自慰行為を貪る。  
「うううんっ…はみゅっ」  
もう少し。  
もうすこしで絶頂が迎えられそうだった。  
意識は半分あちらに飛んでいた。  
だから、部室に近づく気配にひよのは気づかなかった 

くすくすと乾いた笑い声が、後ろから聞こえた。  
「あぅ…!?」  
「随分、楽しそうなこと、一人でやってるんだね」  
突然の、訪問者。自慰行為の最中のひよのの前に、蒼然と立つカノン。  
「嫌だ……っ見ないでくだっ……ん――――っ!?」  
カノンは押さえつけるように、ひよのの手首をつかみ、唇を強引に重ねた。  
「んんっあッ…」  
唇をゆっくりと開かせて、舌を差込み、歯列をなぞる。  
歯茎さえも抜かりなく舐め上げ、おびえる様に小さく引っ込められたひよのの舌を絡めさせる。  
「やだッ……やめてくださッ!!」  
刹那の快楽が与えられた、唇をひよのは自らカノンを突き飛ばし、放してしまう。  
「いいの? そんなにヒクヒクしちゃって、苦しそうじゃない」  
カノンはあわれもなくさらされたひよのの其れを指し、くすりと笑った。  
「こうしてほしいんじゃないの?」  
そう言うとカノンは、ひよのの制服をあっという間に千切ってしまう。  
ひよのの顔が羞恥で染まる。  
「なにするん――」  
カノンは薄い下着をも剥ぎ取り、勢い良くひよのの乳房を揉みしだく。  
「やっ……んあっ」 

「可愛い声だね。いつもそんな風に鳴かされてるの?」  
カノンはひよのの髪をぐっとつかみ、引き寄せる。  
「んあっ」  
まつげの長さが分かるほどに、顔との距離が縮まる。  
「知ってたよ。この時間帯、いつも歩君に奉仕してただろう?」  
カノンはそう言って、ひよのの秘所に指を走らせる。  
「んぅ…、あふぅぅっ、いっや、こんなことっ」  
ひよのの言葉を無視して、カノンは秘所に舌を走らせる。  
「こんなに濡らしてる。洪水だよ」  
べちゃりと水音を立てて、カノンは秘所を指で広げ、舌を差し込む。  
ねっとりとした愛液が床にまで滴る。  
「やあっ…! ひゃっ……あっあっはふぅん…!」  
(こんなこと、望んでないのにっ!!)  
ひよのはカノンを心では阻みながら、体はそうはいかないことに、腹を立てる。  
抱いてほしいのはカノンではないけれど、歩はまともに抱いてくれはしない。  
「っあ、カノンさっ……!」  
この疼いた体、どうすればいい。  
求めるように、ひよのはカノンの名を口にした。  
「奉仕してくれる? 僕の」  
カノンはズボンのジッパーを下ろし、既に膨張した其れを、ひよのの口元に寄せた。  
「いっ……や……」  
ひよのは首を振って阻んだが、強引にそれは口の中へ押し込まれた。  
「歯を立てたら、こうだよ?」  
カノンは言い、桜色の乳首が立った胸元に、銃を突きつける。  
「んーっ…、ふあ……ちゅっ、」  
ひよのはいつもするように、舌を動かす。  
恐怖がぴったりと背中に張り付いたようだ。でも、どこかで、カノンは発砲しないことをひよのは知っていた。  
「もっと、根元まで口に含んで……そう、いいよ…。毎日、こんなお人形みたいに可愛い女の子に、奉仕されたら、たまらないね。歩君も、他の女の子に興味がないわけだ」  
ひよのはカノンに指示されたとおりに、根元までカノンの其れを含み、ピストン運動する。根元まで含んで、唇でこするように、上下に動かす。  

「ううんっ…、カノンさ……わたし…んんくぅ」  
上目遣いにひよのはカノンを見つめた。カノンは頷いて、いいよ、と言う。  
「上、乗ってごらん?」  
「う、上ですか……?」  
カノンは胡坐をかいた自分の足をぽんっと叩き、ひよのに乗るようにいう。カノンの其れは反るように上を向いている。  
ひよのはカノンの方に片手をかけ、もうひとつの手で、自分の秘所を広げながら、ゆっくりと腰を下ろす。  
「あ……ぅッ! はあっ…イヤだ、入らな…――――」  
ひよのの秘所は十分に濡れていたが、カノンの其れは大きく膨張し、なかなか入らない。  
それを見たカノンは、ひよのの腰をぐっと掴み、一気に自分の物をひよのの中へ突き立てた。  
「いやあっ!! 痛ぁぁっ! イヤだ、ふあっ、ぬいてぇっ!!」  
あまりに大きいそれはひよのに痛みしか与えなかった。それでも、カノンはそんなことは耳に入らないように、下から、勢いよく突き上げる。  
「入れて、って言ってそれは無いんじゃない?」  
ううん、と言葉にならないうめき声を上げて、ひよのは涙目でカノンを睨む。  
「大丈夫。すぐ、良くなるよ……」  
カノンはそのままひよのを押し倒し、自分の物を入れたり出したりして、ひよのをあおる。  
「ぅんふぅっ……」  
カノンの言うとおり、次第にひよのの声は甘く変化し、腰を振るようになる。体位は正常位から、バックに変わり、カノンの動きも激しくなる。  
「んっ…あああんっ、カノンさん、もっとぉっ、…ひやあ、おかしくなりそ……っ」  
ひよのはあわれもなくカノンに腰を振り、カノンはそれにあわせて激しく突く。  
「ッ……行くよ」  
カノンはそう宣言したが、ひよのは不満そうに声をあげる。  

「やあっ……わたし、まだっ……くふぅっ」  
ひよのはそう言ったが、カノンはひよのの口を塞ぎ、勢い良くひよのの中へ欲望をぶちまけた。  
「ふああああんっ……!やっだ…熱………っ!」  
頬を赤く染め、ひよのは酔ったようなとろけそうな顔をする。カノンは荒い息を吐き、一つ大きく息をつくと、ひよのから、自分の物を抜いた。  
「え…あ、カノンさん…?」  
まだ絶頂へ登りつめていないひよのは不安そうにカノンを見つめる。  
それににやりと笑みを浮かべ、カノンは言う。  
「そこに、手、ついてよ」  
カノンはカーテンのかかった窓ガラスを指差す。  
ひよのは立ち上がり、言われたまま、そのガラスに手をつく。その窓ガラスは前面にガラス張りで、中庭が見渡せるのだが、それは中庭に居る人間にも同じことで、歩に奉仕するためにいつもそれにはカーテンをかけているのだ。  
「こう、するんだよ……っ」  
カノンは言い、勢い良くカーテンを剥ぎ取った。  
「ひあ……っ!!」  
ガラスに手をついた布一枚纏っていないひよのは全身をそのままさらされる。  
「いっや、何するんですかあっ」  
カノンのほうへキッと振り向こうとしたが、そのとたん、バックの体勢でカノンのものが、ひよのの中へ再度挿入される。  
一度精射したにも関わらず、カノンのそれは硬く反っていて、ひよのを黙らせるには十分だった。  
「大丈夫だって。誰も上を見上げやしないよ」  
カノンは言い、それよりイキかけだったんでしょ?と強く腰を振る。  
「ああんっ…ふあっ、あふぅぅぅっ!!」  
見られてるかもしれない、という恐怖と強く押し寄せる快楽とで、ひよのの体は高く興奮する。  
「可愛いよ。本当に可愛い。歩君じゃなくて、僕のものになろうよ?」  
今にも絶頂を迎えそうなひよのに、カノンは耳元でささやく。  
「くふぅ……あああああぁああぁぁぁああっっッ!!」  
ひよのは返事をしないまま、絶頂を向かえ、気絶するように、床へなだれ込む。  
倒れたひよのを抱きとめ、カノンは汗で顔にくっついた髪を丁寧に払ってやる。  
それから、ぎゅっとひよのを抱きしめ、こう言う。  
「イヤだって言ったって僕のものにするけどね」  

 

ひよのが目を覚ますと、そこは自宅のベッドで、周りに人の気配は無かった。  
「んぅ……?」  
起き上がって、窓の外を見ると、随分暗かった。時計を見れば、10時を回っている。そこまでして、ひよのはいままでのことを不意に思い出した。  
「ヤダ……私……」  
ひよのは自分のしたことに罪悪感を覚え、口元を手で覆う。  
(私は鳴海さんのモノなのに)  
たとえ、歩が抱いてくれなくても、愛してくれなくても、自分は歩のものなのだ。歩がそう言った、その日から。  
ひよのは不意に、下半身の違和感に気づく。なんだろう。恐る恐る、秘所のあたりに手を伸ばす。  
「え……?」  
何か入ってるような、異物感。まさか……。  
ひよのはスカートをめくり、確かめてみたが、やはりそうだ。膣の中にバイブが挿入されている。  
「やっだ……、カノンさん……?」  
すぐさま、ひよのはそれを抜こうとするが、そのとき、チャイムが鳴った。  
どうせ、たいした客じゃないだろうと、ひよのはそのまま玄関先に向かった。一人暮らしなのだから、他に出るものも居ないし。  
それが間違いだった。  

「……鳴海さん…?」  
呆然とひよのは来る筈の無い来客を見つめた。なんのようですか、と聞く前に、歩が口を開いた。  
「なにがあった?」  
「え…?」  
「メール。すぐに来いって言うから来たんだぞ。なにがあった?」  
メール? もちろん、ひよのはそんなもの送っていない。  
良く見れば、歩は肩で息をしている。走って此処まで来たんだろうか。  
「鳴海さん、私、メールなんて入れてませんけど……?」  
は? と歩は首をかしげ、携帯を取り出し、ひよのに渡す。  
「………」  
確かにそれはひよのの携帯のアドレスで、「すぐ来て下さい」と書いてある。  
一体どういうことなんだろう。それより、なぜ、ひよののアドレスが?  
「鳴海さん、とりあえず、上がってくださいますか?」  
「……ああ」  
不機嫌気に歩は頷き、何度も来たこの部屋の本革のソファにどかっと音を立てて座る。  
きっと、ここまで必死で走ってきたのだろう。  
なんでもなかった、なんてたちの悪い冗談。  
「ええっと」  
ひよのは自分のバックをあさって携帯を探す。しかし、予想通り、それは無かった。  
きっと――――、カノンが持って行ったんだろう。でも、一体何のために、歩にメールなんて打ったんだろう。  
私と鳴海さんを会わせたかった? どうして?  
そして、ひよのは気づく。下半身の異物感。  

「無い、なんていうんじゃないだろうな、携帯」  
歩は不機嫌気にいい、気がついたように部屋の電気をともす。  
どうしたものか。  
ひよのは頭をフル回転させてみる。一旦、席をはずそう。それでことが済む。  
「鳴海さん、わたし、ちょっと……」  
苦笑いをして、ひよのは席を立とうとする。しかし、それは不幸にも阻まれる。  
「鳴海さん……?」  
歩はひよのの腕を掴み、そのまま自分のほうへと寄せる。  
「携帯、無いんだろ?」  
ええ、まあ、どこで落としたんでしょうね。ひよのは曖昧にはぐらかし、歩から離れようとするが、強い力で腕をつかまれ、ままならない。  
「じゃ、誰かが拾って、俺にメール打ったわけだ」  
「どうしてでしょうね」  
ひよのは冷や汗をかきながら、歩から離れようとするが、歩はまだ不服そうで、首をかしげて、得意の推理を頭で働かせているようだ。  
「離してくれません…?」  
「イヤだ」  
歩はそのままひよのの腕を引き、バランスを崩したひよのは歩の胸へ顔をうずめる。  
「なんのつもりですか?」  
冷静を装って、ひよのが聞く。  
「ちょーどいい時間帯だなあ、と思って。運動もしたことだし」  
「なんですか、それ……」  
歩の意図することを感じ取り、ひよのは離れようとするが、優しく抱きとめられて、そうは行かないようだ。  
(どうして、こういうときに……!!)  
ひよのはすこし力を入れて、歩を突き放す。  
驚いた歩は、すこし呆然としていたが、離れたひよのをまた引き寄せ、今度は床へと押し倒す。  
「初めてだな。あんたが反抗するなんて」  
楽しげに笑い、歩はひよのの頭に手を回し、唇を重ねる。初めてのことだ。  
求めるように、吸うように、舌を絡め、甘噛みする。  
「鳴海さん……どうして」  
いままで、こんなに優しくしてくれたことなんて無かったのに。  
歩は答えず、口から下、首元から鎖骨までキスを降らせ、丹念に愛撫をする。  
「あの慌て様からすると、知ってんだろ、あんた。携帯、誰が持ってんだ?」  
代わりに、歩はひよのにとって痛い質問をした。  

 

楽天モバイル[UNLIMITが今なら1円] ECナビでポインと Yahoo 楽天 LINEがデータ消費ゼロで月額500円〜!


無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 解約手数料0円【あしたでんき】 海外旅行保険が無料! 海外ホテル