初めてジュリエットに会った時、僕は物乞いの娘かとおもったんだ。
見たことが無いほどボロボロの服。むき出しになった白い肩に、膝上までしかないスカート。
スカートには、ところどころ破けていて、真っ白な太ももが覗いていた。
僕は、見ちゃいけないと思って、でも目をそらせずに、何度も何度も見てしまったんだ。
特に彼女が激しく動き回ったり、ジャンプしたときは、そこへ目が釘付けになっちゃって、気が付かれないか胸がドキドキしてた。
それだけでもすごいのに、刺激的なことはもっともっとあったんだ。
窓から、彼女が家の中に入るとき。中に入るために押してくれって言われて、神様に誓って、そんなつもり全然なくて、言われたとおりに押し込もうとお尻を押したらギュムってなって。
や、やわらかくて、手にずっと感触が残っていて、女の子のお尻に触るの初めてで、ズボンが痛くなるほど突っ張った。
それから僕らは、屋根裏部屋に行って。あのバネ足ジャックの衣装があったことに驚いて、彼女・ジュリエットが侯爵令嬢だったことに驚いた。
でも、一番の驚きは、偶然不幸な事故で見てしまった彼女の着換えだった。
突然、着替えるって言い出して僕の服を出せって言って、「早く脱ぎたいの」とか言って、言われたとおりに服を出したら、文句をいうから「着なきゃいいだろ」って言ったんだ。
そしたら、ボロボロになった服の胸の部分を掴んで迫ってきて、ふ、膨らんだ胸の部分が目に入って、思わずそこから目が離せなくなっちゃって、でもそれに気が付かれちゃって。
用意したシャツ投げられて「覗かないでよね!」って、僕はすぐに「覗かないよっ!」って返したけど、頭の中はジュリエットで一杯になっていたんだ。
だからといってもちろん、着換えを覗くなんてことはするつもり無かったんだ。
けど、不幸な事故で着替え中の……何も体に身につけてない状態で、ズボンを穿こうとしているジュリエットを見ちゃったんだ。
真っ白な背中に、スラリと伸びた足、まだ手に感触が残っているま〜るいお尻。全てが初めてで、全てが衝撃的だった。
怒られて、物投げられて、そこらにあったシャツで目隠しをしたんだけど、本当は薄い生地ごしに全部見えていたんだ。
目隠しをした僕に安心した、無防備な姿のジュリエット。僕は、何気ない振りをしながらその光景を目に焼き付けた。
貸した僕のシャツからこぼれ出た、握りこぶしを固めたくらいに膨れた乳房とピンク色の可愛らしい乳首。
僕の服だって言うのに、それはとても扇情的で、倒錯的で、僕は痛いほど高ぶっていた。
それから聞かされた、ジュリエットの話。
写真家の家で、いろんな姿を撮られてしまったジュリエット。その本人の話はとてもとても刺激的で、その写真が見たい一心で僕はジュリエットについていくことにしたんだ。
うまくいけば、うまくすれば、その写真を手に入れらるかもしれない。
着換えを覗いてしまったときも見れなかった、ジュリエットの女の子の部分。
その大切な場所を自らの指で開いて見せている写真を想像して、僕はズボンの中に粘性のある液体を出してしまったんだ。