スターオーシャン  

「あ、あれ?あれれれ!?」  

キーボードを触るレナの顏がひきつった。  
視線の先にあるモニタには、ものの見事に触っていたコンピュータが初期化されていく様が展開されていく。  

「ど、どどどどど、どいしよう!?なんかどんどんデータが消えていくんだけど……」  

おろおろとうろたえるレナは機械オンチだった。しかもかなりの天然の。  
普通、外部の人間がチョチョイと触った位ではデータ抹消までは絶対に至る事はない。そんなプログラムが組まれているマシンに十賢者のデータがはいったりなどしていたらネーデはとっくに大混乱に陥ってる筈だから。  
そのプログラムの穴にそれと知らずに入り込めてしまうあたり、レナにはデバッガーの素質がうかがえる。  

「ど、どうしよう……なんかものすごくヤバいんじゃ……!?」  

さすがに状況が飲み込めたレナだが、どうする事も出来ない。  
うろたえている間にもデータはどんどん消失していく。  

(えっと……)  
(やっば、受付の人に言った方がいいよね……)  
(正直に言ったら許してくれるだろうし……)  
(でも……かなり重要そうなデータもあったみたいだし……)  
(もしもとんでもない責任を取らされたら……)  
(そうなったら、皆に合わせる顔がないし……)  
(でも……)  

そうしてコンピュータが全てのデータを消去した瞬間、心優しき癒しの少女が出した答えは、  

(逃げよっ)  

だった……  

 

「君ね、こう言う事されちゃ困るんだよね!」  
「うう……」  
「君が消しちゃったデータ、復旧させるのに何日かかると思ってるの!?」  
「い、いえ……」  
「3日たよ3日!!その間、ここのシステムは全て停止だ!一体どれだけの損害が……」  
「すいません!すいません!」」  

サイナードの研究室の片角にあるオペレーター室の一角で、レナは係員に取り調べを受けていた。  
あの後、逃げ出したまではよかった。  
が、間の悪い事に研究所を出た所でレナはクロードとバッタリ会ってしまった。  

「あああら、クク、クロード!ど、どうしたのこんなトコで……」  
「?レナ、なんでそんなに焦ってるんだい?」  
「え?あ、あら、別になんでもないケド……?」  

仲間に今してきてしまった事がバレる訳にはいかなかった。いらぬ迷惑をかけまいと、殆ど混乱を極めてしまっていた少女が必死に取り繕う姿に不信をかんじつつもクロードは「じゃあ後でね」と手を振って研究所へと姿を消した。  

 

「ふぅ……よ、よかった……なんとかごまかせたみたいね……。もうこれからはああ言う機械触るのやめよ……」  

そう言いながら俯き、一際大きな溜め息をついた後、頭を上げるたレナの顔から一瞬にして生気が失せる。  

「ほぅ……今のマシントラブルを起こしたのは君か!」  
「ぁ……ああっ……!?」  

そこにはクロードと入れ替わる様に、レナ、もといコンピュータを壊した張本人を目撃し、追ってきた係員が立っていた……  

「とにかく!!君にはきっちり責任を取ってもらわないとな!!」  
「せ……責任……ですか?」  

レナは既に半泣きだった。目尻からは既に涙が溢れんばかりに溜り、ちょっとの刺激で頬から首筋へ流れ落ちる準備万端と言った体でいて。  
普通、女の子にこのような仕草をされると男は一歩引くモンだが……この少女の場合、それ以上に加虐進を煽る様にできているらしく、係員の゛尋問゛をエスカレートさせる麻薬と化していた。  

「でで、でも!おかしいじゃないですか!?」  
「何が!?」  

レナはある事に気が付き、軽く涙を拭った後係員に心持ち強めの視線を返す。  

「だって、あたしみたいな素人がちょーっと触った位で消えるなんてありえないです!!機械になにか欠陥があったんじゃ!?」  

それはもっともな言い分ではあった。しかし、係員は鼻て笑いながら切り返す  

「ここ最近な、ここのコンピュータにハッキングを繰り返している者がいたんだよ。内部からデータを脆弱にしておいて、外部から物理的にデータを消そうとしていた……となると、辻褄が合うと思わねぇか?なぁ。」  
「え!?そ、そんな!!それの犯人も私だって言うんですか!?」  
「他に誰がいる!?第一お前さんがデータを消したのは紛れもない真実じゃないか!?」  
「そ……それは……そうですけど……でもぉ……」  

なんでこんな、都合の悪い事ばかりが重なるのか……レナが自分の運の悪さを呪っている時、場違いで素っ頓狂な声が聞こえてきた。  

「あれぇ?何をやってるんですかぁ?」  
「……え?」  

振り向いた先、部屋の入り口近くにいた声の主は、生物学者のノエルだった。  
相変わらずな細い目の青年は、ドアを半開きにして身を乗り出すように中の様子を探っている。  

「ノエルさん!?」  
「ああ、レナさんじゃないですか、久しぶりです。どうしたんですか、こんな所でレナさんが怒られているなんて……?」  
「え、あ、ノ、ノエルさんこそお元気そうで……。いや、あの、実は……」  
「ノエルさん、この女知ってるんですか?」  

突如顔見知りが現れた状況にレナは、安心した様な、バツが悪いような複雑な感情に襲われた。  

「いや、この女がですね、ここのコンピュータにハッキングしてデータを消してしまったんですよ。ですので責任を取らせようとですね……」  
「はぁ……それは大変ですねぇ」  

相変わらずの緊張感ゼロの声が部屋の中に加わる。  
以前、紅水晶の洞窟でサイナード獲得の助勢を買って出てくれた生物学者。  
彼は今も、観察保護区で動物達の管理をしており、今日は資料を取りにトランスポート経由でこの研究所へ赴いていたと言う。  

「いや、さっき表に出たらですね〜。見知った顔の女の子がいまして。後をつけてみたらレナさんだったとは〜いやはや。」  
「はぁ……」  

ノエルの間延びした喋りに、係員もすっかり勢いが萎えつつあった。  

「でも、そろそろ開放してあげたらどうですかねぇ?」  
「ど、どうしてですか!?ここ最近この研究所にハッキングしている連中の仲間かもしれないんですよ!?」  
「ああ、それはありえませんよ〜。彼女はナール市長が直接関わってる、例の勇者一行の女の子ですからね、私が保証します。」  
「え!?ナ、ナール市長の!?」  
「ええ、ですからこの子を拘束するのは研究所のためにもよくないと思うんですけどね。」  
「ううっ…」  

事態は、一気に好転した。  

 

「本当に助かりました、ノエルさん。」  
「いえいえ、別にいいんですよ〜」  

係員から解放されたレナは、瞬間移転装置トランスポートを経由してノエルの家に来ていた。  
ナールの名前を出したあの後、ノエルと係員の交渉は思ったよりも難航していた。  
研究所としては、ナールの後ろ盾があると言ってもコンピュータのデータを抹消した犯人には違いなく、「はいそーですか」とレナの身柄を渡す訳にはいかない。かと言ってこのまま拘束していても立場が危うくなる。  

結局、コンピュータのセキュリティに問題がない事を確認できる夕方まで身柄をノエルの自宅に預ける事になったのだ……とレナはノエルから聞かされた。  

「まぁ、僕の部屋からは紅水晶の洞窟に行く道以外は海に囲まれてる、と言う状況ですからね。」  
「本当にすいません……お手数をかけてしまって……」  

助けてもらった負い目と助かった安堵感も手伝ってか、何度も深々と頭を下げる。  

「どうですかぁ?旅の方は順調に行ってますか。」  
「ええ、なんとか。もうすぐ十賢者の本拠地へ向かう事になるんじゃないかと……。」  
「ふーん……そうですかぁ……」  
「ええ……」  

話がなかなか続かない。顔見知りだとは言ってもレナとノエルは紅水晶の洞窟へサイナードを手にいれる用事でほんの僅かな間、同行していただけで決して間柄と言う訳ではなかったからだ。  
ついでに言えばレナは、目の前の動物学者・ノエルに対しては、最初に会ったときからあまりいい印象を持っていなかった。  
一件、優しげな好青年に見えるノエルに対して(なんて言うか…あたしの事、違う目で見てる気がするのよね……)と言う感想をレナは持っていた。  

実際、紅水晶の洞窟探査時も彼はレナの傍について離れず、常に閉じている様にすら見える視線は彼女を舐めるように見つめていた。  
そして今も、テーブル越しに向き合うノエルは、レナに対して少し違和感すら覚えそうな視線を送っている…様に、レナは感じている。  

(ううっ……やだなぁ……助けて貰ったとは言え……)  

「そう言えばあれから結構経ちますからねぇ。」  
「あ、そ、そうですね、はい……」  
「僕も十賢者の討伐に参加したかったんですよねぇ、本当に」  

ぎくっ、とレナの肩が揺れた。  
「でででも、ノエルさんは動物達を守る仕事がありましたから……」  
「ははは、ないですよそんなのは。この仕事は趣味でやってるものですからねぇ。」  

やばい。レナは焦り始めた。この会話の流れは……  
「そうだ、今からでも遅くないですよ?僕もレナさん達の旅に参加しましょう!」  

やはり。そう来たか……自分にただならぬ視線を送る男の申し出を避けるために、  
「え、あ、で、でも、あたし一人ではそれは決められないし……」と、少し震える声でなんとか断りを入れようと必死に誤魔化す。  

「それに、ほらノエルさんは……」  
「レナさん?」  
「は、はひっ!?」  
「僕が一緒に行くの、嫌なんですね?」  
「え!!?や、あ、そうじゃなく、あああの……」  

本心の近くを不意に踏まれて、レナの動揺が一斉に広がって行く。  

なぜ?  
ちょっと本音を突かれただけなのに?  
なんでこんなに動揺を!?  

レナの本能が、「まずい」と告げ始めた。実際、目の前にいる青年の瞳からは、ただならぬ気配が漂い始めていた……  

「うーん………じゃぁ、しょうがないですねぇ……本当は、一緒に同行して自然な流れでしたかったんですが……嫌われてるんじゃ、しょうがないデスヨネェ?」  
「ノ、ノエル……さん?」  

ナニを言ってるのだろう?  
少なくとも、ノエルの目は既に獲物を逃さないための光を放っていた。  

「レナさんとはですね……一回、してみたかったんですけどねぇ……交尾を。」  
「!?」  

レナの頭が真っ白になる。  
交尾?性交?  
まさか……  

全身の力が一気に抜けていく感覚の中、気がつくとレナは悲鳴を上げながらノエルの差し出す手を必死に払いのけながら彼の家を逃げ回っていた。  

「待ちなさい!!」  
「いや!いや!いやぁぁ!!」  

目に涙を溜めながら、手首を掴まれそうになっては振り払い、床に散乱した書物等につまづきながら、必死に彼の追跡を振り切ろうとする。  
しかし彼の家の中を逃げ回っている限り、いずれは捕まってしまう。  

(そうだ!!トランスポート!!)  
「あっ!!おお、お待ちなさい!!」  

レナは踵を返して、彼の部屋の中にあった研究所直通のトランスポートを思い出し、一直線に走り出した。  
梯子の隣の薄暗い入り口を突きぬけトランスポートに立つレナを、男が慌てて転がり込んでくる。  

(やった!入ってしまえば大丈夫だわ!!)  
レナは慌てて駆け込んでくるノエルの様子を見ながら安堵の表情をうかべた。が、しかし、転送対象物が侵入した瞬間に動き出すはずのトランスポートは、全く動く気配を見せなかった。  

(え!?う、動かないじゃない!!なな、なんで!?なんで!?)  

再び動揺の色を見せ、スイッチを捜したりガラスを叩きながら作動を促す。  

「んっふっふっふっふ………」  
「ひっ!!」  

気が付けば、今まで見せた中で一番いやらしい笑みを浮かべたノエルが迫ってきていた…。  

 

「いや………いやぁ………来ないで!!」  

一歩一歩、今度こそ獲物を逃がさぬように慎重に歩を進める。  
その慣れた動きは、動物学者の成せる業か。それとも、普段から女性に対して……?  

「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」  
「ふっふっふ〜……叫んだってムダですよレ〜ナさん?僕の家を含むこのひろーーい島は、人間は僕とレナさんしかいませんからねぇ。そうそう、トランスポートの電源は切っておきましたから。」  

そう言いながらノエルはレナの背後から彼女を強く抱き締める。  

「やぁっ!!」  
「トランスポートなんて、電気が通じてなきゃタダの袋小路なのに…馬鹿ですねレナさんは…ふっふっふ……ここしかない逃げ場に飛び込むのを待ってたんですよ〜。」  

言いながらレナの首筋に舌を這わしながら耳元で呟く。慌てていたのはここへ誘導するための芝居だったのか。  

「あなた程の体術の持ち主を抑え込むのは骨が折れますからね。こうでもしなきゃ……簡単に逃げられるでしょ!?」  

ビ―――――――ッ!!  
「いやあああああああああ!!」  

言葉尻に力を入れながらノエルはレナの青い上着を引き裂く。と同時にレナの肌が、小振りな胸が、ノエルの前に露出していく、と同時にしゃがみ込んで両腕で隠すレナ。  

「酷い!!なんてことするんですか!?こんな事して………こんな事して……こん……」  
「ふっふっふ……いいんですよぉ?レナさんは今、僕の所に観察保護処分中なんですよ?抵抗するならハッキングの主犯格に仕立て上げて牢屋に入れてもいいんですけどねぇ?」  
「な……!?なにを……!?だって、そんな事したら、ナールさんに……」  
「バレる事はないですよ。男性研究所員全員で隠蔽してしまえばいい事ですしねぇ?」  
「そ……そんな!!」  

その場にへたり込む。どうにもならない絶望感が胸の奥に漂い始めた……。  

「では、茶番はこの位にして、始めましょうかネェ?レナさん。」  
「やだ………やだぁ…………」  

力なく首を横に振るが、抵抗力が明らかに薄れていくのをレナ自身がイヤと言うほど感じていた…  

 

「ああっ………はぁっ!!!いや、ぁ………はぁぁっ!!」  

無骨な両手に腰を掴まれたままレナは精一杯、唯一自由なままの言葉だけで抵抗してみせた。  
しかし逃げ場を既に失っている少女の花芯は背後からノエルに繋がられ、激しい動きにだらしなく涎を垂らし続ける。  

(やだ……やだ!!助けて、助けて……!!こんなの、こんな……のって……ああっ!!)  
「フフフ………レナさん、すごく気持ちいいですよぉ!!ふふ……………ふふふふふ!!」  

不気味な笑みを零しながらノエルはパン!!パン!!と激しくレナに自分自身を打ち付ける。  
その度にレナのクチから零れる  
「はっ」  
「うぁっ」  
「いやぁっ!!」  
と強がりで必死に塗り固めようとする嬌声が、彼の脳天を熱く刺激していく。  

「いやぁっ!!だめ、あああああっ!!」  

ずちゅ……と接合部に鈍い音を響かせた後、ノエルの腰の動きが一旦止まった。  

「ふ……ふぇ……?」  
「ふっふっふ。レナさん、僕は今、こうしてレナさんと交尾している事が幸せでしょうがないですぅ……ふふ…………ふふふ……」  
「いや……もぉ、やぁ………!!ノエルさ……ひど……はぁぅ!!」  

レナの反論を聞く間も惜しむように、ノエルはその両手をレナの腰から両胸へと移し、揉みしだき始める。  

「はぁああああん!!うぁ、あああん!!」  

後ろから大事な部分を貫かれ火照った身体に、敏感な性感帯を乱暴に弄られる事により、レナは悲鳴にも似た艶やかな声を上げた。  

 

薄暗いトランスポートの中。  
レナの頬はガラスに張り付かされたままの状態で、吐く息が曇らせたガラスに水滴をつけて行く。  

「でもねぇ、ひとつ残念な事があるんですよぉ」  

言いながらノエルは目一杯腰を一回だけ打ちつける  
下半身の刺激が一時的に弱まった所に一際強い刺激を与えられ「ひあああああん!!」と自分でも情けなくなるほどの悲鳴をレナは上げた。  

「レナさんって、その年で処女じゃなかったのが残念でなりませんねぇ〜。一体、あのメンバーの誰を毎晩この身体であやしてるんですかねぇ?」  
「そ……そんなの、ノエルさんにはかんけ………あああっ!!」  
「誰としてるんですか?ねぇ?」  
「お……教えません!!」  

成すすべなくノエルに犯され続けるレナは、せめてなにか一つでも抵抗を貫き通そうと必死に答える。  

「教えてくれませんかネェ?」  
「や……やです!!」  

はぁ…はぁ…と、息絶え絶えになりながらも言い飛ばすレナ。  

「えーと……ボーマンさんとですかぁ?」  
「………」  
「うーん、強情ですねぇ。ではクロード君?……ディアスさん?……アシュトン君とか?……まさか、レオン君とかじゃないですよねぇ?」  
「……く……うう……」  
「ふっふっふ……そーですかそーですかぁ。レナさんの身体って面白いですねぇ。本命の名前言った途端に締め付けが激しくなりましたよぉ。」  
「………ッ……!!!」  

最後の砦を崩された気分に落とし込まれ、レナはずるずると膝を落とした。  

「いやあ、実にレナさんの身体は興味深い。生物学者としての血が騒ぎますよぉ。」  
「は………あああ………あああああああああ!!」  

がくっと両手もつく。  
今、レナに覆い被さっているのはノエル。頭に浮かぶのは、好きなあの男……。  

「ご………ごめんなさい……ごめんなさい……」  

うわ言の様に好きな顔を浮かべながら、男に対して謝るレナ。  

「いいでしょう。ではレナさん、彼を思い浮かべなさい。彼の顔を思い浮かべながら僕を受け入れなさい。そうすれば締め付けも激しくなって、僕も気持ちよくなりますもんねぇ。」  
「ひどい……ひどいよぉ!!わあああああああああ!!!」  

薄暗い部屋の中にレナの悲鳴といやらしい水音が鳴り響き続けた。  
レナの服は、上着もスカートもビリビリに引き裂かれ、ノエルが腰を打ちつけるその度に、レナの秘裂から噴き出す愛液を含んで彼女の身体に纏わりつく。  

「いや………ああ……あああ……わた………わたし………あああ!!」  
「はぁ、はぁ、い、いいですよぉレナさん!!そろそろ、僕も、はああ!!」  
「やぁっ!!だめ、いや!!中は、中はやめ………はぁぁぁぁぁぁ!!」  

レナの言葉を無視してノエルの動きにスパートがかかる。  
彼女の内壁を蹂躙している物体が一際大きく膨らんだ事が、彼女の恐怖を増幅させる。  

「い、いいじゃ、ないです、か、はぁ!!ふ……ふふふ!!た、たまには、違う男の精液を受け入れる……のも!!ねぇ!!?」  
「いやぁ、ひどい、ひど………はあああああああ!!」  
「くっ!!」  
「ああああ―――――――――――っ!!!」  

どくっ………どくどくどくっ………  
信じられない位の勢いでレナの膣内を受け入れ難い白濁液が流れ込んでいく。  

「あ…………あああああ………………」  

 

満足げに後片付けをするノエルの足元で、汗と、白濁液と混ざり合った愛液にまみれたまま、レナは呆然と横たわっていた。  

「ふぅ………よかったですよぉ、レナさん。」  
「……」  
「ふっふっふ……こんな具合のいい娘と相思相愛だなんて、彼も幸せモノですよねぇ?」  
「…………」  
「でも、彼にはここまで激しくされた事はないですよねぇ?よかったじゃないですか、普段体験できない事しちゃって。」  
「…………………ぅ……ぅぅ………」  

あくまでも、想い人を連想させる発言でレナを追い詰めて行く。  
火照り続ける身体を冷ますような冷たい床。  

(嫌っ………こんなの………嫌ぁ!!!)  

レナは、震える身体を抱えながら必死に意識を繋ぎ止める事しかできなかった。  

その後、帰途につくまでに自分がどうなったのか覚えていなかった。  
ただ、去り際にノエルに「ではレナさん、またね〜」と、何事もなかったかの様に挨拶された事を覚えていただけで…………  

 

「ありゃりゃ?データ消えちゃってるじゃない?」  

コンピュータを前にチサトは、ポリポリと頭を掻いた。  

「うーん、もしかして十賢者の秘密を探ろうとしたのがバレちゃったのかな?ま、いいか。データにアクセスする方法はいくらでもあるし!!こんなアクシデント位でくじけちゃ真実を追うなんてできないしね!!」  

イスから立ち上がりガッツポーズを取る女性は、自分の行動の影で身内にとんでもない事態が起きていたなど、微塵も感じていなかったのだった…………  

 

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