あれから、1年が過ぎ、ソフィアは実家を出て、一人暮らしを始めていた。  
彼との連絡は一月に一回、送られて来るメールだけ……  
しかも、いつも違う回線を使うから、こちらから送り返す事は出来なかった。  
 
メールが来るまではドキドキしながら待ち、  
メールが来てからはそれを何度も読み返す。  
そんな毎日の繰り返しだった。  
 
今月はまだメールが来ない、12:00を過ぎれば 来月になってしまう。  
「なんで送ってきてくれないの?何かあったの?フェイト……」  
フェイトが置いて行ったネコのヌイグルミを抱きしめ、  
泣きそうな顔でソフィアは呟き、そのまま眠りについた。  
 
夜も更けた頃、ドアを叩く音が聞こえて、ソフィアは目を覚ました。  
 
目をこすりながら玄関へ向かい、ドアを開ける。  
 
そこに立っていたのは……フェイトだった。  
 
「ただいま」  
「……さんざん人を待たせておいてそれだけなの?  
私がどれだけ心配したと思ってるの……  
私がどれだけフェイトの事だけ考えてたと思ってるの……  
他の男の人に告白されても断わって……  
ずっと、ずっと待ってたんだよ!」  
泣きじゃくるソフィアの頬を流れる涙を、  
フェイトはそっと指でそっとぬぐった。  
「待たせてごめん」  
ソフィアの唇に自分の唇を重ねる。  
ただ、触れるだけのキス。  
唇を離すと、ソフィアがフェイトを見つめ、こう言った。  
「本当にそう思ってるんなら……責任とって」  
その言葉の意味を理解し、フェイトはソフィアをベッドへと運んだ。  
 
そして、二人は朝まで愛し合った。  
今までの時間を埋めるように、お互いを慈しむように。  
 
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜  
朝、ソフィアが目を覚ますと、隣にはスヤスヤと眠るフェイトの姿があった。  
フェイトが隣に居てくれる。そう思っただけでソフィアの顔は自然とほころぶ。  
フェイトに抱きつき、ソフィアは昨日の事を思い出した。  
(昨日はちょっと言い過ぎちゃったな……  
フェイトの方だって色々大変だったハズなのに)  
「うぅん」  
フェイトが寝返りをうつ、するとソフィアのお腹に何か硬くて熱いモノが 当たった。  
(うわ……カチカチだぁ どうして朝からこんなのになってるんだろ?  
エッチな夢でも見てるのかな?)  
お腹の辺りでピクピクとフェイトのムスコが蠢く。  
(ひゃん!くすぐったい   
コレってやっぱり気持ち良くさせてあげないと収まらないのかな?)  
ソフィアは布団の中へ潜り、生まれて初めてのフェラを実行した。 
 
去年お風呂で見たときよりも、近くでアレを見つめる。  
こんなモノが昨日の夜自分を貫いていたのだ。  
目の前にあるフェイトのモノを掴んでみる。  
熱くて、硬い。  
(昨日終わった後はふにゃふにゃだったのに、  
こんなに硬くなるんだ……ちょっとびっくり)  
そんな事を考えながら、ソフィアは先端にそっとくちづけた。  
すると、フェイトの体がビクッと動いた。  
どうやら、起こしてしまったようだ。  
 
「ソフィア……何してるの?」  
「え、えっと あのね!朝起きたらフェイトのがおっきくなってたから、  
それで……余計な事しちゃったかな?」  
「いいよ、続けて。あと、舐めるだけじゃ無くて咥えてくれるかな」  
「うん、やってみる」  
 
ソフィアは少し顔を傾けて、先端の裏側の敏感な部分を唇で愛撫する。  
今度は舌を出して、初めはためらいがちに、徐々にしっかりと裏側を舐め始めた。  
(咥えて って言われたけど、ちゃんと口に入るかな?  
歯とか当たったら痛いよね?どうしよう?)  
ソフィアは傷をつけないように、大きく口を開いて、  
ゆっくりフェイトを飲み込んでいった。  
根本を握っている手に、唇が触れた所で一旦動きを止める。  
深く咥えると、舌を動かす余裕がない。  
口を少し手前に戻して、舌で愛撫する。  
フェイトの息遣いが、少し荒くなった。  
 
舌でカリの裏を丹念に舐める。  
フェイトのモノがさらに膨らんで、口の中いっぱいになった。  
舌を動かし続けるのに疲れて、手と頭全体を動かすことにする。  
唇がフェイトのモノを強くこするように、少し吸い付くようにしながら前後に動く。  
湿った、キスの終わりみたいな音がして恥ずかしい。  
「ソフィア……僕もう」  
フェイトが限界に近づいたようだ。  
少しずつ、手と頭を動かすスピードを速くした。  
 
最後の瞬間、フェイトが思いっきり腰を突き出してきて、フェイトの中から溢れたモノが  
喉に直接流れ込むのがわかった。  
ビクンビクンって脈打ちながら、次から次から溢れてくるモノで口の中がいっぱい  
になる。  
それを全部飲み干し、口を離す。  
最後に、私の唾液で濡れてしまったから、唇で拭いてあげた。  
 
「フェイト、気持ち良かった?」  
「うん」  
「自分でするより?」  
「比べものにならないよ、そんなの」  
「そっか……」  
「なんだよ、嬉しそうな顔して」  
「嬉しいんだもん……フェイト大好き!」  
フェイトの首に腕を回し、ソフィアは言った。  
 
もう私にはあなたしかいない、私が好きなのはアナタだけ。  
〜end〜 

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