FD世界で全ての真実を知り、エターナルスフィアに戻ってきた私達は、再びエリクール2号星へと行く事になった。  
ディプロの中に帰ってから、私は他の皆と会話らしい会話もせず、部屋に閉じこもっていた。  
(全て終わったと思ったのに)  
断罪者。ルシファー。そして、この世界。  
本当に気が滅入る事だらけだ。  
(生物兵器どころかゲームのキャラだなんてね……冗談じゃないわよ)  
目から涙がこぼれ落ちそうになるのを、必死に手の平で押さえた。  
「っく……」  
しかし、それだけで涙が止まるはずもなく、机の上にぽたぽたと涙が落ちて行った。  
 
─涙がとまりかけた頃、誰かがコンコンとドアを叩いた。  
「マリア、入るよ?」  
「あっ!」  
『まだ入らないで』と言い終わる前に、ドアが開き、フェイトが中に入ってきた。  
私の方を見た彼は、とても心配そうな顔をした。  
「泣いてたの……かい?」  
「……ちょっとね。ごめんなさい、なんかみっともない所みせちゃって」  
ゴシゴシと袖で顔を拭って、彼の方に顔を向け直す。  
「私はここのリーダーだから……この艦に居る間は絶対弱い所は見せない って決めてたんだけど、見られちゃったわね」  
私は無理矢理笑顔をつくった。ぐしゃぐしゃの酷い顔になっているだろうという事が自分でも分かる。  
そんな私の頭を撫でながら、フェイトはこう言ってくれた。  
「……僕の前じゃ無理しなくていいよ」  
「え?」  
「我慢して、一人で泣いてっていうのは疲れるだろう?僕はクォークのメンバーじゃないんだし、僕の前でも『リーダーだから』って気張る必要は無いよ」  
「フェイト……」  
「それにさ、男としては、弱い面も見せて、もっとこっちを頼ってくれた方が嬉しい。君はあんまりそういうの好きじゃないと思うけど」  
そういって、彼は少し照れくさそうに笑った。  
そのフェイトの言葉を聞いて、再び涙が溢れてきた。  
今度は拭う事をせず、ただ彼の胸で泣いた。  
 
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マリアは僕の胸に顔をうずめ、小さく嗚咽を漏らしている。  
僕は、泣きじゃくる彼女の体を痛くならない程度に抱き締めた。  
彼女が泣き止むまで、ずっとそうしていた。  
 
「もう大丈夫?」  
「うん、平気」  
と、マリアは笑顔を見せた。  
泣きはらして真っ赤になった顔だったけど、それは十分に魅力的だった。  
「元気になったみたいだね。ディプロに戻ってきてから死にそうな顔、ってのは言い過ぎか。なんだか、思いつめてる顔してたから心配してたんだよ」  
「もしかして、それで部屋に来たの?」  
「ま、そういうことさ」  
少しおどけた感じで言ってみる。さすがに素で言うのは恥ずかしかった。  
あんなセリフの後じゃ今更かも知れないけど……  
「ありがとう、フェイト」  
「どういたしまして。それじゃ、部屋に戻るね」  
「待って!!」  
きびすを返した僕の腕を、マリアががしっと掴んだ。  
「あの……今日は、一緒にいてほしいの」  
「え!?」  
「ダメ……かしら」  
懇願の表情でマリアが僕を見つめる。  
「いや、けど、それは何かと問題があるんじゃ」  
「私は平気よ」  
「や、でもね……」  
「私じゃ駄目なの?やっぱり、フェイトはソフィアが好きなの?」  
マリアは悲しそうな声でそう言った。  
 
はぁ……なんで僕は何してるんだろうな。  
女の子の方からこんな事言わせるなんて、駄目な奴だな全く。  
 
「駄目じゃないよ、僕はマリアの事が好きだから」  
「本当に?」  
返事のかわりに、唇を重ねた。  
「んっ……、んむ」  
マリアの口の中に舌を入れる。  
僕は舌で歯や口の中を愛撫した。  
「んんん、んぅっ」  
マリアの方も少しずつ舌を絡めてきた。  
慣れない感じで一生懸命こっちに合わそうとしてくれる、それが嬉しかった。  
マリアの瞳がトロンと潤んできた所で唇を放す。  
唾液が少し糸を引いて、切れた。  
「マリア、いいんだね?」  
彼女はこくんと頷いた。  
 
マリアをベッドまで連れて行き、服を脱がせた。  
「やだ、恥ずかしい……」  
下着姿になったマリアが恥ずかしそうにうつむき、胸を両手で隠した。  
「小さいから……あんまり見ないで」  
そういうマリアの腕をほどき、ブラの上から両手で揉みしだく。  
「あんっ……」  
確かに普通より少し小さいかも知れないが、手の中に収まって良い感じだ。  
「別に気にする事ないよ、ちょうどいいぐらいさ」  
耳元で囁いて、そのまま首筋に舌を滑らす。  
同時にブラを上に押し上げ、左手でまさぐった。  
「あっ!」  
両手と口を使ってマリアの薄い体を愛撫する。  
「あっ、ああん……だめぇ」  
マリアは全身を上気させ、呼吸を荒げる。  
すでに乳首は硬くなっていた。  
それを口に含み、舌で転がす。  
「あっ、く、あっ、あっ、あっ」  
切なそうな声をあげ、身をよじるマリア。  
僕はふとももを撫でていた手をショーツへと伸ばした。  
そこは、上から触ってもわかる程ぐっしょりと湿っていた。  
 
「すごいね、マリア。もうこんなになってるよ」  
「そんな事言わないで……」  
ショーツの中に指を入れ、軽く指の腹で撫ぜる。  
そのままゆっくり愛撫を開始した。  
「ああ……」  
マリアが身体をくねらせ、小さな声をあげる。  
僕は指を引き抜いて、ショーツをずらした。  
そこからは数本の糸が引いていた。  
「やだ……私こんな……」  
「恥ずかしがる事ないよ。十分感じてくれてる証拠だから」  
「……うん」  
「マリア、もういいかい?」  
「うん……貴方が欲しいの……」  
それを聞いてトランクスを降ろす。  
そしてマリアの中に腰を沈めた。  
 
「あああああああっ!」  
異物感と最初の抵抗にのけぞるマリア。  
僕はゆっくりとマリアの中心に進入していった。  
「んくっ!あっ、ん」  
一定のリズムで腰を前後させる。それに合わせてマリアの身体も揺れた。  
「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ」  
「ひぁっ!あっ、う、動いてるぅ!」  
「んっ、おくまで、あたって……」  
マリアが更に激しく身体を揺らす。  
「んあっ!ふぇいと……私もう」  
「イっていいよ、僕ももうすぐだから……」  
「う、ん……あぁぁぁん!!」  
マリアの中が収縮する。  
僕はギリギリで中からペニスを引き抜き、マリアのお腹に白濁液を飛ばした。  
 
「ん、んぅ」  
マリアが僕の横で寝息を立てている。  
終わったあとすぐに寝てしまったのだ。  
僕はそのマリアの髪をそっと掻きあげる、そこから覗いた寝顔は満足そうだった。  
 
この感覚が、この感情が  
そして、この隣に寝ている少女がツクリモノだなんて、僕は絶対認めない。  
ルシファーを必ず倒し、自分達の世界を取り戻す。僕そう心に誓った。  
〜終わり〜 

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