そう、まだ終わりでは無かったのだ。  
「あ、あああっ!?どっ、どうして、まだオ○ンコが疼いちゃうぅっ」  
「タイネーブもなのぅ?ファリンも感じるのぉぉっ」  
 タイネーブとファリンが再び悶え始め、二人の手が再度恥部へと向かっていく。  
「触るな!」  
 シェルビーが声を張り上げ、思わず二人の動きが止まる。  
「触るとこいつの命はないと思うんだな」  
 シェルビーは言い終えるや否や、片手でネルの髪をつかんで顔を引っ張りあげる。そしてもう一方の手で、隠し持っていた短刀を取り出し、ネルの首筋に近づける。  
「や、やめな!私がイッたら、タイネーブとファリンは開放するって話じゃないのかい!?」  
「ああ、確かにみごとなイキッぷりだった。潮を吹くやつなんて生まれて始めて見たな」  
「くっ、うぅ・・・」  
 先程の己の痴態を思い出し、そして顔を紅く染め上げるネル。  
「だから、さっきの『触るな』という命令も、貴様ら二人は別に聞く必要は無いし、破っても何も咎めない。だがネル、貴様の保有権はこの俺だ。今から貴様は俺の道具だ」  
 シェルビーはそういいながら、ネルを先程のような後ろ手に縛っていく。  
「この、畜生・・・」  
 ネルは戦闘でのダメージと絶頂の影響で、すでに抵抗らしい抵抗ができなくなっていった。  
 
「くくく、惨めな姿だな」  
「だ、黙りな!」  
「そんな姿で吼えてもみっともないだけだな。さて、貴様らは約束通りに戒めを解いてやろう」  
 そう言って、シェルビーはタイネーブとファリンの縄を解き始める。  
「だが抵抗すると・・・わかってるな?」  
「・・・わかりました、ああっ」  
「抵抗しないですぅ、でもオナニーしたいですぅ」  
「駄目だ、それは許さん・・・。そうだ、何故疼きが止まらないか説明してやらないといけないな。貴様ら、磔にされる前になにか口にいれただろう?」  
「あああっ、え・・・?は、はい、磔にされる前に、喉が渇くといけないからといってミルクを頂きました、ああっ」  
「ふあぁぁぁ・・・、今まで飲んだミルクと比べてずいぶん甘くて美味しかったですぅ・・・、あ、あれ?」  
「まさかあの中に、あああっ!」  
「何か入れてたんですかぁ、ふあうぅぅ!?」  
 タイネーブとファリンは喘ぎながら、策略に気づく。  
「ご名答。あのミルクの中には、この新種の媚薬を混ぜておいた。一度性的に興奮すると、興奮作用が高まり、しばらくそのままの状態でいるようになる効果がある」  
 二人の縄を解いたシェルビーは、懐から液体の入った試験管を取り出す。  
「もっとも、この色情魔の隊長には、こんなのはまったく必要なかったみたいだがな」  
 シェルビーはそう言って、うつぶせのままのネルの横腹を足で小突く。  
「くっ、黙れ、黙れ、黙りな!!」  
 憎悪の意思を持って、シェルビーを睨みつけ咆哮するネル。もはや体力は尽きていたが、誇り高きシーハーツを代表する戦士という自尊心もあってか、まだまだ精神と眼の輝きは失われていない。  
 
「ふっ・・・、しかし部下だけが飲んで隊長が飲まないのは、部下に示しがつかない。やはりここは隊長にも飲ませてやらないとな」  
 シェルビーは薄ら笑いを浮かべつつ、ネルのそばにしゃがみこむ。そして、ネルの尻を持ち上げ、恥部の割れ目をこじ開けた。  
「ただし、下の口からな」  
「な、やめ、うわあぁぁぁ!?」  
 膣内に冷たい液体が流れ込み、思わず声を張り上げるネル。  
「本来この媚薬は、飲むためのものであって、膣内に塗りつけるものではない。膣内に塗るとあまりに感度が強すぎて、使用者が廃人になる恐れがあると、媚薬の説明書に書かれてあった」  
 シェルビーは説明口調で話しつつ、ネルの膣内に三本の指を出し入れして媚薬を塗りたくる。  
「んくっ、んくっ、んふあぁっ!」  
「だが、そういうことは実際に行ってみないと信じない性質なのでな。これだけじゅぷじゅぷ音を鳴らせているような淫乱の状態なら、すぐに効果が現れるだろう」  
「んくっ、くぅん、うあ・・・?」  
 何の前触れも無く、膣内から指を抜き、立ち上がるシェルビー。  
「どうした、もっとして欲しかったか?」  
「だ、誰が!はんっ、勘違いも甚だしいね!」  
「ふっ、まあいい。俺はちょっと取ってくる物がある」  
 そう言って、シェルビーは先程から何とか快楽に堪えながら立っている、タイネーブとファリンを見て、宣告する。  
「貴様らは俺が戻ってくるまでに、裸になれ。そしてそのまま待機していろ。オナニーはするな。これは命令ではないが、破ったら解っているな」  
 シェルビーはそう言ってきびすを返すと、エレベーターの方向に向かって走っていった。  
 
 シェルビーが見えなくなる刹那、ネルがタイネーブとファリンに叫びかける。  
「あんた達、今のうちに早く逃げな!私に構う必要はないよ!」  
 しかし、二人はその願いを拒否し、己の服を脱ぎ始める。  
「あふあぁっ・・・、それは無理です。ネル様をおいて脱出することはできません、ああっ!」  
「あくぅぅっ、本当はネル様の手足を自由にしたいんですけどぉ、ふぅあっ!?もうファリンたちにそんな力は残ってないですぅ、ふぅぅんっ!」  
 タイネーブとファリンは上着も下着もすべて脱ぎ捨てた。下着を脱ぐと二人の恥部から、愛液が内股をつたって流れ落ちる。  
「あんた達が逃げて助けを呼べばまだ勝ち目があるんだよ!・・・んくっ!?うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?」  
 突如ネルの体じゅうに電撃が走る。大きく喘がずにはいられないほどに。  
「こ、これが媚薬の力かい!?くっ、ふわあぁぁぁぁぁぁぁっ、ああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!?」  
 甘い痺れが体だけでなく、脳も支配していく。ネルは腰を大きく突き出し、左右に身体を打ち付ける。  
「ネル様、わたし達はもう感じすぎて一歩も動けないんです・・・。ああっ、ネル様激しいよがりっぷりです、すご過ぎる・・・!?」  
「ふあぁぁっ、ネル様のあそこから、愛液がぴゅっぴゅって飛び出してますぅ、駄目ですぅ、ネル様見てるとファリンますます感じちゃいますぅ!」  
 ネルの痴態を見て、タイネーブとファリンは我慢の限界を超えた。  
「あああもう駄目、オ○ンコ弄りたい、ぐちょぐちょにしたいぃ!」  
「オナニーしたぁい、オナニーしたいですぅぅぅ!」  
「そんなことを言うんじゃないよ!私らは誇り高きシーハーツの戦士なんだよ、うくあぁぁぁぁっ!!」  
 淫らな言葉を大声であげる部下に対して、ネルが二人を叱責する。  
「もう駄目なんですネル様、早くイキたいんです、あああっ!」  
「早くぅ、イッちゃってぇ、気持ちよくなりたいんですぅ、はうぅぅっ!」  
 その気持ちはネルも同じだった。一刻も早くこの甚大な疼きを静めたかった。  
「敵の前で弱みを見せたらいけないのさ、くぅぅぅっ、私だって本当はオナニーをしてイってしまいたい―――」  
 
「ほう、一度ならず二度までも、シーハーツの戦士の絶頂を見ることができるのか。しかも今度は自発的にか」  
 いつのまにか戻ってきたシェルビーが、ネルにたいして蔑んだ声をかける。  
「くっ、今のは違・・・、ぅくあぁぁぁっ!」  
 シェルビーに弱みを見られ、後悔の念で恥ずかしくなるネル。このことがよりあまたの快楽を引き出す。  
「くあぁっ、はあぁっ、はあぁっ、んあぁっ!」  
「ふっ、やはり説明書の注意書きは正しかったのか。それとも実験体が淫乱すぎるのか?」  
「だ、黙りなんふあぁ!」  
「くくくっ・・・」  
 ネルの悶え方に満足そうな笑みを浮かべるシェルビー。このまましばらく眺めていたかったが、そうはさせてもらえなかった。  
「お願いです、オ○ンコ弄らせてください、んあああっ!!」  
「オナニーしたいですぅ、もう我慢できないですぅ、はうぅぅぅっ!!」  
 タイネーブとファリンが気が狂ったように叫んでシェルビーに懇願する。  
「そうだな、そろそろイかせてやってもいいな」  
 その言葉に二人の眼が恍惚となる。  
「ただし、シックスナインでイッてみろ。その他の方法は駄目だ」  
「なっ、タイネーブ達にレズをしろって言うのかい!?」  
 抗議の声をあげるネル。しかし抗議したのは彼女だけだった。  
「わかりました、シックスナインをします!!」  
「もうイけるならなんだっていいですぅっ!!」  
「あ、あんた達・・・」  
 ネルの驚愕をよそに、タイネーブとファリンはすかさず、シックスナインの体勢をとる。  
「くくくっ、さあレズビアンショーの始まりだ」  
 シェルビーはイスに座ってこれからの成り行きを見守ろうとする。シェルビーが持ってきたのは食堂のイスだった。  
 
「よし、始めろ」  
「んうぅぅぅぅっ!!」  
「はむうぅぅぅっ!!」  
 シェルビーの合図とともに、タイネーブとファリンは相手の恥部にむしゃぶりつく。  
「ちゅぷ・・・あっ・・・くちゅ・・・ふぁ・・・ぴちゃ・・・ああぁぁぁぁっ、イイッ、ファリンイイわぁ、ちゅぱ・・・あああぁぁっ!!」  
「ジュジュルゥゥゥゥゥッ、ぷはぁ、ジュズゥゥゥゥゥゥ、はうぅぅぅぅぅっ、タイネーブ感じちゃいますぅ、ジュゥゥゥゥ、あふぅ!」  
 よほど我慢していたのだろう、程なくして二人は絶頂を迎える。  
「ちゅっ、あっ、ちゅむ、イッ、ぴちゅ、イク、イッちゃう、イッちゃう、あああっ!!」  
「ジュルゥゥゥゥゥッ、ふあぁぁっ、ファリンもイッちゃいますぅぅぅ!!」  
 そしてタイネーブとファリンは同時に、相手のクリトリスに舌をからめる。  
『あはあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!』  
 まるでタイミングを計ったかのように、二人は同時に頂点へ上り詰めた。 

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