「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・、イッちゃった・・・。すごい・・・、わたしの顔、ファリンの愛液でびしょびしょ・・・」  
「はうぅぅぅぅっ、ファリンもですぅぅ、タイネーブの愛液が、ファリンの顔にベトベトついてますぅ・・・」  
「ねえ、ファリン・・・、今度はお互いのオ○ンコを指で掻き回さない?」  
「うふわあぁ、それいいですぅ。早くするですぅ」  
 タイネーブとファリンは絶頂の余韻を楽しむまでも無く、すぐに双方の膣内を指で刺激しあう。  
「あああ気持ちいいっ、そこイイッ!イイッ!もっと擦って、あああっ!!」  
「はうぅぅぅぅ、タイネーブのテクすごいですぅ!このままじゃまたすぐにイッちゃうですぅ、ふわあぁぁぁぁぁっ!!」  
 今の二人にとって、自分たちの隊長や敵軍の将に見られているということは眼中になく、完全に性行為だけに没頭していったのだった―――。  
 
「タイ・・・ネー・・・ブ・・・、ファ・・・リン・・・」  
 ネルが二人の乱れっぷりをみて、絶望的につぶやく。  
 私達は誇り高きシーハーツの戦士だ、憎むべきアーリグリフの漆黒副団長に弱みを見せるなどあってはならない。ましてや色情を見せるなどもっての外だ。そう部下に叱責したかった。しかしそれは出来ない。  
「う・・・、く・・・、んあぁ・・・」  
 身体が快楽で浸されている。大声を出せば、それが喘ぎ声と変わってしまう。もうこれ以上敵に淫らな姿を見せてはならないのだ。今、ネルは快楽と戦い、必死に声を押し殺している。  
「ん・・・ん・・・ん・・・んく・・・っ」  
 ここで、これまでタイネーブとファリンを見ていたシェルビーが、ネルに視線を移す。  
「どうだ、貴様の部下の淫乱ぶりはいかがかな?アーリグリフでは、これだけはしたない兵士はいないからな、良いショーを見させてもらっているよ」  
「だま・・・り・・・なっ・・・、今・・・すぐ・・・お・・・前・・・を・・・しま・・・つ・・・して・・・やる・・・さ・・・」  
「ふっ、それだけ感じている雌犬が言う台詞ではないな」  
「感・・・じて・・・なん・・・か・・・、いな・・・い・・・ね・・・」  
「嘘は良くないな、それだけ悩ましいポーズをしていて感じてないなど、誰も信じることは出来ない」  
 
「どう・・・いう・・・こと・・・、っ!!?」  
 ネルはここでようやく自分が何をしているかに気づいた。声を押し殺すのに集中して、そのほかの体のことに意識が回らなかったのだ。  
「わからないのか、ならば説明してやる。貴様は四つん這いの状態で尻を突き出して、これ見よがしに振っているのさ!」  
「い・・・、言う・・・な・・・、うくっ」  
「ほう、また尻を高く突き出した。そんなに欲情しているのか?」  
「違・・・う、欲・・・情・・・して・・・な・・・んか・・・無い・・・ね・・・、んくぁ」  
「そう言うのなら、さっさと尻振りを止めたらどうだ?」  
「く・・・あん・・・あぁ・・・うぅ・・・」  
 シェルビーに言われなくても、ネルは動きを止めようとしていた。しかし、止めることが出来ない。止めようとすると、そのぶんの快楽が声に移り出てしまうのだ。  
最悪だよ、こんなの売春婦以下だね。ネルはあまりの情けなさに目じりに涙を浮かべる。  
「困ったな、貴様のストリップショーを見ていて、俺のペニスがこんなになってしまった」  
 シェルビーはそう言って下半身の衣服を脱ぎ、そそりたったペニスをネルに見せる。  
「ああぁ・・・、くああぁっ・・・!」  
「これはこれは、本当に淫乱な奴だ。俺のペニスを見ただけで、貴様のあそこから愛液が飛び散ったぞ」  
「うぅ・・・」  
 ネルは思わず顔を背けた。これ以上ペニスを見ると快楽で意識が飛びそうになってしまうのだ。だが、シェルビーはそれを許さない。ネルの髪を掴んで、強引にペニスの前に向けさせた。  
 シェルビーペニスの体臭がネルの鼻を捕らえる。  
「くうぅぅ・・・、うあぁぁぁ・・・!」  
 これ以上無いと思われた快楽が、さらに増大してネルを襲う。腰を振るスピードがさらに激しくなる。  
 
 シェルビーが諭すようにネルに話しかける。  
「そんなに我慢するな、イキたいんだろう?」  
「くぅあぁぁっ・・・、ない・・・ね、イキ・・・たく・・・なん・・・か・・・ない・・・ね、んうぅぅぅ!」  
「イけば気持ちいいぞ、あいつ等を見ろ」  
シェルビーがネルに前の光景を見るように、ネルの顔の向きを変えさせる。  
 二人の眼前には以前としてレズ行為をおこなっている、タイネーブとファリンの姿があった。  
「あああっ、ファリンイイのぉ!もっと掻き回してぇ!!」  
「感じますぅ!タイネーブの指が感じすぎますぅ!!」  
 お互いに相手を慰めあっているその顔は、悦楽でいっぱいになっている。  
 その様子を満足そうに見ながら、シェルビーはネルに話し掛ける。  
「幸せそうな顔だ。貴様もこの俺に犯されれば幸福になれるぞ。どうだ、したいか?」  
「くうぅぅぅ、はぁ、はぁ、はぁっ」  
 ネルは肯定しない、だが否定もしない。  
「ほぅ、どうやらあいつ等はまたイキそうだ。この眼に焼き付けてやるとするか」  
 シェルビーは再び、タイネーブとファリンに視線を向ける。  
「あああっ、あっ、あっ、駄目、イク、またイッちゃうぅぅぅ!!!」  
「ファリンもイキますぅぅぅぅ、はうぅぅぅ!!」  
「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ・・・、あっ・・・・・・!」  
「んうぅぅぅぅぅ、ん・・・、ん・・・、ん・・・!」  
 二度目の絶頂を迎えたタイネーブとファリン。お互いの享楽した顔に、再び愛液が降りかかる。  
 
「んんっ・・・、んあああああぁっ・・・!」  
 その光景を見てネルの何かが弾けた。  
「んくぅ、イキたいよ・・・、私もイキたいよぉ・・・」  
 ついにネルの口から、快楽の言葉が発せられた。  
「ほぅ・・・、俺に犯されたいか?」  
「ああ・・・、犯されたい・・・、あそこに挿れて欲しいよ・・・んくっ」  
「それでは何の意味か解らないな。入れて欲しい物と入れて欲しい場所の、具体的な名前を言ってくれ」  
「そ、それは・・・」  
 やはり卑猥な単語を口にだすのが恥ずかしいという理性があるのか、黙りこくってしまう。  
「言わないのならば、永遠にこのままイカさせはしない」  
「い、嫌だ・・・、イキたい、イキたいよ・・・」  
「なら言え」  
「わっ、わかった、言うよ・・・」  
 遂に観念したネルの口から、淫らな言葉がこぼれ出る。  
「あ・・・、あんたの・・・、んくっ、オ、オチ○チンを・・・、私のオ、オマ、オマ・・・、うぅ・・・、オマ○コに・・・、挿れて・・・ください・・・」 
 
「くくくくくっ、ははははははっ!!」  
「な、何がおかしいんだい!?」  
 突如、シェルビーが高笑いをする。そして、ネルを蔑んだ眼で見つめ、こう言った。  
「くくくっ、本来なら、こんなシーハーツの淫乱雌犬戦士が、アーリグリフ漆黒副団長であるこのシェルビーに、犯して欲しいなんて言うのは恐れ多いことなのだがな。  
まあ、腰をあれほど振って、隠語を平気で使ってまで懇願するのだから、仕方がない、特別にやってやるとするか。しかし、まさか赤髪のクリムゾン・ブレイドと誉れ高い通り名のネル・ゼルファーが、敵の前でオマ○コなんて言うとはな、はははっ!」  
「ぐっ、黙りな、今すぐ黙るんだね!!」  
猛烈な屈辱を受けたネルが強固な意志を取り戻し、烈火の如く怒りでシェルビーをにらみ、叫び返す。  
「ほぅ、オマン○女が怒鳴り返してきたぞ」  
 しかしシェルビーはネルの叫びを軽くいらした。そしてネルの後ろに回りこみ、ネルを両手で強制的に立たせ、ペニスの先を恥部にくっつけた。  
「止めな、止め、んあぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!?」  
 ネルの叫びを途中で無視して、シェルビーは一気に奥まで挿入した。  
 瞬間、ネルの膣内が収縮し、絶頂を迎えた。  
「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ・・・」  
「くくくっ、挿れただけでイクとはとんだ淫乱だな。シーハーツは色情が高い奴ほど偉くなるのか?」  
「だっ、黙りな!殺すっ、殺すっ、今すぐあんたを殺してやるよ!!」  
「ふっ、たいした精神力だ、それだけは褒めてやる。だが、こうするとどうかな」  
 シェルビーはそう言い、ゆっくりとした腰のストロークを開始した。 
 
「んっ・・・、んっ・・・、んぐっ・・・、んっ・・・」  
「どうした、オナニーした時みたいに、喘いだらどうだ?」  
「んくっ、誰があんたのなんかで、くふっ、むしろ気持ち悪いくらいだね、んんっ!」  
 シェルビーが一突きするごとに、甘い電撃がネルの身体に流れる。本当ならわき目も振らず声を出して喘ぎたいほど気持ち良いのだが、敵であり己のプライドを深く傷つけた、シェルビーに犯されていることが屈辱となり、自らの威信にかけて喘ぐことを拒絶する。  
「くくくっ、気持ち悪いのに、こんなに濡らしているとはおかしな話だ。聞こえるだろう、貴様のあそこからジュプチュプと旋律を奏でる音が」  
 シェルビーは徐々にストロークのペースを早めていった。  
「あうっ、そんなの媚薬の影響だね、んくっ!」  
 ネルはなんとか精神力で喘ぎを抑えているが、それもいつまでもつか。  
「媚薬の影響にしても濡れ過ぎと思うがな。まあいい、ここしばらく風呂に入ってなくてペニスが垢だらけなんだ。貴様の愛液で落とさせてもらおう」  
「な!?ふざけんじゃな、ひぐぅ!!」  
 今までネルの腰を持っていたシェルビーの手が、素早くネルの乳首をきつく摘まむ。  
「さて、こうすればどうなるかな?」  
「ひぎぃっ、痛いっ、痛いっ、ふあぁっ、あぁっ!!」  
 摘ままれた乳首を左右に捻られ、痛みでネルは思わず喘ぎ声を出す。  
「くくくっ、そんなに乳首が気持ち良いか!締め付けがきつくなったぞ!」  
「ふあぁっ、ふあぁっ、あぁっ、あぁっ、ふあぁっ!!」  
 一度声を出すと、ネルはもう声を押し殺すことができなかった。  
 
「さらにきつくなったぞ!そろそろイクのか!?」  
「んあぁっ、ふあぁっ、あぁっ、ふあぁっ、・・・・・・あぁっ?」  
 後一歩のところで腰の動きを止められ、ネルは思わずシェルビーのほうへ振り向く。  
「そうだ、貴様がイク前にひとつ言ってもらいたいことがあった」  
「うあっ・・・?」  
「そうだな、『お願いです、どうかネルのいやらしいオマ○コに、シェルビー様の精液をいっぱい注いで、シェルビー様とネルの子供を作らせてください』と言うんだ。そうすれば貴様と一緒にイってやる」  
「い、嫌だね、それだけは、ふああぁっ!」  
「嫌ならこうやって生殺しにしてやろう。なあに、チ○コマ○コと平気で言えるような雌犬だ、そのくらい何の造作もないだろう、はははっ!」  
「ぐっ・・・・・・」  
 ネルは一度シェルビーを睨みつけると、正面を向きそのまま黙り込む。  
「どうした、何とか言ったらどうなんだ?」  
 シェルビーは腰を突き出して、ネルに返答を求める。  
「んくあっ、・・・・・・フフフフフフッ、アハハハハハッ!!」  
 突然ネルが高笑いをし、シェルビーにとって予想外の行動をとった。  
 
「んあっ、ふあっ、ああっ、あああっ!!」  
「ま、待て、勝手に腰を動かすな!?」  
「ああっ、駄目だよ、イクッ、イクゥッ・・・!!!!!」  
 ネルは自ら腰を動かして、絶頂を向かえ、潮を吹いた。  
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・、フフフフフッ、驚いたかい?これは私が自分から動いてイッたんだ。あんたの命令でやったんじゃないからね」  
「っ・・・、まさか開き直るとは・・・」  
「たとえ体が支配されようが、心までは支配されやしないね!それがこの私、赤髪のクリムゾン・ブレイドのネル・ゼルファーだ!!  
 さあ、あんたのオチ○チンもそろそろイクんじゃないのかい!?私が動いてイカせてあげるよ!」  
 ネルは言うと、腰を時計回りに回転させる。  
「やめろ、勝手に動かすな、くっ!」  
 ネルは腰の動きと膣の伸縮で、シェルビーの快楽が湧き出てくる。  
「過信は己の身を滅ぼすんだよ、覚えときな!」   
ネルは勝ち誇った表情でシェルビーに言った。 
 
「くそっ、大人しくしろ!」  
 シェルビーがネルの胸を鷲づかみに力をこめて握り締め、なんとかネルの動きを止めることに成功する。  
「ぐぎっ・・・、どうしたんだい、イキたくないのかい?」  
 ネルがシェルビーに挑発的に話しかける。もはや流れはネルに傾きかけている。だがシェルビーは、己が優位に立つ宣告文を持っていたのだ。今からそれをネルに告げる。  
「くくくっ、貴様は女好きなのに、男に奉仕してていいのか?」  
「な、なんのことだい、いきなり!?」  
 ネルがぎくりとした表情をシェルビーに向ける。  
「アーリグリフの情報網を馬鹿にするな。貴様を四六時中監視することだって可能だからな」  
「そ、それがどうしたんだい?」  
「知っているんだぞ、貴様がアリアスで、施術部隊の隊長兼総司令官のクレア・ラーズバードとかいう女に、毎晩抱かれていたことを」  
 それを聞いて、得意げなネルの顔が、一瞬にして蒼白となる。  
「な、な、何故それを!?」  
「聞けばたいそうな乱れっぷりだったそうだな。まったく、兵士が一生懸命戦っているのに、貴様は毎晩女同士で抱き合っていたのか。これでは死んだ兵士も浮かばれないな」  
「み、見られてた・・・、クレアとの仲を見られてた・・・」  
 ネルがショックでワナワナと震える。  
 
「貴様は毎晩あんな感じでヤッていたのか?」  
 シェルビーは、依然としてシックスナインで性行為をしているタイネーブとファリンに視線を移す。最初の派手さは無くなっていたが、二人は依然として濃厚な絡み合いをしていた。  
「あぁっ・・・、ファリンの胸、大きくて柔らかぁい・・・くちゅ・・・」  
「チュルルゥゥゥゥ、ぷはぁ・・・、うわぁタイネーブのあそことファリンの舌が、愛液で繋がってますぅ・・・はふぅ」  
「あ・・・」  
「ふっ、膣内が収縮したぞ・・・、おい貴様ら」  
 シェルビーが二人の行為を中断させる。  
「はい・・・」  
「なんですかぁ?」  
「あの椅子をそこに持ってこい」  
 シェルビーが先程座った椅子を持ってくるよう指示する。  
「わかりました・・・」  
「持ってきますぅ」  
 二人は快楽でおぼつかない足取りで、椅子を持ってくる。  
「位置はそこ、椅子の向きはそんな感じだ。ではどちらかが座れ」  
「わかりました、では―――」  
「ファリンが座りますぅ」  
 すかさずファリンが椅子に座る。  
「あ・・・」  
「はふぅ、気持ち良いですぅ」  
「よし、ではもう一人が相手の恥部に重なり合うようにしろ」  
「はい・・・」  
 タイネーブがファリンの恥部に重なり合うように抱きつく。  
「うわぁ、ネル様の顔がファリンたちのあそこのすぐそばですぅ」  
 そう、ネルの目と鼻の先に二人の恥部を見えるようにしたのだ。  
 
「んうぅぅぅっ・・・」  
 二人の濡れそぼった恥部を見て、そこから発せられる匂いを嗅いで、ネルはごくりと唾を飲み込む。  
「くくくっ、見るだけで膣がきつくなったぞ。・・・さあ、貴様らの上司の前で、擦りあいを見せつけてやれ」  
「はい・・・、んんっ」  
「はふぅぅぅっ、イ、イイですぅ」  
タイネーブとファリン絡みつき、お互いの恥部を擦り始める。  
「ああぁっ、気持ちいい・・・。口や手より全然イイィ・・・」  
「タイネーブぅ、腰つきがいやらしすぎますぅ、ひゃうぅぅぅ」  
「はあっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ」  
 ネルの態度の変化を見て、シェルビーはのろのろと腰をストロークしながら尋ねた。  
「くくくっ、すごい欲情ぶりだな、犯されているときよりも乳首が立ってるぞ。クレアという奴と寝たときのことを想像しているのだろ?」  
「うっ、うるさいねっ」  
 ネルは抗議をするが、恍惚とした表情で二人の恥部から視線を離さない。  
「ああぁっ・・・。ネル様どうです、クレア様の攻めを参考にしているんですよ、似てますか?」  
「あれぇ、タイネーブも見てたんですかぁ?凄かったですよねぇ、喘ぎまくってましたぁ、ふあぁぁっ」  
「なっ、あんた達知ってたのかい!?」  
 また新たな事実を突きつけられ、ネルは驚きをあらわにする。  
「それはもう、あっ、ネル様があんなに大きな声で喘いでは、すぐにわかりますよ、んあんっ」  
「それにぃ、あふぅ、外でもいっぱいしてましたからぁ、隠れて見やすかったですぅ、あうぅぅっ」  
「いっ、言うんじゃないよ!」  
 ネルが恥ずかしさで顔をうつむけ、眼をつぶる。ひょっとして、媚薬には自白剤の効果もあるのだろうか?タイネーブとファリンが次々と告白する。  
 
「んあんっ・・・、ネル様、クレア様の一方的に受けでしたよね、『私をもっと虐めてください』なんて言ったりして。まるで、肉奴隷みたいでしたよ、あっ、そこイイ・・・」  
「『みたい』ではなくてぇ、肉奴隷なんですぅ、ひゃうぅぅ、この前なんか、『どうかこの薄汚くていやらしいペットを、辱めてください』なんて喋ってましたぁ、あの時の表情はとってもエッチでしたぁ、んきゅうぅん・・・」  
「言うなあっ!!もう言うのは止めな!!」  
 もう聞きたくないと、ネルは首を横にぶんぶん振る。  
「くくくっ、あれだけ気丈に振舞っているのは、奴隷としての本性を隠す為だったのか」  
「違うっ!違うっ!私は奴隷なんかじゃないよ!!」  
 悲痛の叫びをあげるネル。だが、彼女の膣はイッたかのように、シェルビーのペニスをきつく締め付けていた。  
「なんともわかりやすい身体だ。そんなに女に虐められたいのか。なんだったら、こいつらに犯させてもいいんだぞ?」  
「そ、それは・・・」  
「男より、女に嬲られるほうがいいんだろ?」  
「だけど、タイネーブ達が嫌がるだろうし・・・」  
 ネルのその言葉に、タイネーブとファリンが嬉しそうに否定する。  
「そんなことないです、ネル様。わたしはいつもネル様のことを思ってオナニーしてますから」  
「ファリンもですぅ、ファリンの身体でネル様を悶えさせたいとぉ、いつも考えてましたぁ」  
「それに、ネル様がわたし達を部下にしてくださっているのは、わたし達の身体が好みなんでしょ?時々私たちを見る目がいやらしい時がありますよ」  
「そうですぅ、本当ならぁ、ファリンみたいなドジな人なんてぇ、ネル様となんか組ませてもらえるはずがないですぅ」  
「うっ・・・」  
 本当のことを言われて、ネルは言葉につまる。  
 
「さあネル様。わたし達が虐めてあげますよ」  
「ファリンがネル様を悶絶させてあげますぅ」  
 タイネーブとファリンがネルに甘美な視線を向ける。それだけでネルは感じてしまう。  
「うあぁ・・・、だっ、駄目だね、わたしはクレアの奴隷なんだ、他の人となんてしちゃ駄目なんだよ・・・」  
 奴隷、と言ったネルの瞳に先程までの強さは感じられず、従順な人のものとなっていた。  
「もう手遅れですよ、今もシェルビーとしてるじゃないですか。さっきはネル様が自分から腰を動かしてましたし」  
「あれは・・・」  
「ネル様ぁ、ファリンたちとしたくないんですかぁ?」  
 ファリンはそう言って椅子から立ち上がり、恥部をネルの鼻に密着させる。  
「!!!!!?」  
 ファリンの恥部の匂いをまともに吸ったネルは、天国にいった心地になり、その瞬間に理性が弾けた。  
「・・・されたい」  
「なんですか?」  
「聞こえませんよぉ?」  
 ネルのつぶやきに、タイネーブと椅子に座りなおしたファリンが尋ねる。  
「犯されたい!!あんた達にグチョグチョに犯されたいよ!!」  
 ネルが観念したように叫んだ。  
「ああっ、嬉しいですネル様!」  
「ファリン、感激ですぅ!」  
 
「くくくっ、さて、これでこの雌犬の本性が暴かれたわけだが」  
 今まで黙っていたシェルビーが口を開く。  
「うぅぅっ・・・」  
「貴様ら三人がセックスをしあうには条件がある。ネル、次の言葉を喋ってもらおう」  
 シェルビーが発した言葉は、ネルにとって絶望なものであった。  
「いいか、『このシーハーツが誇る、赤髪のクリムゾン・ブレイドのネル・ゼルファーは、たった今から、下劣で汚らわしいクレアを捨てて、シェルビー様の精液を処理する公衆便所になることを、ここに誓います』と言え」  
「なっ・・・!!?」  
「これを言えば、好きなようにセックスをしても構わん」  
「ふざけるな!!そんなこと、口が裂けても言えないね!!」  
「そうか、ならいつまでもこのままになるな」  
 それは残念だと、シェルビーは嘆息する。  
「大丈夫ですよネル様、他の漆黒はすでに絶命して、ここにいるのはわたし達だけです。わたし達が言わなければ、誰にもばれません」  
「そうですぅ、ファリンたちだけのひみつですぅ」  
「だ、だけど・・・」  
 ためらうネルを見て、タイネーブは恥部をファリンの恥部に擦りつける。  
「ほらネル様、一緒に擦りあいましょ、んああっ!」  
「ふぁうぅ、グチュグチュと絡み付いて気持ちいいですぅ、ネル様早く言っちゃってくださいですぅ!」  
 そういう二人の恥部からは、愛液が多量に噴出する。  
「うぅぅ・・・、だけど・・・だけど・・・」 
 
「もういい、こいつは貴様らとはしたくないそうだ。ならもうお前たちに用は無い。さっさと出ろ」  
 シェルビーは呆れた口調でタイネーブとファリンに告げる。  
「そんな・・・」  
「なんでですぅ?」  
「さっさと出ろと言っているんだ。後はどこへ行こうが何をしようが貴様らの自由だ。出ないのならば、こいつを殺す」  
 シェルビーはそう言ってネルの首を絞めようとする。  
「それだけは止めてください!・・・解りました、ここから出ます」  
「ここを出てから続きをしますぅ」  
 タイネーブとファリンはよたよたと屋上からの出口を目指す。  
「うぅぅっ・・・んああっ、ああっ」  
 ネルは先程のタイネーブとファリンの行為と、今も続くシェルビーから膣へのストロークで、また快楽が限界に近づいてくる。  
「やれやれ、貴様はもう俺に犯されるしか、選択肢が無くなったな」  
「ああぁぁっ・・・・・・」  
 ついにネルにおける天秤の、クレアへの忠誠と己の性欲という二つの重りの重さが変わった。  
「わかった・・・、言ってやるよ・・・」  
「ん、何をいうんだ?」  
「あんたのさっきの言葉を言ってやるさ」  
「ほう、便所宣言をか。くくく、言うならはっきりというんだぞ」  
 シェルビーは一度懐に片手を入れ、その後両手でネルの腰を抱え、ネルの言葉を待った。  
 
 ネルは絶望的な心地で言葉を絞りだした。  
「こ、このシーハーツが誇る・・・、赤髪のクリムゾン・ブレイドのネル・ゼルファーは・・・、たった今から・・・、下劣で・・・汚らわしい・・・、ク、クレアを捨てて・・・、うっ、ううぅっ」  
「どうした、続けろ」  
「シェルビー様の・・・、せ、精液を・・・、処理する・・・、くっ、うううぅぅぅ・・・公衆・・・便所になることを・・・ここに誓います・・・、うぅ、ひっく、ひっく」  
言葉を言い終えようとする頃には、ネルの眼から涙が溢れていた。  
「くくくくくくっ・・・、ふはははははっ、はっはっはっはっはっ!!シーハーツも地に落ちたな!!こんな人前で便所と言えるような人間のクズが、シーハーツを代表する戦士とはな!!」  
「うるさいっ、黙れ、黙れぇぇぇっ、うああぁぁぁぁぁっ!!」  
 もうネルは、人目をはばからず泣きじゃくるようになっていた。  
「それではさっそく便所に精液を出すことにしようか」  
 シェルビーは腰のストロークのペースを速める。  
「んああっ!約束が違、あああっ!!」  
「貴様は便所なんだろ!便所なら精液を絞りだすことだけを考えるんだな!!おい、貴様らはここで勝手にしておけ」  
「わかりました・・・」  
「ネル様と出来ないんですかぁ?でもタイネーブでも充分イイですぅ」  
 タイネーブとファリンは再び恥部を擦り合わせ、快楽を求めた。  
 それを見とどけたシェルビーは、腰のペースをさらにあげて、嘲笑する。  
「はははっ、公衆便所!もうイキそうなのか!?」  
「んああっ!ああっ!嫌だぁっ!イキたくないっ!イキたくないっ!あああぁぁっ!!」  
「俺もイキそうだ!さあたっぷりと出してやる!!貴様を妊娠させるぐらいにな!!!」  
「うわあぁぁぁぁっ!出すなぁっ!出さないでくれぇ!あああっ!!」  
「くっ、だすぞ!たっぷりと受け取れ!!」  
 シェルビーが顔をしかめ、ペニスの先からザーメンが発射され、ネルの膣内を白く濁らせる。  
「うわあぁっ!ああぁっ!ああああああああ!!!!!!!!!!」  
 そしてネルも慟哭をあげて、絶頂した。  
 
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・、ううぅひっく、ひっく」  
「ふぅ・・・、よかったぞ公衆便所。そうだ言い忘れた」  
 ここでシェルビーは、懐からあるものを取り出した。  
「こいつは小型録音機と言ってな、人の言葉を保存することができる」  
「えっ・・・?」  
「ここを押すとだな―――」  
 シェルビーは小型録音機のスイッチのひとつを押す。  
『―――こ、このシーハーツが誇る・・・、赤髪のクリムゾン・ブレイドのネル・ゼルファーは―――』  
 すると小型録音機から、先程のネルの言葉が聞こえてくる。  
「う、嘘・・・」  
 己の恥辱の言葉を聞き、思わずネルは気を失いかける。  
「くくくっ、この後これを世界じゅうにながしてやる、そうすれば貴様は町中から便所よばわりだ。よかったなぁ、人間で公衆便所呼ばわりされるのは貴様くらいだ。クレアというやつも災難だな、毎日便所と一緒に寝てしまっていたからな、くくくっ」  
 シェルビーは笑いを堪えながら言った。  
「あぁぁぁぁ・・・あぁぁぁぁ・・・」  
ネルはショックで何も考えられなくなっていた。眼もうつろになっている。  
「さて、俺はまだまだ満足していない。貴様には俺の精液をすべて受け止めてもらうからな」  
 シェルビーは再び腰を動かした。今度は最初からハイペースだ。  
「んあぁっ、あぁっ、あぁぁっ!」  
 ネルはだらしない顔で口からよだれをたらし、シェルビーのなすがままに陵辱されていった。 

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