それはフェイトたちが来る以前の、アーリグリフ城の地下室で起きたできごとだった。  
「く・・・」  
双剣クリムゾン・ブレイドの片割れ、ネル・ゼルファーは苦悶の表情を浮かべる。  
「迂闊だったね、私が捕まってしまうなんて・・・」  
ネルは壁に取り付けられている4本の鎖に、壁に身体の正面が向くように、大の字に  
四肢を拘束されていたのだ。  
「それも、こんなプリンになんてね」  
ネルが苦々しそうに後ろを振り返った。  
「くくく、良い体勢だな、阿呆」  
その視線の先には、漆黒団長のアルベル・ノックスがいた。  
「まったく、大量の漆黒と戦わせた後に、私を不意打ちするとはね。漆黒の団長は一人  
では何も出来ないのかい?」  
「ふん、勝てばいいんだよ。それに味方を連れていなかったお前が悪い」  
「くっ、しくじったね・・・」  
 先日、ネルは父の命日に墓参りに行くことにした。部下達はついていくとお願い  
したのだが、独りのほうが気楽でいいからと、断ったのだ。部下達に余計な手間を  
かけさせたくないという配慮で言ったことなのだが、今回は裏目に出てしまったのだ。  
 
「さてと、お前には色々聞きたいことが―――」  
「あんたに喋るような口は持ち合わせてないね」  
 アルベルに最後まで喋らせること無く、ネルは拒否の返事を返した。  
「人の話は最後まで聞け、阿呆!」  
「はんっ、例え喋っても、あんたのような小さい脳じゃ、記憶できないだろうさ!」  
「それは一理あるな・・・、って納得すんじゃねえよ俺!」  
 アルベルは首をぶんぶん振ると、アイテム欄から数粒のカプセル型の錠剤を、右手に  
取り出した。  
「まあいい、喋らないならこいつを飲ませて、自白させれば良いだけだ」  
「自白剤かい?私にそんなものは効きやしないね」  
 ネルは幼少のころから戦士として鍛えられてきた。そのなかの特訓のひとつとして、  
様々な薬を投与され、限界ぎりぎりのところで耐え、そして抗体を作ってきた。  
 今の彼女の身体にとって、自白剤というのは、風邪薬と同じような感触となっているのだ。  
「そんなもの、飲んでみなければわかんねえだろ。言っとくが拒否すれば、新しく覚えた  
技の実験台になってもらうからな」  
 技のエフェクトを出しながら、アルベルが不適に笑う。  
「ああ、飲んでやるよ。けど飲み物がないんじゃ、うまく飲めないね」  
 今は少しでも多く体力を温存したかった。水を取りに行かせたり、薬を飲んだ後でも  
その影響が若干出ているふりをしたりして時間を稼ぎ、味方の救援が来るのを待つという  
魂胆が、ネルにはあった。  
 
「心配すんな、ちゃんと飲みやすくしてやる」  
 アルベルはストロー付きのペットボトル形ドリンクを、左手に取り出した。そして  
右手の錠剤を、ネルに強引に飲み込ませる。  
「んぐっ・・・」  
「ほら、ジュースだ。一気に流し込んで飲めよ、阿呆」  
 ドリンクのストローがネルの口につけられる。  
「ん・・・、ん・・・」  
 ネルは緩慢な動作でストローをくわえると、少しずつジュースを口に含んでいった。  
「時間稼ぎすんじゃねえよ、なんなら口移ししてやろうか?」  
「っ!?んくっ、んくっ・・・!」  
 アルベルの言葉とともに、ジュースの減っていく量が一気に上昇する。戦士としてでは  
なく女性として、ネルは口移しというのは避けたい選択肢であった。  
「ふん・・・、それでいいんだ・・・」  
 ドリンクが空になったのを確認すると、アルベルはぶっきらぼうにペットボトルを  
投げ捨てた。  
「なかなかの味だったよ。あんたに飲まされなければ、もっと美味しい味だった  
だろうけどね」  
「ほう・・・、その減らず口がいつまでもつかな」  
 アルベルは先ほどとは別の種類のドリンクを取り出し、口へ、食堂へ、胃へ、と移動  
させていった。  
 
「く・・・」  
 アルベルがドリンクを飲み終わるころ、ネルの身体に異変が起こり始めた。  
「これは・・・」  
 自分の身体の状態変化を確認すると、ネルは軽蔑の眼で振り返ってアルベルを睨む。  
「まったく、媚薬とは随分と姑息な手を使うんだね」  
「何だっていいだろ・・・。どうした、疼いてこないのか?」  
「生憎だけど、媚薬にもちゃんと耐性ができているのさ」  
 特訓で抗体を作るために投与された薬の中には、当然媚薬も含まれていた。確かに  
身体に疼きが確認されるが、これくらいの刺激ならネルに刺激へと変化させるには、  
弱いものだった。  
「悪かったね、あんたの思い通りにならなくて。私をあんたの遊び相手と一緒にしないで  
もらおうかい」  
「そうだな、確かにお前はそこらの弱いやつじゃねえ。強いやつだ」  
 しかし、むしろアルベルはこの結果に満足しているようだった。  
「さすがは俺が目をつけただけの獲物だ・・・。だが、これはどうだ?」  
 アルベルは一呼吸おき、そして言葉をつぶやく。  
 
「エルメス」  
 時間にして約1秒、文字数にして4文字の、どうということはない短い言葉であったが、  
今のネルには十分すぎるほどの強烈な変化であった。  
「くああっ!?」  
 突如、ネルの身体の疼きが大きくなる。そして乳首に、太腿に、股間に、疼きが  
快感へと変わっていく。  
「はぁっ、はぁっ・・・、いったい、何がおきたんだい・・・!?」  
「知りたいか?」  
 アルベルが得意げな顔で話す。  
「さっき飲んだ媚薬はな、俺が呪文を唱えると効果が増幅する仕組みなんだ」  
「なっ・・・!?」  
 ネルは驚きの声を上げる。今までにそのような効果のある薬は、試したことはおろか、  
聞いたこともなかったのだ。  
「どうした、さっきの威勢のよさが消えているぞ阿呆。言っておくが呪文の効果は、  
何度でも重複できるからな」  
「く・・・、私が薬なんかで負けるわけには・・・!」  
 しかし、これからさらに強くなるであろう未知の疼きに、ネルは怯えていた。  
「さあ、鳴いてもらうぞ阿呆!エルメス!」  
「うああっ!?」  
 アルベルが言葉を発するたびに。  
「エルメェス!」  
「ああああっ!?」  
快楽の疼きが大きくなり。  
「エルメェェェスッ!」  
「ふああああぁっ!?」  
 ネルの身体全体を支配していった。  
 
「ははははっ、面白いほど効いているな、この媚薬は!俺の思い通りに喘いでくれるぞ!」  
 アルベルの勝ち誇った声が、地下室中に響きわたる。  
「ま、まだまだ!全然効きやしないね!」  
 言葉で否定するネルだが、身体のブルブルとした震えは隠せない。黒パンツの内側には、  
愛液がべっとりと付着していた。  
「エルメス」  
「んあああっ!」  
「そうか?俺には効果抜群としか思えないが」  
「はぁっ、はぁっ・・・、そんなこと、はぁっ、ないね・・・」  
 何度も媚薬の効果を増幅され、ネルの息遣いが荒くなり、全身に汗の粒をを浮かび  
上がらせていた。  
「いい反応じゃねえか。性的反応に抵抗する女は、それだけ被虐的な快感を望むからな」  
「そんなこと、ないね・・・はぁっ、あんたの思い通りになんて、なりやしないね、  
はぁっ・・・」  
 ネルはアルベルを睨み返しながら言うが、先ほどより瞳が虚ろになっていた。  
 
「さてと、俺も見ているだけではつまらんからな。阿呆で遊んでやるとするか」  
 アルベルはネルのすぐ背後に距離を縮めて立つ。  
「何をする気なんだい!?」  
「こうするんだよ」  
 そしてネルのスポーツブラをずり下ろす。  
「くぅっ・・・」  
その結果、ネルの胸が晒されることになった。  
「ほう・・・、随分と形の良い乳じゃねえか。乳首も上向きについて綺麗なピンク色だな」  
「黙りな!あんたの意見なんて聞きたくないね!」  
 顔を真っ赤に染め上げて、ネルが叫び返した。  
「せっかく褒めてやったのに、失礼な阿呆だ。さて、触り心地はどうだ?」  
 アルベルはネルの戦闘服の脇から両手を差し入れ、軽く捕む。  
「はっ、あぁっ・・・!」  
 媚薬で敏感になっていたネルに対して、胸への優しい刺激は身体に答える。自然と  
甘い吐息が漏れた。  
「随分と張りがあるな、それでいて柔らかい」  
「んあ、ん、ふぅ・・・!」  
胸を揉みしだかれ、身を悶えさせるネル。喘ぎ声を出すまいと声を押し殺しているが、  
どうしても漏れてしまう。  
 
「それにしても―――」  
 アルベルはネルの服装を一瞥する。  
「随分と揉みやすいようにできている服だな。娼婦が着ている服なのか?」  
「なっ、女王様がデザインしてくださった服を、馬鹿にするんじゃないよ!」  
「そうか、なら女王が娼婦並みの思考というわけか」  
「女王様の悪口を、んんっ、くぅ・・・!」  
 反論しようとしたネルだが、乳首を刺激されて快感を呼び出され、続きを言うことが  
できない。  
「胸でこれだけ感じるということは、ここを触るとどうなるんだ?」  
 アルベルは左手を離し、その人差し指でネルの戦闘服沿いに、胸の谷間からヘソ、  
そのまた下へと、ゆっくりとつたわせていく。  
「そ、そっちは・・・!」  
 ネルはこれから起こる事態に気づき、ドキリと動揺する。  
「そっちとはどこのことなんだ、ここのことか?」  
 ネルの黒パンツの上を、つつっとなぞった。  
「んんっ!」  
 頭の中が一瞬蒼白になるような快感の刺激が、ネルの身体中に駆け巡る。  
「ほう、ずいぶん指に湿り気がついたな。これだけ全部お前が出した者なのか?」  
「う、うるさ、んはあぁあ!」  
 黒パンツぞいに、秘所を刺激され、ネルの唇から嬌声があげられた。  
「ほう、よっぽど感じるんだな。せっかくだ、もっと弄ってやろう」  
 そのままアルベルは、黒パンツを指の腹で押して、ネルの敏感な部分を擦りつづけた。  
 
「くぅ、はぅっ、あ、んん・・・」  
「くくくっ、クリムゾン・ブレイドのネル・ゼルファーがこんなに良い声でよがって  
るんだ。どうせなら街中で嬲って、住民のオカズにした方が良さそうだな」  
「ふざけるんじゃ、ないよ・・・!」  
 胸と秘所の刺激に耐えながら、何とかネルは凄みをきかせる。  
「もうお前は俺の手の内にあるんだ、どうしようが俺の勝手だろ、阿呆」  
「私はあんたなんかに絶対屈しないよ!後で八つ裂きにしてやるから、覚悟するんだね!」  
「そんなこといっておきながら、身体はもうイキそうなんだろ」  
アルベルは黒パンツの紐の部分をつかむ。  
「あ・・・!」  
「パンツを引っ張りあげたらどういう反応をするんだ?」  
「やめ―――」  
 ネルの言葉にお構いなく、アルベルは彼女の黒パンツを引っ張り上げた。  
「んあああっ!」  
 秘所を擦られ、ネルの身体中に電撃が走る。  
「気持ちいいか?ならもっと気持ちよくしてやる!」  
 アルベルは義手に強弱を加えて黒パンツで擦り、ネルに刺激を与える。  
「離せ、はな、ああぁっ!」  
 ネルは快楽から逃れようにも、四肢は拘束され、アルベルに身体を抱え込まれ、  
身動きができない。  
「これ以上は、んあ、はあぁっ!」  
身体が熱くなり、甘い喘ぎ声が濡れた唇から現れる。  
「さあ、俺に絶頂の声を聞かせろ、阿呆!」  
 アルベルに、秘所を黒パンツで力いっぱい擦られ、乳首を指で捻られた。  
「ふあああああぁぁぁ―――――!!」  
 強烈な刺激に耐え切れず、ネルは絶頂を迎えた。 
 
「はぁっ、はぁっ・・・、畜生・・・、こんなやつの前でイってしまったよ・・・」  
 敵の前で己の痴態を晒すことになり、ネルは屈辱に打ちひしがれる。  
「よかったな阿呆、パンツの色が黒いから、変色しても目立たないぞ。他の色なら、  
濡れた部分が丸わかりだがな」  
 アルベルの指摘通り、ネルの黒パンツは水分が染み渡り、感じているということが  
はっきりとわかった。  
「さて、これだけ濡らしている阿呆の中身は、どんな代物なんだ。邪魔な物を取り除いて  
みるか」  
 そう言って、アルベルのアイテム欄から短刀が取り出される。  
「っ、やめな!」  
「じっとしてろ、阿呆。身体に刺して動けなくしてもいいんだぞ」  
 ネルは抵抗するが、尻をつかまれ脅しをかけられる。  
「ぐ・・・!」  
 余計な傷を作っては脱出する時に不利だ。ネルは歯軋りしながら動きを止める。  
「それでいいんだ」  
 満足そうにアルベルがうなずくと、黒パンツの腰にかかっている部分の片側を、  
そしてもう片側を切る。  
「うぅ・・・!」  
 そして、ネルの大事な部分がアルベルの眼に写ることとなった。  
 
「ほう・・・。よっぽど気持ちよかったみたいだな」  
 ネルの秘所は愛液で淫らに濡れて、真紅の茂みは湿って肌に張り付いていた。  
「うるさいね、あんたには関係ないよ!」  
「ふん、上の口は生意気だが、下の口はどうなんだ?」  
 ネルの秘所がアルベルによってこじ開けられる。  
「ん、あぁ・・・!」  
「ほぅ、綺麗なサーモンピンクの色じゃねえか、気持ち良い気持ち良いと涎をたらしているぞ」  
「嫌だ、言わないでおくれ・・・」  
 アルベルに秘所をまじまじと見つめられ、ネルは恥辱に顔を歪ませ、身体を小刻みに  
震わせる。しかし、秘所からは容赦なく愛液がこぼれていた。  
「どうした阿呆、弱気になっているぞ。このまま俺の従者になるか?」  
 アルベルがネルの秘所に息を吹きかける。  
「ふああっ!だ、誰が弱気になっているんだい!勘違いも甚だしいね!」  
 このままではいけないと、ネルは心身に気合をいれる。  
 
「良い眼になったじゃねえか。さあ、もっと俺を楽しませろ」  
 その言葉を合図にネルの秘所に指が入れられる。  
「んああっ!?」  
「しっかり俺の指で感じろ、阿呆」  
 そのまま膣内を、縦横無尽にかき回した。  
「んんっ、んふぅ、んはぁ!」  
 ネルは先ほど絶頂を迎えたばかりで膣内は敏感なままだ。  
「んあっ、ふあっ、ああっ!」  
 しかも媚薬の影響で、疼きは強化されている。  
「ああっ、やめっ、んあぁっ、はあぁっ!」  
 いくらシーハーツを代表する戦士といえども、この攻撃には耐えられなかった。  
「ぐしゅぐしゅいやらしい音をたててるな、そろそろイクか!?」  
「ああぁっ、イイッ、だめっ、らめっ!」  
 大の字の体勢のまま、艶のある声で、腰を振り、悶えるネル。まもなく高みに上り  
詰めようとしていた。  
 
「このくらいにしておくか」  
 だが、寸でのところでアルベルが指の動きを止めた。  
「ぅあ・・・、なんでだい・・・?」  
 ネルは恨めしそうな顔でアルベルを見つめる。  
「ほう、お前は俺の指でイキたかったのか?」  
 アルベルは大げさに怪訝な顔をする。  
「そ、そんなこと、うあっ、ああ・・・!」  
 否定の言葉を出そうとしたが、身体が更なる刺激を求めて、喘ぎ声に変化させる。  
「どうした、腰をフリフリ動かすだけではわからんぞ、阿呆?」  
「イキたくない、イキたくないよ・・・ん、うぅ・・・」  
 シーハーツの戦士としての誇りが、敵に媚びる事を否定させるが、それもいつまで  
もつかはわからなかった。 
 
「そんなにイキたくないなら、別に強制はしない。俺は休憩してくる」  
 そんなネルの態度に、アルベルは突きつける口調で言う。  
「え・・・?」  
「今日は疲れてるからな、そのまま眠るかもしれん」  
 アルベルはきびすを返すと、地下室の出口へと歩んでゆく。  
「な・・・!」  
 アルベルの言葉にネルが恐怖につつまれる。このまま絶頂を迎えられない蛇の  
生殺し状態でいると考えると、頭がおかしくなってしまうのだ。  
「んっ・・・ふっ・・・、くぅ・・・!」  
 太股をこすり合わせるが、満足するには程遠く、それどころか疼きが大きくなって  
しまう。乳首が戦闘服に触れる刺激さえも、快感となり、そして苦痛になる。  
「もう、限界だよ・・・」  
 ネルの頬に一筋の涙がつたった。  
「じゃあな」  
 アルベルが出口へたどり着き、階段に足を掛けたその時。  
「ま、待って・・・!」  
 ネルが搾り取るような声で言葉にする。  
「どうした、阿呆?」  
「イカせて・・・おくれ・・・!」  
 プライドを捨てた女の声が地下室でつぶやかれる。  
「どうした、良く聞こえないぞ?」  
「イキたいよぉっ、私をイカせておくれよぉっ!」  
 そして、欲情を求める雌の叫びが地下室に響き渡った。  
 
「ほう・・・、敵であるこの俺に、イカせて欲しいと頼むのか?」  
「もう我慢ができないよぉっ!私の中をぐちゅぐちゅにかき回しておくれよぉっ!」  
 泣きじゃくって懇願するネル。そこにシーハーツの戦士としての威厳は微塵も  
感じられなかった。  
「まったく・・・、お前の部下がこれを聞いたらどう思うんだろうな」  
「うぅ・・・、仕方がないんだ、仕方がないんだ・・・」  
「まあ、そこまで頼むのなら、特別にサービスしてやろう」  
 アルベルが自らの下着に手をかける。  
「俺の欲棒をお前にくれてやる」  
 そして己の肥大化したモノを取り出し、ネルの濡れた秘所へと一気に突き入れた。  
「ふああああっ!!?」  
 てっきり指を入れられるものと思い込んでいたネルは、予想以上の快楽の刺激に驚き、  
そして身体を仰け反らせて痙攣する。  
 
「入れただけでイクのか、この阿呆は。よほど淫乱な身体をしているな」  
「ちがっ、そっちじゃ・・・」  
「遠慮するな、こっちのほうがより気持ち良いぞ」  
 そのままアルベルは腰を動かし、ネルを激しく責め立てる。  
「ひあっ!?あっ、はっ、はあっ!」  
 膣内を擦られる強烈な刺激が、快感へと姿を変え、ネルの全身に染み渡る。  
「お前の膣内はつぶつぶがあって気持ちが良いな!」  
「ふぁんっ、んあっ、あっ、あっ!」  
 愛液がネルの太腿に滴り、床にピチャピチャと跳ねてゆく。  
「それに俺のモノを良く締め付けてくれる、まさしく名器だぞ!」  
「気持ち良いっ、気持ち良いよぉっ!」  
 足をガクガクと震わせながら、ネルは全身で快楽を受け入れる。  
「獣みたいに後ろから入れられているのに、腰を使って喜ぶなんて、本当の雌だな、阿呆!」  
「ふあっ、あっ、あっ、あああぁぁっ!!」  
 程なくしてネルは絶頂を迎えた。足腰に力が入らなくなり、地面にへたり込もうとする。  
 
「休む暇はねぇぞ、阿呆!俺はまだまだこれからだ!」  
 しかし、アルベルはそれを許さない。ネルの腰を掴んで強引に立たせ、そのまま  
出し入れを続行する。  
「お願いだよ、一度休ませ、うあぁっ!」  
 ネルの願いも虚しく、肉のたたき合う音が続行されていく。  
「また、あっ、あああぁぁぁっ!」  
 その間、ネルはだらしなく涎を垂らしながら、何度も何度も高みに昇り詰める。  
「そろそろか・・・!」  
 やがてアルベルにも限界が訪れる。  
「ふあぁっ、はやくっ、だしてっ、おくれぇっ!」  
「出すぞ阿呆、しっかり受け取れよ!」  
アルベルは力いっぱい腰を叩きつけ、欲望を吐き出す。  
「ふあぁっ、ああぁ、あああぁぁぁぁぁーーーーーっ!!」  
 ネルもまた獣の咆哮のような叫び声で、絶頂を迎えた。  
 
「はぁっ、はぁっ、やっと終わったよ・・・」  
 膣内にどろりとした生暖かいものを感じながら、ネルは安堵の表情をする。  
「何を言っているんだ阿呆。すぐに第二ラウンド開始だ」  
 ネルの膣内に入っているモノは、衰えをみせていない。  
「どうしてだい・・・、そのままの大きさだなんて・・・?」  
「さっき俺も特殊な媚薬入りドリンクを飲んでいてな、一度射精したぐらいでは到底  
収まらなくなっているんだよ。これから長く付き合ってもらうぞ、阿呆!」  
「そん、うあっ、はあぁっ!」  
 再びネルの身体をアルベルが支配する。彼女の快楽地獄は始まったばかりだった―――――。 

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