王都アーリグリフのファクトリー。  
ここではクリエイターチームの中の、機械班が集結し、  
フェイト達のために日々アイテムクリエーションに励んでいた。  
 
その機械班の一員である、メリルは広いファクトリーの中で一人黙々と作業を続けていた。  
スタンボム等、爆弾系のアイテムはフェイト達の使い勝手がいいせいか需要が多く、  
ギルドによる流通分では間に合わず、クリエイター自ら量産し、フェイト達に渡す形になっていた。  
当然、彼女たちに課せられる一日のノルマは厳しいものになる。  
「まったく!なんでこの私がこんな目に遭わなきゃいけないワケ?私はもっとクリエイティブな仕事がしたいのに〜!」  
未知のアイテムを設計開発して世に広める。これこそがクリエイターの本分である。  
しかし、最近は決められたレシピでのボム量産に追われ、創作オリジナルどころではない。  
メリルは欲求不満に陥っていた。  
「だいたい、私一人に用事を押し付けてあいつら何やってるのよ!デジソンのジジィは『世界征服のための視察じゃ』  
とか抜かして旅に出ちゃうし、バニラは買い物に行っちゃうし…もう、最低!」  
他のチームメイトに八つ当たりする。デジソンはともかく、バニラの買い物は自分が頼んだということは気付かない。  
「まぁ…ここで何言ってもはじまんないわよね…とりあえずやるか」  
メリルは一人で作業を続ける。  
溶接、フライス、組み立て…『子供の頃から親父の仕事を見ていた』と言うだけあって、その技術は確かである。  
15歳という若さでクリエイターギルドに職人登録するだけのことはある。  
そして、小一時間の作業で、ノルマの大半を消化していた。  
「はぁ〜疲れたぁ…でもやっぱ私は天才よね、一人でここまでやっちゃうんだから」  
同時に、買い物に行ったまま帰ってこないチームメイトのことを思い出す。  
「バニラはいったい何してんのよ!帰ってきたらあのウサギ耳きっつく結んでやるわ」  
一通りわめくと喉が渇いてきた。  
「あ〜…喉カラカラだ…しかも何か寒くなってきたし…」  
それもこれも全部バニラのせいだ、と続けたかったが耐える。言ってどうなるものでもない。  
すでに日は落ちていた。アーリグリフの夜は早い。  
 
その頃バニラは、王都アーリグリフの北部の、宇宙船イーグルの墜落現場に道草していた。  
メリルから頼まれた買い物を済ませたバニラはファクトリーに戻る途中、深刻な顔で話しているフェイト達に出会った。  
「何してるの?フェイトのお兄さん」  
「あ、バニラちゃん。元気?」  
スフレは相変わらずハイテンションだ。  
「うん。僕もみんなも変わりないよ。少し作業は遅れてるけど…」  
「何か設備に問題でも?」  
マリアが真剣な眼差しで訊く。  
「いや、設備は問題ないんだけど…人材のほうがちょっとね」  
「デジソンのジィさんはまだ帰ってこねぇのか?」  
クリフが呆れ顔で訊く。  
「うん。今はメリルのお姉ちゃんと2人でなんとかやってるんだけどね、やっぱ限界があるんだ」  
「ったく、しょうがねぇな…」  
ただでさえ、この星で機械技術をもつクリエイターは数少ない。  
機械というものがあまり一般に普及していないということもあるのだが。  
「うーん、困ったな…こっちのストックもほとんどないんだ」  
「ああ。ここで補充しとかないとヤバイよ」  
ネルが相槌を打つ。  
「まぁまぁみんな…無理を言ったってしょうがないよ」  
ソフィアがなだめる。  
 
「ホントゴメンね、みんな。お金もらって契約した以上はノルマは果たさなきゃいけないんだけど」  
バニラが申し訳なさそうに言う。  
「いや、まぁ仕方ないよ。状況が状況だからね」  
フェイトが言う。  
「そう言ってくれると助かるよ。ところでお兄ちゃん達はここで何をしてるの?」  
バニラが訊くと、フェイトが指で奥の物体を指し示す。  
「あれって…お兄ちゃんたちが乗ってきた船だよね?あれがどうしたの?」  
「あれをそのままにしておくわけにもいかないからね。どう処理しようか悩んでるんだ」  
「ふーん…でもあれってすごい技術が使われてるんだよね。興味あるな…ねぇ、もっと近くで見てもいい?」  
「ああ、君なら問題ないよ。好きなだけ見てくれて構わない」  
「うわぁい!ありがとう、お兄ちゃん達」  
バニラは、未知の技術に夢中になり、おつかいのことをすっかり忘れてしまっていた。  
「じゃあ、みんなは先に宿屋に戻ってて。僕は、バニラがこれ見飽きたら、ファクトリーに送ってくから。  
ついでに出来てる分だけでももらってくるよ」  
「ええ、わかったわ。じゃあ頼んだわね」  
マリア達が宿屋に戻った後、しばらくフェイトはバニラに付き合っていた。  
自分の小さい頃が思い出されたからだろうか、鬱陶しさはなかった。  
 
作業するにもやる気が出ない。  
ふとファクトリーを見回すと、棚の中に、一本の瓶があることに気付いた。  
「なんだろ?コレ…」  
メリルは棚から瓶を取り出し、ラベルを見た。  
『幸福ポーション』  
そうラベルには書いてあった。  
「なになに…『しょんぼりした時はこれをグィッと飲みましょう。幸せになります!』…う〜ん…」  
胡散臭い。明らかに胡散臭いが何故かメリルは惹かれるものを感じた。  
「多分、バニラが買ってきて置いてるんだろうけど…もらっちゃおうかな」  
今、猛烈に喉が渇いていたのを思い出した。  
「きっと『とっておき』ってヤツなんだろうな。でも、帰ってこないバニラが悪いんだし、飲んじゃおうっと」  
メリルは、瓶のふたを開け、中身を一気に飲み干した。  
「ふ〜っ…ごちそうさま。甘くておいしかったよ、ありがと、バニラ」  
メリルはひとりでお礼を言うと、作業に戻ろうと機械の所へ向かった。  
「さぁて、なんとか今日のノルマ果たさなきゃ…あれ?」  
突然力が抜けて、床に倒れこんでしまった。  
「ん…どうしたんだろ、力が入らない…」  
さっきのポーションの効果だろうかとメリルは考えた。  
「何か体が熱い…お酒…だったのかな」  
メリルは何とか機械の所までたどり着いたが、自分の体に異変が起きていることに気付いた。  
「うう…アソコが何か変な感じだよぉ…これもあのお酒のせいかな…」  
我慢して立とうとしたが、立ち上がることが出来ない。  
メリルは、自分の作業服の股の部分に染みが出来ているのを見つけた。  
「嘘…着替え…なきゃ…」  
自分の私室に行こうとするが体が言うことを聞かない。  
「もう我慢できないよ…誰も…いないよね?」  
メリルは周囲を確認すると、作業ズボンを一気に下ろした。  
パンティーはもうびしょ濡れになっていた。  
「すごい…こんなになってるよぉ…」  
メリルは自分の痴態に恥ずかしさを覚えながらも、オナニーを始めた。  
 
「ふぅっ、ん…あはぁっ…」  
チュポッ、チュポッ…  
メリルが自分の指を出し入れする度にいやらしい音がファクトリーに響く。  
「んはぁ…気持ちいいよ…いつもよりずっとぉ…」  
こんなところで自慰にふけっているという罪悪感はあったが本能が勝った。  
「あああっ…いいよぉ」  
上着をはだけて、胸を自分で揉む。  
今まで何回も行為に及んだことはあるが、こんなに激しく、そして気持ちいいのは初めてである。  
「足りない…こんなんじゃ足りないよぉっ!」  
メリルは自分の工具箱からドライバーを取り出した。  
 
「今日はありがとう。フェイトお兄ちゃん。いい勉強になったよ」  
「それは何よりだよ。ところで、良かったのかい?メリルに頼まれてたんだろ?」  
「いいんだよ、メリルお姉ちゃんは。まったくわがままなんだから…」  
「まぁまぁ…」  
フェイトとバニラは、話をしながら、ファクトリーの前まで着いた。  
「メリルは中にいるんだろ?」  
「うん。そのはずだよ。さあ、中に入ろう」  
バニラはドアを開け、フェイトと中へ入った。 
 
「お…お姉ちゃん…何…してるの!?」  
「メ…メリル…」  
ファクトリーに入った二人は呆然とした。  
なにしろ、その中では少女が全裸で激しいオナニーを行っていた。  
「バニラ…フェイトさん…!?」  
メリルは真っ青になった。だが、体の疼きは止まらない。  
「嫌ぁっ!見ないで!二人とも出てってぇ!」  
「お姉ちゃん…」  
「自分でもわかんないのっ!あの…棚の中のお酒、飲んだら…ひぅっ!」  
手が勝手に動く。メリルはドライバーの柄の部分を自分の秘所に差込み、それを出し入れしていた。  
「メリル…凄いな」  
「嫌っ!言わないでぇ!フェイトさん…」  
メリルは見られていることにも、快感を覚えつつあった。  
「ああっ!イクぅ!私、イっちゃうぅっ!!」  
メリルは絶頂に達した。ぐたっと床に倒れこむ。  
 
「私、イっちゃった…しかも2人に見られて…」  
メリルは床にうずくまって動くことができなかった。  
「ヘンタイだ…メリルお姉ちゃんは変態だったんだ…」  
バニラがつぶやいた。  
「違う!違うのよバニラっ!これは…」  
「いや、バニラの言うとおりだ」  
フェイトはメリルの反論をさえぎって言った。  
「フェイトさん!?」  
「だってそうだろう?こんなところで裸になってオナニーしてるんだから。  
普通の女の子がこんなところでこういうコトすると思う?」  
「そんな…」  
「で、やっぱりマスターとしてはこんな悪いクリエイターには罰を与えないといけないな」  
フェイトの悪戯心が発動した瞬間だった。  
 
…ペターニのギルド本部  
「おい、ウェルチ。コレを見てみろ」  
「何ですかぁ、マスター?今私忙しいんですけど」  
「まぁそう言わずに見てみろ。フェイト君たちがすごいコトしとるわい」  
ギルドマスターがテレグラフを示す。  
「フェイトさんたちがどうかしたんですか?」  
それを受け取ったウェルチは画面を見て叫んだ。  
 
「あららぁ…強権発動ですか〜!」  
 
「さぁ、メリル。四つんばいになってこっちにお尻を向けるんだ」  
「え…?」  
「え、じゃない。やっぱ罰といったらお尻叩きだろ?」  
「そんなぁ!嫌よっ!そんなの」  
「君に拒否権があると思ってるのかい?」  
メリルは、仕方なく言われたとおりにする。  
秘部にはまだドライバーが入ったままだ。  
「ふふ…ホント凄いな…メリルのここは」  
そう言うと、フェイトはドライバーを抜き取った。  
「ひぁ…見ないで…」  
「よぉし…行くよ、メリル。ちゃんと10回数えるんだ」  
ビシィッ!  
フェイトの平手がメリルの白いお尻を打ち、乾いた音を立てる。  
「いったぁいっ!」  
メリルが悲鳴をあげる。  
「ほらほら、ちゃんとカウントしないと終わらないよ」  
ビシィッ!  
「あぐっ…い…ち…」  
ビシィッ!  
「ひどぉ…うっ!…に…い…」  
ビシィッ!  
「さぁ…んっ…」  
メリルのお尻が真っ赤に燃える。  
勝利を掴めと轟き叫ぶ!!…は、どうでもいいが、  
こんな異様な風景を目の前にして、バニラは変な興奮を覚えていた。  
「じゅ…うっ…」  
「よし。よく頑張ったね、でも…」  
フェイトは自分の手を見せる。  
「僕の手がこんなにビショビショになっちゃったよ…まだ反省が足りないのかな?」  
「そんなことないわ!もう…十分…」  
 
「そうだな…バニラ、ちょっとこっちに来い」  
「え…嫌だよ、僕怖いよ…」  
「いいから来るんだ」  
フェイトの剣幕に恐怖を覚えたバニラは言うとおりにした。  
「ズボンを脱ぐんだ」  
「ええっ!そんな嫌だよっ!お兄ちゃん!?」  
「・・・・」  
フェイトの無言の圧力の前にバニラは、言われるままズボンを脱いだ。  
バニラのペニスは、ピンと立って、自己を主張していた。  
「恥ずかしいよ…お兄ちゃん…なんか僕のオチンチン変だよ…」  
「さぁ、メリル。バニラのコレを舐めるんだ。やり方はわかるな?」  
「そんな…そんなこと、出来るわけないじゃないっ!」  
「お兄ちゃん…お姉ちゃんに舐めてもらったらぼくのオチンチン直るの?」  
「ああ、そうだ。すぐに良くなるよ」  
「うん。じゃあお姉ちゃん、僕のオチンチン舐めてくれる?」  
バニラはメリルにとんでもない頼みを発した。  
「い…嫌よ!何で私があなたの…オ、オチン…」  
「お願いだよ!お姉ちゃん…ヘンタイなんて言った事謝るからぁ!」  
バニラが泣きながら訴える。  
「嫌っ…嫌ぁ…」  
メリルも泣き出した。  
「やれやれ、仕方が無いな。  
フェイトはメリルの髪を引っ張り上げた。  
「痛いっ!離してっ!」  
そのまま顔をバニラのモノの前に近づけた。アンモニアの臭いがする。  
 
「嫌だって言ってるでしょう?何でこんな汚いもの…」  
「そういう言い方は良くないな。バニラが傷つくじゃないか」  
「そんなこと!」  
「お仕置き、追加だな」  
そう言うと、フェイトはメリルの胸を力任せにつまみ上げた。  
「ったぁぁぁぁい!」  
メリルが叫ぶ。  
「ちゃんと、するかい?」  
「する!言うとおりにするからっ!やめてぇ!」  
「よし。さぁ、バニラ」  
「うん…いくよ、お姉ちゃん?」  
バニラの小さいペニスがメリルの口の中に吸い込まれた。  
「んぅ…ひぇ…ひもひはふい…」  
「舌を使って!ちゃんと綺麗にしてやるんだ。バニラ、腰を動かしてごらん」  
「え…うん。こう…かな?」  
バニラが恐る恐る腰を動かす。  
「うぇ・・っ…ひぃ…ふぁ…ふるひい」  
「気持ち…いいよ、お姉ちゃん…」  
ちゅぱっ…ちゅぱっ…  
「ああ…何か、来るよっ!」  
バニラが叫ぶ。  
「いいよ、バニラ。そのまま出しちゃって」  
「ひ…ひょっほはっへ…はっへぇ!」  
ピュッ…  
バニラ、初めての射精である。  
 
「おしっこ…でちゃったの…?」  
「違うよ、バニラ。ほら、メリル。口をあけてバニラに見せてあげるんだ」  
メリルが口をあける。  
「白い…なにコレ…もしかして僕…病気なの?」  
「ハハハ…違うよ。これは男の子として普通のことだよ。さ、メリル。それを綺麗に飲み込め」  
「・・・・」  
メリルが首を振る。  
「ふーん…、またお尻叩かれたい?」  
「・・・・んくっ・・・・ぷはぁっ」  
「よくできました」  
メリルがほっと息をついた。  
「だけど」  
フェイトが言う。  
「二人の見てたら僕のここもすごいことになっちゃったんだ…責任とってくれるよね?」  
「嫌に決まってるじゃない!あんたって、最低だわ!」  
「最低でもなんでもいいよ。やってくれるの、くれないの?」  
「絶対嫌よ!…何が英雄よっ!変態っ!!」  
「わかった。じゃあ仕方ないな…」  
「もういいでしょう?今ならこのこと忘れて今まで通りやってもいいわ」  
「そうか…なら、無理矢理犯らせてもらうだけだ」  
「えっ…きゃあっ!」  
 
フェイトはメリルを床に押し倒し、一気にいきり立った自分のモノを挿入する。  
「ひぎぁぁっ!」  
「あんまり痛くないだろ?これだけ濡れてるんだし…」  
「痛いわよっ…わたしっ…はじめてっ…!」  
「はは、そうなのか」  
フェイトは腰を進める。  
「あぐ…もう入んないっ…」  
「ほら、バニラ。見てろよ。お前もこうやって生まれたんだ」  
…マーチラビット族が人間と同じなのかなんて知らないが。  
「うわ…すごい…お姉ちゃん」  
「見ちゃダメぇ…バニラぁ…」  
「血が出てるよ…痛くないの?」  
「だから痛いのよっ!抜いてぇ!」  
「もう少し、もう少し…」  
「うあっ…」  
「バニラ、メリルのおっぱいをいじってあげるんだ、喜ぶよ」  
「え…うん」  
「こら…やっちゃダメ…お願いバニラっ!」  
「さっきのお礼ね、お姉ちゃん」  
バニラが乳首に吸い付く。  
「ひぁぁっ!バカ!やめてってばっ!」  
「お♪上手いぞ、バニラ。締め付けが良くなった」  
「気持ちいい?お姉ちゃん?」  
バニラはメリルの胸を揉みしだく。  
まだ発達途上のメリルの胸はまだまだ固く、普通は揉まれても痛いだけである。  
だが、ポーションの効果か、メリルはわずかに快感を覚えた。  
「う…もっとやさしくして…ちょっと痛いよぉ…」  
「あ…ごめん」  
「ううん…いいよ…いい…」  
 
「・・・・」  
すっかり置いてきぼりのフェイトは、仕方なくメリルのクリトリスをいじくることにした。  
ピンクのほんの小さな突起に、指で刺激を与える。  
「ひゃぁん!」  
「こっちもいいだろ?」  
「うん…すごい…」  
「よし、じゃあ動くよ」  
「は…い」  
フェイトはゆっくりと運動をはじめた。  
「うっあ…いたぁ…」  
「うおっ…きついな…」  
「あ…あう…」  
「少し、楽になってきた?」  
「うん…少しだけど…」  
ヌプッ、ヌプッ…  
フェイトも今までの行為の非道さに気付いて、お詫びのように  
ゆっくりとした往復を続けた。  
「フェイト…さん、もっと動いて…いいですよ」  
「いいの?」  
「じゃなきゃフェイトさん…イケないでしょ?」  
「うん…じゃあすこし激しく行くよ」  
フェイトは少しスピードを上げた。  
ジュプッ、ジュプッ…  
音が変わる。  
「あっ…はぁ!いいッ…いいよ!フェイトさん!」  
「うん…ぼ…僕も…ダメだっ!」  
「ああああああああっ!!」  
二人はほぼ同時にフィニッシュした。  
フェイトはなんとか中での暴発は防いだ。  
「すごい…お兄ちゃん、ぼくのより多いや」  
バニラが驚嘆の声を上げる。  
「あたりまえでしょ…フェイトさんはオトナなんだから」  
 
「メリルちゃん!ホントごめん!君のあんな姿見てたらつい…」  
「いいですよ…私も…悪かったですし。これからはあんまり自分勝手しないようにします」  
「うん…ホントごめんね」  
「…でも、気持ちよかったです…ってバニラ!あんたどこをじろじろ見てんのよ、エッチ!」  
みんな裸なのに今更エッチも何もあるまいが…。  
「ヒューマンの女の人ってこんな風になってたんだ…さっきはよく見えなかったから…」  
「もう…フェイトさんまで…そんなにまじまじと見ないでよっ!」  
「え…あ、ごめんごめん…」  
「ねぇ、お姉ちゃん。この穴って何なの?」  
そう言うと、バニラはメリルのアナルに指を突っ込む。  
メリッ…  
「ひぇっ!?ちょっとバニラ!何してんのよぉ!」  
「へぇ…メリルちゃんって後ろもOKなんだ?」  
「フェイトさん!もう!バニラ、抜いてってば!」  
「もう一回やる?まだ例のポーションが効いてるんでしょ?」  
「結構ですっ!あふ…もう…バニラ!後で覚えときなさいよっ!かぁっ…体が動くようになったらその耳…!」  
 
数日後…  
「おああああああああああああっ!!」  
「どうしたの、デジソン博士?」  
「うっさいわねぇ…帰ってきて早々何なのよ!」  
「お前達、この棚の中に入ってた瓶を知らんか?」  
「あ…あれなら…むぐっ…」  
メリルがバニラの口をその耳で塞ぐ。  
「ん…どうかしたか?」  
「いや…一体それって何なの?」  
「おお…よくぞ聞いてくれた。あれは我が夢、世界征服のための特製アイテム、その名も『幸福ポーション』じゃ!」  
「…効果は?」  
「うむ。我が同志、ゴッサム殿特製の媚薬をジュースの中に仕込んだものでな…それを使えば世の女性を思うままに  
出来るという最強アイテムなのだ!世界を真に支配しているのは女性の力じゃ!それを掌握すれば世界征服など  
あっという間に…ん、聞いておるか?」  
「アンタか…やっぱりアンタか」  
「な…なんのことじゃ!?」  
メリルは特製の電撃ハイブリッドボンバーを手にして言った。  
「デジソン!アンタの野望は私が止めてみせるッ!」  
「なにおう!小娘がぁ!」  
「あああああ…ヤバそう〜…」  
その日、王都アーリグリフには厳戒態勢が敷かれたという…。  
 
 
完 

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