「フン…相手にならんな」
アルベルが魔物を切り捨てながらつぶやく。
「ああ…これぐらいじゃ僕らは止められないさ」
負けじとフェイトも剣を一閃させ、敵を倒していく。
二人は、修行のため、試練の洞窟で戦っていた。
「この階の魔物はあらかた倒したな…」
「よし、じゃあそろそろ下に下りよう」
二人は第5下層へと続く階段を目指した。
部屋を照らす光の魔物、アクアウィスプは全滅させてしまったが、
もうすでに道を体で覚えており、問題はなかった。
「そう言えば、5階には変な女がいたな」
アルベルが思い出したように言った。
「ああ…魔物をけしかけられて驚いたね」
「その後は自分が魔物に襲われていやがった。しかも『助けてくれ』ときたもんだ」
「ハハハ…あれであの娘も懲りたんじゃないかな?何で僕たちを襲うのかわかんないけどさ」
「フン…まぁ今度仕掛けてきたら容赦はしないがな」
「そうだね…じゃあ…」
二人は階段を下り、第5下層へと足を踏み入れた。
部屋には、魔物の気配ひとつ無く、静まり返っていた。
だが…
(おい、気づいてるか?)
(…ああ。いるね)
カタッ…
(!)
ボン!!
爆音とともに煙が部屋中に充満した。
「何だ!?こいつ、は…」
「神経…ガス…?」
フェイトとアルベルは、そろって床に倒れた。
「ふふ…見事にひっかかったわね」
物陰から、防毒マスクを被ったパフィが現れた。
「たった2人で来るなんてなめられたものね…でも、私のこの完璧な作戦は見抜けなかったようね!」
二人は身動きひとつしない。
「まだ寝るのは早いわよ。今までの借りを存分に返させて貰わなきゃ…」
パフィは、二人を見下して言った。
「立ちなさい、フェイト・ラインゴッド、アルベル・ノックス」
パフィの命令に従い、二人はゆっくりと立ち上がった。
「さすが私ね。新開発のこのガスを浴びたものは、私の命令に従うようになる…実験は大成功だわ」
パフィは満足げな笑みを浮かべた。
目の前の二人に宿る黒い欲望に気づかずに…。
「ほらほら、二人とも遅いわよ」
パフィが二人の奴隷に声をかける。
あれから、歌を歌えだの、アワ踊りを踊れだの、色々と命令をエスカレートさせ、
今は、パンツ一丁で逆立ちして部屋一周という命令が出されていた。
「全く、こんな奴らに一回でも負けたなんて認めたくないわね…」
そう言うと、パフィは部屋の隅に置いてある秘密の三次元バッグを探り始めた。
「次はどんな道具で仕返ししてやろうかしら…」
妄想に夢中になっていたパフィは、後ろから迫る二人の影に気づくのが遅れた。
「!…きゃあっ!」
いきなり後ろから羽交い絞めにされる。
「フェ…フェイト・ラインゴッド…!」
「やぁ…久しぶりだね、パフィちゃん」
「ど…どうして!?まだ、ガスは…」
「フン、こいつのお陰だ」
アルベルは、鎧に忍ばせていたお守りをパフィに見せた。
「パラライチェック…!じゃあ、今までのは…」
「そう、全部演技だったってワケ」
「よくもやりたい放題やってくれたな、糞虫。覚悟するんだな」
アルベルは、鞘から刀を抜き、パフィに構えた。
「ちょ…ちょっと!冗談でしょ!?離してっ!」
逃げようにもフェイトに押さえられていてどうしようもない。
アルベルがじわじわと近寄ってくる。
「やめて!お願い、許してっ!」
「何が仕返しだ…幼稚な事ばかりやらせやがって…」
「悪い子にはお仕置きが必要だね」
「ごめんなさい、ごめんなさいっ!もう…もうしないからぁ!」
「…くたばれ、阿呆」
「嫌ぁぁぁっ!」
刀が、パフィへと振り下ろされた…。
スッ…
(…助かった?)
剣先は、パフィを掠めただけだった。
しかし、その直後…
パフィの服が左右に裂け、その小ぶりの胸が露になった。
「え、あ…きゃぁぁぁっ!」
「さすがだね、アルベル」
「フン、これぐらいは当然だ」
アルベルが刀を納めながら言う。
「な、何でこんなこと…」
パフィが怯えながら聞いてくる。
「だから、言ったでしょ?お仕置きが必要なんだって…」
「貴様が誰に向かって喧嘩を売ったのかを体で解らせてやろうってことだ」
「や…やめなさいよっ!こんなことしてタダで…きゃあ!」
パフィの体が床に倒される。
上下ともに残った布切れも剥がされ、パフィは生まれたままの姿になった。
「タダじゃすまないって?フフフ…」
笑いながら、フェイトはパフィの震える胸をゆっくりと揉み始めた。
「ひっ!いたぁ…」
リズムをつけて揉んでいく。
次第に、パフィから漏れる声が、苦痛から違うものへと変わっていくのがわかる。
「ふぁぁ…ひぅ…」
「こんなに固くして…気持ちいいのかい?」
「そんなこと…絶対に…ない…」
「素直じゃないなぁ…全く」
フェイトは、もう片方の乳首を口に含み、一気に吸い上げる。
「ひぁぁぁぁっ!」
パフィはあまりの刺激に悲鳴を上げる。
誰も来ないダンジョンの中、一人遊びは何度もしたが、
こんな感覚は始めてである。
「はぁ…ふぅ…」
「じゃあ、俺はこっちに懲罰を加えてやるか」
アルベルは、パフィの足を開き、その秘所を観察する。
「フン、綺麗なものだな」
アルベルはいきなりそこへ指を突っ込んだ。
「ひっ!」
中を容赦なく掻き回す。
「ひぃっ…やめ…」
もがくパフィの視界に、秘密の三次元バッグが映った。
(そうだ…これなら…!)
この最低男たちを抹殺できる。
パフィは自然を装い、少しずつ体をバッグへと近づけていく。
そして、バッグに手が届く範囲まで移動した。
「!」
隙を突いてバッグへと手を伸ばし、中に入っているものをつかんでアルベルに向けて投げつけた。
「死ね!変態男!」
バッグの中には特製爆弾が詰まっている。これで形勢逆転…
のはずだった。しかし、その期待はあっさりと裏切られた。
「嘘…そんな…」
パフィが一発逆転を賭けた爆弾は、アルベルの手の中にあった。
反射的に受け止めたのだろうか。どちらにしても並みの反射神経ではない。
まぁ、こんなところまで来れるのだから、当然といえば当然なのだが…
「フン…糞虫が。何だ、コレは?」
アルベルが手にしているのは、液体がいっぱいに詰まった試験管だった。
「爆弾じゃないかな?この娘のことだから…割れたら爆発する仕掛けなんじゃない?」
「ほう…全然懲りてないようだな?」
「ひ…」
「お仕置きが足りないみたいだね」
「そうだな…じゃあ身をもって味わってもらうか」
アルベルは何か思いついたような顔をすると、
その試験管をパフィの秘穴へと運んだ。
「な…何をする気よ?…まさか!?」
そのまま、パフィの膣内に挿入する。
「ひはぁぁぁぁっ!」
試験管の3分の2程が、パフィの中に埋もれた。
「や…やだぁっ!抜いて、ぬいてぇ!」
パフィは体をくねらせながら絶叫する。
「おいおい…そんなに激しく動いたら爆発しちゃうよ?」
自分で作った爆弾だ。その威力も当然分かっている。
こんなことになるとは…。
「爆発しちゃう…死んじゃうよぉ…」
「そいつで俺を殺そうとしたのはいったい誰だ、ああ?」
アルベルはパフィの下腹を踏みつける。
「うぁっ!駄目…爆発するぅ…」
「まぁいい。貴様にチャンスをやろう。俺をイカせることができたら抜いてやってもいいぜ」
パフィは、虚ろな目でアルベルを見つめる。
「何でもいいから…早く…抜きなさいよぉ…」
「いいだろう。じゃあ、いくぜ」
「きゃあ!」
アルベルはパフィの体を背中から持ち上げると、
自分のモノを、彼女の後ろの穴に合わせた。
「え…そっちは!」
「穴がこっちしか開いてないんだからしかたないだろう?力を抜け」
そう言うと、一気に腰を突き上げる。
「あがぁぁっ!…いぎぃ…」
「ほら、入ったじゃねぇか…動くぞ」
腰をさらに突いていく。
「そ…そんなにしたらぁ…」
「う…フェイト、こいつはなかなかだぜ」
「そうみたいだね。楽しみだよ」
「どうだ?糞虫。壁越しに試験管に当たってるぜ」
「やだやだぁ!やめて…うぁぁっ!」
「ほらほら…もっと締め付けなきゃイケないぜ?」
アルベルは、前に手を回し、花弁の先端の突起を刺激する。
「あひぃぃぃっ!」
パフィの締め付けが強くなる。
「うおっ…こいつ…」
「そこ…さわらないで…ひぃん!」
アルベルもラストスパートにかかる。
「あふっ…ひっ…うあっ…」
「くっ…出るぞ!」
「駄目!…はぁぁぁぁぁぁっ!」
アルベルの白濁が、パフィのアヌスに注ぎ込まれた。
「ふぅ…よし、フェイト。抜いてやれ」
アルベルがまだパフィの中にモノを収めたまま言う。
「はいはい。よく頑張ったね」
フェイトが試験管を引き抜く。
「ひぁっ!」
試験管には、小さなヒビが無数に入っていた。
「っと…危なかったね、パフィちゃん。もう少しでアウトだったよ」
パフィの顔が青ざめる。
「危ない、危ない…」
そう言って、フェイトはその試験管を壁めがけて投げつける。
ドォォン…!
爆音を立てて壁に穴が開いた。
「さすがパフィちゃん。すごい威力だね」
「…もういいでしょ?早く離してよ!」
再び強気になるパフィ。お仕置きというならもう十分のはずだ。
「何言ってるんだい?…だいたい僕はまだ気持ちよくしてもらってないんだよ?」
フェイトは自分のそそり立ったモノを取り出す。
「そんな…!」
「それに…俺のもまた復活しちまったからな、もう一回頼むぜ」
アヌスの中のアルベルも催促を始める。
「これで前が空いたしね。じゃあ、始めようか」
「そんなの無理よ、絶対無理!両方なんてっ!」
「やってみなくちゃわかんないよ。それっ!」
フェイトが一気にパフィの中へと侵入する。
いままでの行為で十分に濡れており、挿入はスムーズにいった。
それに合わせて、アルベルも腰を突き上げる。
「あくぅぅっ!きつぅ…」
フェイトも腰を動かし始める。
「よし…3人で一緒にイクんだ」
「いいだろう…ふんっ…」
「うぁぁ…ひぃぃっ…」
アルベルは最初からハイペースだ。
「おいおいアルベル…そんなに飛ばして大丈夫かい?」
「フン、お前は早いからな。これぐらいで丁度いいのさ」
「…そうかよ。…そうなんだよなぁ…」
フェイトは気持ちが萎えそうになったが、目の前で喘ぐパフィの痴態に、気持ちを取り戻した。
「うっ…くっ…はぁぁっ!」
「どうだい?パフィちゃん…」
「すごいのぉ…中でこすれて…気持ちいいのぉ!」
前から後ろから、強烈な刺激がパフィを襲う。
「イった…ばかりなのに…また、来ちゃうっ!」
「くぅ…もう僕も限界だ!」
「ちっ…少しばかりイキ急ぎ過ぎたか…」
「あああああああっ!」
「うああっ!」
「うおっ!」
3人は約束どおり、同時に絶頂に達した。
「コレに懲りたらもう僕たちを倒そうなんて考えないことだね」
「うう…覚えてなさいよ…」
「全然分かってないな。まだやるのか?糞虫」
「この借りは、絶対返してやるんだから!!」
そう言うと、パフィは裸のまま走り去っていった。
「きゃあああああっ!」
直後、パフィの悲鳴が聞こえた。
「何だ!?」
「また魔物に襲われてるのかな?」
「嫌、やめなさい!私はそんなんじゃ…!やめてっ!はぁぁっ!」
「…魔物も発情期なのかな?」
「フン、さぁな」
「どうする?」
「まぁ、殺すのは惜しいな」
「じゃあ、助ける?」
「助けるんじゃない。修行だ」
「はいはい…素直じゃないんだから…」