「ご主人様」  
宿の一室でネルがマリアに声を掛けた。ネルがマリアの事をご主人様と呼ぶのは過去にマリアへの従属を誓わされているからである。  
「どうしたの、ネル?」  
「泥棒ネコを見付けました」  
『泥棒ネコ』とはマリアが恋するフェイトを狙う者のことである。かつてネルもフェイトに恋心を抱いていたがそれが元でマリアにおとしめられ、マリアの「ペット」になった過去があった。  
「で、誰なの?」  
「ソフィアです」  
「なるほど、あの娘ね…」  
ネルの報告を聞いてマリアは唇を歪ませた。フェイトを付け狙う者への怒りと新たな獲物を得た喜びとがマリアの心を支配していた。  
「こっちへきて」  
ネルをよらせるとマリアはなにやら彼女に耳打ちをした。  
「判りました」  
そのままネルは部屋から出ていった。  
「いけない子猫ちゃんにはお仕置きが必要ね…」  
新しい獲物をどう料理するか、それを考えただけでマリアは心を躍らせた。  
 
「…あれ、ここは?」  
ソフィアは見慣れぬ部屋で目を覚ました。そしてすぐ手首に痛みを感じた。見ると手かせをされ天上から綱で引っ張り上げられる状態になっている。  
どうやら民家の一室のようだが余り生活感がない。恐らく空き家なのだろう。でも何故自分がそんなところにいるのか、ソフィアは理解できなかった。  
「待って、たしかわたしはネルさんに珍しくケーキをご馳走になって…。そうかあのケーキを食べたら急に眠たくなって…」  
ソフィアは頭の中で目が覚める前の出来事を必死に思い出そうとした。とそこへ…  
「あら、ソフィア、お目覚めかい?」  
そう言って入ってきたネルの姿を見てソフィアは唖然となった。普段の服とは違う、歴史の教科書に出てくるような軍服を身に纏っていたのだ。  
「ネルさん、なんて格好しているんですか!?」  
驚くソフィア。  
「何ね、『ご主人様』がこの格好が良いんじゃないかって仰るもんだからね」  
「ご、ご主人様?」  
何がなにやらさっぱり判らず混乱するソフィア。  
「その『ご主人様』は私の事よ」  
そう言って入ってきたマリアもまた軍服に身を包んでいた。  
「マリアさんまで!?一体どうして?それになんでわたしこんな格好なんですか?」  
二人に問いただすソフィア。  
「とぼける気?と言っても自覚がないから無理がないでしょうからね…。ネル!!」  
マリアが指をパチンと鳴らした瞬間、ソフィアをネルのむちが襲った。  
「痛い!!」  
叫び声を上げるソフィア。  
「ソフィア、あんたはねご主人様が大好きなフェイトに手を出そうとした。それがいけなかったんだよ」  
ソフィアの顔を掴み、耳元で囁くネル。  
「あんた、フェイトを色仕掛けで誘惑したろ?その事にご主人様は大いにお怒りなのさ」  
ネルに言われソフィアは数日前のことを思い出した。幼なじみであるフェイトの気を引こうとソフィアは色仕掛けを試みたのだ。だがあいにくそれは失敗に終わりソフィアは次の機会を狙っているところだった。  
 
「でも、でもなんで?なんでネルさんがマリアさんに協力しているわけ?」  
「あたいもね、かつてフェイトに惚れていたのさ。けどねその為にご主人様の怒りを買ってしまった。許していただく代わりに私はご主人様への忠誠を誓ったのさ」  
そういうとネルはソフィアに口づけをし、彼女の胸を揉みしだいた。  
「そんな、そんなのって…」  
「人のものを横取りしようとする悪い子猫ちゃんにはお仕置きが必要なのよ」  
涙を流すソフィアを尻目にマリアは嘲るように言い放った。  
「とりあえず、今のところはこれで終了、ネル来て頂戴」  
マリアはネルを呼ぶとすかさず彼女の胸を揉みしだした。  
「はう、ご主人様ぁ〜」  
ソフィアが見たことがないネルの姿。後ろからマリアに胸を揉まれ、快楽の声を上げるネルの姿は異様でもあった。  
 
「あれ?」  
ソフィアは突然体の疼きを感じた。花弁から愛液が流れ体が火照る。鎮めようにも両手をふさがれてはオナニーすらできない。  
「どう、私特製の媚薬は?」  
マリアが言う。  
「さっきネルがキスしたときに流し込んだのよ。したくてしょうがないでしょ?」  
「でも、ダメよ。悪い子猫ちゃんには仕置きが必要ですからね」  
勝ち誇るマリア。一方のソフィアはそれどころではなかった。足をもじもじさせ体の疼きを必死にこらえている。  
「ご主人様ぁ〜」  
ネルが甘い声を出す。媚薬を口に含んでいたせいか、彼女も体が疼き始めていた。  
「いいわよ、ネル。かわいい子猫にはきちんとかわいがってあげるから」  
微笑むマリア。  
ネルはしゃがみ込むとマリアのズボンのチャックを下ろした。  
「嘘?なんで!?」  
ソフィアの目に信じられないものが映った。  
マリアの股間にはあるはずのない男性器があり、それを美味しそうにネルがしゃぶり始めたのだ。  
「ごひゅじんしゃまのお○んひん、おいひいです」  
喜びの声を上げるネル。それをみせられたソフィアはますます体が疼いて仕方がなかった。  
 
「出すわよ…」  
マリアが一言呟くとネルの口の中に精液をぶちまけた。かなりの量にも関わらずそれを全て飲み干すネル。  
「ご主人様のミルク、美味しかったです」  
にこりと微笑むネル。  
「さて、ネル本番と行きましょうか」  
そう言うとマリアはネルに両手を壁に付かせた姿にすると彼女のズボンと下着を一気に引き下ろし、今だ萎えることを知らない自分のモノを愛液まみれのネルの花弁に突き立てた。  
「あひぃ、すごい、すごいですぅ!!」  
あられもない声を出すネル。ネルの強い意志を持つ女戦士の顔しか知らなかったソフィアには目の前の光景が信じられなかった。  
思わず目をそらすソフィア。しかし、女性としての本能がそれを許さずついつい目がいってしまう。そして体の疼きはますます激しくなっていった。  
マリアに突き立てられ悶えるネル。もはやクリムゾン・ブレイドの威厳はそこにはなかった。  
「良い子ね、ネル。今日は中にたっぷりと出してあげるわ」  
「あ、有り難うございます!!」  
そしてマリアが大きく一突きするとネルの一番奥で性をぶちまけた。  
「すごい、熱いぃいいい!!」  
絶叫と共に上りつめるネル。マリアがモノを引き抜くと力つきるようにその場にへたり込んだ。  
 
「完全にイってしまったようね…。かわいい子猫ちゃん」  
荒く息をするネルの頬にキスをするとマリアは放置状態のソフィアに近づいた。ソフィアの股間はまるでお漏らししたように濡れ、足を伝わり、床までもビショビショにしていた。  
顔を真っ赤にしたソフィアが潤んだ目でマリアをみる。  
「あら?その反抗的な目は何?」  
マリアはそういうとソフィアの服を引きちぎった。歳の割には熟れた胸が露わになる。そして硬くなったソフィアの乳首を指でこね回した。  
「ああう、いい、いいのぉ…」  
甘い声を出すソフィア。  
「まったくいやらしい雌猫ね」  
マリアはさらに革手袋をはめた手をソフィアの秘部に持っていった。そして指三本でソフィアの中を掻き回すソフィア。  
「ひゃう、すごい、気持ちいい…」  
すっかり快楽の虜となったソフィア。だがここでマリアは突然ソフィアの体をいじり廻すのを止めてしまった。  
「お願い、止めないでぇ…」  
涙声で懇願するソフィア。  
「うるさいよ」  
マリアのその言葉の次の瞬間、彼女の鞭がソフィアを打った。  
「痛い!!」  
叫び声を上げるソフィア。  
「悪い子猫ちゃんをイかせてあげるほど私はお人好しじゃないの」  
「そのままの格好でそうしていなさい。あなたにはそれがお似合いだわ」  
そのまま部屋を出ていこうとするマリアをソフィアが呼び止めた。  
 
「待って下さい!!」  
「わ、わたしいい子猫になります。マリアの、いえ、ご主人様の言うことをちゃんと聞く子猫になります。だからわたしをイかせてください!!」  
ついにソフィアは堕ちてしまった。  
「そこまで言うなら、思う存分イかせてあげるわ」  
マリアはソフィアの手かせを外すと彼女をベッドに押し倒した。そして下着をはぎ取るようにして即座に自らのモノをぶち込んだ。  
「ああん、ご主人様の、オチ○チン、すごい!!」  
ソフィアは既にマリアに忠実な淫乱娘となり果てていた。  
「いいわよ、ソフィア。これからは私がきちんとかわいがってあげる。だからフェイトに手を出すなんて馬鹿な真似、考えないのよ」  
「はい、ご主人様」  
そして更にマリアは腰の動きを早める。  
「すごい、すごいの、もうダメ、ソフィアイッチャウ!!」  
「私も出そう、しっかり受け止めなさい!」  
そして三度目にもかかわらず大量の精液がマリアから放たれた。  
「すごい、こんなのってすごすぎるよ…」  
そのままソフィアは気を失ってしまった。  
数日後、マリアに呼び止められ淫猥な笑みを浮かべる二人の女の姿があった。  
〜おわり〜 

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