「こ・す・ぷ・れ!?」  
フェイトの言葉にマリアは驚いて言い返した。  
ジェミティの一角、戦いを前にして休養を取っていたマリアに同行していたフェイトが  
「コスプレしてみないか?」  
と提案したのだ。  
「悪くないと思うんだけど、ダメかな?」  
シレッと言い返すフェイト。  
「私がそんな恥ずかしい真似出来るわけないでしょ!!」  
顔を真っ赤にするマリア。  
「そうだ、そうなんだ、僕の頼みを聞いてくれないんだマリアは…」  
地面にのの字を書いていじけるフェイト。  
それを見たマリアは気まずくなってしまった。  
「しょうがないわね…。私にどんな格好をさせたいわけ?」  
「よかった!もう係の人に服装は言ってあるから早速着替えよ」  
急に機嫌が良くなるフェイト。  
「ちょ、ちょっとフェイト、フェイトってば!!」  
フェイトに無理矢理腕を引っ張られ連れて行かれるマリアだった。 
 
「お客様、大変お似合いですよ」  
ジェミティの係員がマリアににっこりと微笑む。鏡に映る自分の姿がマリアには信じられなかった。  
「やぁ、マリアすごく似合っているよ」  
更衣室から出てきたフェイトがにっこり笑う。フェイトは4世紀前に連邦士官の間ではやっていたズボンを履き、ジャケットを羽織った姿である。  
一方のマリアはと言うと膝上の青色のミニスカ、同系色の上着、マントとフェイトが着ている服と同時代にエクスペルで着られていた女性服を着ていた。  
「フェイト、よくもこんな衣装を選んでくれたわね…」  
怒り心頭のマリア。フェイズガンの一撃かケリの一つでも入れてやりたい心境だったが銃は預けてしまったし、下手にケリを入れたら下着が露わになる。それが恥ずかしくて何も出来なかった。  
「マリア、よく似合っているよ」  
マリアの手を取るフェイト。  
「このまま少し歩こうか?」  
マリアは恥ずかしさを憶えながらそれに同意した。  
 
だがジェミティ内を歩いているうちにマリアは違和感を憶えた。周りのFD人達が自分のことをじろじろ見ているような錯覚を憶えたのだ。  
膝上のミニスカは否応にも男達の視線を集める。その事を考えるとマリアは徐々にからだが火照ってきた。  
「私、見られて感じちゃう体質なのかな?」  
そんなことを思うとマリアは更に興奮してきた。  
「私、男の人達に見られてる…」  
それを考えるとマリアの花弁が湿り気を帯びてきた。  
「…りあ、マリア!!」  
フェイトの声を掛けられ我に返るマリア。  
「あ、ううん、なんでもないの…」  
そう返すマリア、だが彼女の意識はフェイトとの妄想へと移っていった。  
「フェイトもいやらしく私のこと見てるのかな?」  
マリアの頭の中で妄想が渦巻く。  
「ねぇ、フェイト」  
「何、マリア?」  
マリアはフェイトに何も言わず彼の手を引っ張りジェミティの建物の裏手に向かった。  
 
人気のない建物の裏手に来るとマリアはいきなりフェイトにキスをした。  
フェイトの歯を舌で割り互いの舌を絡めるマリア。  
突然のことに驚くフェイトだったがマリアの勢いに押され熱いキスを続けた。  
一通りキスを終えるとマリアはしゃがみ込みフェイトのズボンのチャックを下ろし彼のモノをしゃぶり始めた。  
「ちょ、ちょっとマリア!!」  
「フェイトがいけないのよ。こんなミニスカを選んでみんなが視線を注ぐから私感じちゃったのよ!フェイトが責任とって鎮めてよ!」  
荒っぽく言い放つと更にフェイトのモノをしゃぶった。  
「うああ、マリアすごすぎるよ…」  
口淫の快楽に悶えるフェイト。マリアの口の中でフェイトのモノは大きさを増していく。  
「マリア、まずいよ、出ちゃいそうだ…」  
溜息混じりに言うフェイト。  
「ひひよ、ふぇひとのせいえき、じぇんぶのんであげる」  
上目遣いで答えるマリア。  
「うっ!!」  
一瞬身震いしたかと思うとマリアの口の中にフェイトの種子が放たれた。  
「んぐ、ごく、フェイトのせーえきおいしい…」  
うっとりとした表情で精液を飲み干すマリア。 
 
「フェイトぉ〜、頂戴。フェイトのたくましいオ○ンチン、いやらしいマリアのオ○ンコに頂戴」  
フェイトにすがり甘い声を出すマリア。  
薄明かりの中でフェイトはマリアの内股が濡れていることに気付いた。  
「いいよ、マリア…」  
突然の事に驚きながらもマリアの魅惑的な姿にフェイトはすっかりその気になっていた。  
パンティーを脱がそうとするとすでにべとべとに濡れている。  
マリアの左足を上げるようにして立ったままフェイトはマリアのアソコにそそり立つモノを突き立てた。  
「ああん!!、すごい!!フェイトのオチン○ン、すごいのぉ!!」  
待ちに待った快感に大きな声をあげるマリア。余りに大きな声に誰かに気付かれるのではとフェイトは不安に駆られたがいつにない激しいセックスにそれもすぐに忘れてしまった。  
「いい、フェイト、もっともっと突いてぇ!!」  
ますます大きく淫靡な声を出すマリア。フェイトも更にマリアを突き上げた。  
「フェイトぉ、もう私イっちゃいそう。フェイトの、フェイトの熱いせーえき一杯頂戴!!」  
「いいよ、マリア」  
そして最後に大きく一突きするとマリアの一番奥で再びフェイトの種子が放たれた。  
「すごい、こんなの、こんなにすごいの初めて…」  
フェイトに抱かれたままマリアは絶頂に達したのだった。  
 
行為が終わった後、すぐに衣装を返した二人。性交の跡が残っていないか気掛かりだったが係の人には何も気付かれずに済んだ。  
「…フェイト」  
「な、何?」  
感情を押し殺したマリアの声にびびるフェイト。  
「…今度はクレアと同じ服が着てみたいな…」  
ポツリと呟くマリア。  
「えっ!?」  
驚くフェイト。  
「なんだか、コスプレでするの癖になりそう」  
そこまで言うと恥ずかしさで顔を押さえるマリア。  
「………」  
嬉しく思う反面、すごいことになってしまったと内心穏やかでないフェイトだった。  
〜おわり〜 

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