「…今日の報告は以上です」  
ディプロの一室、マリアを目の前にしてミラージュがその日一日の物資調達などの報告を行っている。  
しかし、このペーパーレスの時代にあってわざわざ口頭で報告しにいく必然は無いにも関わらず、あえて報告にミラージュを呼んだのには理由があった。  
 
みるとミラージュの顔は紅潮し体が小刻みに震えている。必死に何かを耐えているようである。  
「あの、マリア…」  
「なに、ミラージュ?」  
「もう、これ『抜いて』貰えませんか?」  
「駄目よ」  
ミラージュの懇願を拒否したマリアは手元にあったリモコンのスイッチをいじった。  
 
「ひゃうっ!」  
ミラージュは思わず声を上げその場に倒れ込みそうになる。みるとミラージュの内股が湿り気を帯び、いくつものすじがしたたっていた。  
「一日中ローターを膣に入れられていたんじゃたまらないでしょう?」  
マリアが意地悪そうに言い放つ。ミラージュはマリアにローターを膣に挿入され一日中必死にこらえていたのだ。  
「でもさすがに飽きたわね。一回いっちゃいなさい」  
そういってマリアはさらにリモコンのスイッチをいじった。  
「ああ、こんなの駄目、いく、いっちゃう!!」  
ミラージュはあられもない声を上げその場にへたり込んだ。ミラージュのズボンがお漏らしでもしたかのように濡れていく。どうやら潮を吹いたらしい。  
 
「クスッ、楽しみはこれからよ、ミラージュ…」  
マリアはにこりと微笑むとミラージュをベッドに運び寝かしつけた。そして一枚一枚服をはぎ取っていく。  
体は上気し、ローターはいった弾みで抜けてしまっていた。  
 
マリアがミラージュをもてあそぶようになったのは数ヶ月前からの事だった。ミラージュが犯したミスをマリアが責め立てその罰としてミラージュをことあるごとにもてあそび始めたのだ。  
「かわいいわよ、ミラージュ…」  
マリアはミラージュにキスをすると自らも服を脱ぎ捨て一糸まとわぬ姿となった。そして意識を集中させるとマリアの股間から大層な男性器が頭をもたげ始めた。  
「さあ、私にかわいい鳴き声を聞かせて…」  
いったばかりでふらふらのミラージュにかまわずマリアは自らのモノを挿入した。  
 
「きゃあ、ああん、いい、もっとついて、滅茶苦茶にして!!」  
ミラージュが悶える。  
「いいわ、ミラージュ、思い通りにしてあげるわ」  
そういってマリアはさらに激しく突いた。  
「マリア、もう駄目、私、いっちゃいます!!」  
「いいわ、ミラージュ、私もそろそろ、いきそう…!!」  
 
そして最後に深く一突きしてマリアはミラージュの中に熱い性をぶちまけた。  
「いくわよ、ミラージュ…!!」  
「ああ、熱い!私、だめ!いく!ああん!!」  
二人は同時に果ててしまった。  
 
行為が終わってしばらくし、ミラージュは服を整え部屋を立ち去ろうとしていた。マリアはというとベッドの上で心地よく寝息を立てている。  
そんなマリアをミラージュは悲しい目で見つめていた。マリアが極端な行為に走る原因が幼年期のトラウマにあり、それを和らげる役目がミラージュだった。  
 
「はやくマリアの心を癒してあげられる人が現れないかしら…」  
そんなことを思うミラージュ。対処療法でなく、根本的にマリアの心を癒してあげられる存在、その必要性をミラージュは感じていた。  
「もしかしたらフェイトという青年なら…」  
マリアがフェイト・ラインゴットという青年に興味を抱いているのをミラージュは知っていた。  
もちろん表向きはマリアと同じ異能者であるという事が理由だったがそれだけで無いことをミラージュは女の勘で見抜いていた。  
 
「ともかく今はフェイトという青年を見つけないと…。お休みなさいリーダー」  
マリアに一礼し、ミラージュは部屋を出た。  
 
〜END〜 

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