「それじゃネル、この人もフェイトさん達と同じグリーテンの人間だというの?」  
「そうさ、あたいが身分の保障をするよ」  
「よろしくお願いします」  
 
アリアスの領主館、その一室でネルが同じクリムゾンブレイドであるクレアに一人の女性を紹介していた。  
美しい金髪の女性、彼女が恐るべき破壊神「イセリア・クィーン」であることを知っているのは本人とネルだけである。  
 
女たらしのクリフの毒牙に掛かったイセリアを救ったネルは彼女と意気投合し、そのイセリアの頼みで下界を案内している途中だった。  
ネルはクレアにイセリアを「グリーテンの人間」と紹介していた。その方が面倒が無くて済むと思ったからである。  
 
「それじゃイセリアさん、今後ともよろしくお願いしますね」  
「こちらこそお願いしますクレアさん」  
軽く挨拶を交わす二人の女性。だがクレアの瞳が自分の事を嫉妬の目で見ていることにイセリアは気がつかなかった。  
 
その晩、イセリアはただならぬ雰囲気に目を覚ました。隣のクレアの寝室から聞こえてくる声。その声に導かれイセリアはそっと部屋をのぞき込んだ。  
「やめてネル!」  
「どうしてだい?」  
ベッドの上でネルとクレアが抱き合っている。だがクレアはそれが嬉しくないのか必死に抵抗している。  
「身勝手よ、私のことを好きと言っておきながらクリフさんといい仲になった上に今度はイセリアさんのようなあんな美人まで連れてきて…」  
「まちなクレア、まさかあんた彼女に嫉妬したのかい?」  
「当然でしょ!あなたみたいな身勝手な人、私嫌い!」  
「嫌いねぇ…」  
 
一言つぶやくとネルは左手でクレアの躯を押さえつけ、右手を彼女の秘部に差し入れた。  
「いや、ああん!」  
「まだ何もしていないのにこんなに濡らしてさ」  
クレアの愛液で濡れたしなやかな指を見せつけるようにするネル。  
「しかも…」  
もう一度クレアの秘部に手をやりなにやら唱えるネル。するとクレアの秘部から男性器が頭をもたげてきた。  
「あたいが施した陰核変化の施術、まだ解いていないのはどうしてかしら、クレア?」  
「そ、それは…」  
恥ずかしいのか台詞が続かないクレア。  
「あたいにもう一度オ○ンチンいじって欲しかったんでしょ?正直に言いなさい」  
「はい…」  
ネルの言葉に静かに頷くクレア。  
「良い娘だね、望みどおりにしてあげるよ」  
そう言ってネルはクレアの擬似男性器を口に含んだ。  
「いいの、ネル!もっとしゃぶって!!」  
自らの胸をまさぐりながら悶えるクレア。  
そんな二人の姿をドア越しに覗くイセリアはあまりに刺激的な姿に躯の火照りを感じていた。  
 
<…なんだか見ているだけで躯が…>  
目の前の光景に目を奪われるイセリア。  
 
「もう駄目!ネル!出ちゃいそう!!」  
「ひいわ(いいわ)だひちゃいなはい!(出しちゃいなさい!)」  
ラストスパートをかけるネル。そしてクレアの躯がビクッとはね、放たれた性をネルは一滴残さず飲み干した。  
 
<…凄い…>  
あっけにとられるイセリア。その時バランスを崩して思わずドアを叩いてしまった。  
「誰だい!」  
ネルが叫ぶ。我に返り慌ててあてがわれた部屋に駆け込みイセリア。ネルが駆け込んでくると思い慌ててシーツをかぶって狸寝入りを決めるが、その気配は一向になかった。  
 
そんな心配より躯のうずきが治まらない事にイセリアは悶絶した。自分のあそこから愛液が流れ出ている事に気づきそっと手を伸ばす。  
「あんっ!」  
蔭核に少し触れただけで声が出てしまう。声を押し殺そうとシーツを口にくわえ必死に堪える。蔭核から指を伸ばし膣に指を入れる。  
「んん!!」  
自分の躯が敏感になっていることを切に感じるイセリア。自らが破壊の女神だと言うことは既に彼女の頭の中に無かった。ただひたすら躯が欲する快楽に従うことしか頭に無かった。  
「んんん〜〜!!」  
躯が絶頂に達しようとした時、シーツがはぎ取られた。  
「!!」  
驚くイセリア  
「何をやっているのかしら、イセリア?」  
そんな彼女を艶めかしい瞳で見つめるネルの姿が目の前にあった。 
 
「覗きの犯人があなただって事ぐらいお見通しよ」  
イセリアの痴態をまじまじと眺めながら勝ち誇ったように言うネル。イセリアは恥ずかしいやらなにやらで動くことすら出来ない。  
「覗きの性で興奮しちゃってオナニーしちゃうなんて、かわいいわよ、イセリア」  
呆然とするイセリアにキスをするネル。  
 
「でもやっぱりお仕置きは必要ね」  
そう言ってネルはイセリアの蔭核に手を伸ばした。  
「ああん!!」  
あられもない声を出しイセリアは躯をふるわせた。  
 
みるとイセリアの蔭核が見る見るうちに男性器に姿を変えてゆく。  
「この前話したね『女の良さも教えてあげる』って、今からたっぷり教えてあげるよ!」  
イセリアの物を花弁にあてがい身を沈めてゆくネル。  
 
「何、これ、凄すぎる!!」  
初めて感じる『男の性』に身もだえるイセリア。  
「いいでしょ、イセリア。男はね、女を抱く時にあなたが今感じてるように感じてるのよ!!」  
激しく腰を振るネル。  
 
だが突然ネルが腰を動かすのを止めてしまった。  
「お願い、ネル動いて!」  
懇願するイセリア。  
「今度はイセリア、あんたが上になってあたいを激しく突きまくってくれないかい?」  
「え、ええ、いいわ…」  
 
体勢を入れ替わりイセリアは夢中になって腰を振った。  
「すごい、からみついて、くる!!」  
「クレア、見てるんだろ?そのまんまじゃつまんないだろ、こっちにきな」  
「えっ!?」  
 
ネルに呼ばれてクレアが部屋に入ってきた。股間には全開となった男性器がそそり立ったままである。  
「クレア、彼女のオマ○コにぶち込んでやりな、そうしないとおさまんないだろ?」  
ネルの言葉にコクリとうなずきクレアが歩み寄る。  
「え、そんなクレアさん!?うわ、ああああ〜〜〜!!」  
 
クレアの男性器が挿入されイセリアはさらに悶えた。オチン○ンを挿入しながらぶち込まれるという二段攻撃にイセリアはその快楽に狂わんばかりだった。  
 
「ひいの!もっと、もっとぉお!!」  
悶えまくるイセリア。  
「ネル、イセリア、わたしもう…!」  
絶頂が迫るクレア。  
「はう、凄い、いいおぉおお!!」  
イセリアに突かれ我を忘れるネル。  
 
「もう駄目、イク!!」  
クレアが一突きし、熱い性をイセリアに流し込む。  
「なにこれ!?ひゃう!!」  
クレアの性を受け絶頂に達したイセリアは自らもその性を解き放ち  
「いいよ、イセリア、もう、あたい…はぁあああ〜!!!」  
その性を受けネルも絶頂に達したのだった。  
 
翌朝、何事もなかったかのように朝食を済ませる三人。部下が食器を下げるとネルがイセリアに声をかけた。  
「イセリア、まだしばらくここにいるんだろ?」  
「ええ、はい」  
 
「そうなると、うれしいわね」  
クレアが言葉を漏らす。  
 
「今晩も楽しもうな…」  
ネルがイセリアの右の耳元でささやく。  
「私のことも忘れて貰ったら困りますよ」  
今度はクレアがイセリアの左の耳元でささやく。  
 
「はい…」  
淫猥な笑みを浮かべイセリアは返事をした。  
 
〜END〜 

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