「お久しぶりね、ノキア君」
「あれ?あなたは確かフェイトさんの…」
ここはヴァンガード二号星の辺境にあるウィプル村。エクスキューショナーの襲来もこの惑星までは及ばず、村は平穏そのものだった。
その村の一角にある小さな家、そこにノキアとミナの二人の兄妹は住んでいた。かつて両親をノートンという悪人に殺され、ノキア自身も危うい目にあったがフェイトに助けられ今は兄妹慎ましくも平和に暮らしていた。
そこへやってきた一人の女性。
「マリアさん、フェイトさんは元気にしていますか?」
「ええもちろんよ」
その女性はノキアがかつてフェイトから仲間として紹介されたマリアだった。
「あの今日は一体どんな用で?」
「そのことなんだけど、あらミナちゃんは今留守なの?」
「ええ、ちょっとしたお使いに出ているんです」
「(それは好都合だわ…)」
「どうかしましたか?」
「ううん、なんでもないの。ねえノキア君、ここじゃなんだからちょっとお外に出てみない?」
「えっ!?別に良いですけど…」
そしてノキアがマリアに連れて行かれた先はコーファの遺跡の奥にある廃屋だった。かつてその地下室をノートンが根城に使っていたが、今では誰も寄りつかなくなっていた。
「マリアさん、こんな所に何しに来たんです?」
「ノキア君、あなたに良いことを教えたいのよ」
「良いこと?」
マリアの言葉にキョトンとするノキア。そしてマリアは間髪入れずにノキアの唇を奪った。
「…!!?」
突然の事に驚くノキア。そしてマリアは舌をノキアの口に割り入らせ彼の舌と自分の舌を絡めた。
そんなキスが数分続き、マリアは唇を離した。
突然のキスに呆然となるノキア。
「マリアさん、これって…?」
惚けた表情で尋ねるノキア。
「ノキア君、今から君にとっても気持ちいいこと教えてあげる」
「気持ちいいこと?」
「そう、フェイトも私といつも気持ちいいことしているのよ」
「フェイトさんが…?」
「そう」
そういうなりマリアはノキアのズボンの前閉じを開け、彼の逸物を取り出すと丁寧にしゃぶり始めた。
「わわ、ダメですよ!僕のオチンチンなんてしゃぶったら汚いですよ!」
「黙って…!」
マリアににらみ付けられ黙り込むノキア。その間にもマリアはノキアのものを丁寧にしゃぶり続けた。
やがてノキアは不思議な感覚に襲われた。鼓動が早くなり、自分の体から何かを解放したいという焦燥感に駆られ始めたのだ。
「マリアさん、なんだか体が熱いです。何かオチンチンが変な感じです…」
「どう?こういうの凄く気持ちいいと思わない?」
「ええ…」
マリアの言葉に虚ろ気に答えるノキア。
「マリアさん、もうダメ!何か出そうです!」
やがて絶頂が近づき悲鳴を上げるノキア。だがマリアはノキアの男根をぎゅっとつかむとしゃぶるのを止めてしまった。
「マリアさん…!」
涙目になるノキア。
「ダメよ、ノキア君。初めて出すんでしょ?だったら…」
マリアは立ち上がると自分のストッキングと下着を丁寧に脱いでいった。
「お姉さんのここにあなたのものをツッコミなさい。その方が何十倍も気持ちいいわよ?」
自らの秘部を指で広げて見せ、ノキアを誘うマリア。
ノキアは頭の中が真っ白になりながら自らの剛直をマリアの中に差し入れていく。
「なんですか?これ?凄くからみついてきます!」
今までに感じた事のない感覚にあえぐノキア。
「どうお姉さんのアソコは?凄く気持ちいいでしょ?」
喜々とした表情のマリア。
ノキアは何も考えることが出来なくなって、体が求めるままマリアをつきまくった。
「マリアさん、凄く気持ちいいです!!」
「ノキア君、あなたのオチンチン、最高よ!」
廃屋に二人の嬌声が響き渡った。
「マリアさん、今度こそ、もうダメ!何か出そうです!!」
「いいのよ、ノキア君、思いっきり私の中に出して!!」
そしてノキアはとうとうマリアの一番奥で自らの若く勢いのある性を初めて解き放った。
「何、これ、凄い!出てる!凄く気持ちいい!!!」
「私もダメ、イッチャウ!!」
二人同時して果てるのだった。
「ねえノキア君あなた達生活はどうなの?」
「え?実は…それほど楽ではありません…」
行為を終えた後ノキアの家に戻った二人。マリアが最初に話を切りだした。
「出来ればミナを学校に連れて行きたいとも思ったんですが、細々と食べていくのがやっとの状態で…」
「私が援助しましょうか?」
「そんな、ダメですよ!大体そこまでして貰う理由が…」
「気持ちよくしてくれれば良いわ」
「え!?」
マリアの言葉にとまどうノキア。
「私をさっきみたいに気持ちよくしてくれればいいの。それに対する報酬と考えてくれればあなたも気が楽でしょ?」
「でも…」
返事をためらうノキア。だが…
マリアがノキアの長い耳を甘噛みし、ノキアは
「あっ」
とうわずった声を上げた。
「あなただって気持ちよくなりたいんでしょ?だったら悪い話じゃないでしょ?」
「…はい」
真っ赤になった耳をぴくぴくさせながら頷くノキアだった。