「ん…、くぅ…」
金属で出来た床に、全身汗まみれの一人の女性がうつぶせに倒れている。
「どうしたマリア、ずいぶん気持ち良さそうだな」
その女性を蔑む眼で見下ろしている、一人の男性がいる。
「ぐ…、そんなわけないでしょ…!」
マリアと呼ばれた女性は、両手に後ろ手に、両足を広げた状態で拘束されている。
「ルシファー…、覚えてなさいよ…!」
そして、内股が破れたストッキングから露出している秘所には、バイブを突っ込まれていた。
「くくく、不様な格好でよく言う」
バイブは小刻みに振動しながらピストン運動をして、マリアの秘所を責め続けている。
「んんっ…、くふぅ…」
ルシファーと呼ばれた男はニヤリと笑うと、手に持っているスイッチのメーターを上げる。
「ヒアッ!?アアァァッ!」
その瞬間、バイブの振動が大きくなる。
「ハハハッ、良い声で鳴くな」
ルシファーは嘲笑すると、スイッチを動かし、振動に強弱をつける。
「アンッ、やっ、やめなさいっ、ンッ、アッ!」
そのたびに、マリアの秘所から愛液がとめどなく溢れ、股下のマントを濡らす。
「ンンッ、クゥッ、ンッ、やめッ、アッ、アアッ、アアッ!」
嬌声が高まったその時、ルシファーはスイッチのメーターを切った。
「アァッ…!?ハァ…、ハァ…、アァ…」
マリアは残念そうにため息をつく。
「どうした、俺の目の前でイキたいのか?」
「だっ、誰があなたの前なんかで…!」
すかさず厳しい表情になったマリアが、ルシファーを睨み付ける。
「くくく、0と1の集合体の割りには頑張るな。だがいつまで保つかな」
再びバイブが活動する。
「やっ、ンンン…、クウゥ…!」
それとともにマリアのうめきも再開した―――。
自分達の世界を守るため、マリア達はルシファーの元へ倒しに向かう。
しかし、ルシファーの力はあまりに強く、帰り討ちにあう。
捕らえられたマリアはフェイト達と別の部屋に監禁され、辱めを受けているのだ。
―――何十回とマリアが頂点に達する寸前に、バイブの動きが止まる。
「ハァッ、ハァッ、ハァッ…」
そのたびに、よだれを垂らした顔から吐息をはく。
「そろそろ会議の時間だな…、この辺でイカせて終わりにしておくか」
ふと、何かを思い出したかのようにルシファーがつぶやく。
「そ、そう…、勝手にするが良いわ…」
忌々しげに言うマリアだが、どこか安堵の表情が見え隠れする。
股下のマントは、まるでおもらしをしたかのようにびしょ濡れになっていた。
「ほぅ…?なるほど、では始めるか」
何かを悟ったのか、ルシファーは含み笑いをし、スイッチのメーターを上げる。
「ンアァッ、アアアァッ!」
マリアの唇から艶のある喘ぎ声が発せられる。
「どうした、さっきまでより声が大きいぞ!?」
「ンンッ、アッ、ハッ、アッ、ンアッ!」
ルシファーの質問には答えずに、マリアは脚を広げて腰を揺らした。
「…頃合いだな」
バイブの動きが激しくなる。
「ィアハァァッ!」
どことなくマリアの表情が嬉しそうになる。
「さあっ、スイッチを最大値まで上げてやるぞ!」
「アッ、イッ、アンッ、アハァッ!」
バイブの動きとともに声が荒がり、マリアは今まさに昇りつめようとした。
「さてと」
前触れなしにルシファーがスイッチを切る。
「アアッ、ンアッ!…えっ、アァァァ…」
体内への刺激が無くなり、マリアから快感の波が去って行く。
「そんな…、どうして…?」
信じられないと言った表情で、ルシファーを見る。
「何、俺からの細やかな慈悲だ。
いくら貴様がデータの塊とはいえ、人前でイクのは恥ずかしいだろう。
会議は明日までかかりそうだから、今日はそのままおとなしくしてろ」
ルシファーはマリアに背を向けて立ち去ろうとした。
「イッ、イヤアァァッ!」
マリアの悲痛な叫び声が部屋中に響き渡る。
「どうした、何が嫌なんだ?」
「ち、違うわっ。何でもないわっ」
「そうか、なら出るぞ」
そう言って扉に手をかけようとするルシファーを見て、
マリアは絶望的な表情になりながら口を開いた。。
「…………イキたいの」
「んっ、何か言ったか?」
ルシファーはしたり顔でマリアへ振り替える。
「イキたい、早くイキたいのっ!身体の疼きが止まらないのっ!」
「ほぅ、バイブで気持ち良く感じたのか」
「バイブ気持ちイイのっ、いっぱい感じたのっ!
だから早くバイブを動かしてっ!」
我慢できないといった感じで、マリアが眼をつぶって叫ぶ。
「そうか、そんなに気持ち良かったのか。
だが生憎バイブのバッテリーが切れてしまってな」
ルシファーは衣類を脱いで、一糸纏わぬ姿になる。
「俺の奴隷になると誓うなら、これをくれてやっても良いぞ」
そう言って反り立つ怒張を、マリアの顔に押しつけた。
「なっ…!んく、くぅ…、わ、わかったわ…」
一瞬反抗しようとしたが、肉体の欲望には勝てなかったようだ。
「マリアは…、ご主人様の奴隷に…、なることを…、誓います」
腰を浮かせて身体を小刻みに震えさせながら、マリアは答えた。
「やれやれ…、クォークの部下が聞いたらどう思うだろうな」
「なっ…!?」
マリアの顔にフェイト達の顔が浮かぶ。
「悲しむだろうなあっ、股を広げて奴隷だと叫ぶ雌が隊長だもんなぁっ!」
ルシファーは侮蔑した顔をマリアに向けながら、脚の拘束を解く。
「だっ、黙りなさいっ、黙りなさいっ!」
怒りと情けなさと悔しさでいっぱいの顔になりながら、
マリアは足をじたばたしようとしたが無駄だった。
「そら、創造主様からのご褒美だ!有り難く受け取れ!」
ルシファーはマリアを大股開きにして、膣内に勢い良く怒張を突き入れる。
「イヤアァァァァッ!」
悲鳴のような嬌声を上げながら、マリアは身体を弓なりに反らした。
「クククッ、入れただけでイクとは随分淫乱な身体だなっ」
そのままルシファーは腰をゆっくりと動かす。
「アッ…、は…、はな…しなさ…い…」
「良い締まりをしているな。優秀なダッチワイフのデータだ」
「ふざ…、けないで…、ア、ンンッ…!」
絶頂の余韻を感じながら、それでもマリアは抵抗した。
「なぜ服を着せたまま犯しているか、教えてやろうか!?」
ルシファーの腰のグラインドのペースが早くなる。
「貴様の隊長という立場がいかに無力かをおしえてやるためだよ!」
「ぐっ、このっ、殺してやるっ、ころしてっ、フアァッ!」
文句を言おうとしたマリアだが、Gスポットを擦られて快感が先行する。
「ハハハッ、喘ぐばかりで不様な隊長だな!」
「ころしっ、ンアッ、ころっ、ハァンッ、アッ、アッ!」
絶頂の後の刺激で身体が敏感に感じてしまい、満足にしゃべれない。
「さあっ、創造主様が中に出してやるから有り難く思え!」
ルシファーの腰の動きがスパートをかける。
「アッ、イッ、アッ、アッ、イヤッ、アッ、イヤッ!」
「受け取れっ!!」
「イヤアァァッ――――――!!」
そしてお互いに激しく頂上へ昇り詰めた。
「ククク、実に良いデータだ。色々してみる価値がある、ククク…」
気絶したマリアを横目に、ルシファーは怪しい笑いを禁じえなかった―――。