「くっ…、ンンッ…」
「へへ…」
「そそるぜ…」
カルサア修練場の地下室で、大勢の男兵士達が一人の女性を囲むように立っている。
「ンンッ…フゥ…」
「どうしたネル・ゼルファー、俺と戦うまでの威勢が無くなってきたぞ。」
ネルと呼ばれた女性は、天井からぶら下がっている拘束具により、
両手を後ろ手に縛られて立たされている。
「シェルビー…、覚えときな…!」
シェルビーと呼んだ男を睨み付けたネルだが、その表情に余裕が無い。
「ほらほら声が小さいぞ。悪態はもっと大きく言わねばならんな」
シェルビーは微笑を浮かべながら、ネルの黒パンツをなぞる。
「フアアァァッ!」
その瞬間、地下室に嬌声が響き渡る。
「さすがはゴッサムの作った『びんかんローター』だ。女をこうも感じさせてくれる」
「シェルビー様、そいつぁ違いますぜ。このシーハーツの隠密がどスケベなだけです」
「悪い悪いそうだったな、はっはっはっ」
「ぐっ…」
ふとしたことで、ネルの忠実な部下であるタイネーブとファリンが、
アーリーグリフ『漆黒』副団長、シェルビーの部下に囚われてしまう。
彼女達を救出するため、ネルは単身カルサア修練場へ乗り込んだ。
しかし、一人でどうにかなるほどあまいものではなく、逆に囚われてしまう。
そしてローターを秘所へ入れられる辱めを受けているのだ。
「ハァ…ハァ…、ンッ、クゥ…!」
じっとしていると、ローターの緩やかに振動しながら秘所をかき回す刺激が、
ネルにまともに襲い掛かる。
「ンッ…フゥ…」
そこで腰をくねらせたり内腿をすりあわせたりして、刺激を紛らわせようとする。
「へへっ、エロい腰使いだな」
「ああっ、ストリッパーも真っ青だぜ」
そのたびに兵士達が言葉でなじる。
「あ、あんた達…、今にみてな…!」
こうしてネルは、肉体的にも精神的にも徐々に追い詰められていた。
数時間が経過する。
「ハァッ、ハァッ、ハァッ…」
ネルの身体中に汗が浮かびあがり、熱い吐息には艶めかしさが交じる。
「くんくん…。やれやれ、まったく凄い雌の薫りだな」
ネルの股間に顔を近づけたシェルビーが、匂いを嗅いでため息をつく。
「な、何を言うんだいっ!?この、フアアァァッ!」
反撃をしようとしたネルだが、股間に息を吹き掛けられ嬌声をあげる。
びしょ濡れの黒パンツへは、わずかな刺激でも十分効果があるのだ。
「ヒッヒッヒッ。シェルビー様、そういえばシーハーツの女の隠密ってのは、
男を惑わすために色気の訓練もしているらしいですぜ」
一人の兵士が卑しい笑みを浮かべる。
「ほぅ…、言われてみればずいぶんといやらしい身体をしているな」
「本当ですぜ、こんな上玉めったにいませんぜ」
兵士達の今まで以上に舐めまわすようなにやけた視線が、ネルの身体に降り注ぐ。
「見るな…、見ないでおくれ…」
視線に耐えられなくなったのか、ネルは目を固くつぶり首を横に振る。
「スレンダーな肉体にしては大きい胸。あぁ、しゃぶりてぇなぁ…」
「かあぁっ、汁が黒パンツから腿をつたっているのを見るのは、たまんねぇぜ」
「だめだぁ、尻振っているのを見ると、誘っているとしか思えねぇっ」
そんなネルに構わず、兵士の口から次々と淫らな言葉が漏れる。
「フゥッ…、ンンッ…、ングゥ…、ンンッ…、ウウゥッ…!」
その言葉一つ一つが、目を閉じていても伝わる視線の一つ一つが、ネルの身体を火照らせてゆく。
「はっはっはっ、お前達見事にこいつのお色気の術にかかっているぞ」
「ちげぇねぇ、ははははっ」
地下室にドッと笑いが巻き起こる。
「負けない…、ンンッ、私は絶対に負けないよ…、フアッ、ンンゥッ…!」
あくまで抵抗するネルだが、その身体と精神は刻々と快楽により蝕まれていった。
さらに数時間が経過する。
「おい、脚が閉じてきてるぜ。もっと開かせろよ…」「へへっ、こうか…」
現在、兵士二人がネルの脚を持ち上げ、大きく開脚させている。
「や、やめなっ…!」
「何言ってんだよ、もっと見てくださいの間違いだろ…」
「そうだぜ、こんなにひくひく動かしているんだからよ…」
黒パンツを脱がされたため、ローターの入っているずぶ濡れの秘所が、むき出しになっている。
「私は…、こんな奴らに…、負けな…、負け、アアアッ!」
長時間身体中に鈍い快感が送られ続けて、ネルの身体は疲弊しきっていた。
「あぁ、入れてえなぁ…」「だよなぁ、思いっきり掻き回したいぜ…」
先程からギャラリーの兵士達は、自らの股間をいじりながらネルの身体を凝視している。
「あっ…、あぁっ…!」
一方、絶頂を迎えられず生殺し状態にされて、ネルの精神は限界にきている。
「ンンッ…、何…、考えて…、いるんだい…!
そんなこと…、考えるん…、じゃないよ…!」
そのため、ネルにとって考えてはならない妄想が、頭を埋めていた。
「よぅ、そんなにローターが嫌なら、さっきみたいにひり出したらどうだ?」
「もっとも、すぐに入れ直してやるけどな」
「ははははははっ!」
そんな野次が飛びかう地下室の扉が開く。
「お前達、待たせたな」
用があると、一端地下室から出ていたシェルビーが戻ってくる。
その後に、顔が見えなくなるほどフードの大きい黒装束を着た、数人の人達が入ってきた。
「お待ちしてやした、シェルビー様。もうビショビショですぜ」
兵士の一人が、ネルの秘所からローターをひっこぬく。
「フアァッ…!」
その衝撃でネルは軽く身震いした。
「ほぅ、よくもこんなにべちょべちょになったものだな。
それにこの温もり、長時間膣内に入っていたことがわかる。ん…?」
兵士からローターをもらい、感触を確かめていたシェルビーが、視線を感じる。
「どうした、何ローターを物欲しそうに見ているんだ」
「な、何馬鹿なことをいってるんだい…!」
惚けていた表情を慌てて修正し、ネルは否定した。
「心配するな、そのはしたない穴に俺が栓をしてやる」
シェルビーが衣類を脱ぎ、裸身をあらわにする。
「く…、勝手にしな…!」
力の抜けた身体ではどうすることもできないのか、
ネルはあっけなく上半身を地面と平行にした状態で立たされる。
「良い心がけだ、ありがたく受け取れ」
シェルビーはネルの腰を掴むと、怒張をゆっくりと秘所へ突き入れる。
「ンンンッ…、アッ、ンウゥ…!」
膣内を擦られる感覚に、ネルは声を漏らすことを禁じえなかった。
「なんだ、ずいぶん嬉しそうな声をだすな。そんなに欲しかったのか?」
「そ…、そんな訳ないね…」
「ほぅ、さすがはシラルドに名高いクリムゾン・ブレイドだ。その辺の雌豚とは違う」
シェルビーは大げさに感心すると、緩やかに腰を動かした。
「ンゥッ…、ンウゥ…!」
「ハハハ、こうやってシーハーツの女を、獣のように犯すのは気分がいいな」
満足そうにシェルビーは出し入れを続ける。
「シェルビー様、もっと速く腰を動かして、女をイかせてくだせえ」
兵士の一人が我慢できないといった表情をする。
「それは出来んな。嫌がる女を無理矢理イかせるのは趣味ではない」
「そ、そんなっ…!?」
「ん…?」
不意にネルから出た言葉に、部屋中が注目する。
「何か言ったか?」
「な…何のことだい…?」
必死に取り繕うネルだが、動揺しているのが見て取れる。
「そうか、それならいい。」
シェルビーは腰の動きを止めると、ネルの胸を揉みしだく。
「ンンンッ、ンンンッ…!」
「へへっ、しょうがねえか」
「ああ、おとなしく見ていようぜ」
部屋中の兵士達が容赦なく視姦する。
「ンゥゥッ…、ンフゥゥッ!」
「フン、良い触りごちだな」
シェルビーがネルの身体を撫で回す。
「このままずっと触り続けてやろう」
その言葉で、ネルの何かが切れた。
ネルは自ら腰を動かし、喘ぎ声を出す。
「おい、何勝手に腰を動かしているんだ」
シェルビーはネルの腰を掴んだ手に力を加え、動きを封じる。
「嫌だよ…、動いて…、動いてイかせておくれ…」
ついに理性が欲望に負けた。
「ほう、そんなにイキたいのか」
「イキたい…、イキたいよ…」
「なら俺を満足させるよう、懇願してみろ」
「え…?」
ネルは怪訝な顔をする。
「ご主人様お願いします、とか俺を楽しませる言葉を言えと言っている」
「くっ…、わかったよ…」
疼きの解放のために、ネルは声を絞りだした。
「ご主人様…、お願い…、します…」
「ふざけるな!」
シェルビーがネルの尻をひっぱたく。
「アウッ!」
「言葉を真似するなら猿でもできる!自分で考えろ!」
「アッ、言うよ、言うからっ!」
尻への刺激で、ネルの疼きがさらに増大した。
「ご主人様動いてっ!ズボスボ動いておくれっ!」
「フン、なぜ動かなければならない?」
「感じたいの!ご主人様のビクビクしている、硬くて太い物で突いて欲しいのっ!」
「ほぅ、随分とはしたない身体だな?」
「そうなのっ、ネルはアソコからいやらしい液をトロトロ垂れ流す変態なのっ!」
「まったく貴様にとって敵の兵士達が見てるぞ。よくそんなことが言えるな」
「もっと見てっ!淫乱でマゾでドスケベなネルを見てっ!」
「そうか。しかし、貴様の言うことを聞いてやる義理はないな」
「ご主人様のペットになるから!肉奴隷になりますから、ズンズン突いてっ!」
ネルのプライドが崩れ落ちた瞬間だった。
「はっはっはっ、これは良い!おいお前達、今の言葉聞いたな!?」
「もちろんです、変態な言葉を連発してました!」
「淫乱とか肉奴隷とか、確かに言ってましたぜ」
「うぁっ…、あっ…」
ネルは自分が言った言葉を思い返し、顔が紅潮する。「さあ、お望み通り動いてやる。ありがたく受け取れ!」
シェルビーはネルの腰を掴むと、勢い良く出し入れを開始した。
「フアッ、アッ、アアァッ!」
待ちに待った行為に、ネルは歓喜のおたけびをあげる。
「フンッ…、フンッ…!」
「ンアアアァァァッ!」
そして、まもなく絶頂を迎えた。
「はっはっはっ、我らアーリグリフが少し本気を出せば、
こんなシラルドの雌犬なぞ恐れるに足らぬわ!」
ネルの絶頂にはお構いなく、シェルビーはグラインドを続ける。
「アァッ、フアッ、ハァッフアッ、ンアッ、ハァッ!」
膣内を擦られる快感が身体中を駆け巡り、ネルは獣のように叫ぶことしかできない。
「随分ときつい締め付けだな。どうだ、気持ち良いか?」
「ンアッ、アッ、イイッ、アッ、気持ちっ、イイッ!」
パンパン尻を叩く音と、グチュグチュ秘所を擦れあう音と、淫らな女の鳴き声が地下室に響き渡る。
「アァッ、イイッ、イクッ、イクゥッ、イクゥゥッ!」
「よし、中に出してやる。行くぞ!」
「フアッ、ンアッ、アアアァァァァァッ!!」
二人同時に頂点に昇りつめた。
「ンアッ…、アッ…、アッ…!」
ネルは軽く身震いしながら、快感の余韻を楽しむ。
「はっはっはっ、まったくこんな淫乱がシラルドを代表する人物とはな!」
一方シェルビーは、ネルから怒張を抜くと高笑いする。
「おいっ、フードを外してやれ!」
「ガッテンです!」
シェルビーに命じられた兵士が、黒装束達のうちの二人のフードを外す。
「タ、タイネーブ、ファリン!?」
ネルが驚くのも無理はない。その正体は、シェルビーの部下に捕われた、ネルの忠実な部下だった。
「んーーーっ!」
「んぐうぐーっ!」
タイネーブとファリンは猿轡をかけられ、満足に喋ることができない。
黒装束の中は裸で、ロープで縛られているため、満足に動くこともできない。
「聞いたか、貴様達の隊長は淫乱なことを平気で喋れる変態だぞ」
「ん…」
「うぅ…」
その指摘を聞いて、二人は落胆の色を隠せなかった。
「ち、違う、これは違うんだっ!」
己の痴態を部下に見られ、ネルの余韻は瞬時に吹き飛ぶ。
「何が違うんだ、喋ったのは貴様自身だろ」
「う、うわああぁぁぁっ!」
その瞬間、ネルの瞳は絶望につつまれた。
「さあお前達、後は好きにしていいぞ」
「やったぜ、待ってました!」
「オレ口っ、しゃぶらせてぇっ!」
兵士達が堰を切るように、ネルに襲い掛かる。
「ングッ、ムグウッ、ングウゥッ!」
ネルは、口と前後の穴を怒張で埋めつくされた。
「さあ、見ろ。貴様等の隊長がいかに無力化をな」
「んん…」
「んぐぅ…」
タイネーブとファリンの視線の先には、りりしかった隊長が輪姦されている。
「ンンゥッ、ンンッ、ンンゥッ!」
「ギュンギュン締まって気持ちいいぜ!さすが肉奴隷と言うだけあるな!」
「おい、舌使い良いぞ!たまらねぇな!」
「尻の穴も最高だ!まるで全身性器だな!」
兵士達はネルの身体全身を責めあげる。再び官能の炎が灯ったのか、ネルも腰を動かしていた。
「フウゥッ、ンウゥッ、ヒュフゥゥッ!」
「おいっ、こいつもうイキそうだぜ!」
「さすが変態だな!オレ達もイクぞ!」
「よっしゃ、スパートだ!」
兵士達のピストンが速くなる。
「ンンッ、ンムッ、ウウッ、フムゥッ、ンフウゥッ!」
「うおっ、もう限界だっ!」
「オレもだ、出すぞぉっ!」
「うおおおらあぁっ!」
「ンウウウウウゥゥゥゥゥッ!」
そして四人同時に果てた。「次は俺だ、変われぇっ!」
「何言いやがる、オレだよっ!」
「ングフウゥッ!?」
直後に、新しい怒張がネルの中に入る。
「はっはっはっ、兵士はいくらでもいるから存分に楽しめよ、はっはっはっはっ!」
シェルビーの高笑いは、ネルに終わりが始まったばかりだと言うことを意味していた。