ここはエリクール、アイレの丘。イセリア・クイーンを倒し、昂翼天使の宝珠を手に入れたフェイト達一行は、エリクールへと戻って来ていた。そこに、一行の後をつける小さな影があった。
(・・・私、何で着いてきちゃったんだろう・・・)
己の行動の不可解さに、薄蒼の双眼が細められる。
自分の警告を無視した連中など、今更どうなろうと構わないはずなのに・・・。
(・・・放っておいても良かったのに・・・)
自分を動かす未知の感情に、少女は戸惑いを覚えていた。
その時、ネルがその小さな気配にいち早く気付いた。
「・・・!そこにいるのは誰だい!?おとなしく出てきな!!」
ネルの警告に、少女は岩陰から姿を現した。
「・・・!!こいつ、また出やがった!!」
「フン、しつこい糞虫だ・・・!」
数人がすぐに戦闘態勢に入る。しかし、少女は全く動こうとせず、彼らもそれ以上動くことが出来なかった。その時、フェイトが一人で少女の方に歩み寄った。
「危ないよフェイト!」
「大丈夫だよソフィア」
仲間が心配そうに見つめる中、フェイトは少女の前で膝を折った。
「レナスちゃん、どうしてこんな所へ?」
「・・・・・・」
レナスは俯いたまま黙っていた。
「・・・できればもう、君とは戦いたくはないんだけれど・・・」
「・・・りを・・・」
「え?」
「借りを作ったままは・・・嫌だったから・・・」
レナスは、目線だけでチラッとフェイトを見てそう言うと、頬を染めながらまた地面を見つめた。
(何でこんなに緊張するの・・・?)
そんな様子に気付かずに、フェイトはレナスに話しかけた。
「借りって・・・別にいいよ、そんなつもりでやったんじゃないし」
「あなたが良くても私が嫌!」
(またか・・・)
フェイトの脳裏に先程の出来事が甦り、再び下半身に血流が集まり始める。
(うっ、や、やばい・・・)
「そ、そんな事言っても、別に手伝って欲しい事なんてないんだけれど・・・」
フェイトの言葉に、レナスの表情が淋しそうに曇る。
(だからその表情を止めて欲しいんだってば・・・)
冷や汗を流しながら欲望と葛藤していたフェイトの後ろから、昂翼天使の宝珠を手にしたクリフがレナスに尋ねた。
「なぁ嬢ちゃん、この珠が何なのか知らねぇか?」
その珠を見て、レナスの表情が神妙なものになる。
「それ・・・やっぱり、あの人を負かしたのね・・・」
「あぁ、嬢ちゃん程凶悪じゃなかったぜ。ちっとばかしタフだったがな」
「・・・それは、この世の災いが封じられた珠・・・絶対に解き放ってはいけない禁断の宝珠・・・」
「災い・・・随分抽象的だね。具体的に何が封じられているって言うんだい?」
「・・・最凶最悪の悪魔・・・いくら貴方達でも適わない・・・」
「ホォ・・・そいつは楽しみだな・・・」
「え、まさか封印を解いたりしませんよね!?」
「阿呆、こんな面白そうな事を放っておけるか」
「ちょっ、何言ってるんだよアルベル!?そんな事・・・」
「なぁ、この嬢ちゃんに手伝ってもらえば何とかなるんじゃねぇか?折角借りを返したいとか言ってるんだしよ」
「お、おいクリフ!お前まで」
「こんなガキの手を借りるってぇのか?」
「そうじゃなきゃ、少なくとも俺は、賛成できねぇな」
「いや、二人ともそういう問題じゃ・・・」
「分かった」
「ほらレナスちゃんもこう言ってることだし・・・え?」
「私、協力する」
「ちょっとレナスちゃん・・・」
「・・・どうやら、決まりみたいね」
「マリアまで」
「そう気にすんな。何とかなるんじゃねぇか?ま、俺のカンだがよ」
クリフの、俺のカン発言を懐かしく思いながら、自分の意見を全然聞いてくれないこのパーティに無常を感じずにはいられないフェイトだった。
「・・・ねぇ」
レナスにズボンの裾をくいくいと引かれ、フェイトは彼女の方を向いた。
「え?何だい?」
「・・・名前・・・何て言うの?」
「え、あぁ、そういえば言ってなかったね。僕の名前はフェイト。フェイト・ラインゴットだよ」
「・・・フェイト・・・お兄ちゃん・・・」
「そう。宜しくね、レナスちゃん」
そう言ってフェイトがレナスの頭を撫でると、彼女はまた顔を赤くして俯くのだった。
(・・・何であんな事言ったんだろう・・・)
レナスはベッドに身体を預け、物思いに耽っていた。
ここはレナスにあてがわれた、カルサアの宿屋の一室。一行は最強の敵に備え、この町で宿をとる事にした。夜空にはもう、二つの月が空高くに輝いている。
レナスは自分の行動が解らなかった。自分は本来あの宝珠の守護者。あれの封印を解き放とうとする者を排除し、この世をあの災いから守るよう定められた者。
その自分が、今その封印を解く手助けをしようとしている。
(・・・一体どうして・・・)
幾らレナスが強いとは言え、あいつに適う自信は正直彼女には無かった。最悪、全員の命は奪われ、世界はあいつの理想の元に消滅させられてしまうだろう。あの人の命も・・・・・・
(・・・フェイト・・・お兄ちゃん・・・)
まぶたを閉じれば、あの青年の笑顔が浮かんできて不思議な感情に襲われる。今まで感じた事の無いような・・・・・・鼓動が速くなり、切ない気持ちで胸がいっぱいになる。
(・・・ダメ・・・じっとしてられない・・・)
レナスはベッドから下り、部屋を出て行った。
(・・・どうしよう・・・)
フェイトの部屋の前まで来て、レナスは一歩を踏み出せないでいた。扉一枚隔てた向こうにフェイトがいると思うと、何故だか緊張してしまう。
その時、レナスの目の前に立ちはだかっていた扉が、勝手に開いた。
「あれ、レナスちゃん?どうしてこんな所に・・・」
「あ、フェ・・・フェイトお兄ちゃん・・・」
フェイトを目の当たりにして、やはりレナスは押し黙ってしまう。
「・・・どうしたの?あ、こんな所でいてもしょうがないし、中に入るかい?」
「え・・・う、うん・・・」
レナスはフェイトに促されるまま部屋に足を踏み入れた。ベッドに座るよう促され、レナスは椅子に座ったフェイトと向き合った。
「で、僕に何か用かな?」
「・・・どうしても、あれの封印、解くつもり・・・?」
「え?」
フェイトは、自ら協力を買って出たレナスからそんな言葉が出るとは思わず、少し面食らった。
「でも、レナスちゃんも協力してくれるんでしょ?」
「・・・私にも・・・勝てる自信は無い・・・」
「・・・・・・」
フェイトは、俯き加減に話す少女から強い切迫感を感じた。
「・・・その、封印されている悪魔って、やっぱり世界を壊そうとしているのかい?」
フェイトの問いに、レナスは無言で頷く。
「そう・・・実はね、これから皆とその事について相談する予定なんだよ」
「え?」
レナスの瞳がフェイトのそれを見上げた。
「僕はこれからみんなの所に行ってくるから。今聞いた話もちゃんと皆に伝えるよ」
そう言うと、フェイトはレナスを残して部屋を出て行った。その背中を見たレナスは、言い知れぬ感情に襲われた。
(何?・・・この気持ち・・・)
レナスは胸の前できゅっと右手を握った。今日だけで一体どれ程こんな感情に襲われただろうか・・・。レナスは自分が分からなくなってきた。
(・・・あ・・・)
ふと気が付くと、あのムズムズがまた甦ってきていた。今この場にフェイトはいない。レナスは仕方なく、フェイトを真似て自分の右手の人差し指を下着の上に持っていった。
「・・・ん・・・」
あの、えもいわれぬ感覚が湧き上がってくる。レナスはそのまま、下着越しに指を滑らせた。
「・・・ん・・・あっ・・・ん・・・」
幼い花弁が次第に湿り気を帯びてくる。レナスはもっと刺激が欲しくなった。
(そう言えば・・・お兄ちゃん、中に指を入れたっけ・・・)
フェイトのしていた行為を思い出し、レナスは下着の中に手を潜り込ませ、自身の割れ目に、恐る恐る指を差し込んだ。
「んんっ・・・!」
先程より一段と強い刺激が訪れる。レナスはゆっくりと指をスライドさせた。
「んっ・・・あっ・・・はぁっ・・・んっ・・・」
レナスの顔が次第に上気し始め、目も段々と虚ろになってくる。しかし、まだ足りなかった。フェイトにしてもらった時ほどの刺激が得られなかった。自然に、レナスの指の動きは激しくなってゆく。
「んっ・・・んんっ・・・んあっ・・・」
より深く、より激しく、レナスの指は彼女の内壁を刺激する。
(あっ・・・まだ・・・足りない・・・)
レナスの指が、秘豆に伸びようとしたその時・・・
ガチャ (!!)
部屋の扉が開き、レナスは、無意識に慌てて手を下着から引き出した。
「あれ、レナスちゃん帰ってなかったんだね」
フェイトはレナスを確認すると、彼女の方に歩みを進めた。
「あの珠の封印、解くことにしたよ」
「・・・・・・え?」
てっきり封印を解くのは止めになると思っていたレナスは、驚いた。
「ど・・・どうして・・・?」
「そんなに危険なのなら、もしその悪魔を抑えられない誰かが封印を解く可能性を残すより、今の戦力に賭けようってことになったんだ」
君もいることだしね、とフェイトは微笑んだ。
「さぁ、そういう事だから、明日に備えて今日は・・・」
フェイトはレナスの右手を取って、そのまま固まった。レナスの指先には、透明な液体が付着していた。
「・・・レナスちゃん、まさか・・・」
よく見るとレナスの顔は既に上気していた。嫌な予感がした。
「・・・さっきから、またムズムズして・・・」
(やっぱり――――――――!)
「で・・・また・・・やって欲しいんだけど・・・」
上気した顔、悩ましげな表情、もじもじとした仕草。それらに再びフェイトのムスコが元気に反応した。
(うわ、まずいっ!)
「あ・・・これ、ムズムズなんだよね・・・」
そう言ってレナスはより強い快感を、あの白濁液を浴びようと、何の躊躇いも無くフェイトのファスナーを下ろして、彼の男根を舐め始めた。
「わっ、ちょっ、レナスちゃ・・・あぁっ・・・」
迫り来る快感に、フェイトはその場で腰をついた。しかしレナスの攻めは止まる事なく続けられる。
(・・・もう一度、あれを浴びれば・・・)
レナスの頭には、フェイトの精液を浴びた時の快感の事でいっぱいだった。あれを浴びればこのムズムズから抜け出せる。その一心でフェイトのモノをしごき続ける。
「ね、レナスちゃ・・・あぁ・・・もう、ホントに・・・くぁ」
もともとこういった体験の少なかったフェイトに、快感への十分な耐性があるわけも無く、彼の感度は絶頂に向かって一直線に高まっていく。
「んっ、んっ、んっ、んっ」
「うぁ・・・すご、気持ちいい・・・」
「んっ、ぱぁっ・・・ねぇ、まだぁ?・・・んっ」
レナスが耐え切れないといった風に顔を上げる。
(うわぁ、だからやめてって、僕こういう顔に弱いんだよぉ)
そんなレナスの攻めに、フェイトの肉棒は遂に限界を迎えた。
「レナスちゃん、ごめんっ!」
「んぁっ!」
レナスの顔が再び白濁の液体にまみれた。レナスはそれを少し、口に含んでみた。
「んっ・・・苦い・・・あっ・・・」
(も、もうこれ精神的に悪いよ〜)
そして、フェイトの苦悩をよそに、レナスの身体が反応し始めた。
「フェイトお兄ちゃん・・・また、弄って・・・」
そういうとレナスは自分で下着を脱ぎ、スカートを持ち上げてフェイトの眼前に立った。精液まみれの少女がスカートを持ち上げてねだってくるという、とんでもない状況がフェイトの前で展開されていた。
「っ、レナスちゃんっ!!」
案の定フェイトの理性は壊れ、レナスの秘所に顔を埋めた。
「え!?フェイトお兄ちゃ、ひゃあっっ!!」
てっきり指でしてくれるものと思っていたレナスはフェイトの行動に驚いたが、次の瞬間には体中を走り抜ける快感に襲われていた。フェイトの柔らかい舌が、レナスの割れ目を貪る様に舐めまわす。
「んあっ、あっ、お兄ちゃん、んんっ、あぁっ、気持ち、いいよっ、んあっ」
レナスは、初めてこの刺激を気持ちいいと思った。フェイトの舌は休むことなく動き続け、両手の指で開かれた彼女の割れ目は、どんどんとその感度を増していく。愛液も前回を上回るほどに溢れ出していた。
「んっ、あっ、またっ、またっ、あっ・・・え、お兄ちゃん?なんで・・・?」
フェイトは突然顔をあげ、突然快感が止まり困惑した表情のレナスに向かって囁いた。
「それをね、イクって言うんだよレナスちゃん」
そう言ってフェイトは、再びレナスの秘部に顔を埋めた。
「え、イク?・・・んぁあっ!」
(もうイキそうかい?)
レナスの脳裏に、以前達する直前にフェイトが耳元で囁いた言葉が甦った。あの、頭の中が真っ白になるような、身体が浮くような・・・あれが・・・
「あぁっ、イク?あれが、んんっ、イクっ、んあっ」
フェイトは割れ目に指を差し込み、舌で秘豆を弄んだ。
「ああっ、やぁっ、レナス、レナス、イクっ、イクゥッッ!!」
レナスの身体と、薄蒼の尾が大きく仰け反り、レナスは達した。腰を折ったレナスは、フェイトの頭で体を支えながら、まだ身体を痙攣させていた。口端から唾液が精液と混じりながら床に落ちる。
「ね、ねぇ、レナスちゃん、大丈夫・・・?」
レナスの叫びに何とか正気を取り戻したフェイトは、まだ秘部を押し付けられたまま、気力で理性を保っていた。
「あっ、はぁっ・・・・・・えっ、なんでぇ?」
レナスの疼きは治まっていなかった。治まるものと思っていたレナスは、混乱と疼でおかしくなりそうだった。
「フェイトお兄ちゃん、もう一回、もう一回してぇ!」
「え、もう一回!?」
やっとレナスのスカートから脱出に成功したフェイトは、彼女からの更なる注文に度肝を抜かれた。仕方なく、もう一度彼女の割れ目を攻めてみた。
「あっ・・・んんっ・・・うぅっ・・・ダメぇ、それじゃぁ、ダメだよぉ・・・」
「え、駄目って・・・」
「足りないよぉ・・・」
レナスはフェイトの腕にしがみつき懇願した。
フェイトは困った。これ以外の攻めと言えば、もう挿入しか思いつかない。しかしそれだけは・・・。フェイトの中で、二つの意思がぶつかり合う。
「お願いぃ・・・これじゃあたし、変になっちゃうよぉ・・・」
フェイトの意思は決まった。
「レナスちゃん・・・」
フェイトはレナスに、最後の方法を話した。
「・・・うん・・・あたし、お兄ちゃんなら・・・いい」
「でもきっと、とっても痛いよ?」
「いいの、このままじゃあたし、だから入れてぇ!」
その言葉を聞いて、フェイトはレナスをベッドまで連れて行き仰向けに寝かせると、顔の精液を拭き取った後、やさしく服を脱がせ始めた。
「お・・・お兄ちゃん、何で・・・?」
「このまましたら服が汚れちゃうからね・・・」
レナスは遂に、フェイトの前で生まれたままの姿になった。流石に彼女も羞恥を感じたが、体中の疼きが収まる事は無かった。
「あの・・・まだ・・・?」
「え、あ、うん」
レナスは改めて、フェイトのモノを見た。フェイトの男根は、再びはちきれんばかりになっていた。
(・・・大きい・・・)
レナスの心は、恐怖と期待が渦巻いていた。あれが、私の中に入るのだ・・・
「本当に、いいんだね?」
フェイトの問いに、レナスは首を縦に振った。
「それじゃぁ、いくよ・・・」
「うんっ」
レナスはきゅっと目を瞑った。
フェイトの肉棒の先が当たっているのが分かる。
(・・・っ、入って、来た・・・・・・痛うっっっ―――――!!!)
レナスの処女膜が破れ、シーツに鮮血が滴り落ちる。レナスの両目から涙が溢れた。
「だ、大丈夫かい?」
「・・・うん・・・大丈夫だから・・・続けて・・・」
「・・・分かった・・・」
ベッドに両手をつきながら、フェイトは極力ゆっくりと動かそうと努力した。だが少女の、しかも先程まで処女だった膣の締まりは凄まじく、フェイトも痛みすら覚えていた。
「うっ・・・んっ、うあっ・・・んあっ・・・あっ・・・」
しかし、レナスの方からは早くも喘ぎ声が漏れ始めた。
(こ、こんなに早く感じ始めるものなのかな・・・あ、でも大分感じやすい体質みたいだったし・・・)
フェイトがそんな事を考えている間にも、レナスの声は大きくなっていく。
「あっ・・・お兄ちゃん、んぁっ・・・もっと、あっ・・・動いてっ」
「え、だって」
「もっと、気持ちよくしてぇっ」
レナスはフェイトを見上げて懇願する。
「・・・分かったよ、レナスちゃん」
そう言うと、フェイトはレナスの体を奥の端まで突いた。
「んあぁぁっ!」
そして、フェイトはスピードを段々と速めていく。フェイトに突かれる度に、全身を突き抜けるような快感が押し寄せ、破瓜の痛みをも飲み込んでいく。
「んっ、んんっ、あっ、すごいっ、ああっ、すごいぃっ!」
レナスは顔を、痛みをも消し去るほどの刺激に歪め、歯を食いしばって快感と衝撃に耐える。その顔を見て、フェイトのモノは更に大きさを増していった。
「あっ、んっ、んあっ、おっ、おっき、おっきいっ、よぉっ、っあっ、っあぁっ!」
フェイトも限界が近付いていたが、レナスはそれに勝る速さで絶頂への坂を駆け上がっていく。それに伴って、フェイトの男根の締め付けもきつくなる。
「レ、レナスちゃん、うっ、凄い、気持ちいいよ」
「あっ、フェイトっ、お兄ちゃん、んあっ、あたしもっ、あたしもっ、気持ちいいよぉっ、んぁぁっ!」
レナスはフェイトの両腕にすがりながら、絶頂を迎えようとしていた。
「んぁっ、あっ、あっ、なにっ、あっ、ダメッ、あっ、こんなっ、あぁっ」
「レナスちゃんっ」
フェイトは、ぱんぱんと腰を打ちつけ続ける。
「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、んんっ、んあぁぁっ、あああぁぁぁぁっっっ!!」
「うあっ!?」
レナスは絶頂を迎え、膣の中が一気に締まる。フェイトは果てる一歩手前でレナスの膣から抜け出し、彼女の体に精を吐き出した。
「あ・・・あつ・・・い・・・」
絶頂の快感とフェイトの精液を同時に受け、レナスはそのまま気を失った。
「・・・ここは・・・?」
レナスは自分のベッドの上で目を覚ました。辺りを見回すと、ベッド横のテーブルの上に何かが置いてあった。
「・・・!?――――っつぅっ――――」
起き上がろうとしたレナスの下半身に痛みが走った。昨日のあの行為のせいなのだろうか。そんな事を考えながら、レナスはおぼつかない足取りでテーブルまで歩いていった。
そこには、手紙と薬が置かれてあった。
『昨日はあんなことをしてゴメン。きっと起きたら体が痛いと思うから、そのときはそこに置いてある薬を飲んでね フェイト 』
(・・・フェイト・・・お兄ちゃん・・・)
昨日の事を思い出し、レナスは薬を抱きながら頬を染めた。
この日、一行はウルザ溶岩洞へ向かう。