疾風に連れられてトラオム山岳地帯にやってきたフェイト達一行は、アーリグリフに向かっていた。その中に、昨日まではいなかった少女がいた。  
一行はこの日、あの宝珠の封印を解き放ち、世界の災いを根絶するため、ウルザ溶岩洞に向かった。そこで、この少女と出会ったのだった。  
 
 
今から数時間前・・・・・・  
 
「みんな、準備はいいかい・・・?」  
フェイトは振り向き、仲間に問う。各々、頷いたり、武器に手をかける。フェイトは、クロセルのいた壇上に宝珠を置いた。するとすぐに宝珠が輝き始める。  
「みんな、来るよ!」  
フェイトの声に反応し、全員が身構える。  
宝珠から何かが飛び出した。  
「・・・な・・・!?」  
全員の目が驚きに見開かれる。宝珠から現れたソレが口を開いた。  
「・・・私を解放してくれたのは、あなたたち・・・?」  
ソレは少女だった。少女は鮮緑の布に身を包み、ダークゴールドの髪をなびかせ、宙にフワフワと留まっていた。フェイトにはとても世界の脅威には見えなかった。しかし  
「・・・ありがとう。お礼に、私のヴァルハラの、最初の生贄にしてあげるわ」  
「・・・え、何だって!?」  
輝かんばかりの笑顔でとんでもない事言う少女に、呆然としていた一行は再び戦闘体制に入る。そのとき、レナスが少女の前に歩み出た。  
「もう止めて・・・フレイ・・・」  
「・・・レナス・・・」  
フレイと呼ばれた少女は、レナスと対峙する。二人の間に緊張が流れた。  
「・・・また私の邪魔をするの・・・?」  
「もう止めて・・・でないと私、あなたを倒さなくちゃならない・・・」  
「あなたに出来るの?」  
そう言ったフレイの手中に光が生まれる。レナスの手の中にもあの巨大な槍が生まれた。  
「エーテルストライク!!」「ニーベルンヴァレスティ!!」  
二人の技が空中で衝突した。激しい衝撃波が生まれ、レナスの小さな体が吹き飛ばされる。  
「くっ・・・!」「うわっと」  
その体を、フェイトが辛うじて受け止める。  
「レナスちゃん、大丈夫?」  
「う、うん」  
「その程度の力で私に対抗する気なの?」  
フレイは何事も無かったかのように宙に浮き続けている。  
「そんなんじゃ私を止められ・・・何?」  
後ろから聞こえてきた轟音に、フレイが振り向く。先程の衝撃で、その後ろの崖から大きな岩が剥がれ落ちてきていた。  
 
「危ない!!」  
それを見たフェイトが考えるより先にフレイに飛びつく。後ろを見ていたフレイも、とっさの事に対応が出来ない。  
ズズウウゥゥゥン・・・  
「「「「フェイトッ!!」」」」  
今までフレイがいた所が岩に飲み込まれ、粉塵が巻き起こる。  
「大丈夫だよ!」  
岩の脇からフェイトの声が上がった。  
フェイトは持ち前の運動神経で、フレイを抱えたまま何とか岩を避ける事に成功していた。  
「大丈夫だった?」  
フレイの上に被さるようになっていたフェイトは、自分の下に横たわるフレイに尋ねる。しかし、フレイはフェイトを見つめるだけで口を開かない。  
「どうしたの、どこか痛い・・・・・・」  
次の瞬間、フェイトの口をフレイの口が塞いでいた。  
「!!??!?!?」  
何が起きたのかを理解し、フェイトの目が驚きに見開かれる。フェイトから顔を離したフレイは、未だに固まっている彼に向かって輝かんばかりの微笑を向けた。  
「・・・フェイト、お兄ちゃん・・・?」  
「!・・・あ、レ、レナスちゃん・・・」  
横から聞こえた声に、フェイトの意識は現実へ引き戻された。二人のすぐそばに、レナスが立っていた。  
「あなた、フェイトさんっていうのね?・・・うん、私決めた!」  
「え・・・決めたって、な・・・何を・・・?」  
満面の笑みを浮かべるフレイに、フェイトは恐る恐る尋ねる  
「私、フェイトさんのお嫁さんになる!」  
 
そして、今に至る。  
あれからフレイはフェイトにべったりとくっついていた。  
「私、フェイトさんの為にヴァルハラを創ってみせるわ!」  
「いや、だからもう世界を壊そうなんて考えないでよ、ね?」  
「は〜い!」  
フェイトと腕を絡めていたフレイの顔から可愛らしい笑顔がこぼれる。この現状が面白くないレナスは、むっつりしながら一行を後ろの方を歩いていた。  
暫らくしてアーリグリフに着いた一行は、宿屋にチェックインした後に自由行動をとる事になった。  
「あ〜、俺は酒場にでも行ってくるかな」  
「私は、そこら辺をぶらぶらしてくるよ」  
「ソフィア、今日こそは貴女を負かせてみせるわよ!」  
「ええ!マリアさん、また料理勝負するんですか・・・?」  
「なによ、私の勝負を受けられないっていうの?さあ、行くわよ!」  
「え、あ、ちょっ、マリアさん!?」  
マリアはソフィアの腕を引っ張って宿を出て行った。  
「あ〜、またやってるよ、あの二人・・・あれ、そう言えば、アルベルは?」  
「あ?あいつならもう部屋に行っちまったぜ」  
「あ、そうなんだ・・・じゃあ、僕は・・・」  
どうしようかと考えていたフェイトに、フレイが声をかけた。  
「フェイトさん、私と一緒に出かけましょう!」  
「え、君と?」  
「もうっ、フレイって呼んでよっ!ね、いいでしょ〜?」  
フレイはおねだり顔でフェイトの顔を覗き込む。  
「え、あ、うん、いいよ。じゃあ行こうか」  
「やったぁ!」  
フェイトはフレイを連れて宿屋を出て行った。そんな二人を、レナスは見ているだけだった。  
 
雪の降る通りを、二人は歩いていた。  
「で、どこに行きたいんだい?」  
「フェイトさんと一緒なら、私どこでもいいよ!」  
フレイはフェイトの腕に、イヌの様に擦りつきながら歩いていた。  
「う〜ん、じゃあ、何か食べにでも行こうか?」  
「うん!」  
二人は通りに面した小さな喫茶店に入った。  
「じゃぁ、なにを頼もうか?」  
「私、フェイトさんの好きなのでいいよ」  
「う〜ん、じゃあ、ケーキと紅茶でいいかな」  
ウェイトレスに注文をして、フェイトは水に手をかけた。  
「・・・?フレイちゃん、僕の顔に何か付いてるかい?」  
水を飲もうとして、フレイがじっと自分の方を見ているのに気が付いたフェイトは彼女に尋ねた。  
「うんん、フェイトさん、かっこいいなぁ〜と思って」  
フレイはにっこりと笑ってそう答えた。彼女が世界の災いだなんてとても思えない。そう感じたフェイトは、微笑みながら正直な感想を述べた。  
「フレイちゃんも、とっても可愛いよ」  
フェイトがそう言ったとたん、フレイの顔がボンと音を立てて真っ赤になった。  
「え、フレイちゃん?」  
あれだけおおっぴらな彼女が、可愛いと言っただけで真っ赤になったのが、フェイトには意外だった。  
「・・・どうしたの?」  
「え、う、うんん!な、何でもないよ!!」  
フレイは顔をブンブン横に振った。先ほどのフェイトの微笑みに、フレイの心臓は見事に貫かれたのだ。フレイの耳の中で、バクンバクンという音が響く。フレイは落ち着こうと、両手でぐいっと水を飲み干した。が、勢いが余ってむせてしまった。  
「・・・っけほっ、けほっ・・・」  
「だ、大丈夫かい?」  
「けほっ・・・うん、大丈夫・・・」  
フレイは目に涙を浮かべてフェイトの方を見る。その表情に、今度はフェイトの心臓がドキッと鳴った。  
 
(うわ、ヤバイよ、これは・・・)  
「・・・?フェイトさん、どうしたの?」  
「え、あ、や、何でもないよ!うん、何でもない」  
今度はフェイトが両手をブンブン振る番になった。  
そうこうしているうちに、二人の前に紅茶とフルーツケーキが運ばれてきた。  
フェイトが紅茶を一口飲んでカップを下ろすと、彼の目の前に一欠けらのケーキが浮いていた。  
「はい、あ〜ん」  
「・・・え・・・?」  
フレイが机の上に乗り出して、フェイトの口元に彼のケーキを持ってきていた。  
「あ、あ〜ん、って・・・」  
フェイトの恥ずかしさゲージが急上昇する。しかし・・・  
「・・・ダメ?」  
それもフレイのおねだり顔の前には無力だった。少し俯いてイヌ耳を垂れるその表情に、フェイトは仕方なく欠片を口に入れた。  
「きゃっ、やった!」  
フレイの顔がパァと明るくなる。そしてそのフォークで今度は自分のケーキを食べた。  
「間接キス〜」  
フレイは心底嬉しそうに笑った。それでも、やられたフェイトは恥ずかしい。周りの目が気になってしょうがない。  
「ね、ねぇフレイちゃん・・・そういうのはちょっと・・・」  
フェイトがフレイを諭そうと少し前のめりになった時・・・  
「あれ、フェイトさんほっぺにクリームがついてる」  
フェイトはまずい、と思ったがとき既に遅し。フレイは再び身を乗り出してフェイトの頬を、子犬のようにペロッと舐め、そして、再び明るく笑うのだった。その笑顔に、フェイトはもう何も言えなくなった。  
そんなこんなで、フレイには嬉しさいっぱい、フェイトには恥ずかしさいっぱいのデートは過ぎていった。  
 
(はぁ・・・最近こんなのばっかりだな・・・)  
その夜、フェイトはベッドの上に寝転がりながら自分の境遇にうな垂れていた。本当の恋愛関係を望めそうに無い少女からここ数日受け続けている刺激の数々に、フェイトの心臓は大いに疲弊していた。  
特にレナスに至っては、本人の同意を得たとは言え処女まで奪ってしまった。  
(そう言えば・・・レナスちゃん何か元気なかったな・・・)  
先程の夕食の席で、フレイは相変わらず元気だったが、レナスは随分元気が無かった。何か、思いつめたような顔をしていたのを憶えている。フェイトの心労はつのるばかりだった。そのとき・・・  
「・・・フェイトさん、いる?」  
ノックの音がして、扉の向こうからフレイの声がした。フェイトは上半身を起こし、声に答える。  
「フレイちゃん?うん、入っていいよ」  
扉が開き、フレイがひょこっと顔を出した。  
「えへへ、来ちゃった」  
「何か用かい?フレイちゃん」  
「フフッ」  
フレイは扉を閉めると、まっすぐフェイトの方にやってきて、ペコリ、とお辞儀をした。  
「今日はありがとう。私、嬉しかったよ」  
顔を起こして、フレイは明るくそう言った。  
「そんな、僕も楽しかったよ」  
同じくらい恥ずかしかったけど、とフェイトは心の中で付け加えた。  
「だから、お礼をしようと思って」  
「お礼?何だい?」  
そう尋ねるフェイトに明るく微笑み返すと、フレイはフェイトに飛び掛った。  
「わっ!?」  
その勢いでフェイトはベッドの上に押し倒される。  
「フレイちゃん何を!?」  
フェイトの目の前にフレイの顔があった。  
「お礼に、私をあげる」  
「え!んむぅ!?」  
フレイはフェイトの唇を奪った。フェイトは抵抗しようとするが、フレイは一向にフェイトから離れない。そのうち、フェイトの口の中にフレイの舌が入ってきた。  
(え!?ちょっとちょとぉ!!)  
フェイトの心の叫びはしっかり無視されて、フレイの舌とフェイトのそれとが絡め合う。  
「ぷはぁ」  
 
漸くフレイが口を離した。フェイトは再び止めるように言おうとしたが、フレイの目をみて動きが止まった。頬を染めたフレイの両目には涙が浮かんでいた。  
「・・・フレイちゃん・・・?」  
「え、あ、私慣れてなくって、ちょっと苦しかったけど、でもフェイトさんの唾、おいしかったよ」  
笑顔でそんな事を言う少女に、フェイトの意思とは関係なく再び下半身に血流が集まる。  
「あ、大きくなった。フフ、舐めてあげる」  
そう言ってフレイは、固まっていたフェイトをよそにファスナーを下ろして、そこからこぼれてきた彼のモノを舐め始めた。  
「え、フレイちゃん!?やめっ、うあっ」  
口に含む事こそ出来ないものの、フレイの技術はレナスの更に上を行っていた。口では抵抗しても、フェイトのもモノはやはり感じてしまう。  
「んっ、んっ、んっ、んっ」  
子犬の可愛らしさで淫らな行為をするフレイの姿に、余計敏感になってしまうフェイトだった。  
「うっ、フレイちゃん、もうこんな、あっ、止め、うぁ」  
「んぁっ、え、気持ちよくない?もっと頑張るっ!んっ」  
(そういう意味じゃないって!!)  
最近の子は進んでるんだなぁ、と半ばオヤジのような事を考えながら、フェイトは快感に耐えていた。その時、フレイはフェイトの亀頭を口に含み、前後させながら口内で嘗め回した。  
「うわぁっ、フ、フレイちゃ、くあっ、駄目だ、止めっ、もう出るっ」  
「んぱはっ、うん、頂戴!」  
「え、頂戴って、何言って・・・うあっ」  
フレイは目をトロンとさせながら更に激しくフェイトのモノを口内でしごく。もちろん手で竿もしごきながら。  
「も、もう、駄目だぁっ!!」  
「んんっ、んんんん〜〜〜っ」  
達する時、フェイトは思わずフレイの頭を抑えてしまった。そのせいで、フレイは口の中にフェイトの全ての精を受ける。  
 
「はぁっ、はぁっ・・・あっ、ご、フレイちゃんゴメン!」  
フレイは再び目に涙を浮かべながら、フェイトの精を飲み込んだ。  
「っあぁぅ・・・にが〜い・・・」  
それを見て、フェイトのモノは驚きの回復力を見せた。  
「あ、フェイトさんまた大きくなったね」  
「え、あ、いや、これは・・・」  
フェイトは慌てて自分のモノを隠そうとした。  
「フフッ、別にいいのに・・・だってほら、私ももうこんなに・・・」  
そう言ってフレイは、レオタードの秘所の部分を捲って見せた。そこはもう愛液で溢れていた。  
「いぃっ!?フレイちゃん、そんな物見せな・・・」  
フェイトの言葉を待たずにフレイはベッドに飛び乗って、自分の秘部にフェイトの顔を押し付ける。  
「フェイトさん舐めてぇ!」  
いやらしい臭いを嗅がされ、遂にフェイトの理性が欲望に負けた。フェイトはフレイの緑のレオタードを捲りフレイの秘部を舐め始めた。  
「あぁっ!フェイトさんいいよぉ!あんっ、そこぉ!」  
フレイの秘部は既に敏感になっていて、フェイトの愛舐をしっかりと感じていた。  
「あぁ、凄い、いいよぉ、んあっ、んんっ!」  
フェイトの舌がフレイの肉壁を舐め、秘豆をチロチロともてあそぶ。  
「あっ、クリトリスもいいっ!もっと、もっと舐めてぇ!」  
フェイトは溢れ出る愛液を思いっきり吸った。  
「んああぁぁっっ!?ふやぁぁっっ!!」  
フレイの体が震え、フェイトの口内に大量の愛液が注ぎ込まれる。  
「はぁっ、はぁっ、えへへ、潮、吹いちゃった・・・」  
フレイは恍惚の表情を浮かべながら、腰をかがめてフェイトから自らの愛液を吸い取る。  
 
「んっ、んっ・・・んはぁっ・・・私の、おいしかった・・・?」  
「あ・・・あぁ・・・」  
フェイトは目の前の子犬を犯したい衝動を必死で堪えていた。が、その努力も無駄に終わる。次の瞬間、フレイの服が消えて無くなり、目の前には一糸纏わぬ彼女が立っていた。  
顔を赤く染め、目と耳を恍惚に垂らし、短めの尻尾を立てながら、股からは愛液を垂らしていた。  
(止めっ、もう、限界だ・・・)  
フェイトは何とか目を逸らそうとするも、全く逸らす事が出来ない。  
「フフッ、我慢しなくていいのに。私フェイトさんの事大好きなんだから・・・」  
そう言って軽くフェイトの額にキスを落とすと、フレイはそのままフェイトのモノの上に腰を下ろした。  
「んっ・・・・・・んんっ―――――――っ痛ぅっ!!」  
何も生えていない、綺麗なフレイの秘所から鮮血が流れる。  
「!?フレイちゃん、何て事を!大切な処女なのに!!」  
視界に入った赤に理性を取り戻したフェイトは、目の前で痛みに耐えながら震えている少女を見て叫んだ。フレイはそんなフェイトを、目に涙を溜めながら、愛しそうに見つめた。  
「フェイトさん優しいね・・・いいの、私はフェイトさんが好きなんだから」  
そう言ってフレイはフェイトの上半身を押し倒して、彼の腹に手を置き、腰を動かし始めた。  
「っ・・・つぅ・・・んっ・・・うぁっ」  
「・・・フレイちゃん・・・」  
痛みに耐えていたフレイにやがて快感の波が押し寄せてくる。  
「んっ、あっ、はぁっ、凄いっ、フェイトさんのが、あんっ、中でっ、ビクビクしてっ、あっ」  
「フレイちゃん、僕も、うっ、気持ちいいよっ」  
「あっ、フェイトさんっ、フェイトさんもっ、んあっ、動いてぇ」  
フレイの動きが段々と速くなり、フェイトもそれに合わせて腰を突き上げた。部屋に、肉と肉のぶつかり合う音が響く。  
「んあぁっ、凄いぃ、奥まで、奥まで届いてるっ、んあっ、すごっ、いいのぉっ!」  
フレイは自分の乳首を弄りながら、突き上がってくる快感に酔いしれ、口端に透明な筋をつくる。いまや全身に走り抜ける電流に、彼女の感度は一気に絶頂まで上っていく。  
「うっ、フレイちゃん、もう、そろそろ・・・っつあっ」  
「いいのぉ、んあっ、フェイトさんっ、中に、中に出してぇっ!」  
 
フレイの要求にフェイトは戸惑う。  
「え、それだけは」  
「いいのぉ!いいからっ、私の中に、あぁんっ、頂戴ぃぃっ!!」  
そう叫んで、フレイの動きが更に速まる。  
「うあぁっ、駄目だ、もう、もう、出るっ!」  
「いいのぉ!フェイトさんの熱いの、中にぃぃっっ!!」  
遂にフェイトの男根は限界を向かえ、フレイの膣に白濁液を噴き出した。  
「あぁっ、きてるっ、私も、イクゥ、イクゥゥゥゥッッッッ!!」  
フレイの体が大きく仰け反り、尻尾がぴんと緊張する。  
「あっ・・・フェイトさんの・・・んあっ・・・まだ出てる・・・」  
フレイは息も荒く、フェイトの精をしっかりと受け止めていた。  
 
「・・・んっ・・・あっ・・・」  
同じ頃、レナスの部屋から喘ぎ声が漏れていた。彼女はベッドの上でうつ伏せになりながら、自慰をしていた。  
「・・・あっ・・・お兄・・・ちゃん・・・んんっ・・・」  
夕食の席で、フレイと楽しげに会話をしているフェイトの顔が、脳裏に蘇る。切なかった。  
(私、フェイトさんの事だ〜いすき!)  
その時の、フレイの言葉が耳に響いた。  
(・・・私も・・・おにいちゃんの事・・・好きだよぉ・・・)  
レナスの頬を、涙が流れた。 

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