フレイの出現で自らの気持ちに気付いたレナス。彼女はフェイトの事を思いながら部屋で自慰をしていた。
「・・・んっ・・・あんっ・・・、・・・・・・」
ふと、レナスの指の動きが止まった。
(・・・・・・これじゃ、ダメ・・・・・・)
自分の気持ちをちゃんと伝えようと、レナスは部屋を後にした。
フェイトの部屋の前まで来たレナスは、中から聞こえる話し声を耳にして立ち止まった。
『あっ・・・フェイトさんの・・・んあっ・・・まだ出てる・・・』
(・・・!・・・)
部屋の中から聞こえた声は、紛れも無くフレイのものだった。
何を思うより先に、レナスの体は動いてた。
「・・・え・・・?」
部屋の中の光景を目の当たりにして、レナスの動きが止まる。眼前で、裸のフレイがフェイトの上にまたがっていた。
「レナス?」「レナス・・・ちゃん」
二人が入り口で固まっているレナスに気付き、フレイは慌ててシーツで自分の体を包む。
「・・・二人とも・・・何、してるの・・・?」
レナスが恐る恐る口を開く。
「何って・・・見て分かるでしょ?」
フレイは顔を染めながら答える。
「・・・分かんない・・・分かんないよ、ねぇ、何してるのフェイトお兄ちゃん!」
レナスはそう叫んで、ベッドの横まで駆けてきた。
「レ、レナスちゃん・・・えっと、これは・・・」
上半身を起こしながら、フェイトはとっさに答える事ができなかった。しかし、フェイトが何かを言う前に、フレイが答えた。
「レナス、セックス知らないの?」
「・・・セックス・・・?」
「愛し合うことよ」
「・・・え・・・」
レナスの頭の中で、以前のフェイトとの初夜の事が蘇る。あの時、フェイトは自分の事を愛してくれていたのか?だが、今目の前でフレイは、彼と愛し合っていたと言う。
「お兄ちゃん・・・フレイの事が、好きなの・・・?」
レナスの切ない表情を見て、フェイトは言葉を詰まらせる。
「・・・レナス、もしかして貴女、フェイトさんの事・・・」
好きなの?と訊かれ、レナスは顔を赤くして俯いた。
「ダメよ!私の方が、レナスよりフェイトさんのこと愛してるんだから!!」
フレイはフェイトの左腕に抱きつきながら、レナスに言い放った。フレイの言葉に、レナスの体がびくりと震える。
「・・・しだって・・・」
「フェイトさんのお嫁さんになって幸せに・・・」
「私だって好きだもん!!」
レナスの叫びに、今度はフレイの体が震えた。
「私だって・・・フェイトお兄ちゃんのこと・・・好き・・・だもん」
レナスは両目いっぱいに涙を溜めて、再び俯いた。フレイはレナスの行動に唖然とさせられた。あの気位の高いレナスが、涙を流してまで自分の気持ちを叫ぶだなどと、レナスをよく知っているフレイには考えられない事だった。
「・・・うっ、うっ・・・」
その時、涙を流しながら嗚咽していたレナスの体を、フェイトの右腕が抱え上げ、そのまま彼のほうにレナスを引き寄せた。
「・・・ふぇ?フェイトお兄・・・!!」
フェイトはそのままレナスと口付けた。初めての口付けを。
「フェ、フェイトさん!?」
フレイが抗議の声を上げたが、フェイトはそのままレナスの口に舌を入れた。
「んっ!?んんっ、んんんっっ」
レナスの舌を絡めとり、歯列を舐め、口だけでレナスを攻める。涙を浮かべていたレナスの瞳が、次第に虚ろになり始める。耳は垂れ、手でフェイトの服をギュッと握りながら、フェイトのなすがままになっていた。
「んんっ、んあっ、はぁっ・・・」
漸くフェイトは、レナスとの口付けを終えた。二人の口が唾液でつながる。フェイトの強引な口付けですっかり身体の力が抜けてしまったレナスは、ベッドの上にヘナヘナとへたりこんだ。
二人の激しいキスを見て興奮したフレイは、その場で自分の割れ目に指を差し込んでいた。
「んんっ・・・はぁっ・・・あ、フェイトさん・・・んんっ!!」
フェイトはそんなフレイとも唇を重ねる。先程とは逆に攻められて、フレイの体からも力が抜けてゆく。
「んんっ、ぱはぁっ・・・はぁっ、はぁっ・・・」
フレイとも口付けをし終えると、フェイトは二人に向かって優しく微笑んで、二人を抱き寄せた。
「僕は・・・二人とも、とっても大好きだよ・・・」
「フェイトお兄ちゃん・・・」「フェイトさん・・・」
そしてお互いの唇が近付き、三人の舌が濃厚に絡み合った。
「んっ、んっ、んっ」「んっ、んっ、んっ」
生まれたままの姿となったレナスとフレイは、同じく一糸纏わぬフェイトのペニスを一緒に舐めていた。
「んっ、あ・・・レナス、そうじゃないよ、こうやるの・・・んっ、んっ」
「え・・・こ、こう?・・・ん、ん、ん、ん・・・」
フレイの指導を受け、レナスも必死にフェイトのモノを舐める。拙かった時でさえ刺激的だったレナスのフェラチオに磨きが加わり、更に巧みなフレイの攻めも加わり、フェイトは今までにない快感を覚えていた。
「二人とも、はぁっ、本当に、うっ、上手いね」
フレイが亀頭を舐め、レナスが竿を舐める。幼い二人が一心に淫らな行為をしているのは、何度見てもフェイトの心臓に負担をかける。
「二人ともっ、もう、出るよっ」
「んっ、フェイトお兄ちゃんの、ちょうだい」
「顔にかけてぇ」
「うっ!!」
フェイトの精が少女たちの顔を汚してゆく。
「んあっ・・・熱い・・・」
「ふあぁっ・・・レナス・・・」
「んっ、あっ・・・んっ、フレイ・・・」
レナスとフレイは抱き合いながら、互いの顔に付いた精液を舐めあい、そのまま唇を重ねた。二人の舌を、白濁した液体が結ぶ。そんな行為を見て、フェイトのムスコはまたもや大きくなった。
「んっ・・・お兄ちゃんの、今度は私の中に頂戴・・・」
「え、だってまだ何も・・・」
「いいの・・・・・・もう、してきたから・・・」
レナスは頬を染めて俯きながらそう言った。それを聞いて、フェイトはレナスの体を持ち上げ、そのまま自分の男根の上にゆっくりと下ろしてゆく。
「んっ・・・んああぁっ!!」
レナスの身体が、フェイトのモノをすっぽりと飲み込む。
「あっ、お兄ちゃんのが、私の中で、あんっ、びくびくしてるよぉ・・・」
「フェイトさん、私にもしてぇ」
フレイがもじもじと自分の股を弄りながらフェイトにねだる。
「フレイちゃんも、こっちに来て。レナスちゃん、自分で動けるかい?」
「え?う、うん」
「僕も出来るだけ動かすからね・・・」
そう言うとフェイトはベッドの上で仰向けになり、フレイを顔の上にまたがせて彼女の秘部に舌を差し込んだ。
「ひゃぁっ!」
フレイの身体に電流が走る。
「んあっ、あっ、いいよぉ、あっ」
レナスも何とか自分で腰を動かそうと頑張っていた。そこに、フェイトからの強烈な突き上げが襲う。
「んあぁぁっっ!」
快感が頭まで突き抜ける。いつの間にかリズムを掴み、レナスも自ら腰を振り始めた。
「あんっ、凄いっ、奥までっ、あんっ、来るよぉ!・・・あっ、フレイ〜ッ!」
切なさの余りレナスとフレイは再び唇を交える。
「んっ、んっ、んんっ、ぱぁっ、んんっ」
そのとき、レナスの後ろでゆらゆら動いていた彼女のしっぽを、フェイトの手が捕まえた。
「んあぁっ!?あっ、ダメッ、フェイト、お兄ちゃん、んぁっ、そこは、だめだよぉ」
フェイトの手は構わずレナスのしっぽをしごき続ける。
「あっ、ダメッ、そんなにっ、あぁっ、やぁ、もうっ、イクッ、イクゥッッ!!」
レナスは達し、フレイの体にもたれ掛かる。それを確認して、フェイトは上半身を起こした。
「はぁっ、はぁっ・・・」
「イッちゃったんだね?レナスちゃん・・・イッた時の顔、エッチで可愛かったよ・・・」
「やぁ、はぁ、そんなこと言わな・・・んむっ、んっ、んっ」
フェイトは優しくレナスに口付けを落とし、レナスもゆっくり目を閉じる。
「んっ、んっ・・・!んぱぁっ!?んぁっ、お兄ちゃ、んあぁっ」
フェイトの手が、レナスの腰を持ち彼の身体に打ちつけていた。
「僕はまだイッてないからね・・・レナスちゃんの中に出してあげるよ」
「やっ、んぁっ、さっき、イッた、あぁっ、ばかりなのにっ」
イッたばかりで敏感になっていたレナスの身体を、痺れるような快感が駆け巡る。
フレイはそんなレナスの後ろから、左手で乳首を、右手で秘豆を、口で耳やうなじを同時に攻めた。
「んっ・・・フフ、レナス可愛い・・・んっ、んっ」
「ふぁぁっ、らめぇ、フレイぃ、そんな、弄らないれぇ、おかひくなっりゃうぅ!」
その間もレナスはフェイトの肉棒に身体を突き上げ、時には腰をすり鉢の様に回された。
「きゃうんっ!んやぁぁっ、回さないれぇぇ!!」
身体中を刺激され、レナスの頭は押し寄せる快感でいっぱいになっていった。
「あはぁっ、あっ、またっ、あんっ、またっ、あぁっ、キちゃうぅっっ」
「はっ、レナスちゃん、もう、イきそうかい?じゃぁ一緒に、うっ、イこう!」
そう言ってフェイトは、一層強く腰をレナスの身体に打ちつける。
「あっ、あっ、あっ、あっ」
激しい突き上げにレナスの限界が一気に近付く。
「あっ、あっ、イクッ、イクッ、イクッ、あっ、んんんっっっっっ!!」
再び絶頂を迎え、レナスの膣が急激に締まる。それに耐えかね、フェイトのモノも絶頂を迎えた。フェイトの愛を受け止め、レナスは彼の身体に力無くもたれかかる。
「あっ・・・んっ・・・フェイト、お兄ちゃんのが・・・私の中で・・・出てるよぉ・・・」
レナスに軽くキスをして、彼女を仰向けに寝かせると、フェイトはフレイを抱き寄せた。
「んんっ・・・フェイトさん・・・」
「どうして欲しい?」
フェイトに尋ねられ、フレイは顔を赤くしながら答えた。
「う、後ろから・・・入れて、欲しい」
「分かった。じゃあ、手をついて・・・そう、いくよ」
「んっ・・・はぁっ、あっ、入ってくるぅ・・・」
フェイトの男根がゆっくりとフレイの身体に飲み込まれてゆく。そして、二人の腰が触れ合う。
「あっ、はぁっ、はっ・・・・・・フェイトさんのが・・・奥まで、届いてる・・・」
「ああ・・・フレイちゃんの中、気持ち良いよ・・・」
そう言って、フェイトは腰を動かし始めた。二人の肉のぶつかり合う音が響く。そんな二人の性交を、レナスは熱心に眺めていた。
「・・・凄い・・・」
「じゃ、フレイ、ちゃん、レナス、ちゃんにも、見せて、あげようか」
「あんっ、えっ、フェイトさん、何を・・・きゃっ!」
フェイトはフレイの身体を抱き上げ、そのままレナスの上に、彼女とは逆の向きで覆い被せた。
「やっ、フェイトさん、恥ずかしいよ!」
「レナスちゃん、どう?見えるかい?」
「うん、凄いよ、二人のが、ちゃんと繋がってる・・・」
「いやぁ、レナス見ないでぇ・・・あんっ、あっ」
フェイトの腰が運動を再開する。
「ほらっ、フレイちゃん、ちゃんと、レナスちゃんも、うっ、舐めて、あげないと」
「あっ、あっ、うん、んっ、んっ、んあっ」
フレイはレナスの秘所に舌を這わし、レナスはその刺激に敏感に反応する。
「あんっ、いいよぉ、あっ、はぁっ、あんっ、凄いよ、フレイから、フェイトお兄ちゃんのが、んんっ、出たり入ったりしてる・・・あんっ」
「あうっ、やぁ、そんな事、んはぁっ、言わないでよぉ、あっ、もう、入れてやるっ!」
フレイは指をレナスの割れ目に差し込み、内壁をグリグリと弄る。
「んあぁっ!はぁっ、気持ちいいよぉ、そこ、もっと弄ってぇ、んあぁっ!」
そしてフェイトは、フレイの腰をしっかり掴み、更に奥深くまで男根を差し込んだ。
「あぁっ!フェイトさんっ、あはぁっ、深いぃっ、いいぃぃっ!!」
「あっ、私も、手伝ってあげるね・・・」
そう言って、レナスはフレイの秘豆を口に含み、更に舌で転がす。
「ひゃぁあぁっ!?らめぇ、そんなにぃ、あぁっ、もうっ、変になっちゃうぅ!」
フェイトの腰の動きが速まり、フレイも自ら腰を振る。
「あっ、私ぃ、もう、イク、イク、んああああぁぁっっ!!」
フレイの身体がビクビクと痙攣し、レナスの顔にフレイの愛液が飛び散った。
「もうイッちゃったのかい?フレイちゃんもエッチなんだね・・・」
「や、言わないで・・・」
「あの、フェイトお兄ちゃん、私・・・」
フェイトとフレイが愛し合っているのを見て興奮したレナスが、もじもじしながらフェイトを見上げる。
「うん、じゃあ最後は三人一緒にイこう。レナスちゃん、・・・そのまま向きを変えて」
「こ、こう・・・?」
「うん、そう」
「フレイちゃんはレナスちゃんの上に被さって」
「うん・・・」
フェイトは二人に抱き合うよう指示した。
「フェイト、お兄ちゃん、あんっ、早くぅ」
レナスとフレイは、お互いの割れ目を擦り合いながらフェイトの男根の到来を焦がれる。
「じゃあ、いくよ、二人とも」
フェイトは、自分のモノを二人の割れ目の間に勢い良く通した。
「ああぁぁっっ!!」「んぁあああぁぁっ!!」
フェイトが腰を動かし、二人の秘部の間を擦れる度に、二人からは悦びの声があがる。
「あっ、ああっ、いいっ、いいよぉっ、気持ち良いよぉっ」
「あんっ、んあっ、擦れてっ、感じるぅ、ああぁっ」
二人は互いに手を握り合い、全身を襲う快感を涙を浮かべながら受け入れていた。互いの乳首も擦れあい、二人の感度はどんどんと増していく。
「どう?二人とも、気持ち良い?」
「うんっ、いいよっ、気持ち良いよっ!」
「もっと、フェイトさんもっとぉっ!」
その時、フェイトが腰を動かしながら二人に被さり、抱き締めた。
「あっ、フェイト、んっ、お兄ちゃん?あんっ」
「あっ、フェイトさん、んあっ、どうしたの?んふっ」
「はっ、二人とも、うっ、愛してるよっ」
その言葉に、二人の胸は愛しさと切なさではちきれそうになる。
「あんっ、お兄ちゃん、お兄ちゃんっ!!」
「フェイトさんっ、フェイトさんっ!!」
フェイトの動きが加速し、二人も腰を振り始める。三人とも既に限界の直前まで来ていた。
「あっ、あっ、あっ、またっ、あっ、あっ、だめぇっ」
「あんっ、んんっ、はあっ、私、もう、あっ、イクッ」
「二人ともっ、一緒に、イこうっ!!」
「「あああああぁぁぁぁぁぁぁぁっっっっっっ!!!」」
三人は同時に達し、フェイトの熱い精にまみれながら、二人はまどろみ、夢の中に落ちていった。
夜が明け、珍しく雲の晴れたアーリグリフには、小鳥の囀りが聞こえていた。
「ったく、あいつ何やってんだこんなに寝坊しやがって」
クリフは、何時になっても起きだしてこないフェイトを起こしに彼の部屋に向かっていた。
「おいフェイト!何時まで寝てるつもり・・・・・・」
目の前の光景にクリフの動きが止まる。ベッドの上には、フェイトと、そしてレナスとフレイの三人が仲良く素っ裸で寝息を立てていた。
「・・・フェイトォ!てめぇ、とうとうやっちゃいけねぇ事に手ぇ出しやがったな!!」
「う〜〜ん・・・何だよクリフ、今日は疲れてるんだか・・・ら・・・」
寝ぼけ眼にも関わらず、目覚めたフェイトの顔から血の気が引いてゆく。
「や、やあ、クリフ・・・おは、おはよう、いや、これは、えっとその・・・」
「朝から騒々しいねぇ・・・一体何が・・・・・・」
「あはは、ネルさん・・・おはようございます・・・」
「フェイト・・・あんたって奴は・・・」
「いや、ですからこれはそのあのですね」
「一体何なの?もっと落ち着いて・・・」「クリフさん、フェイト起こせまし・・・た・・・」
「ソソソフィア、マリア、いやだから、みんな、ちょっと、落ち着いて・・・」
「フン、所詮クソ虫はクソ虫だったか・・・」
「「「「フェイト――――――!!!」」」」
「みんな、落ち着こうよ〜(泣)」
すぐ横でばたばたと大乱闘が起きている中、窓から差し込む朝日に照らされ、愛を受け入れられた二人の少女が、幸せに満ちた安らかな顔で、すやすやと寝息を立てていた。
まるで、神の祝福を、受けているかのように。