「・・・くっ・・・」  
その体に不釣り合いな槍を抱き、幼い足が膝をつく。  
「・・・勝った、のか・・・?」  
「・・・まったく・・・シャレになんねぇ強さだったぜ・・・」  
ここスフィア社の210階で、フェイトたちは先程一人の少女と刃を交えた。  
その強さに圧倒されながらも、何とか勝ちを収めることが出来た。  
「さ、いつまでもこんなところにいてもしょうがないわ」  
「・・・この上が、最上階なんですね」  
「・・・・・・もう、どうなっても知らないから・・・・・・」  
薄蒼の双眼が一行を睨み付ける。  
幼い体を槍で支えながら、辛うじて彼女は体勢を保っていた。  
「・・・で、どうするんだい?一旦戻っても、私は別に構わないと思うけれど」  
「おいおい、ここまで来て諦めるってのか?冗談じゃねぇぜ」  
「フン、当然だ。ここで引き下がる理由など無いだろうが」  
「それじゃあ、行きましょう」  
仲間が歩みを進める中、フェイトの足だけが動かなかった。  
「ねぇフェイト、どうしたの?」  
「ゴメンみんな、先に行っててくれないかな」  
「は?お前何言ってんだ?」  
「あの子の手当てをしてあげようと思って」  
「・・・気でも狂ったか阿呆。さっきまで殺り合っていた相手じゃねぇか」  
「だけど、怪我させたままこんな所に放ってはおけないよ」  
「・・・好きにしろ阿呆」  
「でもフェイト・・・」  
「大丈夫だよソフィア、ここならきっとモンスターは出ないから」  
「それは・・・そうかもしれないけど・・・」  
「さあ、行って。最上階に行くのに、あまり人手は割けない」  
「・・・うん、分かった・・・」  
 
仲間を最上階に送り出すと、フェイトは少女の方へ向き直った。  
少女の目は未だにフェイトを睨み付けている。  
「来るなっ!」  
フェイトの足が自分の方に向かってくるのを見て、彼女は右手で槍を持ち直し、フェイトを牽制しようとした。だが・・・  
「痛ぅっ―――――――!!」  
全身の痛みに耐えかね、少女は槍を落としてしまった。硬い音を立てた槍はすぐに虚空へと消え、支えを失った少女はその場に崩れ落ちる。  
「だ、大丈夫?」  
「くっ・・・来るな・・・っ」  
彼女はなおも右手でフェイトを威嚇し続ける。しかしフェイトは、そんな行動を無視して彼女に近付くと、ひょいっとその体を抱き上げた。  
「なっ!?お、降ろしてっ!!」  
一転、少女は顔を真っ赤にして、フェイトの胸板をぽかぽかと叩き抵抗した。  
「うわっ、ちょっ、止めてよっ、何もしないから」  
「うるさい!降ろしてったら・・・っつぅ!!」  
「ほら、怪我してるんだから無理しちゃだめだよ・・・」  
そう言ってフェイトは少女を運び、彼女の背中を壁にもたれ掛けさせた。  
鮮蒼の鎧はいつの間にか消え、彼女の姿はいつもの軽装に戻っていた。  
「そう言えば君、名前はなんて言うの?」  
「・・・・・・レナス・・・・・・」  
少女はフェイトから顔を背けたまま、そう答えた。  
「そう、レナスちゃんか。さあ、急いで手当てをしなくちゃ・・・あ・・・しまった」  
この時まで、フェイトは大事な事を忘れていた。実はフェイトはヒーリングを覚えていなかったのだ。  
 
(参ったな・・・どうしよう、この子をこのままにして、ここを離れるわけにはいかないし・・・)  
フェイトは他の仲間に頼めばよかったかと悔やんだが、既に後の祭りである。  
(仕方ない・・・治りは少し遅いかもしれないけれど、薬で手当てをしよう)  
「あの、ゴメン僕回復の紋章術使えなくて・・・しみるかもしれないけれど、薬で我慢してね」  
そう言って、フェイトは懐から塗るタイプの傷薬を取り出した。  
「じゃあ、塗るね」  
「いらない」  
レナスはフェイトを睨みつけながら言った。  
「そんな、いらないって・・・」  
「・・・ほっといて・・・」  
「そういう訳にはいかないよ」  
なかなか意見を曲げないフェイトに、レナスは怒りの視線を投げかけた。  
「そんな顔しないで。可愛い顔が台無しだよ」  
「!?」  
フェイトが微笑みながらそう言うと、レナスは顔を赤くそめて、ふいっと逸らした。  
「さあ、我侭言ってないで、塗るよ、いいね?」  
「・・・・・・」  
無言を肯定ととると、フェイトはレナスの左腕を取り、袖を捲り上げると傷口に薬を塗り始めた。フェイトが薬を塗る度に、レナスは痛みで小さく声を上げていたが、彼女は先程から顔を背けていたため、その表情は分からなかった。  
 
(・・・何だ・・・?)  
ふと視線を感じて、フェイトは目線を上げた。すると、レナスが顔を背けながらも、フェイトの事を横目で見つめていた。  
(・・・私・・・どうしてこんなにドキドキしてるんだろう・・・?)  
「どうしたの?僕の顔に、何か着いているかい?」  
「!!・・・な、何でもない・・・」  
レナスは顔を赤くしながら、再びフェイトから目線を逸らした。  
左手を塗り終わり、右手、首、そして顔。あらかたの傷に薬を塗り終わり、途端フェイトの動きが止まった。残る部分は・・・足だ。  
「えっと・・・レナスちゃん、足は、自分でやるかい?」  
フェイトの問いかけにレナスは暫らくきょとんとしていたが、やがて薬を取ろうと右手を動かし始めた。  
「うっ!?・・・っ」  
しかし、暫らく安静にして気が緩んだためか、レナスの右手に先程よりも激しい痛みが襲う。薬が効き始めるにはまだ早かった。  
「あ、駄目・・・みたいだね・・・」  
 
フェイトは困った。余りここで時間を潰す訳にもいかない。かと言って、この子をこのまま置き去りにも出来ない。  
「仕方ないから、僕が塗ってもいい、かな」  
レナスは痛みに耐えながら、辛うじて首を縦に振ってみせた。  
「じゃあ、ごめんね」  
 
そう言って、フェイトは恐る恐る、レナスの白いスカートを捲った。そこに現れたものは・・・・・・  
傷ついて痛々しくも、さわり心地の良さそうな、柔らかそうな肌。そして、否が応にも視界に入ってきてしまう純白の下着。  
フェイトはごくりと唾を飲み込んだ。  
「・・・どうかしたの?」  
レナスは怪訝そうな目でフェイトを見ていた。  
「え、あ、いや、な、何でもないよ」  
フェイトは慌てて頭を振った。  
「じゃあ、塗るよ・・・」  
フェイトは、純白を避けるように、足の先に近い方から薬を塗り始めた。しかし、傷は太ももの方にもついている。結局は同じなのだ。  
フェイトは、レナスの下着を見ないようにと、懸命になりながら薬を塗った。  
「・・・っ・・・ん・・・んっ・・・」  
フェイトの指が足を昇ってくるに従って、レナスの声に、明らかに痛みによるものではないものが混ざり始めていた。フェイトは目を逸らせるのに必死で気付いていなかったが、彼女の頬は、次第に赤みがさしてきていた。  
 
「っ―――――っはあっ!終わったぁ」  
やたら息を切らしつつ、全ての傷に薬を塗り終えたフェイトは、急ぎレナスのスカートを元に戻して立ち上がった。  
「もうすぐしたら傷は全部塞がると思うから。じゃあ、僕はこれで・・・」  
「・・・・・・」  
しかしレナスは俯いたまま、何も答えない。  
「・・・レナス、ちゃん?」  
「・・・・・・」  
「まだ、どこか痛むの?」  
レナスは俯いたまま、ふるふると首を横に振る。  
「・・・痛くは、ないけど・・・なんか・・・ムズムズする・・・」  
「ムズムズ?」  
「・・・ここが・・・」  
そう言って、レナスは右手で自分の股をおさえた。  
 
「ここ・・・って、えぇっ!?」  
「・・・悪いけど・・・これも、治して・・・欲しい・・・」  
「な、治して欲しいって言われても・・・」  
「・・・ダメ・・・?」  
レナスの上目遣いで、悩ましげな表情がフェイトの心臓を射抜く。  
「だ、だだだ、駄目って訳じゃ・・・あ、いや、で、でも」  
「・・・私・・・こんなの、初めてで・・・どうしていいのか・・・」  
「・・・っ・・・」  
レナスのもじもじとした仕草にフェイトは声も出なかった。  
「わ、分かった・・・僕が、何とかするよ」  
「・・・ありがと・・・」  
ふぃ、と顔を逸らすその仕草に、フェイトの心臓は大きく跳ねた。  
「じ、じゃあ取り敢えず、下着を下ろそうか・・・いいかい?」  
「・・・うん・・・」  
 
レナスにスカートの裾を持たせると、フェイトはレナスの足を持ち上げ、下着をゆっくりと引き抜いた。露わになった、まだ何も生えていない彼女の綺麗な秘部は、しっとりと湿り気を帯びていた。  
(うそ!?・・・もう濡れてるよ・・・)  
「・・・どうか、したの・・・?」  
動きの止まっていたフェイトに、レナスが尋ねる。  
「え、あ、いや、何でもないよ」  
どうしようか、とフェイトは一瞬考えたが、まさかこんな小さな子に自分のモノを入れるわけにもいかない。フェイトは指で済ませようと考えた。もっとも、フェイトのモノは既に元気になっていたのだが・・・  
「・・・じゃ、じゃあ、始めるよ?」  
本当に何も知らないのか、レナスはなんの躊躇いもなく頷く。  
それを確認して、フェイトはレナスの割れ目に人差し指を、恐る恐る持っていった。  
「・・・ん・・・」  
フェイトの指が触れると同時に、レナスの口から声が漏れる。フェイトはそのまま、彼女の秘部を指でなぞった。  
「ん・・・んっ・・・ん・・・」  
(うわ・・・やっぱり、ちゃんと感じるんだ・・・ここもだんだん濡れてきたし・・・)  
フェイトが優しくなで続けていると、レナスの割れ目は一層湿り気を増し、次第に糸を引くほどになった。  
 
「んっ・・・ね、ねぇ・・・あっ、全然、収まらない・・・ん・・・」  
「え、あぁ、それでいいんだよ。このまま・・・で・・・」  
フェイトがふと目線を上げると、レナスの切なそうな顔が視界に飛び込んできて、再びフェイトの動きが止まった。心臓が、五月蝿いくらいに鳴っていた。  
「・・・ね、ねぇ・・・どうして、止めるの・・・?」  
上手く身動きのとれない座り方をしていたレナスは、腰をもじもじとさせながらフェイトに問うた。  
「・・・え、あ、いや、な、何でもないよ!」  
「・・・そう?・・・んっ・・・あっ、あっ・・・んふっ・・・」  
理性が壊れそうな一歩手前のところで、フェイトは何とか堪えていた。  
レナスはフェイトの優撫に段々と敏感になって、スカートを持った両手を震わせながら、未体験の刺激に耐えていた。その時・・・・・・  
「んふっ・・・あっ・・・ねぇ・・・んあっ、そ、それ・・・んんっ・・・」  
「へ?それ・・・って」  
レナスの声で再び顔を持ち上げたフェイトは、彼女の視線を辿ってみた。そこには、張り裂けんばかりに膨らんだ彼のムスコに突き上げられて、すっかり形を変えたフェイトの下半身があった。  
「あ、いや、これは・・・その・・・」  
「・・・どこか、悪いの・・・?」  
彼女の質問にフェイトは戸惑った。  
「別に悪いって訳じゃないけど・・・」  
「・・・今の私と同じ?」  
「え、まあ、似たようなものかな」  
「じゃぁ、私に治させて」  
「へ!?な、君にそんなことやらせられる訳・・・」  
「これ以上借りを作りたくないの!」  
「っ・・・・・・」  
「・・・やらせて・・・」  
彼女の大きな声に、フェイトは驚いた。真の強そうな眼差しがフェイトを見つめている。もしかすると今まで、敵に親切にされていた事に屈辱を感じていたのかも知れない。  
断れない事を悟り、フェイトは彼女に全てを話した。  
 
レナスの眼前に、フェイトの肉棒が姿を現した。  
「・・・おっきい・・・」  
レナスはその迫力に、つい声を発してしまった。大きくそそり立ったソレは、レナスの顔と同じ位にまでなっていた。  
「ねぇ、無理しなくていいよ?」  
「いいのっ・・・・・・つぅ」  
レナスはフェイトの物を握ろうと、前かがみになった。しかし、まだ傷が完全に癒えたわけではないようで、彼女は痛みに顔をしかめる。  
フェイトは、こんな真剣な表情の子を前に大きくなるばかりの自分のムスコが情けなかった。  
「はむっ・・・」  
「うっ・・・」  
レナスはフェイトのモノをくわえ込もうとした。  
しかしその小さな口に入る訳もなく、結局ネコの様にちろちろと舐める風になった。が、その刺激はフェイトの予想以上だった。  
(うっ、何だ、どうしてこんなに気持ちいいんだ!?)  
ネコの様に舌で舐めているだけ・・・手に至っては男根に添えているだけなのに、目の前の少女の奉仕で、フェイトの体中に快感が駆け巡る。  
彼女の、薄蒼色の猫の耳と、同じく細長い猫の尾が、更にフェイトの欲望を煽り立てた。  
「んっ、んっ、んっ、んっ」  
レナスは自分のやっている事を理解せぬまま、一心にフェイトに奉仕を続ける。  
「うっ、き、気持ち良いよ、レナスちゃん・・・」  
「気持ちいいの?これ・・・なら、もっとしてあげる」  
レナスはフェイトの亀頭をひたすら舐め続ける。そしてカリ、尿道、裏筋と舐める場所も移動させ、時には先端をその小さな口に頬張ったりもした。  
両手でも、拙いながらフェイトに言われた通りに肉竿をしごく。  
「んっ、んっ、はもっ、んん」  
「はぁっ、本当に、気持ち、いい・・・」  
切なげな表情で、ぴちゃぴちゃと自分の男根を舐め続ける少女に、フェイトのソレは更に大きさを増していく。フェイトには、早くも頂点が見えつつあった。  
「んっ、んっ、んっ、あっ・・・これ、大きすぎ・・・んっ、んっ、はっ、んっ」  
 
(うわ、そんなカオしないでくれよぉ)  
少女の淫らな行為に加え、その初々しい仕草と、筆舌に尽くし難いほど可愛い表情に、フェイトの限界がいよいよ近付いてきた。一方、やはり本能では感じるのか、レナスの目も段々と虚ろになり、休むことなくフェイトへの愛撫は続いた。  
(うぁ、駄目だ、このままじゃ出るっ!)  
「レ、レナスちゃん、も、もう・・・」  
しかし、レナスはフェイトの静止には答えず、更にフェイトのモノを舐め続ける。  
「んっ、んっ、んっ、んっ」  
「も、もうっ!!」  
「んあっ!?」  
肉棒の先からフェイトの精が噴き出され、レナスの顔に白濁が飛び散った。  
「・・・これ・・・?」  
「・・・・・・あ、ご、ごめんっ」  
レナスは両手についた見知らぬ粘液を、ぼんやりと眺めていた。白濁液にまみれたレナに一瞬目を奪われていたフェイトは、慌ててハンカチで彼女の顔を拭う。  
「(・・・僕って奴は・・・)・・・ホントにごめん。大丈夫だった?」  
「・・・・・・ダメ・・・・・・」  
「え?」  
フェイトの肩にとさっ、ともたれ掛かったレナスは、ぎゅっとフェイトの服を握ったまま、身体を震わせていた。  
「・・・さっきより、ムズムズが・・・もう・・・ガマン・・・出来ないっ」  
レナスの秘部は、先程とは比べ物にならない程に蜜で濡れきっていた。  
「お願い・・・何とか・・・してぇ」  
目に涙を浮かべながら自分を見つめる彼女を見て、フェイトの理性は遂に軋みをあげた。  
フェイトは右手で彼女の身体を抱き支えると、そのまま左手を秘所にあてがった。  
「んあぁっ!?」  
フェイトが割れ目を指で擦る度、先程より数段大きな喘ぎ声がレナスの口から漏れる。  
「んあっ、はっ」  
「レナスちゃん、気持ちいい?」  
フェイトはレナスの、ふさふさとした耳のそばで囁いた。  
「ん、分かんな・・・あっ、変な・・・感じ・・・あんっ」  
次の瞬間、フェイトの指が割れ目の中へと差し込まれた。  
「ひゃんっ!」  
クチュクチュという淫猥な音が部屋に響く。  
 
「んぁっ、あっ、んっ、んんっ!」  
フェイトは中で指の先を更に小刻みに動かす。  
「んっ、んっ、んっ、やぁっ、あっ、んぁ、らめっ!」  
レナスの両手が、フェイトの服をきゅっと掴む。そしてフェイトの親指が、レナスの秘豆を刺激した。  
「んんぁぁっ!!?」  
中と外の刺激が、一斉にレナスの脳に伝えられる。  
次々と押し寄せる未知の感覚に、レナスの足は震え、完全にフェイトの腕に身を任せていた。飛びそうな意識に何とかしがみ付く。  
しかし、絶頂への快楽の波は容赦なくレナスの幼い身体を襲い続けた。  
「あっ、何、これ、はぁっ、んあぁっ、何か、変だよぉ」  
「もうイキそうかい?」  
「イ、イク?んっ、んあっ、イクって、あっ、あっ、何っ、あっあっあっ、んんっ!?んんんんっっっっ!!」  
レナスは身体と尾を一際大きく震わせ、初めての絶頂を迎えた。くたりとフェイトの肩に身体を預けた彼女の頬を、涙が伝う。床には小さな水溜りが出来ていた。  
 
「・・・これで、もう大丈夫だね」  
フェイトは、まだ息の荒いレナスを床に座らせると、彼女の服を整えて立ち上がった。  
「・・・ら・・・」  
「え?」  
「・・・今度こそ・・・・冥界送りにして、やるんだから・・・」  
「・・・・・・」  
涙で潤んだ上に上気した顔で、しかも上目遣いに見つめられて、フェイトは再び大きくなろうとするムスコを抑えるのに精一杯だった。  
「・・・じ、じゃあ皆が待ってるから、僕はこれで・・・」  
無理するんじゃないよ、と最後に付け加え、フェイトはエレベータに姿を消した。  
「・・・・・・」  
レナスは暫らく、その場でエレベータを見つめていた。 

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