少女は一人、行く宛てもない旅を続けていた。
生まれた時から一人。少女には親も名前も無く、生きてゆく為に、そしてどこか満たされない心に掻き立てられるように何かを求めて目的のない旅をしていた。
少女は後にペリシーと名付けられる事になる、レッサーフェルプールと呼ばれる種族だった。
荷物と呼べるものは小さなオカリナと唯一の友達、バーニィを呼び出す為のホイッスルのみ。
その体には動きやすさを追求した緑色のビキニを身にまとい、手足は柔らかな毛皮に覆われたしなやかな獣足だ。
かなり露出度が高く目立つ姿だったが、常に人通りの多い街道や人里を避けていた為、危険にさらされるような事は無かった。
それまでの経験で自分の姿が人とは違う事、自分が人に見つけられると捕まえられて、何かひどい事をされるという事はなんとなく理解していた。
だから常に警戒し、人には見つからないようにしなければならない。
しかし暖かな日差しの中、無人の海岸を通りがかり、お腹が空いたので魚を捕まえてお昼ご飯にしようかと考えたのがいけなかった。
そこはヴェルカントと呼ばれる海賊の縄張りで、近隣の住人さえも恐れて近寄らない場所だった。
が、そんな世間の情勢など知るよしもない少女は数十分後昼食を捕まえ、束の間の休息を得る。
しばらくのんびりした後小唄混じりにさてそろそろ行こうか、と歩きだすと茂みから小汚い男が3人ほど飛び出し、ペリシーの前を塞いだ。
ぎらぎらと光る剣や斧をもったいかつい男達に下卑た笑いを浮かべながら見つめられ、ペリシーの野性の感が警鐘を鳴らす。
「き…、きゃああああ!」
絹を裂くような悲鳴をあげながら脱兎のごとく駆け出した。
少女はひたすらに走った。
潮風の吹き抜ける林の中の獣道を駆け抜け、林がいつの間にか鬱蒼とした森になっていてもなお。
レッサーフェルプールと呼ばれる稀少な種族として生を受け、他の種族よりもすばしっこさには自信があった少女だが、持久力はあまり無く実戦を積み重ねてきた海賊たちと比べてしまうと大人と子供のようなものだった。
体力はもうとっくに限界を越えていた。息は切れ切れで膝に力が入らなくなってきており、ふくらはぎや腿の筋肉は跳ねる毎に悲鳴をあげているようだ。
先程まで心地よかった暖かい風や日差しは、まるで汗みずくになったペリシーの体から水分を奪うかのように暑く、いじわるなものへと変わってしまった。
そしてだんだん脚が重くなってきて、一歩駆け出す毎により大きな力と多くの酸素を必要としていく。
しかし一向に諦める気配の無い海賊は疲れを見せるどころか、ペリシーとの距離をどんどん縮めてくる。
やがて、がしっと少女らしいか細い腕を掴まれ、無理矢理引き寄せられる。
『にゃ…!』
バランスを崩したペリシーは鮮やかな緑の雑草と湿った土の上に仰向けに倒れ込んだ。
『やっと、捕まえたぜ…このガキ!』
息を切らせた海賊がペリシーを見下ろしながら言った。
『…あっ、はぁはぁ…、うぅ……』ペリシーは小さく呻くがぜいぜいと息切れがひどく何も喋れないし、限界を越え一旦活動を停止させた脚はがくがくとして力が入らない。
やがて海賊の仲間が追い付いて来た。
『なんだ、思ってたより、上玉じゃねぇか。もっと、ガキかと、思ったぜぇ…』
息を整えきれていない海賊が舐めるように、品定めをするようにペリシーを見る。
『まあ、思ったよりは楽しめそうだな』
一人が上体を起こし尻餅をついたペリシーに近寄り覆い被さる。
『ひ…、ひにゃああ!』
嫌がるペリシーの年令のわりに豊かな胸を乱暴にまさぐり、ごつごつした粗忽な手で柔らかな素肌といまだ成長途中の乳房を堪能している。
「へへ、ガキなりにちったぁ胸あるじゃねぇか」
そして一人がペリシーの疲弊しきった脚をつかむと、緑色のビキニをずるりと脱がし、片足を引き抜いた。
グイと両足を広げると少女の未熟な秘部が露わになり、冷たい空気と熱く無遠慮な視線にさらされる。
「やぁっ!……、見ないでぇ…助けて…」
大きな瞳からぼろぼろと涙をこぼしながら拒否し、助けは現れるはずもなく武骨な手は容赦無くペリシーを攻め立てる。
男は全員哀れな少女に群がり、するすると残りの着衣を脱がせていく。
ぴったりと閉じた秘裂を指で広げると、鮮やかな薄桃色で無垢な果実を思わせた。
「やっ…やめて!」
抵抗しようと手足をばたつかせると、ペリシーの鋭い爪が海賊の薄汚れた頬を切り裂く。
「ぐお!!」
顔を傷つけられた男はみるみる顔を赤くさせ、凶悪な表情に変わっていく。
「このガキ!」
「うぐっ!!…げほっ、げほっ!…くは……っ」
激昂した男がペリシーの腹部に拳をたたき込んだ。
咳き込み、お腹を庇うようにうずくまる。
四つんばいの状態になり、むき出しの白い小振りな尻を少しでも隠すように、ふさふさの長い尻尾が足の間で丸まっていた。
「おいおい、傷はつけるなよ」
と言いながらそり上がったペニスを露出させ、ペリシーの顎をつかむと無理矢理口をこじ開けて滑り込ませた。
「むぐっ!…う…んんっ…はぐぅ…」
「おら、しっかり舌使って舐めろや。歯ぁたてたら殴るくらいじゃすまねぇぞ!」
涙と涎で濡れた顔を白黒させながら、怯えきったペリシーは命令に従う。
そしてその間にペリシーを殴り付けた男が尻尾をむんずとつかみ、上に引っ張り上げた。
「はがぁぁぁ!痛たっ!」
吊られて尻が上がったところで、手を差し込むとろくに濡れてもいない秘所を指で押し広げて無垢な部分へと指を挿し込む。
浅い部分をかき回すように前後させると徐々に滑りが良くなり、粘着質な水音を響かせるようになってきた。
「このスケベな猫娘が。ちょっと指入れただけでこんなに濡れるとはなぁ」
「あふ…、ちがっ!…うぅ、いやぁ……お願い、たすけ…んっ!」
自分の秘所を弄ぶ指が生み出す痛みが少しずつ心地よくなってきている事に気付いてしまったペリシーは、口の中の異物に必死で奉仕しながらその快感を否定する。
乳首から強烈な痛みと快感が走った。
「ひぁぁっ!?」
次々と溢れ出て止まらない涙を少しでも隠す為に、強く閉じ続けていた瞼をぎょっとしながら開く。
一番下っぱなのかペリシーには手を出さず、ぎらぎらした眼で見つめながら自分の陰茎をひたすらこすり続けていた男が、とうとう我慢できなくなったのかペリシーの乳房を揉みしだき、敏感な先端をつねり上げたのだった。
だんだん激しくなっていく男達の愛撫に身体がぴくぴくと反応し始め、声を上げまいと抑えようとするが息をする度に声帯まで震えて自分の物ではないような甘い声があがってしまう。
「ずいぶん良くなってきたみたいじゃねぇか。三人がかりで犯られてるのに感じるなんて相当な変態娘だなぁ…、おらっ!出すぞ!!ちゃんと飲み込めよ……っ!」
どびゅっ!と口の中を蠢いていたペニスがどろりとした液体を大量に噴き出したのを感じた。
「…っ!?…んっ、ぐう…うぅっ!んくっ、…くふ……ん」
喉がこの生臭い液体を飲み込む事を拒絶して、吐き気をもよおしながらも怯え切ったペリシーは無理矢理喉に流し込む。
「よしよし、なかなかいい根性じゃねぇか。ご褒美やるよ、こっち向きな」
と言うとペリシーの胸を弄んでいた男が言い、大きな手で小さな頭をつかむとぐい、と横を向かせた。
「ちゃんと受けとめろよ、…うっ!」
びゅるるっ、と飛び出した白い粘液がびしゃりとと苦痛に歪んだ愛らしい顔に飛び散った。
そしてそれは飲み込んだばかりの精液の味に新鮮な空気を欲して半開きになった唇にも流れ込み、先程必死で飲み込んだ苦み走った味が再び口腔内に広がる。
「ふ、ふぇぇぇ…、もうイヤぁぁっ!…ひっぐ、……ふぁ、あ」
それまでの気丈さを保つ為の心の限界を越えてしまったらしいペリシーはとうとう声を上げて泣きだした。
「何言ってんだ。これからが本番だぜぇ。ようやくぬるっぬるになってきたんだからな」
とそれまで秘所に指を突っ込み、かき回していた男は言った。
そしてその男がそそり立った陰茎をペリシーの濡れそぼった秘裂にあてがうと、少しずつを腰を押し込んでいく。
「ひ、ひあああああ…!いっ、痛いー!痛いよ、やめてええっ!!…あっ…ああーーーっ!」
ずぶずぶと入り込んで来る肉棒に抗う術も無く、まるで本物の獣のような体勢で処女は蹂躙されていった。
痛みを訴えても止めてはもらえず、乙女の証の鮮血が肉棒を伝って流れ出る。
強烈な締め付けと若い淫肉にくらくらとしながらも、さらに奥へと突き入れてゆく。
「へへへっ、…全部入ったぜぇ。どうだ処女を奪われた気分は?」
と言うと男は血のついたペニス少しずつ抜き始めて、抜け出る寸前でずりゅっ、と突き込んだ。
「はあっ……、あぁ、………ひぎぅっ!」
肉棒が抜かれる感覚を感じこの痛み、苦しみが終わるのだと一瞬確信したペリシーの希望を打ち砕く。
そしてその動きを何度も繰り返し、だんだんと速度を上げていく。
そして他の男達もペリシーの乳頭にむしゃぶりついたり、クリトリスを弄んだり、口や脇の下などにペニスを押し込んだりして各々快感を貪り始めた。
ぬちゃっ、ずちゅ、ずりゅぐちゃくちゅ…
生々しい水音とパシンパシンと肉と肉がぶつかり合う音が激しさと音量を増すにつれて、少女の喘ぎもだんだんと艶を含んだ女の鳴き声になっていった。
男の方も初めの頃の余裕が無くなってきたのか、ただがむしゃらに突き倒すかのような勢いで腰をぶつける事に夢中になっていく。
「くっ、イクぞ…中でちゃんと受け止めろよっ!うあっ!」
子宮に直接流し込むように精液を中で叩きつけられ、その熱が起爆剤になったかのようにペリシーも絶頂を迎えた。
「んはぁっ!…あっ、熱いよぉ!……ひあああああああー!!!」
視界が真っ白になり、体に力が入らなくなって全身で熱い血液が脈打つ度に、じんじんと快感の余韻が身体中を通り抜ける。
ずるりと硬さを失った陰茎が秘所から抜かれ、そこから白と赤の混ざり合った液体がとろとろ流れ出て来るのを確認すると、あちこちに白い液体をまとわりつかせ放心状態のペリシーに満足気に「良かったぜぇ、お嬢ちゃん」と言い放った。
それを待ちわびていたかのように次の男が鼻息を荒くしながら「よし、次は俺がこっち犯るからな」と周りに宣言する。
手の平にべっと唾を吐き出し、いまだぐったりしているペリシーの小さな白い尻に手を伸ばした。
そのままもっちりと柔らかい尻肉を割り開き、真ん中の花のような小さな穴に唾液をたっぷり付けた親指をこじ開けるように押し込んだ。
「ひぎっ…、くぅ……」
ぎちぎちと親指を拒むように締め付けていたが、動かしていくうちに徐々に抵抗がなくなりなめらかに動くようになっていった。
「よしよし、この程度慣らしたくらいじゃ俺のは裂けずに入るか微妙だが、あんま慣らし過ぎてもゆるくなっちまうからなぁ。このへんで突っ込んでやるか」
と言うが早いか、指を抜き取りそれまで以上に力を込めて尻肉を左右に割り開き、いきり立ったモノを門の入り口へと突っ込む。
少しずつ…少しずつ奥へ奥へと侵入させていく…。
「はぐぅぅぅっ!…あひいい…うぐ、うはぁ!んっ、うぅん、くうぁぁ」
直腸に異物を挿入される感覚に痛みとともに吐き気さえもよおしはじめる。
先程の指などとは比べものにならないくらい太く、熱いものが入って来る激痛に奥歯を食い縛って喘ぎというよりは唸るような、悲痛な叫びのような声を上げて耐え続ける。
男の方も入り口から徐々にきつくなっていき、まるで縄で締め上げられるような圧迫感に痛みを伴った強烈な快感を感じて達しそうになるのを耐えていた。
やがて、ペリシーのアナルが男根を根元まですっぽりと飲み込むとその狭い空間を押し広げ、より大きな快感を得ようとピストン運動を始める。
「にゃぁぁ!いやぁぁぁっ!!」
最初は陰茎に直接当たる中の肉の感触を味わいながら…徐々にスピードアップさせてゆき、粘膜と粘膜が激しく擦れ合う度に増してゆく熱を味わうように…。
やがて男は絶頂へ達し、白濁液をアナルの中で噴出させると力を失った陰茎を抜き取り息を切らせながらドサリと尻餅をついて座りこんだ。
「…すげえ良かったけど…さすがにちっとキツかったなあ。へへ…」
そう言って笑うと時折身体をびくりと痙攣させて、ぐったりとしている少女を見やった。
あまりのショックと快感のせいかいつの間にか失神してしまっているようだ。
つまらなそうに海賊の一人が「なんだ、気持ち良すぎて気ィ失いやがったか」と言う。
「まあいいや。レッサーフェルプールのガキなんて滅多にお目にかかれねぇからな、とりあえずアジトに連れて行こうぜ」と言った男はペリシーの小柄な身体を持ち上げると、先程少女を発見した海岸目指して歩きだした。