「よし!今日のカレーは大成功だったよね!」
ファクトリーの厨房で掃除をしながらマユはつぶやく。
今日のカレーは大成功だった、マスターであり憧れの人であるフェイトさんも『おいしいね』と言ってくれた。
「今回のことで私、フェイトさんへの印象上がったよね。
そのうち『これから僕のためだけにカレーを作ってくれないか?』なんていわれちゃうかも!キャー!!!どうしよう!!!」
普段から夢見がちなマユは憧れの人に褒められた事でさらに浮かれていた。
気分は正にシンデレラであった、別に継母にいじめられてるわけでも無いのに。
掃除も終わり、自分の部屋に戻ろうとした時、近くの部屋から声が聞こえた
「・・・僕は・・マユ・・・・きだ!!!」
「やかま・・・・阿呆・マユ・・・蟲が・・!!」
マユは帰ろうとした足を止めた、声の主の一人は憧れの人、フェイトさん。
もう一人はカルサア修練所で働いていたときの上司、アルベル様だ、話し声の雰囲気からしてただ事ではない、
しかも自分の名前が出てる、マユはいけない事だと知りつつもドアの隙間からその部屋をのぞいた。
「この糞蟲が!!俺はマユがカルサア修練所に来たときから目をつけていたんだ!!
来たときはまだまだ乳臭いガキだったが・・・必ず化けると確信してその時が来るまで遭えて口にださなかったんだよ!!
それなのに貴様はそれを奪おうとしやがって・・・この阿呆の糞蟲が!!」
「うるさい!出会った時間なんか関係ないだろうアルベル!!」
「うるさいのは貴様だ!阿呆の糞蟲!!大体貴様にはソフィアが居るだろうが!・・・
そうだ、この事をアイツに言ったら悲しむだろうなあ・・・クックック・・」
「言いたいのなら言うがいいさ!ソフィアだって分かってくれるはずだ・・・・!」
(・・・・まさか!二人が・・・私の事をそんな風に思っていたなんて・・・・
二人が本気で戦ってる・・・しかも・・・その原因は・・・・・・・・私・・・!?)
「ふん・・口で討論するだけじゃあ何時までたっても終わらない・・・
強いものが全てだ・・・アレが欲しいなら・・・俺に勝つんだな!糞蟲ぃぃっ!!」
アルベルはそう言い放つと同時にフェイトに向けて剣撃を放つ、それを紙一重で交わすフェイト。
「くっ!卑怯だぞ!!不意打ちだなんて!!」
「ふん!油断したお前が悪いのだ阿呆!!さあ!来い糞蟲!!」
最強クラスの剣士同士の激しい戦いが始まった。マユは、ただそれをドアの隙間から見続ける事しか出来なかった・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ぐおぁぁぁぁっ・・・・・・・・・!!」
フェイトの剣戟がアルベルの右腕に当たる、アルベルの腕から鮮血がたれる。
「はぁ・・・・はぁ・・・僕の勝ちのようだな、アルベル、約束通り手を引いて貰うよ」
「ぐぉぉっ・・・はぁ・・・はぁ・・・・・くっ・ア・・アレが貴様の物になるくらいなら・・・貴様の手にわたる前に・・・
俺の手で汚してやる・・・グチョグチョにかき回して・・・最後に堕としてやる・・・・!!クックック
・・・見えるぞ・・・貴様が俺の目の前で愕然とする姿がなあぁ!!アーッハッハッハッハ!!!」
「くっ!何処まで腐った奴なんだ!!アルベルゥゥゥッ!!!」
フェイトがアルベルに止めを刺そうとする、そのとき──
「──もう・・・・もうやめてください!!!」
二人の戦い見るに耐えられなくなったマユが二人の目の前に立っていた。
「・・・マユ・・・ちゃん・・・?」
「き、貴様・・・いつから聞いていた・・・!?」
「ほ、殆ど聞いていました・・・私が・・・・貴方達をいがみ合わせる原因を作っていたなんて・・・わ、私・・私・・・・・・」
言葉が出ない、ムネが苦しい・・・怖い・・・そんな感情がマユに押しかかる。
その重さに耐え切れずマユはその場から走って逃げた。
「あ・・・ま、マユちゃん!!!」
「ま、待て阿呆!!」
二人の声が聞こえる、その声を無視してマユは自分の部屋へ走った。
実はマユは一つ大きな勘違いをしていた、確かに彼らの争った原因はマユが作った、しかしそれはマユそのものではなく──
マユの作ったゴールデンカレーの余りに対して争っていたのだ、その勘違いでマユはとんでもない失態を犯してしまうのだった・・・・
「・・・なんで・・・こんな事になっちゃったんだろう・・・・」
マユは自分の部屋のベットの上でフェイトから貰った癒し猫を抱きながら独り考え込んでた。
涙が出る、何故だろう、昔からこの手の恋愛小説はたくさん読んで、それに胸を高鳴らせていた
そして『いつか私もそんな恋愛に巻き込まれるんだ』とか夢見てた。
今が正にそのときだった、(実際には違うのだが)だが、マユの心は高鳴らない、それどころか気分は深く沈んでいる。
「アルベル様・・・私の事・・・そんな目で見てたんだ・・・・」
アルベルはカルサア修練所での上司でアーリグリフ3軍の一つ『漆黒』の団長、マユにとっては雲の上の人、
その人が私の体を狙っているなんて、マユは考えもしなかった。
「・・・汚すとか落とすとか言ってたけど・・・どんな事されるんだろう・・・」
実際はゴールデンカレーをフェイトに食べられる位なら捨ててやると言う意味だったのだが
マユの頭の中ではとんでもな妄想が広がっていた。
きっと私、アルベル様に怪しい薬とか使われて・・・毎晩毎晩アルベル様に抱かれて・・・
弱みを握られて逃げる事も許されず・・・最後にはアルベル様の肉奴隷となるんだ・・・
マユは昔カルサア修練所の兵士が置き忘れてこっそり読んだハードな小説の内容を思い出していた。
経験すら無いのに──
マユが一人で勝手に悶々とイケナイ妄想を暴走させているとマユの部屋のドアをあける音がした。
「・・・ここにいたか・・・・」
そこには鬼のような形相のアルベルが立っていた、右腕には先ほどの戦いで負った傷から夥しい血が流れている。
マユはベットから身構えた、本当はその場から逃げたかったのだがか細い絞り声をだすのが限界だった。
「な、なんの用ですか・・・?アルベル様・・・」
「・・・・さっきの会話で大体の趣旨は分かってるんだろう?阿呆・・・・
ククッ・・奴よりも先にお前に先手を打って置けば・・・いいだけの事だからな・・・」
「い、イヤです!人を・・・私を物みたいに扱わないでください・・・!!」
おびえて泣いているマユにアルベルが近づき、義手で近くの壁をドンッと叩く。
「貴様に拒否権は無い・・・拒否したら・・・死ぬ事になる・・・
クックック・・・見えるぞ・・・あの阿呆の糞虫が悔しがる顔が!
朝起きたら俺が食ってるんだからなあ!あいつが好きで好きで堪らなかった物をよお!!!」
ああ、そうか、私、今からアルベル様に犯されるんだ・・・そして朝、フェイトさんにその姿を見せられるんだ・・・・
フェイトさん、ショックだろうなあ・・・私の事、あんなに思っててくれたんだもんね・・・
私もフェイトさんの事・・・好きだったんだけどなあ・・・
そんな妄想を暴走させながらながらマユは諦めを感じた。
実際はフェイトにゴールデンカレーを奪われたアルベルが明日の朝にそれをたらふく食べて
フェイトに自慢してやろうと思っていただけなのだが・・・・
「・・・分かりました・・・私・・・何でも言う事・・・聞きます・・・けど、
せめて・・・せめて私に・・・『好きだ』って・・・言ってください・・・嘘でも・・・いいですから・・・・」
アルベルはゴールデンカレーのことかと思い即答した。
「ああ、好きだ、嘘じゃなくて本当だ、さあ、これで満足したか阿呆、早速準備しろ!」
その言葉でマユは覚悟を決めた、アルベル様は私を愛している、
だから今からやる事はきっと自然な行為なんだ、だから・・・・そう自分に言い聞かせた。
嘘だと分かっていても、今の自分を納得させるためには必要な言葉だった。
「じゃあ・・・お掃除を終わらせたばかりで汚いですから・・・お風呂に入ってきますね・・・・?」
そう言って、マユはお風呂場へ向かう、少女としての最後のお風呂になるんだろう、そう思いながら──
──マユが風呂に入ったのを見て、アルベルはマユのベットに倒れこんだ。
腕が痛い、疲れた──あの阿呆、カレー如きでマジになりやがって。
だがな、そのカレーは明日の朝、俺が食ってるんだよ!余りものじゃない、出来立てのカレーだ!
悔しいだろうなあ・・・どんな顔しやがるだろう・・・だが絶対やらねえ!俺が全部食ってやる・・・クックック・・・
そんなことを考えながらアルベルはベットの上でウツラウツラしていた。
「──お、お待たせしました・・・・」
マユが風呂から上がってきたマユは生まれたままの姿だった、だがアルベルはそれを見る前に時計を見た。
すこし眠っていたらしい。あれから45分も経過していた。
「遅いぞ!どうせ今から汚れるんだ、そんなに長風呂しても意味がねえのは分かるだろ!阿呆!!」
寝起きですこし苛立っているらしい、キツメの言葉をマユに投げかける。
「で・・・でも・・・せ、せめて綺麗な体で・・・その・・・はじめてだから・・・」
訳が分からない言葉で言い訳しているマユ。すこしきつく言い過ぎたか・・・?
「ふん、まあいい、準備が出来たのだったら早速作業にかかれ、阿呆!」
「は、はい!で、でも・・・な、何をしたらいいのか・・・」
「それくらい自分で考えろ!俺に聞いてどうする!この阿呆!!」
「ひっ・・・あっ・・・わ・・わかり・・・ました・・・」
俺にカレーの作り方を聞いてどうするつもりだ、こいつ真性の阿呆か?
そんな事を思いながらアルベルは再び目を閉じた。
──
アルベルの腰の帯を器用に解きマユは目の前にあるアルベルの男性器をマジマジと見た。
「お、おっきい・・・・」
マユは今からする行為に対して不安が起きる、本とかで読んだことはあったがここまで大きいとは思わなかった。
しかもそれはまだ硬くはなっていない、これ以上大きくなるものが私の中に入る・・・そう思うとマユは怖くて逃げたくなった。
「た、確か・・・まずは・・・口で・・・するんだよね・?」
マユは色々な本の内容を懸命に思い出し、アルベルの男性器をその小さな口で舐めだした。
ぴちゃ・・ぴちゃ・・・
マユが男性器を舐めるたび、それはさらにおっきくなっていく──
ピチャ・・・ピチャ・・・
アルベルは下半身の異変に気づき目を覚ました。
そこには生まれたままの姿のマユが一心不乱に自分の男性器を舐めていた。
な、何故マユが俺の分身を舐めている!カレーは一体どうしたんだ。
「な、何をしてる!阿呆!!」
「ひっ!す、すみません・・・・な、舐めるだけじゃ・・ダメなんですよね・・・」
そう言いながらマユは自分の分身を舐めるのをやめ、やさしく口に咥えた。
「そ、そういう意味じゃない!阿呆・・・うっ!」
右腕でマユを振り払おうとしたが傷が痛み振り払う事が出来ない、左腕は刃物のついた傷だ、これで振り払っては大怪我だ。
そう思いアルベルは振り払うのはやめた。
「アルベル様・・・・・気持ち・・・いいですか・・・?」
マユが咥えるのをやめて聞いてきた。
実際マユの口の中は気持ちよかった、多少ぎこちない所がまたいい。
涙を瞳に溜めながら上目遣いでこっちを見る姿にも興奮を覚えた。
「・・・喋る暇があるなら続けろ阿呆・・・」
「わ、わかりました・・・すみません・・・」
そういいながらマユは再び口の中にアルベルの分身を咥えた。
「ムグッ・・・ウッ・・・ウン・・・」
「ああ、そうだ・・・巧いぞ・・・」
カレーはどうしたというアルベルの疑問は、その気持ちよさによりかき消されていった。
───────────
アルベルは自分の中の絶頂を感じ、痛みがまだ残る右腕をマユの頭に乗せた。
「そろそろだす・・・いいな・・・飲めよ・・・?」
傷ついた右腕の痛みなどこの快楽に比べたらたいした痛みじゃない、そう思いながらアルベルはマユの頭を欲望のままに強引に動かす。
「ふっ・・ムグ、むぐううぅっ・・・・!!」
「いくぞ・・・うっ!」
アルベルは自分の欲望をマユの口に流し込む、マユはそれを言われるが儘に飲み干そうとするが、慣れていない性かむせてしまう。
「けほっ・・・けほっ・・・こ、これで・・・よかったですか・・・?」
口から飲みきれなかったアルベルの精液をたらしながら涙目でアルベルの方をみる、
それがアルベルの性欲にまた火をつけた。
「飲みきれてねえなあ・・・まあいい、次はお前の番だ、イかされっぱなしってのは性に合わん」
「あっ・・きゃっ!!」
そう言い放ちアルベルはマユを押し倒し秘所に手を当てる、傷の痛みはまだ残ってはいるが我慢できない程度ではない。
そう思いながら乾いた秘所に指をいれようとした。
「あっ・・・あっ・・・い、痛い!!痛いです!!うっ・・!!」
マユの秘所は処女特有の硬さがあった。
「なんだ、貴様処女か・・・・?処女の癖にあんな真似をするとは・・・たいした阿呆だ!」
「そ、そんな・・・くっ!・・・あ、貴方が・・・くぅっ!!」
「この後に及んで言い訳か!たいした阿呆めだな!!」
アルベルはマユの秘所の突起物の皮を剥き思いっきり摘んだ。
「あああっ!!い、痛い!!ああっ!ああああああぁぁぁっっ!!」
マユは痛みと一人でしている時では到底感じられない感覚に襲われ涙が溢れてきた。
「ふん・・・流石に自分からフェラチオしただけの事はある・・・処女だと言うのに物凄い感度だな・・・」
「そんな・・・ちがう・・・これは違・・!ああっ!・・ああっ・・・あああああああああっッ・・・・」
ビクン!
マユは突起物を激しくいじくられたことでひときわ高い声と共に全身痙攣させた、絶頂を迎えたのだろう。
──────────────
「うっ・・・ううっ・・・お母さん・・・フェイトさん・・・ひっく・・・」
「何泣いてやがる阿呆!貴様が誘ってきたんだろうが・・・さて・・・本番だ・・・!!」
アルベルは自分の分身を泣いているマユの方に向けた、一度絶頂を迎えたはずのそれはもう完全に復活をしていた──
アルベルはすっかり力の抜けたマユの足を大きく開かせ、秘所に分身を当てた。
「ううっ・・・ひっく・・・いやぁ・・・」
マユは抵抗こそはしないものの、先ほどから嫌がっている口ぶりだった、それがアルベルの勘に触った。
「自分から誘っておいてその口ぶり・・・虫唾がはしるんだよ!糞蟲!!」
どうせ処女にゆっくり入れた所で痛がるだけで気分が削げる、それなら・・・
そう思いアルベルは彼女の腰に手をかけ、一気に引き寄せた。
「えっ!・・・アグッ・・ウァァァァァァァァァン!!!!」
処女膜が破れる激しい痛みに、マユは体をのけぞらせて痛々しい叫び声をあげた。
「痛いっ!!!痛いいいっ!!!ああ!!あああぁぁぁっ!!」
「痛いのか、俺は気持ちいい」
「いやぁっ!い、痛・・・い・・・くぁぁぁ・・・・フェイ・・トさ・・ん・・・」
アルベルは奥まで入れたところで動きを止め、マユの肉壷の感覚を楽しんだ
「ううっ・・・痛い・・・痛いよぉ・・・・」
「お前も中々いい声で鳴くじゃないか、フェイトの糞蟲に是非とも聞かせてやりたいなあ・・・クックック」
「あぅ・・・フェ・・イトさ・・ん・・・・かはっ!」
アルベルは再び腰を動かしだす。
「あああっ!!い、いやぁ!!痛い!!ああっ!」
マユが悲痛な叫び声をあげ続けるにも関わらずアルベルは益々激しく腰を打ち続けた
「そんなに痛いか、ならちょっとは感じさせてやる!」
アルベルはそういってマユの小振りな胸を乱暴に揉みだした、右腕の傷なぞもう忘れてる。
胸を揉む度にマユの肉壷はアルベルの分身をきつく締め上げる。
「イヤッ!痛い!痛い!!や、やめてください!あぁぁぁ!!」
マユを陵辱するのは、いつまで続けても飽きる事はないのだろうが、アルベルの肉棒の限界が近づいてくる。
「死んじゃう・・・ああっ・・・痛いよ・・えぐっ!!」
アルベルは思い切りマユに腰を打ちつけた。その痛みにマユは体をのけぞらせる。
「ああっ!ああっ!あああぁぁぁっ!!!」
「ああ・・・気持ちいいぞ・・・この感触・・・いいな・・・そろそろ出すぞ・・・」
その言葉にマユは青ざめる。
「だ、ダメです!!な、中は・・・や、やめて・・・ヒグッ!!やめ・・てぇぇぇェェェェェっ!!!」
だがもう遅かった、アルベルは多量の精液をマユの奥底に流し込んだ・
「だめ・・です・・!中は・・・やめ・・・あっ!・・・いやぁぁぁぁぁっ!・・・・ああぁ・・・・ぁぁぁ・・・」
絶叫が途絶えると、叫びつかれたのかマユはぐったりと脱力した。
アルベルが分身を引き抜くと、少女だった事の証の血と自分の精液、そしてマユの愛液の混じった液体が肉壷からどろりと流れた。
────
「・・・えっく・・・えっく・・・ううっ・・・・」
マユはベットの横でいつまでも泣いていた。
処女を失った痛みと悲しみ、そしてこれからの毎日への絶望、その事を考えると涙が止まらなかった。
「いつまで泣いている阿呆、何度も言うが誘ったのは貴様だろうが」
自分から誘っておいて何時までも泣いているマユにアルベルは苛立った、そしてふと思い出した、そういやコイツ、カレーはどうしたんだ?
「おい!肝心な事を忘れてるぞ阿呆!!!!!明日の朝、フェイトの阿呆にに見せつけるんだぞ!!
次が本番だ!!とりあえず風呂に入って体を洗って服に着替えてこい!!」
「ひっ!あっ!!は、はい!」
マユは先ほどの行為により痛む秘所を我慢しつつ、よろよろと風呂場へ向かっていった。
「ふぅ・・・中々いい思いをしたな・・・」
アルベルは先ほどの行為の余韻に浸っていた。
しかしふと疑問に思う、マユは何故俺を誘ってきたんだ?処女でしかも純潔を守るタイプだと思っていたのだが、まあ感度は良かったが・・・
そしてふと気づく。
「あ、あの阿呆!めちゃくちゃな勘違いをしてやがる!!」
マユは風呂場から上がり服に着替えていた、お股が痛い・・下着を着るのも一苦労だった。
アルベル様は『次が本番だ』って言っていた・・・これ以上何されるんだろう・・・
絶望に押しつぶされそうになりながらアルベルの元へ向かった。
アルベルが居るベットにつく、アルベルは神妙な顔つきでマユの方をみる。
「お、お待たせしました・・・つ、次はいったい・・・・?」
か細い声でアルベルにたずねる。
「来たか阿呆!お前は只管物凄い勘違いをしているんだよ!!」
「か、勘違いって・・・一体・・・何をしたら・・・・?」
「阿呆!!別に俺は貴様の体目当てじゃねえんだよ!貴様のカレーが目当てだったんだよ!!」
一瞬止まるマユの思考ルーチン。そしてマユの頭に一つの答えが浮かび上がる。物凄く恥ずかしい答えだった。
「あ、アルベル様・・・そ・・・そんな趣味が・・・・!?」
「あん!?」
「わ、分かりました・・・よ、横の棚に・・・薬箱があります・・・その中に・・・その・・・イチ○ク浣腸が・・・」
「ち、違ぁぁぁう!!お前はまだ勘違いをしている!!!!」
アルベルはマユにフェイトとの喧嘩の理由、そしてここに来た目的を説明した。
そこでマユはやっと本当に今までの事を理解した。
「そ、それじゃあ・・・私・・・やられ損だったんですか・・・?」
「まあそういう事になるな阿呆」
「そ、そんな・・・じ、じゃあ私の純白は・・・・!?」
「まあ一度男を知ったくらいで女の価値が下がるわけじゃない、むしろ俺が価値を上げてやったんだ、感謝しろ」
「そ、そんな・・・」
かといってアルベルを責める事は出来ない、自分で勝手に勘違いしただけなのだから、
それに、確かに一度くらい経験した所でフェイトさんに嫌われるとは思えない。
「それよりもアレだ!とにかくカレーを作れ!俺の分だけだ!!朝飯に間に合わせろ!いそげ!!」
「あ、は、はい!!」
二人は厨房に駆け込んだ。朝ごはんに間に合わせるために。
朝────
食堂でアルベルがおいしそうにマユの作ったカレーを食べている、全てはフェイトへの嫌がらせの為に。
だが、実はマユはフェイトの分も残していた、悔しそうにしているフェイトに後でカレーをこっそり持って行って株をあげる計画だ。
「ふぁぁ〜あ、皆、おはよう・・・・」
そのフェイトがやって来た、アルベルはにやりと笑いこう言った。
「よう、阿呆、今日の朝飯は貴様の大好きなカレーだ、どうだ?美味そうだろう?」
そう自慢げにアルベルが喋る。それに対してフェイトは、
「さ、流石に朝にカレーは胃がもたれるよ・・・僕は遠慮しておくよ」
そのとき、ドアからソフィアの声が聞こえた。
「フェイト〜?一応ツナサラダとトーストできたよ〜?食べる〜?」
「ああ、んじゃあそれ貰うよ〜、ありがとうソフィア〜」
っと言いながら食堂から出て行った。
アルベルとマユはそれぞれ怒りと嫉妬の炎を出していたが、フェイトとソフィアは全く持って気がついていなかった。
終