「ああ〜ん、クレア、クレアぁ…」  
「はぁ、はぁ、いいわ、ネル。気持ち、いい…」  
聖王都シランドの一角、シーハーツの隠密が密かに集会場としている一軒家に名高きクリムゾンブレイド、ネルとクレアはいた。  
だが様子がおかしい。手っ甲とマフラー、ストッキングを除いて何も身につけていない二人が互いの豊満な胸を押し付け合い舌を絡めたキスをしている。  
そして互いの手がお互いの花弁をまさぐりあっているのだ。  
クリムゾン・ブレイドになる以前から親友以上の感情を互いに抱いていた二人は、クリムゾンブレイドとなってから時折女同士の逢瀬を重ねていた。  
親友でありながらもいつ死に別れるか判らない状況の中で禁忌と思えるような関係を結ぶことで二人は心の安静を得ていた。  
しかし、最近の二人は違っていた。いくら体と体を重ね合っても心が癒されない。フェイト・ラインゴットという異国の青年を共に愛してしまって以来  
逢瀬は叶わぬ恋に心焼かれる二人を慰める手段でしかなくなっていた。しかし所詮は仮初めの慰め、いくら慰めても心は安らぎを得ず、悪循環を繰り返していた。  
「わたし達、なんでフェイトさんを愛してしまったのかしら…」  
寂しそうにクレアが漏らす。  
「馬鹿言うんじゃないよ、そんなこと言っても始まらないのにさ。フェイトは悪くないんだよ、未熟なあたい達がいけないのさ」  
自嘲気味にネルが答える。  
隠密という存在が他者に極度の恋愛感情を抱くのは隠密として失格である。そう二人は教えられてきた。だが一度味わってしまった恋い焦がれる気持ちは  
もはや忘れることなど出来なくなっていた。  
ネルも自分達がやっていることが余りにも退廃的だと頭では理解していた。しかしもはや心を止めることは出来なくなっていた。  
<いっそフェイトの事を忘れられたら>  
そんなことすら考えた。しかし彼の他人を思いやる慈悲の心とあの笑顔を忘れることなど出来るはずもなかった。  
一心不乱に行為に耽る二人。だがその時部屋の奥でガタンと物音がした。ハッとなる二人。  
 
「誰かいるのかい!」  
ネルが叫ぶ。  
「…僕ですよ」  
そう言って物陰から出てきた青年の姿を見て二人は愕然となった。  
「フェイト!?」  
「フェイトさん!」  
二人が共に愛してしまった青年、フェイトがそこにいた。  
「フェイトさん、なんで?」  
「なんであんたがここにいるんだい?」  
「最近お二人の様子がおかしいからファリンさんから聞いた二人が密かに会うというこの場所で待っていたんです」  
「そしたら二人ともいきなり事を始めて。しかも理由はそう言うことだったんですね…」  
全てを見聞きしていたフェイトは残念そうに言葉を漏らした。  
「フェイト、あたい達はね…」  
「黙ってください!」  
ネルが反論しようとするのをフェイトが止めた。  
「なんで素直に言ってくれなかったんですか?二人ともクリムゾンブレイドである前に一人の人間なんですよ?任務だからなんだと言って  
自分の気持ちを偽ってずっと生きていくつもりだったんですか?そんなの悲しいですよ!」  
フェイトは自分の思いの丈を二人にぶつけた。役目に束縛され、人間として生きていくことを自ら拒絶しようとした二人をフェイトは  
二人とも愛おしく思うが故に許せなかったのだ。  
「フェイトさん、わたし達があなたに愛をうち明けられなかったのはクリムゾンブレイドだからというだけではないんです」  
「あたい達は二人ともあんたを好きになってしまった。どちらかが抜け駆けをすればどちらかが取り残される、それが怖くてあたい達は  
何も言えなかったのさ…」  
ネルとクレアが互いの心の内を吐露した。  
「そんな悲しい顔をしないでください。僕はお二人とも大好きです。だから二人の愛なら全部受け止めてあげますよ」  
そう言ってフェイトはにこりと微笑んだ。その眩しいまでの笑顔にネルもクレアも感極まって涙をこぼした。  
 
「二人とも泣かないで…」  
フェイトが二人に歩み寄り二人に声を掛けた。するとクレアがフェイトのチャックに手をかけるとフェイトのオ○ンチンを取り出ししゃぶり始めた。  
それにあわせてネルもフェイトのモノに舌を這わせる。  
「そうか、二人とも寂しかったんですよね。良いですよ今日は二人が気が済むまで犯してあげます」  
フェイトは口元をニヤリと歪ませた。  
隠密の行動の一環として体で男をおとす術を身につけているネルとクレアの舌技は凄く、しかも二人同時だったためにフェイトはすぐに絶頂に上りつめた。  
「ネルさん、クレアさん出しますよ!!」  
その声と共に青臭いザーメンが放たれ、二人の顔を白く染め上げた。  
「ああん、フェイトさんのザーメン、美味しい…」  
「ずるいよクレア、あたしにも味あわせておくれ」  
クレアは自らの顔にザーメンを舌で舐めすくい、ネルはそれが悔しくてクレアの顔に舌を這わせる。絶世の美女二人が互いの顔についたザーメンを舐め合う姿  
は淫靡以外の何物でもなかった。  
「ふふ、ネルさん、クレアさんそのままさっきみたいにレズって下さいよ」  
二人は言われるがままに先程と同じように胸をこすりあわせ舌を絡め始めた。  
「まずは、ネルさんから頂きますね」  
そう言ってフェイトは自らのモノをクレアの花弁に突き立てた。  
「ああん!いいの、フェイトさんの大きい!!」  
待ちに待った快楽の到来に声を上げて喜ぶクレア。  
 
「酷いじゃないか。あたいはお預けかい!」  
一方のネルは不満タラタラである。  
「いくら僕でも二人の女性を同時には抱けませんよ。それまでこれで我慢してくださいね!」  
そう言いながら左手の指をネルの花弁に割り入れ、中をグチュグチュと掻き回した。  
「ひゃあん!指だけなのに…すごく、いい…」  
恍惚とした声を上げるネル。  
そしてフェイトは巧みにクレアに自らの肉棒を突き立てながら指でネルの膣内を掻き回した。  
「すごいや、クレアさんのオ○ンコもクレアさんのオマ○コも…。チ○チンと指が食いちぎられそうだ」  
「フェイトさん、もっと!もっと深く突いて!私のオマ○コを犯して!」  
「いいよ、フェイト。あんたの指であたいのアソコをぐちょぐちょに掻き回しておくれ」  
互いの乳首を擦りつけあいながらあられもない声を上げるクリムゾンブレイドの美女二人。フェイトはこの国最強と言われる隠密二人を自分の女にしたことで上機嫌となっていた。  
「ふふ、クリムゾンブレイドと言われ恐れられている二人がこんなにエッチだったなんて、なんだか嬉しいや。今夜は3人でたっぷり楽しみましょう」  
そしてラストスパートに入るフェイト。  
「フェイトさん、お願い!このまま中に出して!!」  
「フェイト、あたいももうイキそうだよ…」  
「それじゃ、そろそろ、イカせてもらいます!!」  
フェイトはクレアの一番奥で自らの性を解き放つ。  
「熱い!、わたし、もうイッチャウ!!」  
「何これ、意識が、飛んじゃう…!!あああぁぁぁ!!!」  
ネルとクレアの膣壁がキュッと締まり、二人がイッた事を実感するフェイト。精液と愛液にまみれた肉棒を引き抜くと今度はネルの花弁にそれを突き立てるのであった。  
その後、聖王都シランドの集会場はクレアの提案で突然閉鎖されてしまった。そしてその一軒家は3人だけの密会場所として今でも使われている…。  
〜終わり〜 

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