ミュリア・ティオニセスは性的に欲求不満だった。  
亡き夫、ルシオとは毎日のように身体を重ね、愛を確かめ合っていたのだ。  
復讐を誓い、クロウを追い求める禁欲の毎日、彼女の身体は他人の肌の温もりを欲していた。  
 
ミュリア・ティオニセスは両刀遣いだった。  
彼女にとっては性別、種族などは愛することへの障壁にはなりえないのだ。  
ルシオと結婚する前は、他種族の女性と関係をもっていた。その前は、男性、その前は獣型種族・・・  
そして初恋の相手はEnllの女の子であった。  
 
ミュリア・ティオニセスは惑星エイオスの地面に突っ伏して泣いていた。  
ルシオの仇と思いずっと追っていたクロウから渡された、ルシオの最後の言葉を聞き、泣いていた。  
そして涙がでなくなった時、ミュリアの心は新たなる決意と共に、復讐の誓いから開放された。  
 
ミュリアの決意。それはエッジ達と共に事の根源を断つこと。そしてルシオの言葉どおり、幸せになること。  
ミュリアは幸せとは、お互いの身体を重ね性行為を持つことで心を通わすことであると思っていた。  
事実、自分は行為の最中幸せを感じることができるからだ。  
 
そして今、ミュリアが視線を送る先にはレイミ・サイオンジがいた。  
レイミのきゅっと締まったお尻、バランスの取れた乳房、愛らしい顔立ち、明るく責任感の強い性格、  
そしてエッジとの事をからかうと子供のような反応をして怒る可愛らしさ、レイミの全てに魅かれはじめていた。  
肌を合わせ愛し合ってみたい、レイミのかわいく喘ぐ声を聞きたいと思っていた。  
 
惑星エイオスを飛び立ちEnllへワープ航行中、そのチャンスはやってきた。エイルマットがPTに加わり部屋割りが変わり、  
レイミとミュリアが同じ部屋に割り当てられることになったのだ。  
シャワーから戻ってきたパジャマ姿のレイミに、ミュリアは用意していたドリンクをすすめた。  
「お嬢ちゃん、はい、よく冷えた麦茶よ」  
「あ、ありがとうございます、喉かわいてたんですよ」  
レイミは美味しそうに手渡された麦茶を飲み干しベッドに腰掛けた。  
・・・・・バタ。レイミはそのまま横に倒れ眠ってしまう。睡眠薬が入っていたのだ。  
 
「・・・・・ごめんねお嬢ちゃん」  
ミュリアは、レイミのパジャマを素早く脱がし、両手を上にあげ縛り、ベッドにくくりつけ、  
さらに両足を広げる形で片足づつ縛って固定した。  
そしてEnll製の強力な媚薬を口に含み、口移しでレイミに飲ませるのだった。  
「・・・・・ん・・うん・・・・」  
身体の火照りを感じレイミは目を覚ました。そして自分が裸でベッドに縛られていることに気づく。  
驚いて辺りを見渡すとベッドの傍らにミュリアが肘をつく形でレイミを見つめていた。  
 
「ミュリアさん、どういうことなんですか!すぐほどいてください!」  
「しーーーーーー。大声だしちゃだめよ、しばらく大人しくしてなさい。もう少ししたら解いてあげるから」  
ミュリアは人差し指を口に立て、やさしく微笑みながら言った。  
レイミは、さらに抗議しようとしたが、身体の異変に気づくのだった。  
(身体が・・・熱い・・・はぁはぁ・・・あそこが・・なんかへんだよ・・・)  
 
「ミュ・・ミュリア・・・さん、私に何をしたんですか」  
「んふふ、ちょ〜っと気持ちよ〜くなれる薬を飲んでもらっただけよぉ。私ねぇ、お嬢ちゃんのこと好きになっちゃったの。  
あなたとエッチな事したいと思ってるの」  
「え?・・私、女ですよ!?そんな・・・女同士でなんておかしいです・・・」  
「あら、人を好きになるのに性別なんて関係ないのよ?でも安心して、無理矢理お嬢ちゃんをどうこうするつもりはないわ。  
あなたのほうから私のこと、求めてこない限り何もしないわよ」  
「私の・・・はぁはぁ・・ほぅから・・なんて・・・あぁ・・絶対ない・・・です・・・はぅん・・」  
 
レイミは身体をくねくねさせながら身体の火照りと下腹部の奥のうずく感覚に必死に耐えていた。  
身体全体から汗がにじみ、秘部からは愛液が垂れ落ちベッドに染みをつくっていた。  
涙目になりながら、下唇をきゅっと噛み、湧き上がる性の衝動に耐えるレイミ。  
「クスっ、随分我慢強いのねぇ。・・・お嬢ちゃんの大事なところ。指でさわって気持ちよ〜くなりたいでしょぉ?  
してって言えば、とっても気持ちよくさせてあげれるわよぉ?」  
ミュリアはレイミの耳に口がつくか、つかないかの距離でそう囁くと同時に、耳の外側を舌でぺろっと舐めた。  
「はぅぅ!」  
レイミは体をビクンと仰け反らせ声を漏らす。  
「あらぁ、お穣ちゃんは耳が弱いのねぇ」  
 
ミュリアは、はぁっと熱い息を吹きかけ耳たぶを軽く噛み、さらに耳全体をやさしく舐めまわしていく。  
媚薬で極限まで感度があがっているレイミは、未だ経験したことのないこの刺激に身体を激しくくねらせる。  
(だめ・・・気持ちいいの・・・耳舐められるのすごくいい・・・ああ・・・アソコを弄りたい・・指で弄って気持ちよくなりたいよ・・)  
レイミは大きく開かされている両足を、股を、動かして秘部になんとか刺激を与えようとするが求める刺激は得られない。  
(ああ・・アソコが熱い・・・じんじんするよ・・・こんなの我慢できないよぉ・・・触りたい!触ってほしい!)  
ミュリアはレイミの耳をなおも責め続ける。耳全体が唾液でべとべとになった頃、レイミの限界がきた。  
「・・・・・さい。・・・・して・・下さい。私を気持ちよくさせて・・・ほしいです」  
レイミは潤んだ眼でミュリアを見つめて言った。  
 
人は、苦痛には耐えられるが、快楽には耐えられないという。  
レイミが快楽のあまり身を任せてしまうのも無理のないことなのだ。  
「いい子ね、よくここまで耐えたわ、でももう大丈夫、私に身を任せなさい、とってもとっても気持ちよくしてあげるから」  
ミュリアはレイミの頭をやさしくなでながら、おでこにキスをしてそう言った。  
そしてそのまま眉間、鼻、上唇と、舌で舐めながらレイミの口元まで移動し口づけをする。  
舌を口腔内へと進入させ、レイミの舌を絡め取る。お互いの舌を激しく絡ませあい、くちゅくちゅと音を鳴らす。  
 
レイミの口元から二人の唾液が垂れ落ちる。ミュリアが口の中で唾液を溜め、レイミの口腔へと流し込んだ。  
レイミはそれを抵抗することなく受け入れ、飲み込む。  
(ああ・・・ミュリアさんの唾液・・・美味しい・・・私。おかしくなっちゃったの?・・・でも・・  
もっと・・もっとほしい・・・)  
レイミが舌でもっと、もっととおねだりをするのに答え、ミュリアは唾液を流し込んでいく。  
激しいキスを続けながらミュリアは右手をすでにびしょびしょに濡れているレイミの秘部へとはわし、指を1本膣内へと挿入した。  
レイミの身体に電撃にもにた衝撃が走る。焦らされ続け、触りたくて触りたくて仕方のなかった秘部への刺激だ。  
待ち望んだ刺激、指の進入でレイミはすぐに1回目の絶頂を迎えた。  
(気持ちいい・・・こんなに気持ちいいなんて・・・もっと・・もっと・・・もっとしてほしい・・・)  
 
レイミも19歳、普通なら性交の経験くらいはあってもいい年齢だ。だが、レイミは名家の生まれでお嬢様育ちだ。  
性に関してはかなり遅れていた。自慰行為ですら、机の角に当てたり、ぬいぐるみを当てて刺激を得る程度の幼稚なものだった。  
そのいままでの刺激とは比べ物にならないほどの快楽にレイミは酔いしれ、求めてしまうのだった。  
もう大丈夫そうね・・・ミュリアはレイミの手足を縛っていた縄をほどいた。  
手足の拘束を解かれると同時に、レイミは手を自身の秘部へともっていき弄ろうとする・・・が、その手はミュリアに止められてしまった。  
「あら、ダメよぉ?自分でしちゃダメ。もっとしてほしいなら、私にお願いしなさい」  
「ミュリア・・さん、お願い・・します。もっと・・・もっとしてほしいです・・・私のアソコ、さわってほしいです・・・」  
レイミは口をだらしなく開き、潤みきった眼でミュリアに擦り寄り懇願した。  
 
(ああ、可愛いわ・・・この子、本当にかわいい・・)  
ミュリアはレイミにニッコリと微笑むと両足を掴み、頭の方へと持ち上げ、まんぐり返しの体勢をとらせた。  
さすが戦闘で鍛えられているだけあってレイミの身体は柔らかかった。お尻が完全に天井のほうを向き、レイミ視点で  
秘部とアナルを見ることができるほど身体を折り曲げることができた。  
ミュリアはレイミのお尻側に移動しお尻の上からレイミの顔を見つめ言った。  
「ふふふ、お嬢ちゃんの大事なところ、すごいことになってるわよぉ?ほら、見えるでしょぉ、こ〜んなにべとべとに蜜を垂らしちゃって、  
ここ、触ってほしいのよねぇ?私の指で弄って欲しいのよねぇ?」  
意地悪く微笑みながら問うミュリアにレイミは紅潮した頬をさらに赤らめて、こくりとうなずく。  
 
「クスっ、素直な子は好きよ。でもね、もう今日はお嬢ちゃんのココは弄ってあげない。そのかわり、こっちの可愛い穴、  
お嬢ちゃんのお尻の穴をたっぷり愛して感じさせてあげる」  
ミュリアはそう言うと同時に、レイミのきゅっとすぼまったアナルに舌を這わしてペロっと舐めあげた。  
「ひゃっ・・・そこ、違う!・・・そんなとこ舐めないで!・・・お尻の穴なんて・・・汚いです・・」  
レイミの抗議を無視し、ミュリアはアナルを舌で舐めまわしていく。穴の周りを丹念に舌を転がして舐める。  
ふーっと息を吹きかけたり、舌の腹を強く押し付けたり、舌を窄ませて穴をつつき穿ったりと、いろんな愛撫を加えていく。  
次第にレイミの抗議の声は、甘い喘ぎ声となり、うっとりとした表情でミュリアのアナルへの愛撫を受け入れ、感じていた。  
「あん・・・お尻・・・気持ちいい・・こんなの変だよ・・あふ・・・ああ・・いい・・」  
 
手持ち無沙汰だった右手は乳房を揉みしだき、左手は人差し指を口の中にいれちゅぱちゅぱと舌でしゃぶっていた。  
アナルを愛撫されはじめて30分くらい経過しただろうか、レイミはすでに4回ほど絶頂に達し今まさに5回目を迎えようとしていた。  
だが、不意に、ミュリアのアナルへの愛撫が止んだ。急に愛撫が途絶えたレイミはまんぐり返しの動けない体勢のままお尻を、  
上へと必死に突き上げる動作で、もっと、もっと、とおねだりをするのだった。  
その様子を見てミュリアは満足げにクスっと微笑むと言った。  
「あらあら、随分お尻で感じちゃってるわねぇ、そんなに良かった?もっとしてほしいのかしらぁ?」  
「はい・・・やめないで・・・もっと・・・してぇ・・・」  
「だったら、両手で自分のお尻の穴、広げて、ここもっと弄って下さいってお願いしてみなさい」  
 
レイミはミュリアのこの言葉に一瞬戸惑ったものの、顔を赤らめながらも即座に行動に移した。  
お尻をさらに頭の方へくるように身体を曲げ、両手をアナルへ伸ばすと自らの肛門を左右に広げてミュリアの顔を見て懇願した。  
「私の・・・私のお尻の穴、もっと舐めてください・・・もっともっと弄ってほしいです。お尻、気持ちいいんです・・・」  
そのレイミの様をみてミュリアは背筋がゾクゾクっとし征服感と共に快感を覚えるのだった。  
「はい、よく出来ました。お嬢ちゃんのココ、このお尻の穴にたっぷりとご褒美をあげないといけないわねぇ」  
ミュリアはレイミを愛おしむ表情でうっとりと見つめ言った。  
 
ミュリアは、もういいわよ、とレイミの手をアナルから離させ、乳房でもさわってなさいと、胸に誘導した。  
そして自らの中指を愛液で溢れかえっているレイミの膣にひたし、充分に濡らすと肛門の入り口に指先をあてがった。  
ズブズブ・・・ゆっくりと中指を直腸深くに沈めていく。指の付け根まで挿入すると、今度は上下に動かし始めた。  
レイミはさっきまでの舌による愛撫とは、まるで違う強い刺激に、苦しそうな表情をしたものの、  
すぐに順応し甘い喘ぎ声をあげ、感じ始めた。  
その様子を見て、ミュリアは人差し指も挿入し、二本での愛撫へと移行する。  
二本の指を直腸深くに挿入し、指を曲げたり左右に広げたり、高速に出し入れを繰り返したりとレイミのアナルを執拗に責める。  
 
ミュリアはレイミのアナルが充分にほぐれたのを確認すると、アナル用バイブを取り出した。丸いボールのようなものが  
連続でくっついているタイプのバイブだ。勿論、指二本よりは、太く長い。だが、執拗に愛撫を繰り返し、  
充分にほぐれ拡張されたレイミの肛門はバイブを難なくと受け入れる。  
ミュリアは根元近くまで挿入すると、今度はゆっくりと抜きはじめる。丸いボールの部分が直腸から顔を出すたびに、レイミの  
肛門が大きく広がり、バイブと一緒に外側にひっぱられ、火山の噴火口を形成するかのように盛り上がり、またしぼむ。  
ミュリアはバイブを挿入して抜く、この動作を徐々に早めていく。  
「ひゃぅ!あふ・・・くぅん・・・・気持ちよすぎるよぅ!はふ・・・だめ・・声がでちゃうよ!」  
 
レイミは声を大にして快楽の喘ぎを口に出していた。部屋が防音設計じゃなければ廊下にまで聞こえるほどだった。  
ミュリアもレイミの有様を見ながら左手を自身の秘部へとはわし、愛撫し、息を荒くし興奮していた。  
バイブで責め始めてから、すでにレイミは9回目の絶頂を迎えていた。そろそろ・・・限界かしら?  
ミュリアはそうつぶやくと、バイブを、今まで以上に強く深く、レイミの直腸深くに押し込み、左手で陰核を強く、  
ぎゅっとつまむと同時に、根元深くまで挿入していたバイブを一気に肛門から引き抜いた。  
 
レイミの身体が大きく跳ね上がり、快楽の叫びと共に、10回目の絶頂を向え、そのままくたっと意識を失った。  
ミュリアは、レイミの身体を易しく元の態勢へともどし、添い寝する形で横になる。  
腕をレイミの頭の下にまわし、顔を向き合わせる形でぎゅっと抱きしめ、満足げに寝息をたてているレイミの  
表情を愛おしげに見つめる。そしてお休みなさいレイミ・・・とつぶやき、軽く唇にキスをし、自分も眠りにつくのだった。  
   ・  
   ・  
   ・  
朝日が窓から部屋に・・・差さないが、とにかく朝が来た。  
レイミはこめかみから頬にかけて、なにか心地よい感触を感じ、眼をさました。  
眼を開くと、ミュリアの顔が視界一杯に飛び込んできた。  
レイミはミュリアを抱き枕を抱くかのように両足を絡め抱きしめながら寝ていたのだ。  
ミュリアはすでに眼を覚ましており、まるで愛しい伴侶を見るかのような表情でレイミを見つめながら  
手でこめかみから頬をやさしく撫でていたのだ。  
 
「おはよう、お嬢ちゃん」  
「え?・・あ、おはようございます」  
レイミはなぜこのような状態で寝ていたのか、頭がぼーっとしてうまく考えがまとまらない。  
だがやがて、昨日のことを思い出すとはっとしてベッドから起き上がりミュリアから距離をとる。  
「ミュ、ミュリアさん、昨日のア、ア、アレはその・・・あの・・ちが・・ちがう・・」  
一部始終を思い出したレイミは顔を真っ赤にして何か言おうとするが言葉にならない。  
ミュリアは、クスっと笑って起き上がり、レイミに近づくと、素早く右手を首に回して引き寄せ、口づけした。  
 
レイミはびっくりして逃れようと意識したが、身体は動かなかった。ミュリアが舌をレイミの口腔内へと差し込んでくるのを  
素直に受け入れ、ミュリアのリードのままにお互いの舌を絡ませあう。両手はいつしかミュリアの背中をぎゅっと抱きしめる形に  
なっていた。しばらくしてミュリアが、キスを止め、顔を離す。唾液が糸のようにお互いの口をつなぎ、光っていた。  
「あら、抵抗しないのね?私のこと、好きになっちゃったのかしら?」  
ミュリアが意地悪く微笑みながら言った。  
「ちが・・ちがいます!朝・・私、朝は弱いんです、ちょっとぼーっとしてただけです!女同士でこんな・・・絶対おかしいです!」  
レイミは顔を朱色に染めながら、頬を少し膨らませてそう言うと、着替えを手に取りスタスタと部屋を出て、シャワールームへと  
向かうのだった。  
 
「ほんと、かわいい子ね・・・。坊や、悪いけど、お嬢ちゃんは私が頂いちゃうわよ」  
ミュリアは唇を舌でペロリと舐め、そうつぶやき、自分も普段着に着替えてメインルームへと降りていくのだった。  
 
 
 

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