「ん…はっ! ここはッ…」  
 気絶していたフェイトが目を覚ます。  
「そうか! 今までの事は全部夢ー」  
 喜んで身体を起こそうとしたが、全く動かない。  
「あ、あれ…って何だコレー!」  
 両手が交差した状態でパイプ式のベッドに括り付けられ、足はベッドの端に拘束されている。  
「残念でしたねー、フェイトさん♪」  
 ウェルチが嬉しそうにフェイトの顔を覗き込み微笑む。  
「な…、ウェルチさん? ここは何処?」  
「ディプロの客室でーす♪」  
「た、助けてくださいよ!」  
「駄目です。色々申請品の効果を確かめたいので…、ではどうぞ、クレアさん、ネルさん♪」  
「な!?」  
 ネルとクレアが、幾分か上気した顔でフェイトの視界に入る。  
「ああ。駄目だよフェイト…、私らから逃げようなんて…、フフフ…。おしおき、だねえ…」  
「ええ、ネル。苛めちゃいますから、覚悟してくださいね、フ・ェ・イ・ト・さ・ん・☆」  
 二人は唇に淫蕩な笑みを浮かべた。  
「え…、あっ、な、何を…」  
 ネルとクレアはマフラーを外し、胸元をはだけると、フェイトの上着のジッパーを下げ、ズボンを擦り下げた。  
 男にしては薄い胸板と、蒼き陰毛に覆われた陰部があらわになる。  
「あっ…♪」   
「はい、こんにちは〜☆」  
 二人のたわわな双丘が、ぷるんと揺れる。  
「な…、何を…するんですか…」  
 フェイトは蒼い瞳を瞬かせ、震える声で訊ねた。  
「何って…ナニするに決まってるだろう?」  
「あん、フェイトさん…、早く大きくなって…!」  
「ちょ…、あぁ、まっ…あぅぅ…」  
 ネルとクレアにそれぞれ乳首を吸われ、性器は指で刺激され、たちまちフェイトの分身は仁王立ちしてしまう。  
「そ、そんなに胸吸っちゃあ…、だ、駄目ですっ…!」  
「おお〜。速くもおっきしちゃいましたねー。えっちなんですね、フェイトさんは♪」  
 ウェルチに自身をまじまじと見つめられ、フェイトは真っ赤になって反論する。  
「…ッ! こ、こんなコトされたら誰だって…、ぅあっ…」  
 もにゅ。  
 正月の突き立ての餅の様な柔らかい感触が、フェイトの臀部を襲う。  
「フェイト、余所見してないで、こっちを見な…」  
「そうですよ、フェイトさん…、貴方自身が、私達の胸の中に埋もれてゆく所を…」  
 フェイトの限界まで屹立した肉茎が、クレアとネルの胸の間に収まった。  
「あ、はあ、あああぁ…」  
 その暖かで柔らかい甘美な感触に、フェイトは思わず嬌声を上げてしまう。  
「んん…、暖かいよ…、フェイトのぺ●スっ…」  
「あん…、フェイトさんが胸の中でビクビク脈打ってる…」  
 クレアとネルは己の胸に手を添えると、ゆっくりと上下に動かし始めた。  
 良い形の4つの乳房が、グニャリとひしゃげる。  
「ああッ…! こ、こんな事されたら…、僕っ、ぼくッ…!」  
 フェイトはあまりの快楽に、蒼い瞳を潤ませる。  
 二人の寄せた胸から覗いた、皮の剥けた敏感なピンクの部分の先端からは、すでに透明な液体が滲み出していた。   
「ふふ…、そんなに私の胸が気持ちイイのかい…?」  
「もっともっと、キモチ良くシテあげますよ…☆」  
 ネルが滑りが良くなるように唾液を胸の間に垂らし、クレアは突き出たフェイトの先端に舌を這わせる。  
「うわっ…! す、凄い…よぅ…、何、これっ…」  
 フェイトは余りの快楽に、ガクガクと腰を震わせる。  
 その挙動が、ますます2人の嗜虐心を誘った。  
「フフ…、フェイトのペ●ス…ガチガチだねえ…♪」  
「んっ…、んむ…ちゅぱ…、フフフ…、美味しいですね☆」  
 ネチャネチャという音が、部屋の中に響く。  
「はわわ〜、お二人とも物凄くエロエロですねぇ〜。いいですよ〜♪」  
 ウェルチは己の秘部に指し棒を押し付け、自らを慰撫しながら食い入る様に見つめている。  
「ん…ッ、パフィさんの作った催淫剤、かなり強力ですねえ…。95点♪」  
 恐ろしい名称が二つも、ウェルチの口から出てきた。  
 
「なっ…!?」  
「ふふ…、私たち三人とも飲んでるんですよ☆」  
「うん、むちゅ…、そうだよぉ、フェイトぉ…、ぺろ…♪」  
 役割を変えた二人が楽しそうにフェイトの性器を嬲る。  
「あふぅ、ぼ、僕にも、何か…しッ、たん…れすか? ふぁ…」  
「はぁ…、フェイトさんには、ミレー二アさんが作った精力増強剤を注射しておきました…♪」  
 自分自身を慰めながら、ウェルチが快楽に喘ぐフェイトに教える。  
「ええ…、そんなッ…、はぅぅ…、コト…」  
 そういえば、身体が酒を飲んだわけでもないのに熱い…、とフェイトは快楽に喘ぎながら思う。  
「だから、ね…、何発イってもいいんだよ…」  
「たくさん楽しみましょう…、フェイトさん☆」  
「…ちょ、待っ…て…、クッ…、他の…人は、あぁっ…?!」  
 理性がぶっ飛ぶ様な快楽に耐え、フェイトが気になっている事を聞く。  
 これ以上参加されたら…、いくらなんでも己の性器が持たない。  
「ああ、あの四人はまだ言い争いしてますよ…、ふふ、先っぽからHな液、どんどん溢れて来ますね…♪」  
「ミラージュ殿は知らないねぇ。…何か考えてたみたいだけど…そんなコトより楽しもうじゃないか…」  
「ひゃうっ…、ふあぁ…。ま、まっ…」  
 そういって二人はまた胸を使いフェイトの性器を刺激し始める。  
 すでに互いのの胸の間は唾液と粘液でベトベトになっていた。  
「クッ…もう、僕…だ、ダメ…ですっ…」  
 荒い息使いで、フェイトが己の限界を告げる。  
「フフ…、射精しちゃうのかい? 私とクレアの胸の中で? いいよ、思いっきりイキな…♪」  
「いいですよ…、我慢しないでイってください☆」  
 ネルとクレアは嬉しそうに眼を細めると、さらに胸の動きを加速させる。  
「あぁ〜、とってもいい表情ですねぇ〜、フェイトさん♪ イってイって☆」  
 ウェルチがとどめとばかりに、言葉でフェイトの射精感を煽る。  
「あぁ、あ…ッ! …くあぁッ! …あ、ああ、…はぁ…」  
 クリムゾンブレイド二人によるWの豊胸肉攻めに耐え切れず、ついにフェイトの肉塔は陥落。  
 乳房の中で欲望が弾けてしまった。  
 
「んっ! フフ…、イッちゃったんだねえ…フェイト。まだ、胸の中で暴れてるよ…」  
「ンフッ、熱い…。凄い量ですね…☆ 溜まってたんですか?」  
「はぁ…、溢れてますね〜、Hなお汁が先っぽから…」  
 うっとりと満足そうな表情を三人が浮かべる。  
「ン…、うちゅぅ…、濃いねぇ…。フェイトのザー●ン…」  
「ええ…はむ、はむ…ふ、うふふ…、ピクピク振るえてる…」  
「はあ、はあ、はあ…うあぁ…」  
 まだ項垂れぬ反り返った性器と、互いの肌に付いた精液を舐め取るクレアとネル。  
 とても淫靡でインモラルな光景が、フェイトの眼前で展開されていた。  
「あぁッ…、い、今はとても…び、敏感ですから、そっと、そっと…」  
 ようやく、白濁を舐め取られ、唾液まみれになった性器が胸と舌から解放される。  
 快楽の名残を惜しむように、二度ビクリと脈打って。  
「じゃ、今度は私の番ですね♪」  
 ウェルチが上気した顔で満面の笑みを浮かべる。  
「はぁはぁ…、は…?」  
 信じられない、と言う風に、フェイトの瞳が丸くなる。  
「やは…☆ 見てたらオ●ニーだけでは我慢が出来なくなりまして…、チョコバナナ大好物だし…下から戴こうかと…ね♪」  
「ち、ちょ…、それ違ッ…、ウェ?、クレ…、ふぁむ…お、お酒の…んんんっ!」  
「ん…、んちゅ…ん…む…」  
 バタバタと拘束された手足を動かし抗議するフェイトの唇を、クレアが舌を絡ませ黙らせる。  
「じゃあ、私はフェイトの胸を戴くとしようか…」  
 ネルはフェイトの乳首に舌を絡ませ愛撫する。  
「ン…、立ってるねえ…、そんなに感じてるのかい?」  
「んむっ! ンンんン〜、んふっ、んく!」  
「ほら、ウェルチ、滑りよくしてやるから、速く跨りな」  
 ネルは右手で垂直にフェイトの陽根を立てると、口に含み、さらに唾液塗れにする。  
「ン…、フむ…、あはっ…コレでいいだろう…ほれ」  
「ああっ、あ、か、あ…」  
 液体塗れの塔が、ネルが手を添えた事により真っ直ぐ聳え立つ。  
「わー、ネルさんどうもー♪、ではー、姫初めおっぱじめますかー☆」  
 下着を脱ぎ捨てたウェルチが指し棒を持ったままフェイトの下腹部に跨る。  
 実に楽しそうだ。  
「ちょ、そんなの…、だ…、んんぅ〜?!」  
「アン、駄目れすよ? もっとキスしましょ…、ん…☆」  
 クレアはどうやらフェイトとの甘い接吻に夢中らしく、離す様子が全く無い。  
「じゃあ、フェイトさんのチョコバナナDX頂きま〜す♪」  
 ウェルチの秘部がゆっくりと、フェイトの一物を美味しそうに吸い込んでゆく。  
 唾液塗れのせいか、大した抵抗も無くスムーズに入ってゆく。  
 
「んんん〜! んむっ、んくぅ…!」  
 膣が肉室の襞を信じられないほど甘く吸い付かせる快楽に、フェイトは腰を何度か痙攣させた。  
「んっ、フェイトさんの硬くて熱いですね〜♪ 99点ですよっ、コレはッ…☆」  
 やがて、ネルが手を離し、完全に見えなくなる。フェイトの分身は全て飲み込まれてしまった。  
「ン…、ぷあ…、えっちな眼になってきましたね…、フェイトさん…☆ ちゅ…」  
「やはッ…、ど、どうして…、ぼ、僕まで変な気分に…ぷあ…」  
 フェイトは知らなかったが、クレアの服用した催淫剤とアルコールが、激しい接吻によって自身にも影響を与えていたのだ。  
「フェイトさん、私の中で出しても構わないですよ? ルイドさんの作った効果抜群の避妊薬飲んでますから…♪ ま、もし出来ちゃったら責任取って貰いますけど♪」  
「んんん〜ッ! んんっ!」  
「ほら、暴れるなよフェイト…、こんなに乳首立たせて感じてるくせに…」  
 ネルがまたフェイトの胸に舌を這わせて愛撫する。  
「んくっ、いいですよぉ♪ フェイトさん♪ 皆が狙うのも判りますっ、こんなにいいモノをお持ちで…♪」  
 自らの胸を慰撫しながら、ウェルチは腰を使い、フェイトとの淫らな行為を楽しむ。  
「あはっ♪、私の膣で暴れてますよぅっ! あ、ん、気持ちイいッ!」  
 ウェルチが腰を上下に動かすたび、ベッドがギシギシと揺れる。  
「んむっ…ん…うくッ…」   
 フェイトの性器がぐぽぐぽという卑猥な音を立てて、ウェルチの膣に出たり入ったりを繰り返す。  
「ひゃあっ…、凄いぃ…フェイトさんのぺ○スぅ…、子宮の奥まで届いてる…あはぁッ!」   
 ウェルチは速くも快楽の極みに達してしまいそうだった。  
「ぷはっ…、あ、僕…、もう、もうっ…! んむぅ…」  
 フェイトの下半身にもせつない様な感覚がこみあげてくる。  
「んふっ…、フェイトさん、イキそう? イキそうなんですね? 私の目を見ながらイってくださいっ…!」  
 昂奮したクレアが少しの間だけ柔らかな唇を離して告げると、再び激しく重ねあわす。  
「さあ、イってしまいな、フェイト…フフ、腰を思いっきり退いて…可愛いねえ♪」  
 ネルもフェイトの胸に舌を這わせながら嬉しそうに囁く。  
「ああっ! ああ…」  
 ウェルチの腰がビクンと跳ね、全身を引きつらせたあと、ゆっくりとフェイトの身体に倒れこむ。  
「おや、ウェルチったら…失神するぐらいフェイトのぺ○スがよかったのかい…?」  
 ネルがフェイトの胸から舌を離すと、ニヤニヤと眼を細める。  
「んんっ! んん…っ…んくぅ…ふぅん…」  
 やや遅れて、フェイトも気を失っているウェルチの膣に激しく射精してしまった。  
「んちゅ…、あはっ、イってしまわれたんですね…、潤んだ瞳がとても…♪」  
 クレアもフェイトの唇をようやく解放する。思う存分舌を絡めたせいか、満足したように微笑む。  
「はぅぅ…、も、もう満足ですよ、ね…」  
 フェイトは得られたあまりの快楽にしばしぼんやりしていたが、荒い息で訊ねる。  
 蒼い瞳を潤ませて。  
「ダーメッ♪」  
「まだ私たちが残っているよ…、ふぇ、い、と♪」  
 二人が淫蕩な笑みを浮かべて却下する。  
(そ、そんなッ…、このままだと、この二人に飽きるまで犯されるッ…)  
 と、フェイトが心の中で嘆いたときー  
「フフフ、お楽しみは、そこまでですよ」  
 突如、扉が開き、ミラージュが颯爽と登場する。  
 そして。  
「な…ッ、くっ…」  
「えっ…、あうっ…」  
 ネルとクレアに素早く当身を見舞い、気絶させる。  
「み、ミラージュさん! た、助かった…」  
 フェイトの顔に喜色の色が浮かぶ。  
「あらあら、随分素敵な格好で」  
「あ、い、いやこれは…」  
 ミラージュに指摘され、羞恥に顔を赤めるフェイト。  
 無理もない、雨霰のようにキスされ、胸をむしゃぶられ、性器はウェルチと繋がったままなのだ。  
「待っててください。今、拘束を解きますんで」  
 ミラージュはニコリと微笑むと、フェイトの拘束を解いてゆく…。  
 
   
 イーグル2のシャワールーム。  
 拘束を解いてもらった僕は、ミラージュさんに抱きかかえられてイーグル2の機体の中に移動した。  
 ムーンベースまで送ってゆく、ということなので、僕は全てをミラージュさんに任せた。  
「クスン…、身も心も汚されちゃった…」  
 僕は身体を洗いながら呟く。  
 ウェルチさんに大事な操を奪われ、唇はクレアさんに激しく絡められ、両胸はネルさんに散々玩ばれてしまった…。  
「はあ…、犬にでも噛まれたと思って諦めるしかないか…」  
 僕はポジティブに考える事にした…シクシク。  
 何で新春早々こんな目に…、って、全然思考が前向きじゃないぞ。  
「ふう…、サッパリしたな…」   
 散々三人に嬲られた肉体を洗い、ユニットの湯船に浸かる。  
「ふー。しかし、コレは困ったな…、収まらないよ…」  
 問題は、分身が薬の影響なのか、全然冷静になってくれない。  
「はあ…、どうすればいいんだよ…」  
 と、僕が途方に暮れていると…  
「お困りの様ですね。私に任せて下さい」  
「ぶーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!?」  
 み、みらーじゅさん?! 何全裸で風呂にきてるんですか?  
「ちょ、ミラージュさん、背中流すとか、全然間に合ってます、ぼ、僕出ます」  
 僕は慌てて出ようとするが、あっけなくミラージュさんに組み伏せられてしまう。  
「あうっ」  
「逃げようとしても無駄です。フフフ…、フェイトさん、この船、本当にムーンベースに行くとお思いですか?」  
「え?」  
 何だろう。物凄く嫌な予感がする。  
「新春恒例フェイト争奪戦の優勝者の副賞は、リゾート惑星旅行のチケットですよ?」  
 な、なんDEATHってーーーーーーーーー?!   
 …ということは、僕を救ってくれたわけじゃなく、かっさらっていったって訳ですか?!  
「は、はめたんですね? 僕を?」  
 僕はバスマットに倒されたまま聞く。  
「いえ、ハメるのはこれからです」  
 はい? ハメるって、まさか…。  
「ぼ、僕、さっき散々玩ばれたんで、出来ません!」  
 その意を悟った僕は必死で身体をよじり抵抗するが、悲しいかな、クラウストロ人の彼女に敵う訳が無かった。  
「フフフ、こちらの方は拒否していませんよ?」  
 ミラージュさんの視線が硬直した僕自身に注がれる。  
「あ、いや、これは…」  
 今だけでも縮まれよ、この野郎(泣)!  
「ふふふ、惑星に着くまで、ゆっくり楽しみましょう?」  
 ミラージュさんが悪魔の様な笑みで僕の身体に迫ってくる。  
「うわああああああん! 正月なんて大ッ嫌いだー!」  
 僕の叫ぶ声が、バスルームに空しく響いた。  
 
             御終い。  
 

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