弟を友人の家に泊まらせ、万全の状態で、獲物を待つ狩人のように、  
エリザは部屋で彼女の到着を心待ちにしていた。  
 
日が沈み、街に明かりが灯ったころ、  
コンコン、ドアを叩く乾いた音が家中に響いた。  
エリザがはやる気持ちを抑えながら、その前に来ると、  
「どちらさまでしょうか?」  
答えはわかりきっているのに、あえて尋ねた。  
「クレアです。エリザちゃん、約束どおり、来たわよ」  
紛れも無く、待ち望んだ声であった。  
エリザは、ドアを開け、銀髪の彼の人を招きいれた。  
クレアが、エリザの家に足をいれると、いいにおいがした。  
「エリザちゃん、おいしそうなにおいね」  
クレアは笑顔でエリザに話しかけた。エリザはそれに対し、  
「はい、今日はクリームシチューです。」  
私の自信作なんですよ、と言わんばかりに胸を張って答えた。  
クレアはそれを見て、ふふふ、と微笑んだ。  
「じゃあ、早速だけど頂こうかしら?」  
「はい!ではこちらにお座りください」  
エリザはクレアを食卓に座らせた。 
 
やがて、エリザはクレアにあつあつのシチューを運んだ。  
おいしそう、とクレアはエリザに一言言うと、一口目を口に運んだ。  
「あ、独特の味で、おいしい。エリザちゃんは料理もできるのね」  
クレアに褒められ、照れるエリザ。  
「えへへ・・・。おかわりはいくらでもあるので、どんどん食べてください!」  
と元気な顔でそう言うと、エリザも自身がクレアのために作ったものを  
食べ始めた。  
 
二人は、食後、食器を片付けた後、食卓で雑談していた。  
特に、二人ともフェイトとは知り合い、ということで、  
フェイトたちに関する話で、盛り上がった。  
そして、しばらくして、クレアが席を立った。  
「さてと、エリザちゃん、そろそろ本題に移りましょうか?」  
エリザのほうも、クレアの言うものとは別の本題に移るため、席を立ち、  
「では、私の部屋でやりますので・・・」  
と、クレアを自室まで案内した。 
 
「へえ・・・かわいい部屋ね。」  
クレアはエリザの部屋に入ると、ベッドや机横に所狭しと並ぶ、  
大小さまざまなぬいぐるみを見て、そう感想を述べた。  
「えへへ〜。私の自慢のコレクションなんです」  
エリザの持つぬいぐるみは、貧しい家庭の彼女が自分のお小遣いを削りに削って、  
なんとか貯めて買ったものばかりなので、どれもエリザは愛着をもっていた。  
しかし、今、クレアをここにつれてきたのはこれを見せるためではない。  
クレアが自慢のぬいぐるみと戯れている隙に、エリザは部屋の鍵を閉めた。  
「それじゃ・・・先生」  
エリザが切り出したので、クレアはもっていたぬいぐるみを元に戻し、  
「ええ。はじめましょうか?」  
と答えた。エリザのわなにかかったのも知らずに・・・  
「じゃあ、そこへ腰掛けてください」  
クレアを自分のベッドに座らせる。  
そして、机の中から、香を取り出すと、それをたいた。  
「?それは何?」  
施術をするのに、香が出てきたので、クレアは不思議に思ったが、  
「私、あれがないと、力が制御しにくいんです」  
とエリザに説明されると、簡単に納得してしまった。  
 
やがて、香の煙が部屋に充満する。  
クレアはその煙を嗅いでいるうちに、自分の気分がどんどんおかしくなっていくことに気づいた。  
「エリザちゃん・・・これは・・・」  
ややクラクラする頭を支えながら、クレアは大事な教え子に尋ねた。  
その様子を見ていたエリザは、  
「ふふふ・・・効いてきたみたいですね」  
クスッと子悪魔のような笑いを浮かべた。  
クレアはようやく、今の事態が尋常でないことに気がついた。  
「!!エリザちゃん!あなたっ!」  
「そのエリザ「ちゃん」というのはやめてもらえませんか?」  
エリザはゆっくりクレアに近づきながらそう話すと、  
彼女の口を自身の口で塞いだ。  
「!!!」  
目の前の愛しい人が目を丸くさせるのをみて、エリザは喜んだ。  
「せんせいは、こういうことは嫌い?」  
口を話すと、かわいげに尋ねるエリザ。もし、男がこの言葉を聞いたなら、  
彼女をたまらず襲ってしまうであろう。  
「エリザちゃ・・・」  
「今は、エリザ、って呼んで・・・」  
「っ!!エリザ、私達、同じ女性同士よ?こんなことしたら、アペリスの教えに・・・」  
アペリスの名前を出し、説得を試みるクレア。普通の人なら、アペリスという単語が出た  
だけで、自身の行為を反省するが、今のエリザの頭には目の前の女性しかなかった。  
 
「シチューの中に、媚薬を混ぜておいたの・・・。  
 しかも、効力は、この香をたいたときに現れる、という品をね・・・」  
エリザが彼女の顔を下から覗き込み、頬を手でさすった。  
クレアは、シチューが「独特な味でおいしい」理由がようやくわかった。  
「私・・・施術はだめだめだけど、調合は得意なの・・・」  
話しながら、エリザは股をもじもじさせた。  
「私、先生をはじめてみたときから、こんな気持ちになっちゃったの・・・」  
エリザはクレアの耳元で囁くと、スカートを脱ぎ、  
パンツも脱いだ。  
彼女の下半身は既に愛液で濡れ濡れになっており、  
彼女の体からは蒸気が出て、うっすら汗もでていた。  
「見て・・・せんせいとこれから、えっちしようと思っただけで、もうこうなっちゃってるの・・・」  
エリザも媚薬入りシチューを食べ、よりえっちな気分になっていた。  
眼前に広げられる、愛するべき生徒の破廉恥な姿を見て、  
クレアも体が熱くなり、股が濡れてきていた・・・。  
その様子にエリザは気づき、くすっと意地悪く笑うと、  
彼女の制服の上から、そこを指でなぞった。  
 
「ふふふ・・・せんせいも、なんだかんだいって、濡れてますよ」  
抵抗せずに、指で大事な部分をなぞられたクレアは赤面し、  
慌てて、エリザの手を振り払った。  
エリザは払われた手の指を口に入れ、ちゅーっとわざと音を立てて吸うと、  
「さすが、せんせい。甘くておいしい・・・」  
と惚けた表情でクレアに言った。  
クレアもその魅力的なエリザの表情を見て、ついに薬に理性が奪われた。  
 
どさっ。  
エリザをベッドに押し倒すクレア。  
「ふふ、エリザ、一人でずるいじゃない・・・」  
と意地悪な笑みを浮かべて、エリザの股間に顔を沈めた。  
「穢れを知らない、いいにおいだわ・・・」  
クレアはそうつぶやくと、下を挿れた。  
ちゅく・・・ちゅく・・・ちゅく・・・  
「は、はぁん・・・」  
いやらしい音ともに、エリザは体をよじらせた。  
「うふふ・・・かわいいわね・・・もっとかわいがってあげる・・・」  
エリザの反応を見ると、クレアはエリザの中をただかき混ぜるだけでなく、  
敏感な突起の部分も舌でもてあそび始めた。  
「あああん・・・せんせい・・・」  
「ふふふ・・・気持ちいいでしょぉ〜」  
「は、はい〜」  
「エリザちゃんのお汁、ちょっとしょっぱいけど、新鮮でおいしいわ・・・」 
 
クレアは先ほどとはうって変わって、エリザを攻め始めた。  
エリザはそんなクレアの様子を確認し、自分の思惑通りにことが進んでいることで、  
これ以上の無い満足感を得ていた。  
「せんせい・・・今度はエリザにもぉ〜」  
エリザはクレアの体を要求した。  
「ええ・・・私もそろそろ、してもらいたかったところよ・・・」  
そして、長いキスをすると、エリザはクレアの服を、クレアはエリザの上の服を脱がした。  
 
お互いを隠すものは無くなった。  
エリザは、クレアの予想以上にすばらしいスタイルに感嘆の声を漏らした。  
自分が男なら、間違いなく、彼女に飛び掛っただろう。  
クレアはエリザが自分の肢体に見とれていることを悟り、  
「味見してもいいわよ・・・・」  
とエリザの耳元にささやき、ふっと息を吹きかけた。  
そして、エリザは彼女の首筋から、乳房、ウェスト、右足という順番に舌を走らせた。  
クレアの肢体に電撃が走る。  
「ああ・・・いいわ・・・エリザ・・・」  
足先まで舐め終わり、クレアの顔を向く。  
「せんせい・・・」  
二人は再びキスをした。 
 
お互いの口を味わうと、クレアは体の向きを変えた。  
エリザの眼前には、クレアの銀色の茂みと、濡れている割れ目があった。  
「きゃうん!」  
突如、エリザの体に刺激が走る。  
クレアが自分の秘部をまた舐め始めたからである。  
「エリザ・・・69って知らないの?  
 お互いのアソコを舐めあう行為よ・・・」  
クレアが挑発するように言った。「知らないの?」と言われ、馬鹿にされたような心地がした  
エリザは、クレアのあそこに負けじと舌を入れた。  
「ああ、エリザ、上手よ・・・もっと!もっと!」  
クレアが歓喜の声を上げて喘いだ。  
そして、自分も再びエリザの割れ目を味わい始めた。  
ちゅぷ・・ぴちゃ・・・ちゅく・・・  
「はぁはぁはぁ・・・」  
「ああん、いい・・・」  
二人はお互いの味を味わった。  
そして、そろそろ絶頂を迎えたくなった。  
「エリザ・・・」  
「せんせい・・・」  
「ふふ・・・私がイかせてあげる・・・」  
「せんせいも、遠慮せずにイってね・・・」  
クレアは、体勢を元に戻すと、自分の秘所をエリザの秘所の重ねた。  
 
じゅ・・・じゅぷ・・・じゅ・・・  
擦りあうたびに、お互いの秘所から溢れている愛液がいやらしく音を立てる。  
「ああ〜せんせい、すごくいやらしいよ〜」  
「ふふ、エリザったら・・・こうなったのもあなたのせいよ・・・」  
クレアはそう言ったものの、もはやその言葉に真実味はなかった。  
クレアも若い果実と絡むことにより、感じているのだ。  
「ああ、こんなに気持ちいいなんて・・・」  
クレアは息を荒げながら、声を出した。  
「せんせい・・・わたしも・・・すごくいい・・・」  
神の教えに背いた二人は、もはや神の教えなどどうでもいいといわんばかりに、  
お互いを求め、愛し合っていた。  
だんだん腰の動きを早めるクレア。そして、  
「せんせい・・・私!私!」  
「エリザ・・・いっしょに・・・」  
お互いが、そろそろイキそうなのを悟ると、  
クレアがさらに腰の動きを早めた。  
「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ」  
「あはん、あはぁ・・・・いい・・・」  
「せんせい!イク!いくぅううう!」  
「私もよ!あん!あはぁ・・・いぃ!」  
そして、同時に一番激しい電流が流れ、  
「イッちゃうぅぅぅぅぅぅぅう!!」  
「あはぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」  
二人は、頂点まで上り詰めた。  
 
「はぁはぁはぁ・・・」  
「いっちゃた・・・ね」  
頂点へ上り、体を休める二人。  
しかし、香はまだ煙が出ており、媚薬も切れていない。  
クレアは、ベッドを探り、頭部がやや甘酸っぱいにおいのする  
こけしを取り出した。  
「あ!それは・・・」  
エリザが思わず声を上げる。  
いうまでもなく、あれは、彼女が自慰行為に浸るための男性の性器の代わりである。  
クレアはまた意地悪な笑みを浮かべ、  
「ふ〜ん、エリザって相当えっちね・・・  
 こ〜んな大きいものでいつも一人エッチしているのね・・・」  
とエリザの耳元で不気味なほど優しくささやくと、  
「いいわ・・・今度は私が男性になったつもりで、エリザを犯してあげる」  
というと、再びエリザの胸を愛撫し始めた。  
 
ちゅぷ・・・ちゅぷ・・・  
「はうぅぅん・・・」  
「ふふふ・・・まだ発展途上、というところかしら」  
クレアはピンクの突起から口を離し、勃ったその部分を指で軽くはじいた。  
「ひゃん!!!」  
エリザがかわいい悲鳴をあげる。  
「かわいいわ〜。私、男に生まれたかったなぁ〜  
 そうすれば、エリザみたいな子を毎晩めちゃめちゃに犯せるのに・・・」  
と冗談とは思えない口調でそうつぶやいた。  
そして、しばらく考え込んでいると、  
「そうだわ!」  
頭に上に電球が出たみたいに、ひらめいたと言わんばかりに彼女はベッドの横で作業を  
始めた。  
早く行為が始まらないか待ち望んでいるエリザは横目でその様子を見ようとしたが、  
そのとき、ちょうどクレアが再びエリザのほうに向き直った。  
「あ!!」  
エリザはややうれしそうな悲鳴をあげた。  
クレアの股間には、男性器のような突起がついていたのである。  
「ふふふ・・・あなたこの本、どこから持ってきたの?」  
突起ばかりに目を奪われ、気づかなかったが、彼女の手にあるのは、  
あのエリザの生き残るための本だった。  
さすがに女史から借りた、とは言えず、困惑していると、  
「冗談よ。あなたがこれを持っていたところで、私達の関係には関係ないわ」  
と微笑むと、エリザの口に舌を割り込ませた。 
 
「じつは、あなたのこの本に、擬似生殖器の生やしかたがあったの」  
彼女がうれしそうにページを捲り、ある部分を指差す。  
そこは、先ほど、エリザが読んでいたところであった。  
「同性同士の絡みだと、生殖器を擦るだけの行為になり、  
 性的な快感は少ない、そこで、われわれは、乙のほうに、  
 擬似的な男性器を生やした。その呪文は以下の通りである、  
 ってあったから、使ってみたんだけど・・・」  
成功するとはね、とクレアはクスっと笑った。そして、  
「これでエリザをたっぷり犯してあげる・・・」  
とゆっくり、丁寧に、優しくそう言った。。  
だが、エリザは拒絶せず、むしろその行為を待ち望んでいた。  
 
「あ・・・ああはん・・・」  
エリザはクレアに男性器の挿入をされ、感じた。  
「うふ、かわいいわ〜。もっと感じさせてあげる・・・」  
とクレアは言うと、腰を思いっきり突き刺した。  
「あっはーーーーー!!」  
エリザが我慢できずに大声を出した。  
「あらら、エリザ、そんなに大きな声をだしちゃって・・・  
 お隣に聞こえるわよ?」  
クレアがニヤニヤ笑った。  
「しかし、この施術のすばらしいところは、処女膜をすり抜けることね。  
 おかげで、初めて男性のものを迎えるエリザも、喜んでくれるし・・・」  
クレアは自分の施術でだしたものと、エリザが繋がっているのを見て、  
感心したように話した。  
「さらに、この術のいいところは・・・」  
と言うと。腰を前後に動かした。  
 
「あん、あん、あん・・・」  
エリザが喘ぐ。  
そして、挿入しているクレアも快感に満ちた表情を浮かべている。  
「男性が感じるように、つけている人間は快感を味わえること、ね」  
とうれしそうに言った。  
クレアは、一旦、中から擬似の己を抜くと、エリザの体を反転させ、うつぶせの状態にして、  
腰を持ち上げて、再び挿入した。いわゆるバックである。  
パンパンパンパン・・・  
リズムカルに、肉のぶつかる音がする。  
「ああ・・・これが男性とのSEX・・・」  
エリザは、漫画を見てもできなかった挿入シーンを体験し、  
最高の快感を得ていた。  
「ああ・・・男の人が女性を攻めるときの感じってこうなのね・・・」  
クレアのほうも、生まれて始めて味わう挿入を楽しんだ。  
バックのまま、しばらく、クレアはエリザを突いた。  
やがて、擬似の肉棒に、なにかがせりあがってくるのを感じ、  
エリザの体勢をまた戻し、騎乗位で責めた。  
「エリザ・・・私、イクみたい・・・」  
クレアは、その肉棒にせりあがりきったときが、男性のイッた瞬間なんだと、  
長年の体験から判断し、ラストスパートを掛けた。  
じゅぷじゅぷじゅぷじゅぷ・・・  
水音が途切れも無く響く。  
「あ、あ、あ、あ、あ、あん・・・」  
エリザも激しいクレアの責めについにその瞬間が近づいていた。  
そして、  
「うっ!!」  
クレアが苦悶の表情を浮かべると、先端から熱いモノが発射され、エリザの中に広がった。  
「あ、あつい、あ、あ、あ、あああああああ!!」  
その衝撃にエリザも2度目の絶頂を迎えた。 
 
「う・・・う〜ん」  
クレアは目を覚ました。  
「あれ、ここは・・・」  
彼女はあたりを見回そうとしたが、とたんに頭に激痛が走った。  
「うっ!!イタタタタ・・・」  
まるで二日酔いのような症状を感じ、体を起こそうとしたとき、  
自分がはだかであることに気づいた。  
さらに、自分の足元はぐっしょり濡れていた。  
ふと、隣を見ると、自分の教え子のエリザがこれまたはだかで寝ている。  
彼女の体には、キスマークが何箇所かついていた。  
そこで、クレアは昨日の出来事を思い出した。  
最初は、抵抗していたのに、エリザに誘惑され、終いには、擬似の男性器でエリザを  
突きまくったこと・・・。  
さすがに、男性器はもう消えてはいたが、彼女はアペリスの教えを破ってしまい、ショックだった。  
「ふふふ・・・せ〜んせい。おはようございます」  
いつのまにか、エリザが目を覚まし、クレアが葛藤しているのを見ていたのか、  
ニヤニヤ笑いながら、こっちを見ていた。  
「せんせいも、私と絡んだ以上同罪ですよ?  
 このことをばらされたくなければ、毎晩私をかわいがってくださいね?」  
と恐ろしいことをかわいく言うと、クレアにキスをした。  
クレアは完全にエリザの罠にかかり、彼女から離れられないようにされてしまった。 

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