学校が終わり、ソフィアは
教室を見回した。
ようやく探している人物を見つけ、駆け寄ろうとしたが、
彼の友人が去れっていくように、彼を連れ出してしまった。
「フェイトの馬鹿・・・」
ソフィアは、自分が探していることもしらない、
鈍い幼馴染の文句を言った。
「ただいま~」
ソフィアが家に帰ると、反応はなかった。
(たしか、今日は町内のテニス大会があるんだっけ?)
ソフィアは思い出すと、2階の自室に向かった。
「はぁ~。まったくフェイトの馬鹿!
毎日一緒に学校に行ってあげてるんだから、帰りもちゃんと誘いなさいよ!
まったく」
部屋に入るなり、ベッドにどさっと横たわると、早速、彼の文句を言った。
「はぁ~」
今度はため息を漏らす。
何時頃からであろうか。彼をただの幼馴染として見れなくなってしまったのは。
そんな自分の気持ちに気づいたが、それを口に出したとたん、彼とは、
以前と同じように会えない気がして、怖くて自分の胸に秘めてきた。
「フェイトの・・・馬鹿・・・」
枕を抱きしめ、ソフィアが涙声を出す。。
今まで気持ちを秘めてきたが、
最近は、もっと二人の仲を進展させたい気持ちでいっぱいだった。
そして、その気持ちを抑えるたびに、彼女はその行為を行うのだった。
制服のスカートをまさぐり、パンツのなかに指をいれる。
すでに、フェイトが欲しくてうずうずしているのか、少し濡れていた。
「やだ・・・こんなに濡れているなんて・・・」
と口ではいいながら、指をその中にいれ、激しく動かす。
「あ・・・フェイト・・・いいよ・・・」
自分の最愛の人に抱かれていることを想像しながら、
自慰行為にふけるソフィア。
「あ・・・はぁはぁ・・・もっと・・・もっと激しく・・・」
空いている手で、上の制服とブラをたくし上げ、
かなり立派に成熟した胸を揉む。
「ああ・・・フェイト・・・フェイト・・・」
快感に刺激され、自己主張しはじめた乳首をいじったりしながら、
自分の中に入っている指の動きを早め、ときたま、敏感な部分も指の腹でなでて
刺激を与える。
「あ・・・はぁはぁ・・・あ、あ、あああああああ!!!」
大きく体が仰け反り、指の入れている穴から暖かい、透明な液体があふれた。
「フェイト・・・わたし・・・いつまでも、あなたがわたしを見つけてくれるのをまってるから」
ベッド脇の机の上に大事そうにおいてある、写真たての中の最愛の人に話しかけた。
「せつないよ・・・フェイト」
彼女が目をつむると、一筋の涙が、窓から入り込む西日を受けて、きらりと光った。
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