「はぁ・・・」  
目の前に積まれた書類の山を目の前にして、クレアはため息をついた。  
グリーテンの技術者の二人を確保し、シーハーツの秘密兵器『サンダーアロー』の  
開発ため、彼らを親友のネルに聖都シランドまで送ってもらってる間、  
前線のアリアスは幾度かアーリグリフの攻撃を受けていた。  
そして、その被害状況および、敵の軍団編成やその配置に関する報告書が、  
このように大量に送られてきたのだった。  
シーハーツ軍施術部隊を率いる総司令官クレアは、その処理に追われていた。  
「失礼します」  
自分の側近のラドネイが、クレアの部屋に入ってくると、  
ドサドサっとその無数の紙切れの上に、また新たなものをのせた。  
「・・・ラドネイ」  
「はい?」  
「もしかして今のも全部・・・」  
「はい。先日の戦闘で失った施術兵器の補充要請、本国からの増援の要請、  
 あと、これが新たに志願してきた志願兵のリスト、そしてこれが・・・」  
「わかったわ。順番に片付けるから。ご苦労様」  
ラドネイが敬礼をして部屋をでると、後に残された高い山と部屋に残された  
クレアは、再び大きなためいきをついた。  
 
「失礼します」  
再び扉が開く。しかし、今度はラドネイの声ではなく、若々しい少年の声だった。  
クレアが顔をあげると、そこにはグリーテンの技術者の一人、フェイト・ラインゴッド  
の姿があった。  
「あら。フェイトさん。どうしたんですか、今日は」  
クレアが立ち上がり、彼を出迎える。  
「いや、たまたまこっちに来てみたので、クレアさんに挨拶をしようかと」  
「ふふふ。わざわざ会いに来てくれてありがとうございます」  
クレアが笑顔で彼の手を握ると、フェイトは顔を赤くした。  
(あら?フェイトさんって意外とシャイなのね・・・)  
事務処理で疲れていたクレアの頭の中に、ちょっとした、いたづらが思い浮かんだ。  
 
「はい、これどうぞ」  
クレアは来客している少年にお茶を差し出した。  
「あ、わざわざすみません・・・」  
軽く会釈し、フェイトはそのお茶を頂いた。  
「どうです?シランド近辺でとれる、結構良質なものなのですが」  
「ええ。あまり甘くなくて、とてもおいしいです」  
そのお茶は、フェイト達の世界で言うならば、ダージリンのような香りと味であった。  
 
しばらく二人は、たわいも無い話で盛り上がったが、  
「ところで、フェイトさんには恋人はいないのですか?」  
クレアが唐突に質問した。フェイトは、思わず噴き出してしまうのを我慢し、  
「いや・・・その・・・いないです」  
照れくさそうに答えた。  
(なるほどね・・・)  
クレアは頭の中で頷くと、いたづらを開始した。  
「ふぅん。フェイトさんって女性に興味ないのかしら?」  
クレアはそう尋ねると、足を組んだ。  
彼女の制服のスリットから、彼女の美しい生足がチラリと見え、その奥には黒い下着も見えた。  
フェイトはそこに視線を奪われながらも、  
「いや、興味はありますが、なかなか相手がいなくて・・・」  
と答えると、クレアは髪の毛を色っぽく掻き分けた。  
彼女の髪のいいにおいが、フェイトの鼻の中に入り込む。  
そして、彼の顔に顔を近づけ、  
「そう・・・フェイトさんってかっこいいのになぁ」  
耳元に囁くように言うと、スカーフを取り去った。  
そして、スカーフで隠れていた彼女の谷間が目の前に現れる。  
もともとシーハーツの女性兵士の制服は、男性をそそるものがあったが、  
さらにこうして自分の性欲を煽られると、フェイトもまともにいられなかった。  
そして、自分のモノを無意識に大きくさせてしまったが、  
彼女に気づかれまいと、それを隠そうとしていた。  
 
しかし、クレアは彼が恥ずかしそうにもじもじしている姿を見ると、  
それを悟り、舌をぺろりとやり、  
「フェイトさん。私なんかどうです?」  
というと、耳にふーっと息を吹きかけた。  
フェイトが、襲いたい心をこらえ、  
「クレアさんなら嬉しいけど・・・知り合ってあまり時間がたってないし・・・」  
と拒否したが、クレアがすでにそそりたっているそれを、ズボンの上から撫で上げた。  
「ふふふ・・・こちらは私が欲しいみたいですよ?」  
やや意地悪そうに笑みをうかべ、そう指摘すると、  
「いや、これは・・・」  
フェイトが自分のモノがなでられる刺激に、目を閉じてこらえていると、、  
クレアはフェイトのズボンのファスナーを開け、フェイトのものを取り出した。  
「ク、クレアさん!」  
「お姉さんが、フェイトさんに女というものを教えて差し上げますね」  
クレアはフェイトのものをうれしそうに眺めると、それを口に咥えた。  
「ああ!」  
あまりの気持ちよさに失神してしまいそうになる。  
クレアはそんな少年の初々しい反応を見ると、クスッとわらい、  
わざといやらしく音を立てながらフェイトのものをしゃぶる。  
ぴちゃ・・・ちゃぷ・・・ちゅぱ・・・  
まだ昼間だというのに、こんなことをしていていいのだろうか?  
フェイトの中に罪悪感があったが、それがあることで、性的な刺激を  
より感じてしまっていた。  
 
「ふぇいふぉはんの・・・んむ・・・ぷは・・・おいひい」  
目を潤ませながら、夢中にフェイトのものをしゃぶり続けるクレア。  
「う、ああああ」  
フェイトから悲鳴が漏れ、我慢しきれずにクレアの口に白い液を吐き出した。  
「ごくん・・・ああ、フェイトさん・・すいぶん溜まってましたね・・・  
 おいしい・・・」  
クレアは、フェイトから出された白いジュースを飲み、甘い声で嬉しそうに言った。  
「クレアさん・・・」  
出すものを出して、少し疲れた顔でフェイトが彼女に呼びかけると、  
クレアが彼に口付けをした。  
「ふふふ・・・おねえさんがもっときもちよくしてあげるわね」  
 
自分のベッドにフェイトを寝かせると、クレアは彼の着ているものを脱がせた。  
「あ・・・クレアさん・・・」  
恥ずかしそうに、股間を両手で隠し、体を小さくさせるフェイト。  
そんな彼のしぐさにそそられたクレアは彼の両肩をつかみ、しっかりベッドに  
寝かせ、彼の上に乗ると、彼の乳首を吸った。  
「う・・・あ・・・」  
彼女の舌が動くたびに、乳首から電撃が彼の全身をめぐる。  
「ふふふ・・・フェイトさん、まるで女の子みたい・・・」  
クレアは惚けた表情で微笑むと、彼のくびれたウェストを指でつーっと走らせる。  
 
「う、うあああ」  
あまりの気持ちよさに、フェイトがよがる。  
「あらら、またこんなに大きくさせて・・・」  
激しい快感を受け、再びペニスを大きくさせると、  
クレアが待っていましたとばかり、それを手で撫でる。  
「そろそろわたしも・・・」  
そう言うと、彼の上で服を脱ぎ始めた。  
フェイトは眼前で行われている彼女のストリップショーをつばをのんでみていた。  
クレアが彼女の黒い上着を脱ぐと、反動で彼女の白い乳房がぷるんと震え、  
それが彼の視界に飛び込み、思わずフェイトはため息を漏らす。  
そして、下もすべて脱ぎ去ると、フェイトの顔に露わになった股間を近づけた。  
銀色が映えるその秘所からは、女性の香りがした。  
「フェイトさん、舐めて・・・」  
クレアが甘い声でそう言うと、フェイトはむさぼる様にそれをしゃぶり始めた。  
「あん・・・フェイトさんのえっち・・・」  
口ではそういいながらも、クレアは、フェイトに下の口をかき回され、  
うれしそうな表情をしていた。  
そして、自分の腰を掴んでいた手を、自分の胸に運んでやる。  
「フェイトさん、こっちも・・・」  
フェイトの手の上から、自分の胸で軽く揉むと、フェイトがそれに触発され、  
自ら彼女の形の良い乳房を、激しく揉み始めた。  
「ああん、フェイトさん・・・もっと優しく・・・あはん・・・」  
クレアがそう言ったが、フェイトはそれに構うことなく、自分の好きなように  
クレアを刺激する。フェイトの心の中にはさっきのお返しがあったのかもしれない。  
「ああん・・・フェイト・・・さぁん・・・い、いぃぃい」  
それに、当のクレア本人も激しく責められながらも、思いっきり感じていた。  
 
「ああん・・そろそろ・・・」  
クレアはそう言うと、フェイトの口から体を持ち上げた。  
フェイトはやや物足りなそうな表情を一瞬浮かべたが、彼女の言葉の意味を理解し、  
その瞬間を心を躍らせて待った。  
クレアは、はやくしたくてウズウズしている彼のペニスを掴み、固定すると、  
体を沈めた。  
「ああう・・・クレアさん!すごい!すごく締め付ける!」  
クレアが彼のものを求めるように締め付けると、フェイトからうれしそうな悲鳴が  
漏れた。  
「あん・・・フェイトさん・・・かわいい・・・」  
くすっと笑うと、クレアは体を動かした。  
「あ、あ、いい・・フェイトさんの固くて・・・大きくて・・・気持ちいい・・・」  
「ああ・・・クレアさん・・・」  
上下に動かす体のテンポをクレアはどんどん早めた。  
「あう・・・クレアさん・・・いっちゃうよ・・・」  
「フェイトさん・・・わたしも・・・」  
限界が近づき、フェイトも腰を動かし、彼女を激しく突き上げる。  
そして、  
「ああああああ!」  
クレアの体が仰け反り、大量の愛液を漏らすと、フェイトをさらに締め付けた。  
「うわぁぁぁぁぁぁ」  
フェイトがそれを受けて、声をあげると、限界に達し、  
今度はクレアの膣内に精を放った。  
「あぁぁぁ、熱い・・・」  
クレアから甘く切ない息がこぼれた。  
 
「クレアさん・・・」  
行為を終え、自分と交わった年上の女性の名前を呼ぶ。  
「ごめんなさい、フェイトさん。最近、忙しくてね、ちょっとイライラしてたから  
 つい・・・」  
落ち着いたクレアが詫びると、フェイトが彼女に口付けをする。  
「いや、僕も初めて体験して気持ちよかったです。  
 また・・・抱かせてもらってもいいですか?」  
フェイトがやや緊張気味に尋ねると、  
「ふふ。フェイトさんのえっち。  
 私も彼氏がいなくて寂しいから、いつでも構わないわよ」  
クレアが優しく彼の頭を撫でて答えた。  
「それじゃあ、もう一回・・・今度は僕にやらせて・・・」  
「ええ・・・いいわ・・・あん・・・」  
そのままもういちど愛し合う二人。  
フェイトは年上のきれいなおねえさんとのセックスを楽しんできたが、  
彼の仲間が彼の帰りを待ちくたびれていて、  
それぞれ自分の得物の手入れをしていることにまったく気がついていなかった。  
終わり。 

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