「・・・あと5分」  
ミラージュがスポーツ用の腕時計を確認すると、  
ランニングマシンの速度をあげる。  
ここはシミュレーター内のトレーニングジムで、  
ミラージュ・コーストは汗を流していた。  
「ミラージュ、ここか?」  
転送装置が働き、クリフ・フィッターがそこにやってきた。  
「あら、クリフ・・・どうかしたのですか?」  
走りながら、ミラージュは彼に返事をする。  
「おお、いたいた。昨日頼んでいた機械の修理の件なんだが・・・」  
「ああ、あれですね・・・あともう少々待ってもらってもよろしいですか?」  
「まあ、特に急ぎの用でもないしな。ここで待たせてもらうよ」  
クリフは傍にあった胸筋を鍛えるマシーンのイスに腰掛け、彼女の姿を眺める。  
金髪の長い髪が邪魔にならないように束ね、黒いレオタードを着た  
彼女は一心に走り続けている。  
ここでクリフはピンときた。  
「おい、ミラージュ。お前、最近少し太ったろ?」  
クリフが意地悪そうに笑うと、  
返事の代わりに、彼女が首に巻いていたタオルを投げられた。  
「わっぷ、怒ることないだろうがよ」  
「別に、怒ってなんかいませんけど?」  
クリフは確かに勘は鋭いのだが、女性に足しての心配りは三流だった。  
投げられたタオルを横に置いたクリフは彼女の姿を確認する。  
彼女のレオタード姿は、そのスタイルのよさを強調しているばかりか、  
彼女の動きにあわせ、胸が震えている。  
さらに、太もも汗ばんでいて、なんとなくいやらしい。  
黒という色もあるだろうが、その姿はそそるものがあった。  
そして、クリフの頭の中にある考えが浮かんだ。 
 
「はぁー、終わりました」  
マシンが止まり、その場で手をひざにつき、呼吸を整えるミラージュ。  
呼吸を整えると、マシンを動かす装置の近くに置いてあったスポーツドリンクを  
飲み干す。  
「ほい、御疲れ」  
クリフがさきほど彼女に投げられたものを投げ渡した。  
「ありがとう、クリフ」  
それを受け取ると、ミラージュが顔の汗を拭うが、そのときの気持ちよさそうな  
表情にクリフはそそられる。  
(さてと、そろそろかな)  
クリフが立ち上がり、彼女を後ろから抱きしめる。  
汗の酸っぱいにおいと、彼女の香りが混じったにおいがした。  
「ちょ、ちょっとクリフ!!」  
突然された行為に顔を赤くさせるミラージュ。  
「今は疲れてますから、また夜にでも・・・」  
それじゃ意味がない。クリフはこの状態のミラージュとやりたいからだ。  
 
「・・・なあ、知ってるか?激しい運動の後すると、すごいカロリー消耗するの」  
「そんなこと初めて聞きましたけど?」  
ミラージュが疑いのまなざしを向ける。さすが、医学をかじっているだけあり、  
生半可なハッタリは通用しない。  
「まあ、医学ではこんなことやらないだろうさ。これは雑学の分野だからな」  
「本当ですか?妖しいものですね」  
「んなことないさ。考えてみろ。セックスってのは全身の運動だ。  
 つまり、それ一回をこなすだけでかなりカロリーを消耗できると思うんだが?」  
ミラージュはそれを聞くと、うーんと唸る。  
「・・・たしかにそう思えなくないですけど、やっぱり今は、ね」  
ミラージュが彼の腕を解こうとすると、  
「ほーう、ならこれはどう説明がつくのかな?」  
レオタードの上から先端を刺激する。  
「はぁん・・・ちょっとクリフ!」  
「怒るな怒るな。自分の胸をみてみろってんだ。」  
「あ・・・」  
彼の言うとおり、下着をつけていない先端がレオタードの上からもわかるように  
なっていた。  
「さあ、どうする?」  
クリフが先端を指でゆっくり回す。  
「・・・仕方ないですね」  
ミラージュはしぶしぶ頷いた。 
 
「ああ・・・クリフったら・・」  
クリフは、後ろからミラージュの豊かな胸を揉みしだく。  
「ミラージュ、気分はどうだ?」  
「そんなことを・・・女性に言わせるなんて・・あん・・セクハラですよ?」  
「んなこと言ったって、そういう身体しているお前が悪い」  
クリフは肩紐をつかみ、ゆっくり黒のレオタードをめくっていく。  
汗でそれにくっつかれていたミラージュの胸が、元気に挨拶をする。  
半分までめくったところでその手を止めた。  
「なんかいやらしいな」  
クリフが苦笑する。  
「いやらしいのはクリフのほうだと思いますけど?」  
ミラージュは顔を膨らませている。  
「ははは、悪いな。俺は今、飢えた狼だからな」  
そう言うと、クリフは露になった胸を先端をこね回した。  
「あう・・・あ・・・」  
「やはりココは感じてるみたいだな」  
「ば、馬鹿なことをいわないでください、まったく・・・」  
ミラージュは口では文句を言っていたものの、既に目は潤んでいた。  
「じゃあ、こっちはどうかな?」  
クリフが彼女の大事な場所に手を持ってくると、レオタード越しに指を沈めた。  
「ふぁあぁぁぁ・・・」  
レオタードのその部分は湿り気を帯びており、クリフは指についた水分を嗅ぐ。  
「汗と、それとは別のにおいがするな・・・」  
そう言うと、レオタードのその部分をめくる。  
案の定、金色のそこから、透明な液が流れていた。  
「ミラージュ、やっぱお前感じてるんじゃん?」  
「クリフ!!」  
ミラージュがクリフに悪ふざけを怒ろうとするが、  
彼は液体の発生元に指を割り込ませていった。  
「あ・・・ああ・・ぁ・・」  
クリフの指の刺激で切ない声をもらすミラージュ。  
 
「ミラージュ、どうだ、気持ちいいだろ?」  
「え、ええ・・・もう・・さすがに・・・」  
ミラージュが快楽に負け、どんどん喘ぎ声を彼に聞かせる。  
「ああ・・・クリフ・・・そろそろ・・・お願い・・」  
「ああ、わかった。」  
クリフがチャックをあけ、そそりたったものを取り出す。  
そして、その場に腰を下ろすと、彼女の腰を自分のモノへ運んでいく。  
「あああ・・・クリフのが・・・ああ」  
太いものが挿入されて、ミラージュは嬉しそうに喘ぐ。  
「ミラージュ、ここからがお前の出番だ。動いてみろ」  
気合をいれるかのように、大きい彼女のおしりを叩いた。  
「ひゃん・・・もう・・どうしてこうなったのかしら・・・」  
ミラージュは言葉だけの文句を言うと、腰を振った。  
「う・・・そうだ・・・いいぞ・・・もっとだ」  
「あ・・・あ・・こうですか?」  
ミラージュがまるで前屈するみたいに手をつくと、それでバランスを取りながら  
スピードを速めた。  
「そうだ・・そのままの速度を保つんだ・・そうすれば1キロは痩せる」  
クリフの言葉に触発され、ミラージュは股間から得られる感覚と  
疲れをこらえ、懸命に腰を動かした。  
その状態が数分間続いた。  
「よし、よくがんばったな、俺がお前にご褒美をやろう」  
自身の限界が近いだけなのにも関わらず、適当に言い繕って、  
クリフも腰を動かした。  
「あああ・・・クリフ・・私もう・・イキそうで動けないです・・・」  
「ああ、わかってるぜ・・・あとは俺の仕事だ」  
彼女を這いつくばらせて、後ろから彼女を突く。  
「く、イクぞ!」  
「ああ・・・クリフぅぅぅぅぅぅ!」  
ミラージュの中が収縮する。クリフはそのまま奥まで挿入し、  
彼女の中に解き放った。  
 
「はぁ〜もう疲れました・・・」  
行為が終わると座り込むミラージュ。  
「30キロ近い距離を走った後にこれですもの。もう腰が立てないです」  
「ははは、それはお疲れ様。でもよかったぜ?」  
ミラージュは顔を赤くし、そしてあることを思い出す。  
「本当に痩せますかね?」  
「何が?」  
クリフはとうにあの言葉を忘れていた。  
「え?さっき、クリフが言ってたことなんですが・・・」  
そこで、初めて行為に誘った文句を思い出す。  
「あ・・・ああ、あれな。うん、大丈夫だぞ」  
しどろもどろで頷くクリフだったが、それで騙せるほどミラージュは甘くない。  
「クリフ・・・騙しましたね?」  
「落ち着けって・・・ちょ!ダ、ダンベルはまずいだろ?」  
「問答無用です!」  
 
「ミラージュ、御疲れ」  
シミュレータからでてきた彼女にマリエッタが声をかけた。  
「ありがとう。あなたの作ったこのジムシミュレータだけど、なかなかよかったわよ」  
「ふふふ、プログラムに時間かけたかいがあったわ____って、クリフは?」  
マリエッタはクリフがミラージュと同じシミュレータに入ったのを思い出す。  
「ああ、クリフなら今、ひさびさのトレーニングで疲れてるわ」  
マリエッタが「トレーニング」という言葉を誤解したみたく、頬を染めた。  
「ふふ、そういう意味じゃなくて普通のよ」  
「ああ、そうよね。まあ、彼ならほうっておいても大丈夫でしょ」  
二人の女は笑いあった。  
「それじゃあ食事でも行きましょうか?」  
「ええ、そうしましょ」  
そして、そのシミュレータ室から出て行った。  
後に、クリフは後から入ってきたクォークのメンバーに救助され、  
それ以来、ミラージュに頭があがらなく、  
クォークでも有名なカカア天下の見本となったとさ。 

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