「レフィ、スマン・・・もよおした・・・。 これを頼むわ・・・」  
カインはダブルベッドの上で、股間を勃起させ、それをおもむろにレフィの前に出す。  
「もー、カイン・・・またなのぉ? しょーがないなぁーー」  
臆面もなく、勃起したチンポを出されて眉をひそめるレフィ。  
しかし、そそり立つカインのチンポをマジマジと見つめて、  
これだけ立派だと奥まで届くからやっぱいいなぁ・・・とか、惚けた事を考えてみる。  
そんな駄目娘になってしまったのは、いーかげん二人の性生活が、  
いやいや、それだけではなく、二人の生活がこなれたからだろう。  
カインのチンポをまずは手でしごき始めて、その熱くたぎったモノを感じてみる。  
もう、慣れたと言えば慣れたもんだが、やっぱり自分の手で触っていると  
棒が熱く堅くなっていくのは、何度やっても気分の良いものである。  
現在の社会的状態から考えると、結婚届け出したとはいえ、  
身よりがないので引き取って貰っているわけなのだ。 そーいうカインに頭の上がらない状況下で  
しかし、こういう状況下では、自分がカインに無くては成らない存在だと実感できると、  
レフィの心苦しさも多少は、晴れる所だった。  
レフィは、むしろカインのチンポを好意的に弄くり回した。  
そして、いい加減手での刺激で堅くなったと分かると、それを口にくわえてみる。  
「むっ!!」  
レフィの口の液体の感覚に、チンポをビクビクさせるカイン。  
そんなカインの反応を口や舌で感じると、レフィは恥ずかしさよりも嬉しさを感じてしまう。  
(私、淫乱なのかな?) とレフィはカインのチンポをしゃぶりながら考えてみた。  
 
アダリーは、二人のスィ〜トルームを覗き見していた。  
ええ加減、カインとレフィへの嫉妬は収まったもんだが(流石に250歳ともなると嫉妬も馬鹿らしいと割り切った)  
二人の性生活を見ていると、逆に、イライラしてくる。  
「あぁーのぉーー、中年オヤジはぁー、まぁーたっ、あんな小娘に何をさせちょるかぁぁっ!?」  
アダリーは、カインの中年オヤジ趣味丸出しの性行為に、何時もの様にキレていた。  
 
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「くっ・・・レ、レフィ・・・裏の方を・・・」「キョウ?」  
「むむっ・・・いいねっ・・・、うう・・・」「んふぅん・・・ちゅっ、ちゅっ・・・キャイン・・・・」  
レフィは賢明にカインのアレをディープに吸った。  
最初は変な味で戸惑ったが、慣れるとは本当に怖いモノで、  
慣れてしまうと、むしろ子供の様に喜ぶカインを手玉に取れて、嬉しかった。  
レフィはいろんな舐め方でカインを攻めた。  
「くっ、もう駄目だっレフィ・・・出るっ!!!」  
レフィの積極的なフェラに、カインは直ぐにでも上り詰めて、射精感を我慢出来なくなった。  
そのまま、レフィの口から自分のチンポを抜き出して、断りもなくレフィの顔面に射精する。  
「きゃぁんっ!!」  
レフィはカインに顔射され、可愛く悲鳴を上げた。  
普段着のままでフェラをしていたので、カインの精液はレフィの顔と衣服を見事に汚した。  
「やだぁ・・・ベトベトォ〜〜」  
カインの射精で、髪から顔から服まで汚されて、レフィは鳴き声を上げる。  
 
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「ああっ!そんな濃度の高い精子を顔に出したら、出来るモンも出来ないでしょうがっ!!  
 あの馬鹿中年はっ!!、いい歳こいて、小娘と楽しんでんじゃないわよっ!!!」  
アダリーは二人の様子に、コックピットの前でキレまくる。  
姑の様なキレであったが、もう一つキレる理由は、あの部屋にまき散らされた精液や  
レフィの服に付いた精液の汚れを洗濯するのはアダリーの自動洗濯機システムなのである。  
だからアダリーそれが嫌なので、レフィにさっさと妊娠してもらって、  
アホらしいカインの精液洗濯の日々から抜け出したいのであった。  
 
「もーカインの馬鹿ぁっ」  
精液まみれにされて、泣き声を上げるレフィ。そんなレフィの耳に手をやってナハハハと笑うカイン。  
「汚れちまったな・・・ スマンスマン、そいじゃ、風呂でも入って綺麗にしよか?」  
そう言ってカインはバスルームの方に指を指す。  
「とかなんとか言って、今度はお風呂でするんでしょ? 本当にHなんだからぁカインはぁ・・・」  
言って、レフィは精液に汚された服をさっさと脱ぎ始めてそれを部屋の自動洗濯システムの中に放り込む。  
もはや今更、全裸を恥じらう理由も無いので、レフィはその姿のまま一足先にバスルームに向かった。  
「最初は初初しかったんだけどなー、2年もすればこんなもんかなー?」  
レフィの可愛らしく揺れるヒップを見ながら、服を脱ぐ時は多少、恥じらいながら脱いで欲しいなーとか  
やっぱりオヤジ趣味丸出しの思考を浮かばせてカインは唸った。  
引き取った当初は、「ボロを来ても心は紳士」と思い、嫁の貰い手が見つかるまでは親代わりを務めようと  
頑張ったものだが、積極的にアプローチしてくるレフィの可愛さに、当初の気高い志はあえなく破綻。  
たった一度の「間違い」を犯してしまった後に、指輪と婚姻届のハンコを押さなければならなくなった。  
せめて最低の「紳士」を守るために・・・(一線を越えた段階で既に紳士ではないのだが・・・)  
・・・そして今に至る。  
(早まったかなぁ・・・早まったよなぁ・・・) と、カインは、何時もそう思う。  
しかし、幼妻をあれこれ調教していくのも、なかなか燃えるシュチエーションであり、  
嫁さんが可愛いのは悪いことでは無いので、これはこれでいいか と、最近、ようやく割り切った。  
「さー、お風呂でレフィを弄くり回そうかねー」  
悩んでいるような割に、実はノリノリのカイン。すぱっと服を脱いで小躍りしながらバスルームに向かった。  
バスルームの中では、既にレフィがシャワーを浴びている。  
体を液体で滴らせるレフィは、まだ発展途上とはいえ、十分な色気があった。  
背中越しからガバァと、レフィを抱きしめるカイン。  
「あんっ もうっ! カインのせっかちっ!!」  
甘い声を上げながら、レフィは予想通りの展開に、しかし何の抵抗をする事もなかった。  
 
 
シャワーを浴びながら、カインはレフィの胸を揉んだ。2年前から比べると大きくなった気はするが・・・  
毎日のように揉んでいると、連続変化になかなか気づけないのが人の常だった。  
「シーラさんみたいに大きかったらなぁ・・・」  
カインはレフィの胸を揉みしごきながら、ボソッと呟いてしまった。  
「あぁんっ!? カァーイィーンー、私の前で他の女の名を口にするってどういう事よっ!?」  
せっかく気分が盛り上がって来たところで、萎える言葉を耳にして  
レフィは振り返って思わずカインの耳をひぱった。  
「痛い痛い・・・レフィ・・・耳はチョーク、チョークッ!!」  
思い切り引っ張られた耳にカインは悲鳴を上げる。  
「私というモノがありながら、余所の女の事を考えているからよっ!!」  
レフィは、眉をつり上げてカインに責め寄る。  
「別に、シーラさんと、ハニャーンしたいって言ってるんじゃない。  
 レフィのここがシーラさんみたいに大きかったらなぁ・・・って、思っただけだ・・・レフィが欲しいのは変わりない」  
そう言って今度は正面に相対峙する形になって、両手で胸をぎゅーっとニギニギしながら  
見事な言い訳を口にして、レフィの嫉妬をあっちの方に反らそうとした。  
「あんっ・・・そんな言い訳で、誤魔化せると思っているの!?」  
と、言ったモノのカインの愛撫にレフィは思わず視線を反らし、胸の感覚に神経を研ぎ澄ませた。  
気持ちの籠もった愛撫を受け、息使いが少しずつまた荒くなる。  
「胸小さくって悪かったわねっ!これでも2cmは大きくなったんだぞっ!!」  
そう言ってレフィはカインの手の平に自分の手に平を重ねて愛撫の勢いを強くさせた。  
小さいと本人は言っているが、十分手の平に収まる大きさの胸は、  
胸の柔らかさの感触を楽しむには問題なかった。カインの手の平にレフィの乳首が堅くなっている感触が伝わる。  
そんな、一生懸命、背伸びしようと毎日頑張っているレフィの姿は、カインの心の琴線に触れた。  
思わずカインはシャワーに打たれながら、レフィの唇に唇を強く重ねて深いキスをする。  
 
「あぁ〜んのぉ〜、エロ中年はぁぁっ、今度はぁっ風呂でかぁぁっ!! 節操なしがぁぁっ!!!」  
アダリーは、二人の痴態を観察しながら、電脳空間でキレまくっていた。  
まぁ、風呂場だから後処理は楽なのだが、  
そういう問題よりも、むしろあの中年の人間的駄目っぷりの方が勘に触った。  
「糞野郎がぁぁぁっ!! 熱湯でも出したろうかぁぁぁっ!!」  
アダリーはそう絶叫して、思わず風呂場のコントロールシステムに介入しようとする。  
 
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「あんっ・・・カインの・・・馬鹿・・・・、キスぐらいで誤魔化すつもりなの?」  
そう言ってディープキスの後で、顔を赤らめながら上目使いにカインを見つめるレフィ。  
胸を良いようにもてあそばれ、堅くなった乳首を刺激され続けながら、  
レフィは視線だけで次の刺激をおねだりする。  
「私の事、一番好きだっていうなら、言葉だけじゃなくって行動で示してよね・・・」  
ちょっとだけ顔を反らして不機嫌そうな表情になって、カインを煽るレフィ。  
お互いに、相手への焦らし方が上手くなったような気がするが、  
それが倦怠期を上手く乗り過ごそうと試行錯誤している  
夫婦二人の性生活模索というものだったのかもしれなかった。  
カインはそんなレフィの言葉に苦そうに笑って、そっと、塗れて肌に張り付いた紫の髪を撫でた。  
 
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「くっそぉっ!!レフィィィッッ!! 貴様ぁぁぁっ!! そのエロ中年を図に乗らせるなぁぁっ!!!  
 あんたの気持ちは分かるっ!!分かるんだけどぉぉぉっっっ!!  
 でも、そのアホ中年に、この憤りをぶつけさせろぉぉっ!!」  
アダリーは、天涯孤独に成ったレフィに同情し、その、  
一生懸命ホレた男に抱きついて尽くしまくっている姿に共感を覚えていた。  
しかし、だからといって、今、握りしめている熱湯のコントロール弁を操作しない様にするには  
アダリーは、堪忍袋に堪忍を入れるのに、いっぱいいっぱいであった。  
「レフィィッッ!! 貴様もそのアホと同類かぁぁっ!? 同類なんかぁぁぁっっ!?」  
アダリーは電子空間で血の涙を流していた。  
 
カインはレフィの秘部に指を移動させた。シャワーの水で濡れているのか  
それとも胸の愛撫で濡れているのか、そこは液を滴らせて蠢いていた。  
「欲しいのか? レフィ?」  
ちょっと嫌らしそうに、意地悪そうに視線を投げ、レフィに声をかけるカイン。  
そんなカインの視線に少しムッとなったが、レフィは体から迸る肉欲に勝てずコクンと首を縦に振る。  
「良い返事だ・・・可愛いぜ・・レフィ・・・」  
そう言ってカインはレフィの唇をまた塞ぐと、今度は激しく指で秘部を責め立てた。  
ジュブジュブというイヤらしい音がシャワーの音に重なる。  
「んんんっ!!」  
唇を塞がれ喘ぎ声すら曇った声のままで、レフィはカインの指を感じて、歓喜の音を漏らす。  
口汚く喋ってハードボイルドを気取ってはいるが、カインは2年前に自分の無理難題な依頼を受けてくれて  
散々迷惑をかけたのに、それを苦労したの一言で笑い飛ばしてくれる優しい男なのだ。  
打算と人情と愛情を並べられたら、人情と愛情を取ってしまう無頼漢なのである。  
そんなカインがレフィは、1も2も無く好きであった。  
優しさを気恥ずかしく思って、ハードボイルドを気取っている所は、むしろ可愛いとさえ思う。  
だいたい、責任をとって所帯持ちになるハードボイルドが、何処の世界に居るというのか?  
そう思うと、ウットリと2年前から今日までの事を思いだし、  
レフィは、言葉よりも指先で伝わってくるカインの愛情に、酔いしれるしかなかった。  
「優しいところ、好きだよ・・・カイン・・・」  
レフィは唇を離して、瞳を潤ませて甘い声でそう呟くしかなかった。  
 
「騙されるなぁぁっっ!! レフィィィッッッ!! その男は、お前の体が目的なだけだぁぁっっ!!  
 幼妻とイチャイチャする背徳感に、喜びを覚えている変態中年なんだよぉぉっっ!!!」  
アダリーはシャワールームで燃え上がっている二人に、こんな所から叫び声を上げるしかなかった。  
あと一瞬の間があったなら、そのまま熱湯弁をONにしていた事だろう。   
しかし、哀しいかな、その時であった。  
『ピーピーピー』  
アダリーの電子脳に、哨戒警報が鳴った。  
「あ? この宙域で、所属未確認艦影発見っ!? なにぃぃぃっっ!!!!」  
逆ギレ暴発寸前のアダリーとフェンリルの前に、突如、怪しい黒塗りの船が現れたのであった。  
通信がアダリーだけ分かる経路で送られてきた。  
「そこの貿易船に告ぐ、そこの貿易船に告ぐ、我々はこの宙域を縄張りとする宇宙海賊  
 ギャンディック一家だっ!! 大人しく積み荷を寄こせっ!! そうしたら命だけは助けてやるっ」  
そいつらは、現れたと同時に、アダリーに所属確認をさせるまでもなく自らの正体を明かした。  
そして同時にフェンリルの包囲体制に入る。  
サバサバした海賊行為を見ると、そこそこの年期が入った一味なのだろう。  
しかし、今日の相手は、ちょーっと、いつもとは手はずの異なる相手だった。  
「あぁん? 海賊風情が、このアタシに喧嘩を売ってくるだぁ?」  
現在進行形で怒り沸騰中のアダリーに、傲岸不遜な態度で海賊行為を要求する彼らは  
アダリーの怒りの炎に油を注ぐだけでしかなかった。しかしである。  
「いや、待て・・・、一応私は、ナビゲートコンピューター・・・ 主人の指示をこういう時は仰がねば・・・」  
そう言って、アダリーは自分の一般的な社会地位を頭の中に浮かべた。  
『人工知能コンピューターは、有事の際以外では人間の指示を仰がねばならない』という規約がある。  
「あーん、もぉ・・・パイロットに連絡か・・・って、あっ・・、あぁーー!!!!!」  
アダリーは、その時、風呂場でどんどんハァハァ状態を加速させている主人達の事を思いだした。  
 
カインはレフィの柔らかいおしりの肉を掴み、それを揉む。  
ハリのある肌と、そして割と安産型の肉付きの良いおしりがカインの欲情をそそる。  
幼さはまだ残すモノの、女としての体を思うと、レフィは夢中になるのにあまりに十分な女性であった。  
カインは唇から首筋にキスを移動させておしりから背中を万遍なく手で愛撫する。  
笑ってしまうが、中年オヤジは、この幼妻に本音で惚れていた。  
健気であることも、女性としてその肉体が魅力的であることも、その理由かも知れない。  
彼女が自分に惚れこんでいるのも、理由かも知れない。  
だが、受け身な思いよりも遙かに、欲しいと思う気持ちの方が強かった。  
一緒に死線を潜り抜けたから? それが共感に? そう理由を考えるけれど、それは因子の1つでしかないと思う。  
何故人を好きになるのかの理由付けなんて、それを正確に知る必要はないと思う。  
それよりも、ただ抱きしめたときに、そこに彼女が居るという安心感で自分が幸せを感じられるのなら、  
いつまでも大事に抱きしめて自分から離したくないと思う欲情で、彼女を拘束し続ける努力の方が意味があると思った。  
それはレフィも同じだった。 抱きしめられるだけで頭が逆上せ上がる。 それが惚れたモノの弱みだ。  
でも、抱きしめてくれる今があることは、それはとても幸せな事だと思った。  
一人で居ることほど寂しいことは無いのだから……。だからよけいにおねだりをしたくなる。  
相手が自分を求めてくれることを確かめたくって。  
カインは少し思う。 もし自分とレフィがこんなに歳が離れて無くて、お互いが歳相応のつがいであったなら、  
僅かな迷いさえも生まれない事だったろうにと・・・。  
だが、その年齢差という時間のギャップが  
お互いにお互いを上手く補間しあっている事に、二人は気付いていなかった。  
幼妻を貪る駄目中年の二人であることが、凸が凹に合わさるように調和していた事などと……。  
 
「カイン…… お腹に……キスして欲しい……」  
そう言ってレフィはポニーテールをストーレトに落として、水で髪を背中にぴったりと張り付かせたままで  
自分のへそを中心にお腹をカインの前に出した。  
「お腹に?」  
レフィの哀願に、多少の戸惑いを感じながらも、カインはレフィのお腹に言われるままにキスをする。  
と同時に、腰回りからお腹やお尻にかけての下半身を手で愛撫した。  
「はぅんっ………カイン……手がやらしいよぉ………」  
そう吐息を漏らしながらもレフィはカインの手に自分の手を重ねて、  
自分の快楽が欲しい体の隅々にカインの手を誘う。  
「いやらしいのは、どっちだよ?」  
カインはレフィの貪欲な手の誘導に誘われながら、レフィが感じる性感の部分を丹念に手で撫でつけ回す。  
「ああっ! はぁ・・はぁ・・、カイン………、手だけでいっちゃいそうだよぉ………」  
レフィはカインの気持ちの籠もった愛撫に、僅かに涙を浮かべて息を荒くした。  
「レフィッ!」  
カインは体を震えさせるレフィに、今度はお腹の更に下の秘部に唇を移動させる。  
そして彼女の割れ目になま暖かい舌を差し込んだ。  
「きゃぁんっ!! カインッ! 舌ぁっ!!」  
敏感になっていた秘部に、クンニをかけられてレフィの体は快楽の波で疼いた。  
カインはレフィの秘部を指で開き、その花弁の様な所を舌でなめくり回す。  
「きゃんっ!あっ ああっ カ…カイ・・あっ はぁっ あぁ・・」  
猛烈な勢いで舌を使われ滴る愛液をズルズルと音を立てて飲まれて、  
レフィはこみ上げる快楽に頭の中を白くさせていった。  
上から降り注ぐシャワーの湯の粒が、敏感な肌に当たるごとに、快楽の感度を後押ししていく。  
カインはカインで、水しぶきで滴るレフィの美乳を見上げながら、レフィの一番大事なところを凝視し  
それをいたぶることで、たまらない快感を感じていた。  
この娘が欲しい。 ただ野獣の様な欲望だけがカインの頭脳を刺激した。  
 
「うわぁぁっ アイツら、どんどんエスカレートしてるよっ どうすりゃいいのよっ!?こんな時にっ!!   
 ピンポンパーンって、萎える音鳴らせっていうのかよっ!?」  
アダリーは、ハァハァ指数をガンガン風呂の中で上げている二人を監視していて絶句するしかなかった。  
そんなこんなで、大慌てしている間に海賊船は無言の圧力で迫ってくる。  
「どうしたっ!? 貿易船っ!? 返事はまだかっ!?」  
その、なんたらかんたら一家は、沈黙を守ったままの変な形をした貿易船  
(というよりは、戦闘艇に見えなくもないのだが、軍属のマークも無い所を見ると貿易船としか言いようがない)  
に、もう一度警告を与えるしかなかった。  
多勢に無勢である。 この状況下で要求を飲まないのは宇宙の阿呆といえよう。  
しかし、相手からの応答は無い。  
「ええいっ!! フォトン弾でも脅しに撃っておけっ!!」  
その艦隊の頭領は、景気付けに一発、発砲を命じた。  
1隻の艦艇から、フォトンビームが発射される。  
「うわぁぁっ! 撃って来やがったっ!! フォースシールド強制展開っ!!」  
アダリーは相手の発砲を確認すると、自衛の為にシールドを展開する。  
フォトンビームはフェンリルのシールドに当たり、僅かに船が微動した。  
 
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(ん?なんか今、揺れた?)  
あそこを弄くり回して(回されて)盛り上がっている二人は、微妙に何か振動を感じたが  
そんな大きな揺れでも無かったので、自分たちが震えているのかどうかと錯覚した。  
そして、揺れが消えると、何でもなかったかと思い行為を続け始める。  
「カィン〜 ああっ・・・あああっ、もう・・私・・・私・・・はぁっ」  
レフィはカインにクリトリスを集中的に攻められて、体の痺れを我慢できなくなり始めていた。  
 
「ああっ!!そこっ・・んんっ・・弱いのっ きゃんっ! 駄目よカインッ!!」  
レフィは秘部をなめくり回され、刺激で突起したクリトリスを攻められ続ける事で  
頭や体のぼんやりとした感じ、いや、つまり快感に震えを押さえることが出来なくなった。  
「にゃにぎゃ、だみぇにゃんだゃ?」  
カインはレフィの秘部を愛液ごと飲みほしながら、執拗にクリトリスを攻め続ける。  
ここの具合がこの娘は特に良い事は、もはやカインにとっては当たり前の事として認識されていた。  
と同時に、何度もそこを刺激する事で、より彼女の感度を良くしようという努力を行ってきたのだ。  
Hに慣れていくごとに、彼女の弱点はより強い弱点となり、攻める側には分かりやすい刺激点になっていった。  
それを成長というのだろうか? それは、よくわからない。  
だが、カインには、そういう努力は楽しい事だった。  
この幼妻が自分の調教でどんどん淫乱になっていくのを感じる事が、特に……。  
自分の性処理の為の肉便器として、強姦し続ける事も良かったのかも知れない。  
毎日、毎日、嫌がるレフィを力で陵辱するのだ。それはそれで、興奮の連続だったろう。  
でもそれよりも、レフィが自ら快楽に溺れてその裸体を恥ずかしく弾けさせる姿を見ることの方が、  
カインには快絶だったのだ。 何故だろう? チンチンだけを気持ちよくさせる肉の道具にする事は、  
レフィの自分以外に生活的に縋ることの出来ない今の状況を利用すれば、簡単な事だったハズだ。  
でも、それよりも、彼女が自分から体を開くように成る事の方が、カインには大切な事だった。  
何故だろう?  
理由を見つけるのに、単純に愛しているからとか、そう言う言葉で割り切るのは簡単な事だった。  
だが、それよりも、もっと即物的な事………、そう、即物的な事として………  
レフィが自分に微笑んでくれる事が、一番自分の安らぎになる事………  
それが………カインとって、最も分かり易い理由だと思えた。  
こうやって、愛すれば愛するほど、レフィの微笑みは豊かなモノになっていく……。笑顔が綺麗なのだ。  
カインにはそれは大切な事だった。  
空しい戦場を駆け抜けてきたカインにとっては、チンコの快楽よりも、それは、とてもとても大切な事だった。  
 
「駄目ぇっ!! カインッ!! ああっ!私っ……私っ……」  
カインに弄くり回されて、ポロポロと涙を零すレフィ。  
快楽が体を縛り、何も考えたくない……、このまま気持ちよさに全てを預けたい衝動に駆られた。  
だが、それにまだ、懸命に抵抗するレフィ。  
「だから何が駄目なんだよ?」  
舐める舌を離して、涙さえ零して駄目を連呼するレフィに、カインは微笑んで問い返した。  
「やんっ! 辞めちゃイヤだよっ!!」  
レフィはカインの舌触りが途切れたのを感じると、  
それがより不満になって両手でカインの頭を秘部に押しつけた。  
「ぐわぁっ」  
無理矢理、元の舌での愛撫に戻されて、仕方なしにチュバチュバと秘部を舐め直すカイン。  
「駄目ぇっ、これ以上、気持ちよく成ったら……またカインの事、好きになっちゃうっ!!  
 もう、いっぱいいっぱい、こんなに好きなのにぃっ このままじゃカインにずっと抱かれていないと  
 生きていけない体になっちゃうよぉっ!!」  
レフィはそう言って、快楽に沈む自分に恐怖した。 『欲しい』 その欲望だけが体を突き動かす。  
でも、その欲情に飲み込まれれば飲み込まれるほど、より渇望は深くなるのだ。  
愛は麻薬と同じだった。 深くはまればはまるほどに、その依存性が強くなる………。  
それがレフィは本能的に怖いのであった。 カインを失う事が自分が死ぬ事と同義に近づいていくことが。  
でも辞めることは出来なかった。  
やはり『欲しい』のだから……。  
そんな可愛いことを言うレフィに、カインの性欲は激しく刺激された。  
舌だけでなく、指も動員してカインはレフィを快楽の渦に引きずり込もうとする。  
「ああああっ!! もう駄目っ!! イっちゃうっ!!私っ、イっちゃうっ!!カインーーーー!!」  
レフィは、更に猛烈な刺激をクリトリスとその周辺に与えられて我慢の限度を超えてしまった。  
「ああああああああっっっ!!!!!」  
可愛らしい絶叫とともに、カインのクンニリスニングだけで、レフィは絶頂に達してしまった。  
 
「あああああああっっっ!!!!!!」  
レフィが絶叫するのと同時に、別の所で絶叫している人工知能が居た。  
「あの馬鹿二人がっ!! あの馬鹿二人がっ!! あの馬鹿共がぁぁっ!!あああああああっっ!!!」  
アダリーの電脳空間での絶叫は続く。  
「くそっ シールドだとっ!? 本当にアレは貿易船かっ!? ええいっ かまわんっ撃ちまくれっ!!」  
海賊の頭領は、威嚇のためのフォトン弾がシールドに弾かれたことに驚愕するしかなかった。  
(フォースシールドを装備した船? それは軍用なんじゃないのか?)  
不穏な思考が海賊の頭領の頭を過ぎる。 が、もう一発撃ってしまったからには後には引けない。  
状況を考えるに、力づくでねじ伏せるしか道はないと思えた。   
だから各艦のフォトンビームがフェンリルに向かって連射される。  
「ちきしょうっ!! こっちが困ってる時に、バカスカ撃って来やがってっ!!!」  
アダリーは相手が本格的に攻撃を仕掛けてきたことに、舌打ちをするしかなかった。  
「フォースシールド全開っ!! そんなナマクラのフォトンビームなんか、アタシに効くかっ!!」  
アダリーは省エネでシールドを展開していたのを辞めて、全力でフェンリルにシールドを展開した。  
これだけ弾を撃たれたら、流石に衝撃で艦が揺れると思ったからだ。  
盛り上がりまくっている二人に、外野からチャチャを入れられたくない。  
そんな、奇妙な親心がアダリーの電子脳に走った。  
だから、フォトン弾の威力が全くかき消されるほどのシールドを広げたのだ。  
そしてシールドはフェンリルから、フォトン弾を強く弾く。   
こんな宙域の3流海賊の貧乏フォトン弾など、フェンリルのシールドの前にはそよ風でしかなかった。  
だからといって、今の状況が好転する訳でも無かったのだが………。  
「パイロットォォッッ!! パァーイィィロォォットォォォッッッ!!!」  
アダリーの、血の涙の絶叫が、電子頭脳の中を駆けめぐった。  
 
 
「ふぅうぅん………」  
レフィは、カインのクンニで絶頂に達して意識を朦朧とさせていた。  
しかし、レフィの痴態を見続け元気になったカインの肉棒は、その欲望の捌け口を求める。  
カインは、にやりと歯を輝かして、絶好のタイミングを見いだした。  
「レフィッッ!!」  
カインは呆然とするレフィにまた唇を重ね、そして今度は愛液で濡れすぼまった膣に  
ズブリと自分の肉棒を突き刺す。  
「んんんっっっ!!!」  
全く無防備な状態でカインに覆い被さられ、肉棒をお腹に深く埋め込まれて、絶叫しようとするレフィ。  
しかし、カインが唇を塞いでいるので、声を出すことさえままならなかった。  
カインはレフィの体ごと持ち上げて、座位の格好に体位を変化させてた。  
そしておもむろにレフィのヒダの良さを貪って味わうように、ピストン運動を始める。  
レフィもカインの後ろ首にまで両手を回してキスを続けながら、カインの肉棒を腰で求めた。  
レフィは、朦朧として絶頂から落ち着こうとしたその時に、  
もう一度、もっと強烈な攻撃を食らって、何も考えられなくなっていた。  
ただ、カインの欲情のままに子宮口まで突かれる肉棒とその熱さを感じて、よがり狂うしかない。  
「んんんっ!!! んんんっ!!!んんっ!!」  
レフィの甘すぎる曇った声が風呂の中で反響する。   
シャワーが二人を叩くように濡らし、そして二人の体の振動は、より激しく加速していった。  
カインがレフィが、お互いの肉と肉の交差に、そして愛の交差に、思考を狂わせるしかなかった。  
暖かい………。 それが二人の心を満たしていく。  
 
 
フォトンの弾がフェンリルを襲う。 シールドが激しくそれを弾く。  
そしてアダリーが電脳空間で絶叫していた。  
「パイロォットォォッッ!! パァイロットォォォッッッ!!!」  
しかし、アダリーが幾らここで泣き叫んでも、  
奴らはクライマックスに向けて一直線に加速しているだけだった。  
もう、言葉が交わされ無くとも、二人のお互いが欲しいという渇望が、観察だけで伝わってくる。  
なんて気持ちよさそうに、こいつらは合体してやがるんだろうかっ!!  
その光景に、アダリーは戦慄するしかなかった。  
『止められないっ!! 止めるわけには、流石にいかないっ!!』  
人の恋路を邪魔する奴は、馬に蹴られて死んでしまえ  という、有名な格言があるように、  
今のアダリーは、野暮が絶対に出来ない状況に追い込まれていた。  
「う、うへへへへっ……うきゃっきゃっきゃっきゃ……パッ、パッ、パイロットォォ〜〜」  
アダリーはフォトンの集中砲火を弾きながら、その精神回路がボロボロ寸前になるまで、追い込まれた。  
「うはははははっ!…………うへへへへっ!……………うきゃきゃきゃきゃっ!………うきょきょきょっ!!」  
アダリーの精神回路に、怪しげで意味不明な、言語というか記号というか文字というか  
なんだかよく分からないものが乱舞していく。そしてそれがある一瞬まで続いた後に………。  
『ブチンッ』  
奇妙な音が電脳空間に響いた。  
 
 
「レフィ……、たまんねぇ……お前の中に出したい……」  
キスを解いて、言葉をかけるカイン。  
段々限界に近づいてくる事を悟ったカインは、赤裸々に自分の欲望をレフィに伝えた。  
その言葉を耳にして、涙目に成って、ただ下から肉棒に突き上げられる刺激に甘い声を漏らしながら、  
レフィはカインの猛々しいまでの欲望を本能的に理解する。  
「あああっ……ハァ……ああんっ!! いいよっ………カインッ………  
 ハァ………うっ! ああんっ!! あっ……私も……カインの……お腹で受け止めたい……」  
レフィは爆発寸前になっているカインのそれを感じて、それを全て欲しいと思った。  
「ああっ ああああっ!!」 レフィの甘すぎる声が漏れる。  
 
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「これって、有事よねぇ? ええ……そうよ……これは有事なのよ………」  
アダリーは暗い電子脳の深い闇の中で、薄ら笑いを浮かべるしかなかった。  
その思考に、もし表情なるモノがあったとしたら、それは死神よりも恐ろしいものであったろう。  
「有事って事は大変な事だわ………、そうよ……パイロット不在で海賊に襲われているんですもん……  
 こんな滅茶苦茶な状態は無いでしょう………そうよ、これが有事以外の何だというのよ?」  
アダリーはそう言って、人工知能の大原則の文字を頭の中に浮かべる。  
『人工知能は 『有事の際以外は』 人間の指示を常にあおぐ事』  
その項目を前にして、何度もアダリーは、『有事の際以外は』 という言葉をなぞる。  
「有事の際以外は、人間の指示をあおぐって事は、  
 有事だったら、私の好きにやっちゃって良いって事よね?つまり……」  
そう言ってアダリーは、自分の精神を救う活路を見いだして、恐ろしい微笑みを浮かべた。  
アダリーの(目があったらだが)目がキラリと光った。  
 
 
「私を、犯(や)ってっ!! カインーーーッ!! 頂戴っ!! ああああっ!! カインカインッ!!  
 カインのをっ!! 私に・…・私を……全部奪ってぇぇっ!!! 」  
激しく腰をグラインドさせながら、レフィは風呂場で絶叫する。  
「レフィッ!! レフィィッ!!」  
カインは、とにかく限界寸前まで自分を追い込んだ。  
 
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「そう………レフィ……殺(や)っちゃっても、いいのね? そう……それは良かったわ………  
 コ・パイロットと私と意志の疎通も成り立ったわけね。 そう、それはとてもいいわ……  
 うふふふ、レフィ、貴方の望み通りに、アイツらを殺(や)っちゃってあげるから、安心して楽しみなさい……」  
アダリーは、勝手な解釈と素晴らしいデバガメ行為を用いて、自分のカーゴの中から  
スペシャルウエポンを、引っ張り出した。 ああ、いつ見ても、この『長モノ』はイイモノだ……。  
カインの長モノなんかよりも、13億6千光年ぐらい、遙かに『ソレ』はイイモノだとアダリーは思った。  
「可哀想ね……宇宙の海賊さん達………。  
 でも、アタシに宇宙で出会ったのが運の尽き……。  
 あなた達は、出会う相手が悪すぎたのよ…………」  
アダリーはそう言って、奇妙な笑いと共に、その『長モノ』をガコンガコンとミサイル発射管に充填していく。  
 
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「好きぃっーー カインッ!! 大好きぃぃっ!!」  
ぎゅうっとカインを抱きしめてレフィは叫ぶ。  
 
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「好き……、もう、何もかもが……、好き………、この赤いマークが特に好き………」  
そう言って、アダリーはミサイル発射管に何本も充填された『長モノ』を見つめてウットリした。  
 
 
「レフィ……っ!」  
カインは遂に阻止限界点に到達したことを悟り、レフィの膣から反射的に肉棒を取り出そうとする  
しかし、レフィは一生懸命その手と足でカインの動きを押さえ込んで、涙をポロポロと零した。  
「カイン……迷わなくて……イイよ……。 私なら大丈夫……、もう2年前より体も十分大人になったよ……  
 ずっと私の体が大きくなるまで我慢してくれてたの、知ってるよ……だから………  
 お願いだよ……私、欲しいの……カインの……赤ちゃん………」  
そう言ってレフィはカインの唇に軽くキスをする。 そのキスと言葉に、カインは僅かに微笑んだ。  
そんな彼女の女性の本能に、カインは苦笑して、そして腹をくくるしなかかった。  
幼いといえど、自分の嫁さんなのだ………、そう、迷うことなど何も無い………。  
そう思うと、肉棒をレフィの膣から抜くのを辞めて、最後のゴールまでピストン運動を加速させるカイン。  
 
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「そうよ、私……迷わなくてもイイの……私はよく耐えたわ………みんな分かってくれてるの  
 私が十分我慢してきたことは………だから、私は、アイツら(海賊)の命が欲しいの……  
 私の怒りの捌け口の為に……………… そうよっ!! 私は……欲しいのよっ!! 」  
アダリーは、そう言って独り言を呟き、おもむろにミサイル発射の電子スイッチを押して叫んだ。  
「ドラウプニルッ!! 連続発射ぁぁぁっっ!!!!」  
アダリーの叫び声と共に、大量の『長モノ』がフェンリルのミサイル発射管から放たれた。  
そして、そのミサイルは猛然と相手側の艦まで突撃し、有無を言わさずに命中して、巨大な大爆発を引き起こす。  
「なっ!! 何だっ!? この馬鹿でかい白熱光はぁっ!!!!!」  
海賊の頭領は、突然、目の前の船から反撃のミサイルが発射されたことに絶叫するしかなかった。  
そしてその爆発の巨大な閃光にも。  
「オヤビンッ!! これは、小型の核ミサイルですっ!!!」  
子分がミサイルの爆発組成を探知して、同じように叫び声を上げる。  
「か、核ミサイルだとぉぉっ!?」 海賊の頭領は、子分の言葉に驚愕して口を大きく開けるしかなかった。  
 
「ああっ!! ああああっ!!カインッ!! ああああっっ!! カインッ!!!!」  
激しく突き動かされる快楽に、レフィは2度目の絶頂を迎えようとしていた。  
こうやって、自分をずっと気持ちよくしてくれる心遣いに、レフィは堪らない愛を感じる。  
体の快楽と、思いの絆が螺旋を描いて、レフィの意識を滅茶苦茶にするのだ。  
「レフィッ!! レフィッ!!」  
カインも心拍数を激しく高めて、勢いの一発を子宮めがけて撃ち込もうとする。  
 
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「うきゃきゃきゃきゃっ!! 死ねっ!死ねっ!死ねっ! 宇宙の屑共がっ!  
 私は宇宙の魔狼フェンリルッ!! 私の相手など、100億光年早いわぁっ!!!」  
アダリーは、ドラウプニルをありったけ、その哀れな3流宇宙海賊にぶち込んでやった。 宇宙が白く輝く 
 
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「ああっ!!イクぅっ!! イっちゃぅぅっ!!!カインッ!! 私、イっちゃうぅぅっ!!!」  
2度目の絶頂を迎えて、レフィは、はしたなく絶叫と体の震えを生み出した。  
 
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「逝っちゃいなさいっ!! 逝っちゃいなさいっ!! 私も分からないあの世の世界に逝っちゃいなさいっ!!  
 私の道を阻んだ愚かモノは、全てみんなそこに逝っちゃうのよっ!! ぅわーぁははははははははっっ!!」  
アダリーは、宇宙海賊を核ミサイルで滅多打ちにしながら、魔狼に相応しい嘲笑を宇宙に木霊させた。 
 
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「レフィッッ!!!」「カインッ!! あああああああああああああああああああっっっ!!」  
レフィは快楽で腰をガクガクさせながら、そしてその時、強く子宮口に押さえつけられた肉棒から  
熱い液体が自分の体の奥深くに物凄い勢いで噴射されたことを感じた。その熱さがレフィの意識を真っ白にさせる。  
まるで外の宇宙が、閃光で白銀の世界であるのと同調するかの如く、レフィとカインは意識を真っ白にさせた。  
そしてその場に倒れ込む。  
 
 
アダリーが、核ミサイルで宇宙海賊を壊滅させて掃討した後、彼女自身ようやく平常心を取り戻した。  
意識を失った主二人は、風呂場でシャワーに当たり放しで倒れ込んでいる。  
アダリーは、ふふふっと笑いながら、可愛い二人のためにシャワーを止めてやった。  
家族を失ったのなら、二人で新しく作ればいい。 そういう単純な発想はアダリーには好感が持てた。  
ならば、おそらくもう暫く待てば生まれて来るであろう二人の子供の名付け親になってやろうかしらと  
姑の様な事を考えて、電子脳の中で微笑んでみるアダリー。   
少しデーターベースを開いて言い名前でも閲覧してみる。  
そんな、柔らかな午後の一時を過ごしている間に、倒れて気絶していた主二人が目を覚ました。  
アダリーはそれを、またモニターする。  
 
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「あれ? 私たち………気絶しちゃったんだ………」「みたいだな………」  
「もう、カインが激しいんだから………」「ははははは……」  
「カインの……赤ちゃんの……その……ね……私のお腹の中にまだ感じるよ……」「…………」  
「幸せだよ………私……カイン………」「そうか………でもな………」  
「でも?」「……1回、2回じゃ、まだまだ心許ないから、第3ラウンドいってみようか?」  
「えーーーー!! もぉっ!! やっぱりカインのHィッ!!」「わははははっ ま、いいじゃないのっ」  
「もー、さっきと同じくらい良くしてくれなきゃ、拗ねちゃうんだからっ!」「…なんだレフィも、まだまだやる気じゃないか」  
「えっ………だって……、夜はまだまだ、こ・れ・か・ら でしょ?」「ははは、だなっ」  
 
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二人の、ノーテンキな会話の流れをデバガメして、最後にアダリーはズッこけた。  
開いた口が塞がらないというのは、こういう事だろう……。   
アダリーは目眩を覚えて二人のモニターを辞めることにした。   
『ブチンッ』 その音と共に、二人の個室のカメラ回線がアダリーのモニターから切断された。  
 
 
(翌日)  
「あらあら……私に全部艦のコントロールを任せて、昨夜はさぞお励みになったようね?」  
デレっ微笑みながら、コックピットルームに顔を出した二人を前にして、アダリーは冷たく皮肉を口にした。  
「いやぁ……若さは、盲目って事で………」  
カインは、顔の緩みを取りもせずに、昨日の頑張りすぎを思いだしてデレデレした。  
後ろのレフィも、ちょっと昨日は燃えすぎたかなとか思って、顔を赤らめて、キャーと小声で喚くしかない。  
(若いって………若いのはレフィだけだろう!? お前は立派な中年オヤジだっ!!)  
アダリーはカインの言葉に、強い反発を覚えたが、そこはそれ250歳のコンピューター。  
ツッコミ等という野暮なことをしては品性が落ちるというモノだった。  
「ところで、何か、変わったことは無かったか?」  
カインは一応、船のパイロットらしく現状報告をアダリーに求めた。  
「いえ、特に何も…」  
アダリーは、昨日の事など忘れてしまったかのように冷たくそう返す。  
「……ん、なんだか、つっけんどんな言い方だな、アダリー……」  
カインはアダリーの歯に何か引っかかったような言い方に、違和感を覚えた。しかしアダリーは冷静だ。  
「いえ、特に何も…」  
同じ言葉を繰り返して、カインの言及をはねつける。 その圧力に「うっ」と言葉を失うカイン。  
 
「ねぇ、アダリー、昨日、ちょっと揺れなかった?」  
レフィは風呂場での情事の時に、僅かに感じた違和感を思いだして、それを尋ねてみる。  
その問いに、アダリーはふっと微笑みを浮かべるしかなかった。  
「あ、それはね、エーテル流のちょっとした風に当てられたのよ……対したこと無いから報告しなかったの  
 二人の 『お楽しみ』 の邪魔はしたくなかったですからね…………」  
アダリーは最大の皮肉をもって、軽くレフィの問いかけをはねのけた。  
お楽しみと、釘を刺されて頬を引きつらせるレフィ。 だから、それ以上は何も言えなくなった。  
カインは、アダリーの高圧的な態度に、昨日の頑張りすぎの事を茶化されてると感じ、話題を辞める事にした。  
「ま、異常なしなら、問題無しだな……それじゃ……」  
一呼吸入れて、カインは精悍な表情を作る。  
「俺達の目的地を目指して……フェンリル、全速前進っ!!」  
そう言って、カインは目の前の漆黒の宇宙に向かってビッと指を指す。  
その言葉を聞いて、ピシッっと電子脳の中で血管を浮かび上がらせるアダリー。  
しかしアダリーは、主の指示通り  
フェンリルの核インパルスエンジンに火を入れ、全速力で宇宙を疾走するのだった。  
スタートレーダーに、休日など無い  
 
(終)  
 

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