ストジャで短編  レイ×ネリ  
 
「……ぁ、ぁあのぅ……」  
「…んー?」  
「こ、これ以上は…ちょっと、……んん…その…」  
「?」  
「あ、あの……ぅ…その……」  
「なに?」  
「…ぁ…だっ、……っっ……んぁ…」  
「?――?」  
「……………」  
(だ、駄目だわ。どう言っても自分から催促してるみたいで。そんな真似、私にはとても…)  
大体、そんな事ちょっとでも口にしたら、「やーんらしーぃ(含笑)」とか、「エッチなコだなー(笑)」とか色々言われたり、思われたりして、イロンナ意味で恥ずかしい目に合されるに決まっている。  
「…………」  
「? どうかしたのか?」  
(こっ…このやろう…)  
心の底から愉しそうなこの男の横っ面を引っぱたいてやりたい。そんな気持ちだ。  
「ぃ、いえ…。」  
「?」  
(うううう…。とても言えないわ「それはもう結構です(意訳)」 なんて事は、口が裂けても言えない…)  
それに、  
(これはこれで、かなり気持ち良いって事が一番問題なのよね…)  
何時までも身体を触られ続けるのは猛烈に恥ずかしいので、適当な所で切り上げて欲しいのだ。けれど、変に気持ち良かったりするので流されてしまう。  
(本当に愉しそうだなー。スタインバーグさん)  
今度、スタインバーグさんばっかりズルイって言ってみようかなぁ。  
 そんな事を考えつつマタシテモ流されていくんである。  
 
END 06/04/26  
 

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