「えへへ~~~和ちゃん」  
「こ、暦先パイ…な、何を!?」  
白灰和は、自分の部屋で押し倒されていました、  
しかも押し倒してきたのは貞島暦という、れっきとした女である。  
「こ、これは何の冗談ですか先パイ!」  
「和ちゃんが、悪いんですからね!傷心の私の前で、そんな髪を切って…先輩と同じ顔をするから…」  
ちなみに暦は、和の兄である白灰裕の事が好きだった女だ、  
その思いは片思いの男を追い上京し、同じマンションの隣に引っ越すという  
ストーカー行為をする程に強かった。  
しかし裕は、性転換して裕子という女性になり、高校時代に入っていた応援団の  
団長と付き合っており、しかも今では遥かアメリカに旅立ってしまってたのです。  
「あんなに好きな先輩の顔と似ちゃって、もう…私は我慢できないのです!」  
そして寂しく感じる間もなく入れ替わるようにして、引っ越してきた妹の和に、  
暦は複雑な思いを抱いてたのだった…  
そしてその思いは、この夜についに爆発してしまったのだった。  
「というわけで覚悟するです…はぁはぁ、優しくしますから~~~!」  
「いやぁぁぁ!!!変態~~~!!!」  
「そうです変態なのですよ!だから…和ちゃんも仲間入りするのです!!」  
なんとか被さってきた暦を、押し退けようとする和…しかし凄まじい力に押され、  
逆に着ている服を剥かれていく有様だった。  
「あぁ、平べったい胸…私と同じで、親近感が沸きます~」  
「ちょ、やめ!おっぱいに頬擦りしないでよ!!いやぁ…あぁ!!」  
晒された胸に愛しく頬擦りし、さらに口を付け乳房を舌で舐め這わせていく。  
その刺激感は和の頭に無理やりに突き刺さっていた、  
同姓にこのような性的な刺激を感じさせられてしまい、  
屈辱感をも同時に感じさせられていくのでした。  
「いや…やめて下さい!こんな…あぁ!!」  
「ふふ…感じているくせに~」  
「か、感じてません!」  
「気持ちよくなってるくせに~!」  
「気持ち良くなんて…むしろ悪いわよ!」  
「じゃあ…どうして濡れているのですか~?」  
「!?」  
何時の間にか暦の手は、和の陰部へと潜り込ませていました。  
そして股間の下着の内部を問答無用に弄るのです、そこは湿ってて、  
その部分をグチャグッチャと乱暴に弄り続けていく…  
「あぁ!や…やぁ…そ、そこは…」  
 
「こんなにして、まだ感じてないと、気持ちよくないといいますか?」  
「なってない…感じてなんかいない!」  
もう和も意地だった、実のとこ最初は気持ち悪い感覚だったのだが…  
こうして弄られて続けられる内に…快感といっていい感覚を確かに感じてたのだから。  
でも心で拒否続けていく…変人の仲間入りをしたくないという、一心で!!  
「うふ…なら、こうされてはいかがですか?」  
 
グチュグチュゥゥ!!  
 
「ひっ!あぁぁぁ!!!!」  
次に暦は指を思いっきり、和の膣内へと入れていく…  
そして内部を掻き回すように、暴れさせていくのだ。  
「あぁ!いやぁぁあぁぁ!!!!」  
あまりの衝撃に暴れるように身体を震わす和、そんな様子をご満悦の顔で眺める暦…  
「うふふふ…可愛い、とっても可愛い悶えぷりですね~~!」  
「ううう…あぁ!!」  
和は悔しかった、こんな羞恥の姿を人の目に晒す事に…  
しかしこれで暦が満足するわけが無かった、  
頃合かと思ったのか、目を欲望でギラつかせながらに、  
自分の履いてるスカートを捲ります、そして…  
下着を脱いで、その中に隠された代物を解き放ったのでした。  
「はぁはぁ…え!な、何よソレ!!?」  
「どうですか、和ちゃんと結ばれるために付けてもらったんですよ」  
あまりの感じさせられる刺激に放心しかけた和だったが、その目の前に現れた物体に、  
大きく目を見開かせ、驚愕するのでした。  
「お、男の…おちんちん!ど、どうして暦さんに…」  
そう…暦が取り出した物体は、紛れもなく男の性器だったのだ。  
しかもそれは暦のアソコ…陰核のあった場所から勃起して生えている。  
「驚きましたですか?」  
そして生やした物を愛しく摩りながらに、暦は更なる告白をしていた。  
「これはね…あの白灰先輩が切ったのを移植してもらったのです」  
「な!!?」  
なんと暦のソレは、和の兄である裕が切り取った代物だという、  
何らかの手で暦は移植してもらったらしい。  
もちろん機能はそのままで…  
「うふふ…これで先輩と一つになれました~幸せです~」  
「いいの!そんなので幸せになってもいいの!?」  
「まぁ、何にせよ、これで一つになれますよね~ふふ」  
和は青ざめる、兄の性器で…しかも同姓と、こんな形で結ばれるなんてと…  
あまりの変質な犯され方をする事に、愕然とするのだ。  
 
「や、やだ…そんな物を入れないでよ!!」  
「もう遅いです…えい!!」  
何としても逃れなくては…そう思う和だが一足遅かった…  
暦は無理やりに力ずくで行為を成していくのだ。  
スカートを捲られ下着も剥かれ、その聳え立つ代物を…一気に押し当てる!  
「やぁぁ!!やめ…あぁ!入れちゃだめぇぇ!!!」  
そして貫くのだ、その男の性器が和の秘裂を押し開け、  
入り口を歪ませながらに一気に奥へと挿し込まれてゆく。  
「きゃぁぁぁぁぁ!!!!」  
「あぁ~気持ちいいです、和ちゃんの中…凄く温かくて締まってて…」  
その移植された性器から感じる女性器の感触を堪能し、男にしか感じない快感を感じて、  
ご満悦の微笑で快楽を貪り続けていく暦…  
「痛い…痛いよぉ!!」  
しかし和は、処女だった為に、激痛が全身を駈けていき、  
痛みと犯されていく悲壮に苦痛の悲鳴をあげていたのだ。  
「処女だったんですね、これはラッキー…ふふ、えいえい!!」  
「きゃぁぁぁ!!!!」  
しかし暦は、そんな和の苦しみなんて気にせず、そんな彼女の仕草に興奮してか、  
ひたすらに暦はより激しく彼女を嬲っていく。  
まるで和の悲鳴が心地いいのかのように、うっとりしながらに腰を激しく動かすのです。  
「そろそろ出しちゃいますよ…んっ!あぁ!!」  
「出すって…止めて!あ…やだ!」  
そして…そんな機能まで移植されたのか、あまりの心地良さに暦は、  
和に更なる衝撃を与えようとしていた…それは  
「いっきま─────す!うっ!!!」  
「あぁぁぁぁ…いやぁあぁぁぁ──────────!!!!!!」  
 
ドクドクドクドクゥゥゥ…  
 
射精だった、初の性体験を成し遂げたばかりの和の膣内に、  
暦のというべきか、兄のというべきか微妙な立場の精液が満ちていく…  
「はぁ~気持ちいいですぅ…」  
「いや…いやぁ…中に入ってくる…あぁぁ!!」  
完全に満足な表情をし呆ける暦、そして逆に絶望し今度こそ放心状態になっていく和、  
二人はその状態でしばらく余韻に浸っていました…  
 
そして数ヶ月後…  
「あ…あぁ…」  
 
暦は和を、また犯していた…あれからというもの、度々に関係を強要していたのである。  
初めは当然に和は抵抗していた、しかしもう諦めたのか、  
今では完全に暦の成すがままに嬲られ続けていく…しかも。  
「ふふ、女同士で出来ちゃったなんて、これで和ちゃんも立派な変人の仲間入りですね」  
「あぁ…お腹…暴れてる…」  
和のお腹は異様に膨らみ、身篭ってしまった自身を思い知らされてしまってたのだった。  
 
::::::::::::::::::::  
 
「はっ!え…夢?」  
和は暗闇の中で大きく目を見開いていた、そして周囲を見渡し確認し…  
カレンダーも確認して、ようやく安堵の息を吐いていた。  
そう…さっきまで見て感じた体験が夢だと分かったのだから。  
彼女はたった今まで悪夢を見ていたのだ。  
「そうよね…まさか暦さんにアレ生えてて、そして私を襲うなんてある筈ないもの」  
あまりのハッキリした夢の感覚を思い出してしまい、また青ざめ全身を奮わせてしまう。  
だからこそ和は、布団を頭から被り寝直す事にした。  
「さぁ寝よ寝よ、今度はいい夢を見なきゃ!」  
そう決意しながらに…また夢の世界へと旅立つのである。  
 
「ぐふふふ…和ちゃ~~~ん!!」  
しかし…和は知らない、その部屋の闇の中で、  
溜まり溜まった欲望を爆発させようとし、目を怪しく光らせる一体の獣がいる事に…  
 
その見た夢が正夢になるのは、まさに秒読みだったとさ。  
もちろんアレは生やしてませんでしたけども。  
 
【おわり】  
 

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