「さぁ、ジャンジャンやってくれ 今日は俺の奢りだ〜!!!」   
広陳に、すでに酔っ払って顔を真っ赤にした佐古の声が響き渡る 佐古にとってこんなに  
ウマい酒は初めてかもしれない その日は彼の愛と夢の結晶、ストラトス・ゼロのエンジン  
の燃焼実験に成功した日だった いつもは宴会となれば給仕におおわらわの4人も、この日ばか  
りは実験の成功に酔いしれながら仲間と談笑している   
おこぼれを狙ってテーブルの周りをウロつく提督、ランとさやかの冷戦に怯える和馬、無我夢中  
で料理にパクつく香鈴 いつも通りの、ささやかだが幸せな時間が流れていく   
「美風ってさ、気になってる男子とかいるの?」 唐突に静羽が切り出す   
「えっ! やっ・・・ 特にいないケド・・・」 突然の色恋沙汰の質問に美風は戸惑った  
「ほんとおにぃ〜?」 彩雲がニタニタしながら会話に入って来た  
「ほ、本当よ!!! そういう彩雲はどうなの?」  
「アタシは自分より強い人しか興味無いも〜ん ま、そんな男、まだ見たことないけどね」   
「ふ〜ん・・・」 こころなしか、静羽の表情が曇ったような気がした・・・  
 
 
「だいたいねぇ〜 ヒック 男なんて、女を車か何かと勘違いしてるのよ」   
「ちょっと、静羽飲みすぎ・・・ いつもの静羽らしくないよ」  
静羽はすっかり出来上がってしまっていた 彩雲は座敷で大の字になって熟睡している  
美風が静羽のこんな姿を見るのは初めてである 思えば、静羽はいままで3人のお姉さん役  
として、いろいろと世話を焼いてきた 無気力少女に熱血少女、無関心少女が一つのチーム  
としてここまでやってこれたのも、まとめ役としての彼女の存在による所が大きい  
いま、その反動が出てるのかもしれない   
「もうやめときなよ・・・」 手酌で自分のコップに酒をつごうとする静羽を心配そうに  
見つめる美風 「らいじょ〜ぶ らいじょ〜ぶ♪」   
「もぉ〜 ロレツ回ってないじゃない!! 明日も授業あるのよ」  
「おっ!! なんだぁ? おねえちゃんに口答えするのかぁ??そんな悪い口はこうだっ!!」  
いきなり静羽が美風に飛びつき、座敷の上に押し倒す 突然の事に対処出来ない美風の唇に、  
自分の唇を重ねる トックリがテーブルから転げ落ち、二人の制服が酒で濡れた  
周りにいた教官や佐古達も、その甘く危険な光景に戸惑いながら、ゴクリと唾を飲む  
香鈴はひとり、もくもくと上海ガニの身をほじくり出そうと奮闘している  
「ん、ん〜・・・ ぷはぁっっ!!!」 なんとか静羽の唇から逃げ、美風が大きく呼吸する  
「ちょっとぉ いきなり何すんのよ!!」 美風は大声を出したが、返答が無い  
静羽は美風の胸に顔をうずめて酔いつぶれていた・・・  
 
 
気がつくと、静羽は広陳の寝室のベッドに寝かされていた 静羽に割り当てられたベッドは二段ベッドの  
上段なので、今横になっているのはその下の美風のベッドである どのくらい寝ていただろうか  
厨房からは食器を洗う音が聞こえる もう宴会はお開きになったらしい   
「気がついた?」  
美風が水の入ったコップを手に、部屋に入って来た   
「迷惑掛けてごめんね 今日の私・・・ どうかしてる」  
「ううん 私こそ、いつも静羽に迷惑掛けっぱなしで・・・」   
「香鈴と彩雲は?」 静羽が訊ねる  「食器洗いと片付け手伝ってる」  
「ホント? じゃあ私も手伝わなきゃ・・・」  
ガバッと身を起こし、ベッドから出ようとする静羽を、美風が片手で制する  
「まぁまぁ、たまにはゆっくりしてなよ 私だって、静羽の介抱役って事で後片付け免除されてる訳だし」  
そう言って美風は静羽にウィンクすると、ぺロッと舌を出した  
「美風・・・ さっきの事なんだけど・・・」   
「ああ、アレ? 酒の席での事だもん 別に気にしてないよ」    
「そうじゃないの・・・ あれが・・・私の素直な気持ち・・・」   
やっと聞き取れるかすかな声で、静羽が呟く   
「え・・・?」 寝室の暗さに順応していた美風の瞳孔が大きく開く  「どういうこと・・・?」   
「最初はね、美風のこと、可愛い妹みたいに思ってたの 無気力だったり、短所も沢山あったけど、どこ  
か放っておけなかった でも、最近美風に対する気持ちが変わってきたみたい・・・ 何故かは自分でも  
よくわからないけど・・・」 そこまで言うと、静羽は切なそうな瞳を美風からそらした  
「気持ち悪いよね 私だって女なのに、女の子の美風を好きになるなんて」 静羽の目には涙がたまっていた   
「そんな事ないよっ 私だって静羽の事大好きだもんっっ」   
「いいのよ美風 気持ちはうれしいけど・・・ 私の好きとあなたの好きじゃ、多分意味が違うわ・・・」  
しばらく沈黙が続いた 窓から射し込む月明かりが、二人を青白く照らしている  
「今夜・・・だけなら・・・」美風は小声で呟くと、自分もベッドに入った  
「本当にいいの?」  
静羽の問いに、美風は自分の唇を静羽の唇に重ねて答える  
「ありがと・・・」   
涙が静羽の頬をつたった  
 
手を握り締め合い舌を絡め合う二人 互いがとても愛おしい 先に主導権を握ったのは静羽だった  
器用な手つきで美風の着衣を脱がせながら、首筋を音を立てて吸う あっという間に美風は上着とブラを脱がされた  
「綺麗・・・」静羽が目を輝かせながら美風の乳房に魅入る 「そんなに見ないで・・・ 恥ずかしい・・・」  
「ホントに綺麗よ・・・」そう言うと、静羽は美風の乳房に唇を移し、乳首を強く吸った  
「んっく ふあっ」 彩雲達に悟られないようにと息を殺す美風から悲痛な声が漏れる  
まんべんなく二つのふくらみを愛撫し終わると、今度は腋の下に下を這わせる  
「ひんっ!!」たまらず美風が身体をビクッとさせる 静羽はそれに動じず、舐め続けた  
今度は舌をヘソに移し、そこを舌で愛撫しつつ、美風のスカートを外し、パンティを下ろす  
美風の下半身があらわになった 「ここもたっぷり可愛がってあげる・・・」  
静羽の舌が、ヘソから下腹部へと移動して行く 「だっ 駄目ぇっ・・・」  
いくら女同士とはいえ、そんな所を舐められるのは美風としてもとても恥ずかしい しかし、それ以上拒  
む言葉が出てこない 静羽の唾液が、舌の軌跡として下腹部に残り、美風の髪と同じ色をした陰毛がヌラ  
ヌラと妖しい光を放つ  
静羽の舌が、美風の一番デリケートな部分に到達し、容赦なくそこを舐め回す   
「あっく んくっ ああっ」 下半身から押し寄せる快感に、美風は大きな声で喘いだ  
シーツをつかむ美風の指にもさらに力が入る  
だが、静羽の執拗な攻めは終わらない 美風のクリトリスの皮を剥くと、そこを何度も舌で転がす  
「もっ・・・もう、 イっちゃうっ・・・!!!」   
「いいのよ・・・ イっても・・・」 そう言うとさらに静羽の攻めは激しくなった  
「あん あっ あぐっ イくぅっ・・・」 美風の身体がビクンと何度か脈を打ち、ぐったりとなった  
 
口での愛撫を終え、静羽も全裸となり自分の性器を美風の性器に重ねた  
互いに後ろ手を付きながら、ほてったその部分を擦りつけ合う  
二人の激しい息遣いと、ベッドのきしむ音が寝室に響き渡る  
「美風・・・ とっても気持ちいいよ・・・」  
「わたしも・・・ またイきそう・・・」  
二人の腰を動かすペースが加速する 互いに乳房が激しく揺れ、玉の汗が飛び散る  
「あっ あうっ くふっ・・・ 美風・・・ 私も・・・イきそう・・・」  
「いっしょに・・・ いこう・・・・」  
二人の腰の動きがさらに加速した 二人共、もはや頭の中は真っ白で、大波のように押し寄せる快感にただ身を委ねている  
そして、二人は同時に果てた   
 
目覚まし時計が朝を告げる   
「美風・・・美風ってば 早く起きないとまた遅刻しちゃうよ」   
アラームを無視して眠り続けようとする美風に、静羽が注意を促す 美風はハッと目を開けた  
いつの間にかパジャマを着ている ベッドの上段からは静羽が自分を見下ろしている  
いつも通りの光景だ アレは夢だったのだろうか・・・  
と、その時 「美風・・・ ありがと・・・」 小さい声だったが、確かに美風はその声を聞き取った  
「じゃっ 先に行っちゃうよ」いつの間にか静羽は着替えを済ませていた  
「あっ ずる〜い 待ってよぉ」 そう言って美風は急いで自分も着替え始めた  
             お  わ  り  
   
 
 

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