〜朝比奈家別荘・蘭堂芹香の部屋・深夜〜  
 
 僕と彼女は見つめ合いながら、今まさに繋がろうとしていた。  
「ふ、ぁあ……あああああッ…ン、ぁあッ!!」  
 月明かりの下、一糸纏わぬ麗しい肢体を持った大人の女性の中に、僕は自身を繋げた。  
「あおおうっ! すごっ! すごっいいっ!」  
 ただ単に抜き差しを繰り返すだけで芹香のたわわな胸が揺れ、喘ぐ彼女の顔、声、全てが僕を駆り立てる。  
「凄い……熱くて……気持ち……いいです……」  
 今の気持ちを述べた。嘘偽りなき自身の本能から出た言葉。蘭堂芹香という美しい女性を、今、目の前に。  
 それから腰の動きにひねりを加え膣に新たな快楽を与えていった。  
「うれしっ、あ、あッ、ああッ、そこ、そこイイ! そこ凄いっ……は、ぁ、あッ……あン!」  
 感じた、絶頂まであと少しだと、一緒にイキたい、最愛の女性とともに。  
「あんっ…あああぁぁぁっ…ソコ…もっと…もっともっと…!」  
 さらに求める芹香さんに応えるため、本能のまま獣の如く腰を振り、犯した、限界まで。  
「芹香…僕…もう」  
「あ、ああぅ、イイ、イイわ、ああ、なっ、中で、ぉあぅッ、ん、んんッ、お願い……はああああぁァァン…!」  
「くっ……おうっ―――」  
 芹香の中に白い種を撒き散らし、僕と彼女は果てた。  
   

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