「えへ、どうかな。愛菜、似合ってる?」  
 愛菜ちゃんが可愛らしく、くるっと身を翻した。  
 「だめだ。こんなの、あたしには似合わない。」  
 悠は自分の衣装を見下ろし、眉を顰めて溜め息。  
 「これで、いいんでしょうか?」  
 香織さんは初めての服でも、堂々と。  
 「うん。三人ともばっちりだ。」  
 俺はサムアップと白い歯を向ける。シックな色合いの華麗なメイド服に身を包ん  
だ三姉妹へ。  
 ここがメイド雀荘に鞍替えしたわけでなく、あくまでもイベントとしてのコスプ  
レだが、事前に軽く宣伝しただけで前評判は上々。今日の開店を待つ徹夜の行列が  
外にできているほどだ。アイデアを出した俺は鼻高々。  
 小さくて愛くるしさ抜群の愛菜ちゃん、スリムな体型が機能的な服にマッチして  
有能なメイドさんらしく見える悠、そしてメイド長の貫禄たっぷりの香織さん。  
 予想していた通り……いや、予想を遥かに越えた素晴らしさ。  
 「それで、この服を着るのは麻雀のときだけなんですか?」  
 香織さんがくすっと笑えば、  
 「どうなんだ?」  
 悠もにんまり笑顔で迫ってくる。  
 「お兄ちゃん、夜になったら愛菜のこと……」  
 愛菜ちゃんは目をうるうるさせて、腕にしがみついてきた。  
「ま、まあとにかく、まずは仕事しないと、ね?」  
 可憐なメイドさんになった三人に迫られ、いきなり緊張してあがってしまった。  
 時計を見れば、開店の時刻までそれほど間はない。目でうながして、準備に取り  
かかる。  
 
 
 大人気、大忙しだった雀荘の営業時間が終了しても、三姉妹はメイドコスのまま  
でいる。男心をくすぐるこの衣装の真価が発揮されるのは、まさに今から。  
 「ぴちゃ、ぴちゃ、ん、んぐ。」  
 「んはっ、は、はあぁ……ちろちろ。」  
 「あん、お兄ちゃん。ちゅ、ちゅっ!」  
 椅子に座った俺の前にひざまずくのは悠と香織さん。ズボンの前割れから取り出  
した肉根を姉妹揃って熱心に舐めしゃぶってくれる。時には競うように、時には譲  
りあって、はちきれんばかりの勃起を唾液でぬるぬるにする。  
 愛菜ちゃんは俺の顔に顔を寄せて、唇をはじけさせてくる。ぷりっとした感触が、  
意識をぼやかせるほどに心地いい。  
 甘いキスで唇をうるおされ、ペニスには強烈な快楽電気が駆け抜ける。しかもそ  
れがみな最高の美少女たちによるものだから、こみあげてくる笑いを抑えるのが大  
変だ。情欲がめらめらと滾って仕方がない。  
 
 「はぷぅ。しかしこれ、いつ見てもでかいな……」  
 「うふ。大きなチ×ポだから、私たちをとっても気持ちよくしてくれるわ。」  
 丁寧に舌を這わせる合間に悠が感嘆の声をあげ、香織さんはくすくす笑いながら  
卑猥な言葉で妹に答えている。  
 「……愛菜だって、お兄ちゃんのオチン×ン欲しいよぉ。」  
 「まあまあ。夜は長いよ。愛菜ちゃんにもちゃんとあげるから。」  
 姉ふたりが男根と戯れているのを見て、愛菜ちゃんが恨みっぽい目をした。柔ら  
かな髪を撫でてご機嫌を取って、さらなるキスを注文して唇を絡ませてもらう。く  
ちゅくちゅと淫靡な水音を鳴らし、ねばっこく交わって、甘美で親密な唇結合を楽  
しむ。  
 「お、ピクピクしてきた。そろそろ、出るね。」  
 「ええ。大きなチ×ポから、白いのがいっぱい、うふふ。」  
 股間で響く声が淫らさを増している。吹きかけられる熱い吐息だけでもびんびん  
に感じる。  
 悠の指摘する通り、そろそろ限界を越えそうになっている。舌がちろりと這うた  
びにペニスだけでなく腰までひくつきそうになり、前触れの透明液がひっきりなし  
に漏れ出ている。  
「……うおっ!」  
 代わる代わる亀頭を咥え、舌を蠢かせていた悠と香織さんが同時にペニスへ舌を  
くっつけた。二枚の舌で挟みこみ、タイミングぴったしで舐めしごいてくる。  
 こ、これはたまらない。  
「お兄ちゃん、とっても気持ちよさそう。お姉ちゃんたちに舐められて、イッちゃ  
いそう……」  
 愛菜ちゃんがキスを中断して、興味津々に俺と姉たちの様子を観察する。  
 二枚の舌は左右からだけでなく角度を変えて前後からも甘い摩擦で高めてくれる。  
裏筋や雁首という性感ポイントをしっかり押さえながら、唾液をたっぷりとまとわ  
りつかせて艶かしく、ダブルの舌が果敢に責めてくるのだから、こらえようがない。  
このまま、イク!  
 「出る!」  
 感極まって叫んだときには愛菜ちゃんも身をかがめて姉の隣りで控えていた。  
 ふくれあがった亀頭からムウッという牡臭とともに濃厚ザーメンが迸る。  
「きゃあ!」「ああん!」「わ、わわっ!」  
 飛び出した精弾は場所を選ばず、三姉妹の顔に次々とぶつかって、へばりつく。  
「う、ううっ。まだまだ、いくらでも、出る。出る出るっ!」  
 陰茎がのたちうちまわって、樹液を吐きまくる。いったいどれくらい出るのか、  
射精している俺にすらわからない。  
 姉妹全員の顔が白く汚れ、汚れながら三人とも愉悦にうっとりとなっている。白  
濁のシャワーに感じるオンナの顔つきにそそられ、また勢いよく精が迸った。  
 ……長い射精がようやく終わりを告げた。俺は荒ぶっていた呼吸を整える。  
 互いの顔が男の色にすっかり染められているのに気づき、みんなが表情をほころ  
ばせる。喜悦に混じるのは媚び。もっと欲しいという淫欲。  
 「まだまだ、これからです。」  
 「えへっ。なかに出してくれるだろ!」  
 「愛菜も、オチン×ン欲しい……」  
 香織さんも悠も愛菜ちゃんも、妖しく身をくねらせて迫ってくる。長女は重量感  
あふれるバストを誇示するように胸を張り、次女は猛禽類の目をして舌舐めずり。  
三女は小首を傾げ、可憐ながら小悪魔っぽいほほえみを浮かべている。  
 メイド服に飾られて魅力たっぷりの女たちを狂おしいほどに欲しくなる。恐ろし  
いほどの量を放っていながらペニスは萎えるどころか硬さ長さ逞しさをいっそう増  
している。  
 欲していい。貪っていい。美少女三人は俺のものだ。  
 貪欲なメイド三姉妹との性宴はこれからが本番。ペニスを熱り立たせる俺は大き  
く腕をひろげて姉妹を一度に抱えこみ、ぎゅっと抱きしめた。  
 
(終)  
 

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