あなたは下半身に走ったパルスで目を覚ます。  
 まぶたを持ちあげたとたん、目に飛びこんできた天井に違和感を覚える。  
 再び走ったパルスに呻き声を漏らし、首を下げてパルスの発信源に目を  
やれば、夜着が脱がされ、剥き出しになった男のシンボルに女がむしゃぶり  
ついているではないか。  
「あ、起きられましたね」  
 あなたの視線を感じ、ショートカットの頭が振りあがった。艶かしい女性の  
あどけない笑顔に、あなたはぽかんとなるばかり。  
 じっと見ているうちに、豊原エツ子という名前が浮かび、記憶がつながって  
くる。  
   
 あなたは招待を受けて、麻比奈家の別荘を訪れた。  
 主である姉妹、その家庭教師、別荘の手伝いとして雇われている豊原エツ子と  
美女四人に迎えられてから、辺りを散歩し、プールで泳ぎ、夕食のあと麻雀を  
はじめることになった。  
 人数は四人揃っているのにプレイしたのは二人打ち。しかも脱衣麻雀。姉妹から  
その条件を持ち出してきたからあなたはびっくりしたが、それも一興と勝負を  
受け、苦戦しつつも姉妹に勝ち、それなら私がと挑戦してきた家庭教師も打ち破り、  
美しいヌードの眼福にあずかった。  
 エツ子は場からはずれていて、あなたも最初は相手と思っていなかったが、  
彼女こそこの別荘最強と負けた三人が囃したて、結局対戦することになった。  
脱衣なしに、純粋に打ちあって、ぎりぎりのいい勝負に勝てたあなたは満足したが、  
負けたエツ子が考えこみ、こう言った。  
「ご褒美は、いずれ必ず」  
 真剣な彼女に、気にしなくていいよと手をひらひらさせたことまであなたは  
思い出し、カチッとスイッチが入る。  
 
「えっと、ひょっとして、これが昨日の『ご褒美』ですか?」  
 ペニスを握られたままあなたが問えば、我が意を得たりというほほえみが  
返ってくる。  
「はい。気持ちよくなってください……ん、んちゅ、んろろ」  
 エツ子の舌があなたのジュニアにまとわりつく。ぬるつく舌にくすぐられ、  
呻きが抑えられない。  
 感じるあなたの声に反応して、エツ子の口唇奉仕が熱を帯びる。  
 亀頭に唇を押しあて絶妙な圧力をかけてくる。金魚の口のような割れ目に  
舌先がねじこまれる。裏筋をなんども舐めあげて、竿を横咥えもして、肉根  
全体を唾液でねとねとにする。  
 強烈な舌技にあなたの腰が跳ねる。喉元まで先っぽが食い入ってもエツ子は  
構うことなく、あなたの反応に悦んでいっそうフェラチオに没頭していく。  
 男根にじわりじわりと液が充満してきて、危険領域に達しようとしている。  
あなたの奥歯がかたく噛みしめられる。  
 
 いったん口唇奉仕がストップした。ようやく息をつけたあなたの目に映った  
ものは……。  
 エツ子が服を脱いでいた。上半身が露わに、レースに飾られた純白ブラジャー  
がまぶしい。  
「くっ」  
 初めて顔を合わせたときからあなたも意識していた。彼女の爆乳を。  
 麻雀をしているときも、服を着ていたってあからさまな胸もとにあなたは  
ちらちらと目線を投げていた。麻雀に精神を集中させてようやく気にならなく  
なったが、ジュニアを慰めてもらっている今は量感たっぷりなバストに釘づけに  
なるのも当たり前だ。  
「好きなんですね。よかった」  
 麻雀のときの視線にも気づいていたとエツ子は笑顔を返し、ブラジャーも  
あっさりと脱いでしまった。  
 あなたの目が真ん丸に開き、ふたつの巨大な肉丘を瞳に映す。  
 服越しに見えていたのはその大きさだけ。せいぜい形の見当をつけることが  
できたくらい。  
 それが今、隠すものなしにはっきりと、晒されている。実物を拝んだとたん、  
あなたは魅力の虜へ。  
 ごくりごくりと、唾液が喉を通過する。  
 予想を越えたサイズ。お椀というより砲弾に近い形の爆乳は垂れることとは無縁。  
乳輪は小さめで、綺麗なピンク色。  
 あなたに充分に見せつけてから、エツ子は両手で重々しいふくらみを支え持った。  
「ここで、あなたのモノを……」  
 深い谷間にあなたのジュニアが呑みこまれていく。標準サイズの一物が完全に  
埋もれるくらいにエツ子の双乳は偉大だ。  
「くっ、くうっ」  
 たぐいまれなバストで愛撫されるたびにあなたの口から呻きが漏れる。陰茎が  
ピクピクと震えあがり、いつ爆発が起こってもおかしくない。  
 
 ゆっくりと、エツ子の体が肉丘で挟みこんだペニスを中心に回転をはじめた。  
 あなたの顔の上に、女の下半身が迫ってくる。ぷうんとただよう女臭に鼻の  
奥をくすぐられる。  
「わ、わたしにも……」  
 奉仕だけでは我慢できなくなったらしい。おとなしいお手伝いさんに見えた彼女は  
進んでオッパイを使うだけでなく己れの快楽も追及するほどの淫乱だった。  
 あなたのなかのオスが反応する。手が伸びてショーツの中央を引っかくようにして  
刺激する。  
「アッ、フアアアァ……あはあン」  
 ずっと疼いていたのだろう。あなたの指のタッチですぐにエツ子が甘ったるい  
媚声を放つ。指先に感じる湿り気もじっとりと、新たな蜜があふれてきていることを  
伝えてくる。  
 指でいじるだけは我慢できなくなる。あなたは肉感に満ちたヒップを両手で  
抱えこみ、秘部に顔を密着させる。「ヒッ」とエツ子が息を呑んだときには  
ジュルジュルとショーツごと啜っている。  
「ああっ、そんなに……だめっ。あっ、あはっ」  
 エツ子の体から力が抜けている。ペニスを爆乳でしっかりと挟もうとして、あなたの  
口撃を食らってなにもできなくなる。  
 布越しに秘穴を吸うだけでなく、クリトリスもねぶって、あなたはエツ子になにも  
させない。攻めに攻めたてる。  
「ひゃうううん」  
 軽いアクメに達し、エツ子があなたのボディへ完全に伏せてしまった。  
 パイズリが中断されて、でもあなたは今こそ好機と奮い起った。  
 受けにまわるより、攻めに出るのがあなたの性分。エツ子を麻雀で負かしたのも、  
ここぞというときに勝負手を作ったからだ。  
 
 あなたはエツ子の下から抜け、がっくりと伏せる彼女の尻を抱えあげた。  
濡れそぼったショーツをめくりおろせば、鮮やかなピンク色の陰唇が淫靡に  
濡れ光っていて、あなたのボルテージを否が応にも高める。  
 ペニスの先で淫裂を割り、後ろからドッキングしていく。狭隘な肉路へ陰茎を  
ぶちこんだ。奥まで入れば腰を引き、また進める。  
 むっちりしたヒップの狭間に、剛直が出入りしている。胸で挟まれるよりも何倍も  
きつく締まっている膣襞がめくるめく淫楽をもたらしてくれて、あなたの腰がずんずんと  
はずんでいく。  
「……ん、んふぅ、んはあぁ」  
 突いているうちにエツ子が意識を取り戻した。ショーツ越しのクンニより遥かに  
鮮烈な快感に喘ぎ、よがっている。  
 エツ子も臀部をゆらりゆらりと淫猥にくねらせ、男と女のリズムが一致する。あなたの  
ジュニアは限界を越えてふくれあがり、巨大な肉槍となって淫乱お手伝いの奥を穿つ。  
「あっ、ああっ……つ、強い、強いのぉ。素敵ぃ」  
 艶たっぷりの叫びに一瞬麻雀の腕かと思ったが、エツ子が訴えているのは今ここに  
おけるあなたの精力。まだまだこんなものではないとあなたは抽送のペースをあげ、  
勢いののった亀頭の連打を子宮壁へ浴びせた。  
「ひっ、あっ、あっ、ああっ」  
 アップテンポの喘ぎとともにエツ子が高まってくる。膣洞も過激なほどに、  
あなたの精を搾り取るべく収縮を繰りかえしている。  
 ここでもあなたは流れを読む。エツ子の求めに素直に乗るか、一度引くか。  
 フェラチオにパイズリ奉仕、そしてバックでの接合。悦楽の時間に今さら水を  
差すことはない。求めなど無関係に、男の欲でこのまま突っ走る。  
 決めればもう、フィニッシュへ向けての腰遣いがはじまっている。あなたの射精欲が  
エツ子に子種液をたっぷりと注ぎこむよう体に命じている。  
「ううっ、これでっ!」  
 肉棒から腰まで電撃が走り抜ける。当たり牌をツモったのに似た感覚。あなたが  
途方もない快感に震えあがる瞬間。  
「アアアーッ!」  
 迸る樹液に膣奥を焼かれて女が絶叫した。あなたは腰をぐいぐいと突きこみ、  
脈動するペニスに委ねて、ストックしていた精をすべてエツ子の子宮へ流しこむ。  
 ありったけのエキスを注ぎ、意識まで吸いとられてしまったあなたの体が  
くずおれていく。エツ子の横に転がって、まぶたが閉じたとたんにあなたは  
再び眠りに落ちる。次の目覚めまで、極上の快楽が引き継がれた素晴らしい夢を  
見る。  
 
 
(終)  
 

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