わたし、早坂晶。月浪学園の二年生。  
 同じ学年の仲良し、遠野みづきちゃんと藤原綾ちゃんといっしょに麻雀同好会を  
作ろうと仲間を探した。脱衣ルールで手当たり次第に誘って、なかなかの腕を  
持った男の子を見つけた。  
 メンバーが揃って、晴れて同好会を設立できた。余っている部室をもらい、  
四人麻雀もできるようになって嬉しい。  
 
 でも、最近なにかがおかしい。  
 部室に全員集合して顔を合わせると、みづきちゃんと綾ちゃんが彼を妙に  
意識している。ひょっとして、好きになっちゃったとか? 告白したいとか?  
でも、みづきちゃんも綾ちゃんも揃ってというのが変だ。  
 二人は通じている。彼とも通じているみたい。わたしを仲間外れにして、  
三人でなにかしていそう。  
 
 ある日わたしは、今日は同好会を休むというメールを入れて、でも学園から  
帰りはしないで、こっそりと部室の様子をうかがいに来た。  
 ドアに耳をつける。三人がいる気配が伝わってくる。でも牌の音はまったく  
しない。  
 そうっと、ドアを開けた。隙間から聞こえてくるのは、ピチャピチャという  
水音。ドキッとさせられる、妖しい音。  
 隙間に目を当てて、繰りひろげられている光景に驚いた。  
「な、なにしてるのよ!」  
 後先考えずわたしは中に飛びこんで、叫んだ。みづきちゃんと綾ちゃんの顔が  
彼の股間にくっついて、オチン×ンを舐めていた。  
 わたしが勢いよく乱入しても、三人とも落ち着いたまま。  
 女の子二人が、ゆっくりと顔を起こす。  
「晶ちゃん、来たんだ。ふふ、晶ちゃんも舐める?」  
「オチン×ン、とってもおいしいよ」  
 みづきちゃんが可愛いタレ目でこっちを見て、にっこり。綾ちゃんも酔ったように  
頬を赤らめて、とんでもないことを口にする。  
「な、なんで、そんなこと……」  
 エッチな行為そのものよりも、仲良しの二人がそんなふうに言ってくることが  
信じられない。わたしは思考がとまって、言葉に詰まった。  
「麻雀よりも楽しいからだよ」  
 彼がなんともないような口振りで言う。手を伸ばして、みづきちゃんと綾ちゃんの  
頭を撫でる。撫でられて、まるで猫のように二人は気持ちよさそうにしている。  
「晶ちゃんだって、してるんでしょ。彼と」  
 くすくす笑って、みづきちゃんがそんなことを言う。カッと頬が熱くなった。  
 わたしには、別の学校に通っている彼がいる。付き合いはずいぶん長く、身体を  
許した仲だけど、でも、口でするなんて、未経験。  
 表情に出たのを読んだのか、みづきちゃんが笑みを大きくする。  
「ひょっとして、まだなの? だったらここでしてみようよ」  
「そ、そんなこと」  
「ふふふ、こんなにおいしいのに」  
 綾ちゃんが口もとをほころばせると、顔をまた伏せて薄目になってぺろぺろ舐める。  
本当においしそう。  
 でも、そんなはずない。だってオチン×ンって、おしっこもする器官。汚れている  
はずなのに……。  
 
 戸惑いながらも、綾ちゃんのエッチな振る舞いから目が離せない。  
「ほら、ここに来て」  
 みづきちゃんが体をずらして場所を空ける。わたしはふらふらと、引き寄せられる。  
 綾ちゃんも顔を引いて、オチン×ン全体を間近で見せてくれる。  
 ……すごい。わたしの彼のモノよりも、おっきい。オチン×ンって、いろいろ  
あるんだ。  
 大きな肉の棒が、濡れて光っている。今までみづきちゃんと綾ちゃんが舐めて、  
つばがいっぱいくっついている。  
「舐めてみて」  
 綾ちゃんの言葉に従って、ぺろっと舐めてみる。舌を刺激されるこれは、  
オチン×ンの味? それとも二人の唾液の味?  
「晶ちゃん……」  
「ん? あふぅ、ふ、ふううんんっ」  
 舌にひろがる味について考えていると、みづきちゃんが顔を寄せてきて、いきなり  
キスされた。唇を吸われ、開かれ、とろとろの唾液が流しこまれてくる。……水飴を  
薄く溶いたみたいに、甘い。これがみづきちゃんのつばの味なんだ。  
「私も」  
 今度は綾ちゃんにキスされる。唇と唇が密に絡まり、やっぱり流しこまれてくる。  
綾ちゃんのつばは、みづきちゃんとちょっと違って、柑橘系の果汁みたいな甘さが  
あって、負けないくらいにおいしい。  
「もう一度、舐めてみて」  
 みづきちゃんにうながされて、目の前のオチン×ンを舐める。  
 今度はよくわかる。みづきちゃんとも綾ちゃんとも違う味。男のモノの味が、  
ああ、これ、とってもおいしい。綾ちゃんが言った通りだ。  
 もう、二人に言われなくてもぺろぺろ舐めてしまう。太い幹を、先っぽの  
割れ目を、カリと呼ばれる部分を、あらゆるところを舐めまわす。おいしく  
味わえるだけでなく、舐めくすぐって彼が気持ちよさそうにするのが嬉しくなる。  
胸がキュンキュンしちゃう。  
 
「暑くなってきたね。脱ごうよ」  
 みづきちゃんが制服を脱ぎはじめた。綾ちゃんもうなずいて、脱ぎだす。  
「晶ちゃんもだよ」  
「きゃあっ」  
 ブラジャーとパンティだけになった二人が、わたしの制服を脱がせてしまう。  
抵抗もなにもないうちに、二人と同じ姿にさせられた。  
「うわあ、晶ちゃん、すごおい」  
 ブラに包まれた胸を見て、みづきちゃんが口を丸くする。綾ちゃんも細い目で、  
鋭い視線を注いでくる。  
「グラマーだな、晶って」  
 彼もじいっと見つめきた。  
 や、やだ。見ないで。  
 勧誘のときの脱衣麻雀で一度見られているけど、でもあのときは見せるための  
下着だった。今は色気のないブラジャーとショーツで、こんな格好にされて、  
恥ずかしい。  
「そんなことない。この下着もいいぜ」  
 満足そうに彼がうなずく。誉められて嬉しい。それでも恥ずかしさの熱は抜けずに  
いる。  
「もう、晶ちゃんたら」  
 彼が誉めるのを聞いて、みづきちゃんがふくれ顔。でも、みづきちゃんだって  
素敵なプロポーションの持ち主。手足が長くて、肌も綺麗な小麦色で、モデルに  
だってなれそうなくらい。  
「くやしい」  
 綾ちゃんはもっと厳しい顔になってる。綾ちゃんのバストはそれほど大きくなくて、  
上背があるから余計に不利だ。  
「きゃあっ」  
 悪気なしに可哀相と思いかけていたところで、いきなり胸を掴まれた。綾ちゃんが  
ブラジャーの上から掴んで、ぎゅっと握りしめている。  
「わたしも」  
 もうひとつのふくらみをみづきちゃんが握って、揉んでくる。  
 あ、あ、ああっ、だめ。綾ちゃんは握っただけなのに、みづきちゃんは楽しそうに、  
わたしを感じさせようと、揉んでいる。  
 あっ。綾ちゃんも、力の入れかたを変えて、あ、ああっ、そんなふうに揉まれたら、  
感じちゃう。  
「乳首、勃ってるよ」  
 みづきちゃんがからかい笑いしながら言って、固くなったその突起をブラ越しに弄ぶ。  
ピリピリと痺れて、胸全体がとろけてくる。  
「あ……」  
 綾ちゃんの手が背中のホックをはずした。肩のストラップを二人がずらし、カップが  
はずれてオッパイがぷるんと揺れて剥き出しになった。  
 乳首を直接いじられる。ふくらみを包みこまれる。みづきちゃんと綾ちゃんが、  
わたしのオッパイをいじめて、可愛がって、ああ、感じちゃううぅ。  
 
「ほら、ちゃんと舐めろよ」  
 オッパイを揉まれて、感じるだけでいたわたしの顔を彼の手がぐっと押し下げる。  
オチン×ンの先が頬に当たる。  
 唇を寄せて、先っぽにキスをする。「うっ」と彼が感じると、なんどもキスしてから、  
ゆっくりと頬張っていく。  
「やだ。晶ちゃんったら、咥えてる」  
「おしゃぶり、好きなんだ」  
 感心の目、羨望の目、軽蔑の目。ああ、そんな目で見ないで。  
 好きとかそういうことじゃなくて、わたし、初めて、初めてなのに……初めてなのに、  
しゃぶってる。  
 しゃぶりたくてたまらなくなっていた。自然に口の中にオチン×ンを導いていた。  
 大きい。あごが外れそう。  
 苦しい。でも、もっと咥えたい。  
 深く咥えこんでから、口を満たしている肉棒に舌を這わせる。舌だけでなく、粘膜を  
こすりつける。フェラチオのテクニックなんて知らないのに、できちゃう。欲しくて  
たまらないから、できちゃう。  
「ん、んふ、むふ、んんっ」  
 エッチな声が出てる。鼻で鳴らす息も、淫らになってる。  
「晶のフェラ、なかなかだ」  
 彼が声を震わせると、みづきちゃんの声が続く。  
「ひとりでなんて、ずるいよ〜」  
「でも、今日は晶ちゃん初めてだし。いいんじゃない」  
 綾ちゃんが、みづきちゃんに言ってくれる。  
 三人の声を聞きながら、全身が熱くなってきていた。しゃぶっている口はもっと  
熱い。  
 なにかが来る。本能で悟ったとたん、ビュッとしぶいてきた。  
 口の中にひろがった苦味に、顔を起こしてオチン×ンを外に出す。  
 先の割れ目からびゅくびゅくと飛び出してきた白い樹液が顔にへばりつく。  
 ああ、これ、これって、『顔射』。わたしの彼が持っていた雑誌に載ってた。  
フェラチオのあと、こういうふうになると教えられた。  
 汚されるなんて嫌だから、フェラチオをしたことがなかった。したくなかった。  
 それなのに今、こんなに汚されて、ああ、汚されるのが素敵。嬉しい。幸せ。  
 もっとかけて。熱い精液、もっと欲しい。  
 願いに応えて、オチン×ンから精液がどんどん出てくる。わたしの顔全体が  
どろどろになるくらい、かけてもらった。  
「晶ちゃん、ひとりでそんなにもらったんだ」  
「かけてもらっても、独り占めはだめ」  
 嫉妬を浮かべた晶ちゃんが顔を寄せてくる。綾ちゃんも寄せてくる。  
 二人が舌を伸ばして、精液を舐め取る。  
 くすぐったくて、気持ちいい。せっかくの精液を取られちゃって、ちょっと  
悔しい。  
 
「……まだ、元気」  
 舐め取るだけでなく唾液で濡らすほどにわたしを舐めた綾ちゃんが、彼の  
オチン×ンに気づく。ぱちぱちと睫毛を揺らして、瞳に炎をきらめかせてる。  
 私の目もオチン×ンへ。みづきちゃんだって見つめている。  
 たくさん出したのに、大きいままだ。わたしの彼なんて、射精したらすぐに  
しぼんじゃうのに。大きさも違うように、強さもこんなに違うんだ。  
「だったら、舐めよっ」  
 みづきちゃんが明るく言う。綾ちゃんもわたしもうなずく。  
 逞しく反りかえっているオチン×ンを、三人で交互に舐めたり、同時に舌先で  
くすぐったり、先っぽや幹だけでなく根元やタマタマ、お尻の穴の近くまで  
舐めたりして、ああ、どこもとってもおいしくて、夢中になって舐める。  
 交互に咥え、たっぷりとしゃぶり、オチン×ンがびくびく震えあがってきたら  
待ち受けて、今度は三人いっぺんに白く染められた……。  
 
 
 今日は私が部室に一番乗り。次に来たのは、彼。  
 とたんに体がほてる。腰の奥が疼く。麻雀よりも楽しいことが、したい。  
「……ね、ねえ。舐めたいな」  
 熱い息を吐き出し、身をくねらせて、おねだり。  
「いいよ」  
 返事をもらって、彼のズボンを脱がせる。パンツも脱がせる。  
 小さかったオチン×ンが、見ているだけでむくむくと大きくなってくる。  
す、すごい……。  
 思わず舌舐めずり。みづきちゃんと綾ちゃんが来るまで、ふふ、彼を独り占め。  
おいしいこのオチン×ンを好きなだけ、舐めしゃぶっちゃう。  
 
 
 
 

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