「なにから脱いでもいいでしょ」  
 脱衣麻雀に俺がまず勝つと、愛菜ちゃんはそう言って、いきなりブラジャー  
をはずした。開いたブラウスから覗けた幼いふくらみに目を奪われ、可愛いデ  
ザインのブラジャーに欲がそそられた。  
「脱いだのなら、それを貸して」  
「え?」  
 愛菜ちゃんが手を離した時点で、その下着を使う権利が勝利者に生まれる。  
俺がたった今決めたルール。  
 純白ブラジャーを両手で持つと、控え目なサイズのカップへ鼻面を押しつけ  
て、たっぷりと吸う。  
 ああ、甘酸っぱい匂いにくらくらする。愛菜ちゃんの小ぶりな胸から発散さ  
れる体臭が染みこみ、汗で湿ってもいるこのカップの匂いが、たまらない。  
 股間をふくらませながら、さらに吸う。くんくんと、わざと音をたてて。  
「だ、だめだよ。そんなことしないで」  
「脱いじゃったら、こうなる。先に脱いだ愛菜ちゃんがいけない」  
 にんまり笑って強く言えば、愛菜ちゃんはなにもできなくなる。自然な順序  
を破って脱いだことを後ろめたく思っているから、そこを突けば俺のやりたい  
ようにやれる。  
 中学生少女の素敵な匂いを存分に堪能してから、雀卓に戻った。  
 動揺している愛菜ちゃんへ、  
「次はパンティを脱げばいい」  
 と、アドバイス。  
「え? なんで?」  
「ブラジャーと同じことさ。パンティを脱いだって、スカートがあればまった  
く見えない」  
「そ、そうだけど……」  
 愛菜ちゃんはおどおどと、口ごもる。  
 見えないというのはブラジャーを先に脱いだのと同じだが、ブラジャーは胸  
乳がちらつくのに対し、パンティならスカートに隠されて、秘密の場所を見ら  
れることはない。メリットは大きい。  
 しかし、たった今ブラジャーの匂いを嗅がれたものだから、パンティを脱い  
だらどうなるかくらい愛菜ちゃんでも見当がつくはずだ。だからこそ、びくつ  
いている。  
 
 第二局。愛菜ちゃんの瞳は牌を見ながら、見えていない。俺の言葉で、次は  
なにを脱げばいいのかを考えているに違いない。対局中にそんなことを考えて  
いるのだから、勝てるはずがない。俺がリーチをかけたら、一発で振りこんだ。  
「さあ、脱ぐんだ」  
 なにを脱ぐのも愛菜ちゃんの自由。でも、脱ぐならパンティだという俺のプ  
レッシャーを受け、脱いでも見られないという理屈に従って、愛菜ちゃんは素  
直にスカートのなかへ手を入れ、するするとパンティを下ろした。  
「ふふふ。いい子だ」  
「きゃあっ」  
 まだ手に持っていたパンティを引ったくった。レースに飾られた、ずいぶん  
とお洒落な下着だ。  
 デザインに気を留めたのは一瞬。すぐに鼻の近くにかざす。……密着させな  
くても、匂ってくる。  
 ブラジャーが放っていたそれよりも遥かに妖しく、淫靡な香り。汗の臭いも  
あり、もっと鼻をツンとつく、アンモニア臭も混じっている。後始末しきれな  
い、オシッコの臭いだ。  
「だめ。ああ、返してっ」  
「一度脱いだんだ。だめだよ」  
 伸びてきた手を、ぱしっと叩く。それでもう、愛菜ちゃんはおとなしくなっ  
た。  
 薄布を顔に近づける。淫臭が濃くなる。愛菜ちゃんの甘く淫らな香りに理性  
が消えかける。  
 もっと嗅ぎたい。だから鼻にくっつける。口もパンティでふさぐ。  
 ああっ、あああっ。狂おしいほどの匂いに顔面が覆われる。  
 まだ中学生の愛菜ちゃんの下着に、大興奮する。鼻で大きく息を吸い、口で  
も吸い、息だけでは我慢できなくなって舌でペロペロ舐めてしまう。愛菜ちゃ  
んの甘酸っぱさとしょっぱさに、舌腹の味蕾がはじけた。  
「い、いやっ。やめてぇ……」  
 小声を震わせている愛菜ちゃんの真ん前で、脱ぎたての下着を思うがままに  
貪る。  
 
「次の勝負、ちょっと待ってね」  
 昂りに我慢できなくなった俺はズボンのジッパーを下ろし、トランクスの前  
開きからペニスを取り出して外へ導いた。ブラジャーに続いてパンティの濃密  
な淫臭を味わって、一物ははちきれんばかりに勃起している。  
「このパンティで、えへへ」  
「ああっ」  
 ペニスをパンティでくるみ、しごきはじめる。愛菜ちゃんの汗や尿で湿り、  
俺の唾液にも湿った生地でこすられるのが、なんともいえない心地よさに直結  
する。  
「見えないよ。ああ、愛菜ちゃんはまだブラウスとスカートで、オッパイもア  
ソコも見えない」  
 自分でしごきながら、わざらしく言う。確かに大事なところはまだ見えない。  
でも次にブラウスを脱げばオッパイが露わになる。スカートがなくなれば、陰  
部が曝け出される。  
 うう、愛菜ちゃんが見えなくても、下着を使ってこんなに気持ちよくなれる。  
もっとしごけばもっと気持ちよくなる。  
 男の手だけでしごくのとは次元が違う、美少女の下着を使った自慰にのめり  
こんでいく。セックスよりも気持ちいいんじゃないかと錯覚しそうだ。  
 愛菜ちゃんは、最初はちらちらと俺を見て、徐々に視線をまっすぐに、俺の  
オナニーに引きこまれ、今では陶酔したような顔で、じっと見つめている。  
「おお、愛菜ちゃん。ほら、ほら、見るんだ」  
 見せてあげる。下着を使わせてくれるお礼にしたら、安いものだ。  
 足を踏み出し、しゅるしゅると動く手の揺らす空気が届くくらいに近づいた。  
愛菜ちゃんも身をかがめ、迫ってきた。  
 至近距離で愛菜ちゃんに見られて、興奮が際限なく高まる。下半身が燃えて  
いる。ペニスはパンティを乾かすほどに熱く猛っている。  
「う、う、う、ああっ。待たせた、ね。もう、もう終わるから」  
 出す。出す。このまま出す。愛菜ちゃんのパンティでしごかれて、愛菜ちゃ  
んの匂いにまみれたペニスが、もう、爆発する。  
「う、あっ!」  
 脳天を衝く強烈な電撃に、がくっと首が振りあがった。張りつめていたペニ  
スがビクンと震えあがり、鈴口から猛然と白濁液が迸った。  
「ひっ!? いっ、いやああああぁ」  
 勢いよく飛び出た樹液は、真正面に降っていく。  
 愛菜ちゃんの髪に飛んだ。可憐な顔にもへばりついた。そしてブラウスにも  
スカートにも、たっぷりとザーメンが付着した。  
「ふ、ふはっ、ああぁ……まだ、まだ出る」  
 絶大な快美に身震いし、なんどもしぶかせ、勢いは弱まったものの、鈴口か  
ら精液が出続ける。  
 ようやくストップすると、竿を包んでいたパンティで亀頭を拭った。これで  
パンティも、精液漬け。  
 精にまみれ、呆然となっている愛菜ちゃんの姿を目の前にして俺は、  
「いやあ、汚れちゃったね。大変だ。すぐに脱いで、洗わないと」  
 にやにや笑う。萎えることなくそびえ立つ勃起を曝け出したまま。  
 もはや愛菜ちゃんの思考能力はゼロ。俺の意のままに動く。彼女は涙目にな  
りながら、汚れたブラウスに手をかけて脱ぎはじめた。  
 
 
(終)  
 

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