出会いのきっかけはどうであれ、栗原真理と男は互いに惹かれ、付き合いはじめて  
早々、婚約するに至った。セックスは結婚してからと同意しているが、だからといっ  
て淫蕩な行為をしないというわけではない。デートをすればキスを交わす。体をまさ  
ぐりあう。  
 今回のデートで真理はホテルに誘われた。羞じらいながらも首を縦に振り、部屋に  
入ってすぐ素っ裸に剥かれてベッドに寝かされた。またがってきた彼の一物を胸の谷  
間で受けとめる。  
(ああ、胸で、胸でするなんて……でも、喜んでくれるのなら)  
 フェラチオの経験はあるがパイズリは初めて。バストサイズは充分のはず、でも、  
うまくできるかどうかいまひとつ自信が持てずにいる真理だが、男はペニスを谷間に  
沈めただけでうっとり顔。  
 その顔を見上げていると母性本能がくすぐられ、真理は口もとをゆるませた。両脇  
から手を添え、ゆっくりと乳房を動かしはじめた。  
 感じ入る男が目を細め、頬をひくひく震わせる。  
「う、ううぅ、真理……」  
「これで、いいのかしら」  
「い、いい。もっと強く、こすって」  
 快美の呻き混じりに男が指示し、真理はその通りに双乳をローリングさせる。  
 揺すっているうち、力をこめっぱなしにするよりも強めたり弱めたりと加減するこ  
とでいっそう彼が気持ちよくなることを知る。丸みを互い違いに動かすと、呻きが叫  
びにまで大きくなった。  
「ああ、素敵だ。真理のオッパイ」  
「オッパイ、好き?」  
「大好きさ」  
 誉め言葉をくれた彼に聞いてみれば、満面の笑顔とともに素直な答えが返ってくる。  
ずいぶんと子供っぽく見える。  
 聞かなくてもわかっている。婚約者はオッパイ好き。今日はいきなりパイズリをさ  
せられたが、いつも彼はブラジャー越しに、脱がせてからも熱心にふくらみを揉みし  
だくし、顔を寄せて吸い舐める。乳首を執拗に責められて、真理だけがイッてしまう  
こともしばしば。  
 いつもは責められるバストで、今は男を責めている。母性のなかに“苛めてみたい”  
といういたずら心が生まれてきた。  
 挟む力を弱める。“え?”という顔をした彼へ、にっこりし、ぎゅっと力をこめる。  
彼が喜色を浮かべると、すっと力を抜く。ポイントをずらす乳揺らしで翻弄し、もど  
かしさを存分に送りこんで彼を焦らす。  
「お、お願いだ。もっと、してくれ」  
 男は苦悶に近い顔つきで、懇願してくる。  
「してあげる、気持ちよくしてあげる」  
 ここまで責めれば充分と、真理は献身的なパイズリに戻る。  
「ああっ、そう、そうだ……うあっ」  
 途端に男は、切迫した声をあげた。焦らしているあいだも快感がなかったわけじゃ  
なく、かなりの高みまで昇っている様子。  
 それなら出させてあげると、真理は丸みを押しつけて丹念に肉棒をしごく。手コキ  
で男を射精へ導いた経験を活かし、乳房を動かすが、指ほど器用に使えない。とはい  
えパイズリというだけで男は相当に昂っていて、真理がぐっと強く寄せたそのとき、  
「う、ああぁ」  
 鈍い呻きが口から漏れて間髪いれずにスペルマが放たれる。  
「ああっ!」  
 乳の谷間を突き抜けてきた亀頭から、まともに浴びせられて真理が叫ぶ。熱い樹液  
が髪にも顔にもひっかかり、白く染まる。跳ねあがった肉棒から飛び出した固まりは  
乳丘にもくっついて、女の官能を焼き焦がす。軽いアクメに達してしまい、あお向け  
のまま裸身を痙攣させた。  
「あ、ああぁ、いっぱい、いっぱいかかったわ」  
 放出を終えてもなおひくついているペニスを真理はしっかりと挟みこすりながら、  
“私のほうがパイズリにのめりこみそう、これからもしてあげたい”という奉仕の想  
いに耽溺していた。  
 
(終)  
 

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