「百合奈ちゃん、すごく、いいよ」
お兄ちゃんが誉めてくれる。目がきらきらしてる。百合奈のエッチなポーズを、
食いいるように見つめてくる。
レオタードに着替えた百合奈が、四つん這い。新体操の演技なら、絶対にするこ
とのないポーズ。大会でこんな格好になって、大勢の観客に見られたら、百合奈は
もう生きていけない。
お兄ちゃんにだけ見られるから、大丈夫。お兄ちゃんに見られるのだって、とっ
ても恥ずかしい。でも、ああん、恥ずかしいだけじゃなくて、嬉しい。嬉しくて、
ほてってきちゃう。
見つめる顔が肩口に近づいてくる。吐く息が届いて、レオタードも素肌もくすぐ
られる。
お兄ちゃんは息を吐くだけじゃなく吸っている。吐くのは口。吸うのは鼻。
ああん、こんな近くで吸われたら、空気だけじゃなく百合奈の臭いもお兄ちゃん
に入っていく。百合奈を嗅がれちゃう。
四つん這いになる前にいっぱい動いて、汗をかいてる。百合奈の汚れた臭いがぷ
んぷんひろがってる。
「ね、ねえお兄ちゃん、百合奈、汗かいてるから」
たまらなくなって訴えても、嬉しそうな顔が返ってくるだけ。
「うん。百合奈ちゃんの汗の匂いが、とってもいい」
「ああ、そんなぁ」
お兄ちゃんが、ゆっくりと横を動いていく。大きく息を吐いて、鼻をクンクン鳴
らして吸う。百合奈をもっと恥ずかしくさせる。
……百合奈が出す液は汗だけじゃない。見つめられて、感じちゃって、百合奈の
アソコにエッチなお汁があふれてきてる。エッチな匂いまで流れ出してる。
真後ろについたお兄ちゃんの顔が、お股のあいだに迫ってる。アソコの匂いをす
ぐに嗅がれちゃう。ううん、もう嗅がれてる。あ、あ、あああん。
顔が焼けるくらい恥ずかしすぎて、もじもじしていると、
「百合奈ちゃん、そのままで」
お兄ちゃんがごそごそする気配。百合奈は前を向いたままだから見えないけど、
なにをしてるかわかる。
お兄ちゃんはズボンを脱いでいる。パンツも脱ぐ。百合奈の後ろで、百合奈の匂
いを嗅ぎながらオチン×ンを握ってしごく。
あん、レオタードを着る百合奈をオカズにオナニーしてる。お兄ちゃんが自分で
オチン×ンを気持ちよくしてる。
百合奈がオカズにされるだけなのは、百合奈がまだ中学生だから。
中学生のうちはキスまで。ボディタッチも、軽く触れるだけ。そう、ふたりで決
めた。百合奈はもっとしてもらいたいけど、そこまでにしておくのが百合奈を恋人
にするケジメとお兄ちゃんは言い張る。
しっかりとケジメをつけるお兄ちゃんが大好き。でも、ああん、百合奈はイケな
い女の子。エッチなことを考えちゃう。
――百合奈がしごいてあげたっていいんだよ。力いっぱいしごいて、お兄ちゃん
がするのに負けないくらい気持ちよくする。フェラチオだって、まだしたことない
けど、お兄ちゃんのオチン×ンならできるよ。口に咥えて、気持ちよくしてあげた
いの。セ、セックスだって、お兄ちゃんにならいいよ。百合奈がセックスするのは
お兄ちゃんだけなんだから――
でもそれは、中学を卒業したあと。百合奈がもうちょっと大人になったときに。
今はこうして、四つん這いになって、オカズになる。百合奈をオカズにしてお兄
ちゃんが気持ちよくなってくれればいい。
お兄ちゃんの声がかすれて、鈍い呻き声があがった。ぷうんと匂ってくる。鼻で
大きく息を吸うと、奥がツンとなる。
今度はお兄ちゃんがエッチな匂いをまき散らしてる。お兄ちゃんが百合奈をオカ
ズにしてオチン×ンから出したセーエキの匂いが、ひろがってる。
百合奈も嗅ぐ。いっぱい嗅ぐ。お兄ちゃんのエッチな匂いで、感じちゃって、あ
あ、百合奈のアソコもまたエッチな液がいっぱいあふれてきちゃう……。
(終)