「早くしろ」
「んなこと言ったてな」
ハワードはなかなか立ちあがらない。
「ふっー、仕方がない」
渋々とメノリはハワードの前にしゃがみ込み
ズボンのチャックに手をかけた。
「な、なにすんだ」
慌てるハワード。
「待ってられん。私が手伝ってやる」
「ち、ちょっと〜わかってんのか、お前」
「安心しろ。経験はないが知識はある」
有無をいわさずジーっとチャックを下ろす。
「うっ」
さすがのメノリも目の前に出された物に一瞬たじろいだ。
(こ、これが男の・・・はじめて見た)
「ひょっとしてこれは仮性包茎という奴か?」
「う、うるさいな、いいだろ〜」
メノリはおそるおそる手を触れた。
思ったよりも熱い。ぎゅっと握ってみる。
ビクンと体を動かすハワード。
「痛いのか?」
「ち、違うけど・・」
ドクンドクンと脈打つ感覚がメノリの手に伝わってくる。
(これを扱けばいいのか?)
メノリはぎこちない手つきでハワードの物を握り締めながら
手を上下に動かし始めた。
「う、んぁ」
ハワードから声が漏れ始める。
「おい、どうなんだ?まだか?」
「待てよ・・ん・」
「やってもらった事あるんだろ?」
「あるかよ、僕だって初めてなんだぞ」
「気持ちいいのか・・?
「くっ・・いい・・」
赤い顔し、苦しそうなハワードの様子を見ているうちに
メノリ自身も段々妙な気持ちになってきた。
「え、何かでできたぞ」
メノリの指先に液体が絡みつく。
しかし、まだハワードはいきそうにない。
(く、私がここまでしているというのに・・)
手を止めて暫くハワードの物を見つめる。
「?なんだよ急にやめて」
ハワードの質問にも答えず、そして自分自身を納得させるかのように
大きく息を吸うと
「仕方がない、えい」
と勢いよく咥えた。
「うわっ」
頭を上下に動かし、舌で先を刺激する
(なんで私がこんなことまで)
ジュップジュップといやらしい音がする。
熱く硬い物が自分の口の中にある。
(まだいかないのか・・?)
メノリはハワードの顔を見上げた。
と、その時ハワードと目があってしまった。
(!!なんだ?急に大きくなった)
「くっ、メノリやばい・・もう」
「んん!」
メノリはいきなりハワードに頭を押さえられた。。
ドクン!
喉の奥に苦く熱い物が吐き出される。
あまりの苦しさにメノリは口を外そうとするが
ハワードにしっかりと掴まれ逃げられない。
「んー」
ドックドック・・
ハワードはビクッと痙攣すると
「はぁ〜」
と大きく息をつき、やっとメノリから手を離した。
ドン!とそのとたんメノリに突き飛ばされた。
「うわっ。」
思わず後ろにひっくり返り尻餅をつく。
「いってーなにすんだよ」
「なにするんだじゃない・げっほ、げっほ・・」
メノリは苦しいそうに口を押さえ咽ている。
「あ・いや・・」
その様子を見てさすがにハワードもばつが悪そうに目をそらした。
メノリは自分の手に付いた白い液体を見る。
(そうか、これが精子というものなのか・・)
なにやら不思議な感じがした。
「なにやってんだ。ハワード」
「そんなこと言ったてな〜」
ハワードはすっかりへたり込んでる。
「あーまったく何のために私があそこまでやったと思ってるんだ」
「疲れるんだよ」
「ぷっ、仮性のくせ・・」
メノリがクスッと笑った。
「う、うるさい〜」
真っ赤になって怒鳴るハワードの声が森に響きわった。