【シャアラは語る】(ヘタレ声で読んでください)
ねぇルナ。私、昨日の夜、見ちゃったんだ。夜中に目が覚めたら、隣のベッドにね。
あ、そういえば私達のベッドって、ときどき入れ替わるよね。あれって設定で決まってないのかな。
えっ、そんなのどうでもいい? ごめんなさい…
そうそう、メノリのベッドにアダムが来てたの。
メノリも驚いてたみたいだけど、アダムの心細そうな顔を見たら苦笑いして
『しょうがないヤツだ、こっちへ来い』って、ベッドに入れてあげてた。
それでね、アダムは嬉しそうにしがみついてたわ。メノリもすごく優しい顔してた。
ちょっと羨ましくなっちゃった。
でも少しして、メノリが顔を赤くして『こら、そんなとこ…』って小声で怒ったの。
そう、よく分かったね。あ、ルナも一緒に寝たことあるんだ。
アダムはメノリのおっぱい触ってた。きっとお母さんのおっぱいが恋しいんだね。
でもさ、メノリの胸ってルナに比べて…ううん、バカにしてる訳じゃないのよ。
ただ、あんまり…でしょ。
で、アダムがガッカリして自分の寝床に帰っちゃったのよ。メノリは憮然としてた。
私、笑いを堪えるのに必死だったわ。
あれ、あんまり面白くなかった? どうしたの、怖い顔して…え、後ろ?
あ、メノリ、いつから…そこに……
(完)