人通りが少ないから安全、という考えもルナによって崩された。  
「ちこ、く・・・だぞ、ルナ・・・」  
 額に汗を浮かばせたメノリが、遅れて来て苦笑いするルナを叱責する。  
「ちょっと寝坊しちゃって。それよりメノリ、どうかしたの? 顔が赤いよ」  
「なっ・・・なんでもない・・・!」  
 メノリは慌てて反論しようとしたけど、それが不自然に映ると分かったのか、一つ息を呑んでから静かに言った。腕を組んで立つ姿はいつもの凛々しい姿に見えなくもなかったけど、俺にしてみれば滑稽でしかない。何しろ、今、メノリの割れ目にはバイブが入っているのだから。  
「そう? ならいいけど・・・じゃあ、教室に行こっか」  
 ルナは元気とばかりに笑うと、軽い足取りで歩き出す。その隙に目配せすると、メノリは呼吸を落ち着けるためか息を呑み、それから背筋を伸ばした。  
「・・・待て、ルナ。私はこいつを職員室まで連れて行かなければならない。先に行っててくれ」  
「え。何かあったの?」  
 
 相変わらずメノリは嘘が下手だ。ルナは天然の勘の良さでそれに気付き、不思議そうな顔で俺を見ている。  
「そ、それは・・・・・・」  
 言葉に詰まったメノリは、どうやらバイブのせいでかなり参っているらしく、脚を注視すれば細かに震えているのが分かる。恐らく頭の中もまともな判断ができるような状況ではないのだろう。  
「遅刻の常習犯なんだよ。どうにか見逃してもらおうとしたんだけど、駄目って言われて」  
 助け舟のつもりで肩を竦めると、ルナは小さく笑い、その笑いを浮かべたままメノリを見やる。  
「もう、見逃してあげればいいのに」  
 メノリは頬を赤くした顔を真面目に取り繕い、わざとらしく溜息を吐く。その息は震えていたけど、ルナは気付いていない。  
「駄目だ、こういうのは厳しくしなければならない。それが秩序というものだ。ルナ、何ならお前も職員室へ行くか?」  
「えっ。それは・・・・・・」  
 冷や汗を浮かべたルナは、思考の末、俺に苦笑いを向ける。  
「じゃ、じゃあねっ、頑張って」  
 そう言ってルナは駆け出し、俺達の前から姿を消した。  
 不意に静けさを増した場所で、メノリが僅かに両膝を曲げる。まるで耐え切れなくなったとばかりに体を震わせ、潤んだ瞳を俺に向ける。  
「よく頑張ったな。ばれなくて安心したよ」  
「・・・ぅ、あ・・・」  
 
 鮮やかな青い髪を撫でてやるけど、メノリは既にそれどころではないのか、言葉も出せず涎を垂らしている。  
「じゃあ、続きをしてもらおうか」  
 俺がそう言うだけで、メノリは両膝をついた。そしてズボンを目の前にして、躊躇いを見せながらもチャックを下ろし、再び俺のものを取り出す。  
 さっきまでメノリが熱心に舐めていたせいで、俺のものは膨れ上がり、べったりと濡れている。  
「・・・ぁ・・・む」  
 メノリは大口を開けてそれを銜え込み、あっという間に唾の音をさせ始める。  
 耳まで真っ赤にして、鼻息も荒く頭を前後させるメノリの顔は、常の凛々しさなど全く見られないほど嫌らしい。  
「その顔、皆に見せてあげたいな」  
 更に膨れ上がったもので苦しそうにしているメノリの耳を撫でてやる。それだけで、メノリは先端に触れさせる舌を震えさせた。  
「今度、写真でも撮ろうか」  
「ん、むぅ・・・ぅ・・・!」  
 
 唾の音に混ぜて、メノリが首を振る。そうすると先端がメノリの口の中のあちこちに触れ、背筋を寒気が駆け上る。そこに射精の予感を抱き、メノリの頭を強く掴んで奥まで突っ込む。  
「ん、ぐっ・・・!」  
 喉の奥を引き締めたメノリのそこに、俺は溜まっていたものを全て、吐き出した。  
 狭い穴を目掛けて根元から跳ね上がったのものが、生温かいメノリの口内に吐き出されていく。その快感に酔い痴れていると、口の中が一杯になったのか、メノリの口の端から粘りのある精液がこぼれ出た。  
「・・・ふう」  
 腰を引いて抜くと、まだ敏感な先端が大きく震えて、メノリの鼻先を叩いた。メノリは口からぼたぼたと精液を垂らしながら、まるで恍惚を愉しむように荒く息を吐き、鼻を啜る要領で精液を吸い込んで、噎せて咳き込んだ。  
「・・・・・・もう完全に、雌だな」  
 呟くと、メノリは精液と涎と鼻水を垂らした顔で俺を見上げ、ぼんやりと笑みを浮かべた。  
 
 終わり。  
 

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