メインコンピュータ"サヴァイヴ"をシャットダウンさせる為、一行はタコの案内によりドローンが侵入できない「隔離エリア」を拠点としていた。  
この場所以外は危険ゆえに、寝食すべてをそこで過ごすことを余儀なくされていた。  
そんなある夜の話―  
 
『ふぁぁ〜ぁ・・・・・トイレ・・・。』  
 
ハワードは夜中にトイレに起きることが多い。  
みんなの家から引っ越した後も、それは続いていた。  
意識がはっきりしないまま、ハワードはトイレを目指していた。  
 
 
(ヴィィィーーン …ガチャッ)  
 
「…っ!?」  
『トイレ……んん〜ぅ…』  
 
中にはメノリが居り、洋式風なトイレに腰を下ろしていた。  
隔離エリアは緊急に作られた部屋だった為に、トイレは個室で一つしかなかったのだ。  
そしてアダムたち原住民はカギを掛ける概念というのは無く、中に入った後に念じれば、自動的にナノパワーでドアが閉まるという仕掛けになっていた。  
当然、メノリは使えない。  
 
「はっハワード!! し…し使用中だぞ!早く出ていけ!!」  
『んぁ・・・・ 眠いなぁ・・・トイレ・・・』  
 
メノリは既に用を足している最中だった為、スカートと下着を下ろしていた。  
それをハワードに見られない様に、必死に両手で隠そうとしている。  
 
「…聞いているのかっ!? 早く出ていけと―  
『(ジ〜〜) んん・・・・・?』  
「…おっ…お前…ッ! 何てモノを見せるんだ…っ!は…早く、それをしま…ぇ…!」  
 
メノリが必死に訴えるも虚しく、彼の耳には届かない。  
ハワードは下半身のチャックを開けて、用を足す為に一物を取り出した。  
それは両手で下半身を押さえて頭を屈めていたメノリの、ちょうど顔の前に突き出される形となった。  
 
「…ぅあ…っ! ハワードっ寝惚けてるのか!? ふざけるのもいい加減にし―  
『よぃしょ・・・っと・・・』  
ピトッ  
「…っ!!!?」  
 
トイレの最中を見られたのが恥ずかしいやら男のモノを目の前で初めて見たのが辱しいやら、とにかくメノリは顔を真っ赤にして、必死に抵抗しようとしていた。  
しかしマイペースなハワードはまだ気付かず、用を済ませる為に半歩ほど前に出た。  
するとメノリの顔の前にあった一物が、メノリの顔にピタッと触れてしまった。  
 
「や…ぁ…やめ…ろ、ハワード… あぁ…ぁ… (ズボッ)んぐっ!?」  
『あぁ〜・・・ふぁぁ眠ぃ〜・・・』  
 
恥ずかしさが極度に達していたメノリは、もはや声を出すことも上手く出来ない。追い出すように罵倒を浴びせたいが、それ以上に目の前の事態が信じられず、言葉が出てこないのだ。  
口を開けていたメノリの中に、ハワードの突き出した一物が侵入してゆく。  
 
「んん…ッ! んー!んんーっ! (ズポッ)…っは…はぁっはぁ… はっ、ハワード…何て事をするんだ……!」  
『んぁ・・・? Zzzzz・・・・くか〜っ・・・ 』  
 
涙目になりながら辱めを受けているメノリに対し、ハワードは立ったまま寝始めた。  
しかし身体だけは反応しているのか、メノリの口内に侵入させた一物はドクドクと脈を打ち、先刻とは比べ物にならない程熱くなり突き出してきている。  
 
「うっ…くっ… 私が何をしたというのだ…。…グスッ こんな…汚らわしいモノを(ズポッ)んぐッ!? んんッ!」  
 
ハワードは前屈みになっており、両手両脚身動きが取れないメノリの口内には容赦なくハワードの一物が入ってくる。  
顔を背けて抵抗しようとするが、頬に触れている反り立ったモノの熱さが伝わってきてそれ所ではない。  
極度の恥ずかしさからか上手く思考も回らない。ただ正面を向いて、抵抗をしようとしていた。  
 
「ハワード…ッ(ジュポッ)んんっ! はぁ…はぁ…っ もう…許してく(ジュポッジュポッ)あぁぁあぁ〜……っ!!」  
『ん・・・・・・んん・・・ うっ・・・!』  
 
(ドクッドクッドクッ)  
何度目かメノリの口内を侵入した後、ハワードの一物の先から勢いよく液体が噴出した。  
「……っ!!? あぁぁ…ぁ…?? あ…〜…。 …はぁ…はぁ…」  
『う・・・・っ何だぁ・・・??』  
 
突然噴出された白い液体を顔にかけられ、何が起こったか理解できないままメノリはだらしなく脱力した。  
ハワードはというと、ようやく深い眠りから覚め、目の前の出来事を直視することになった。  
 
『なんだ・・・こりゃ? メノリが目の前にいて・・・・えーと・・・???』  
「はぁ…はぁ…。 ふぁ…ぁ ひどいぞハワード…。 自分が何をしたか分かっているのか……っ?」  
『・・・・!?? メノリ、なんか凄い事になってるぞ!? 大丈夫か?』  
 
ハワードの目に映ったのは、スカートと下着を下ろしたままだらしなく両脚を広げ、顔に白い液体を飛び散らせたまま、頬を染め涙目で自分を見つめるメノリだった。  
 
「はぁ…はぁ… お前…何も覚えてないの…か…?」  
『あ・・・ああ、だって僕は寝てたじゃないか。今起きたんだぞ?』  
「…ぁ…何て…やつだ……。」  
 
そういうとメノリは顔をうつむけて再び脱力し、気を失ったように見えた。  
『なんだぁ・・・??』  
 
ハワードはメノリの心情などこれっぽっちも知らず、何事もなかったかのようにトイレを去り、再び深い眠りにつくのだった。  
『ふぁぁぁ・・・・何か疲れたけど、寝よう寝よう・・・・ぅ。』  
 
 
―ここのトイレは早急に改良が必要だと、メノリを始め女性陣たちは全員で話し合った。  
男性陣たちは、何故かその意見に全員で反対するのであった。  
 
 
 
 
完。  
 
 

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