「メノリ・・・ちょっといいか?」  
「ん?何だ・・?」  
それは作業の休憩時間の時の出来事。  
「教えてもらいたいことがあるんだが・・・・」  
「・・・は?・・」  
「これがちょっとわからなくてな。」  
カオルは少しばかり恥ずかしそうにメノリにコロニーにいたときの勉強について聞きにきたのだ。  
「カオル・・・お前にもわからない事・・あるんだな・・」  
メノリは相手の初めてみる恥ずかしそうな顔を見、言葉のとおり驚く。  
「い・・・いいから教えてくれ・・!」  
 
 
 
 
「・・・合ってるか?」  
「そうだ。そこはこうなるから・・・合ってる。さすがだな・・・」  
すぐに理解したカオルにメノリは関心する。  
「いや、お前の教え方が良かっただけだ。」  
「そんなことはない。・・・が、礼は言っとく!ありがとう」  
二人はフッと笑うと勉強道具をかたづける。  
 
「なぁ、メノリ。今度は俺がお前に礼をしたい・・・ちょっとついて来い」  
そういうとカオルはらしくなく強引にメノリの腕を引っ張り外へとつれだす。  
「・・・な?カオル?うわっ・・・」メノリはカオルの力に勝てずそのまま森へとつれてかれる。  
 
 
 
しばらく歩くと森についた。  
「カオル。いったいお前は何がしたいんだ?」  
「・・・ここなら誰も来ないか・・」  
カオルはメノリの言葉が耳にはいらず独り言を言う。  
すると、突然  
トンっ・・・・!  
「・・っ?!」  
カオルはメノリを軽く突き飛ばした。  
「・・・な、何をする?!・・・!?うわぁっ!」  
メノリが地に尻をついたと同時に埋まっていた巨大ウツボの触手が脚やら腕巻きついた。  
「あっ・・・カオルっ!?お前っ・・・」  
巨大ウツボの本体はメノリとカオルの反対側にいた。  
「・・・っ!!」  
カオルはメノリのことは気にせず、ウツボに持ってきた槍をウツボが力尽きるまで数本投げつけた。  
やがてウツボは力尽き、カオルはそれを確認すると今度はメノリの方へ近づく。  
「・・・メノリ」  
「カオル・・・お前何のつもりだ!!」  
メノリは近づいてきたカオルをキッと睨む。  
 
「・・・礼をしようと思ったんだが?」  
「此れが礼か!?ふざけるな!!」  
メノリの腕や脚はウツボの触手が絡まったままで動くことはできなかった。  
「・・・・・・」  
「・・・っ!?」  
カオルはメノリに近づくと動くことの出来ないメノリに触れるだけのキスをする。  
「な・・・!?」  
突然のことに驚きメノリはわけがわからず赤面する。  
「カオル・・・っやめてくれっ・・!」  
カオルはそのまま舌をメノリの首筋へと滑らせる。  
「・・・うっ・・やめろぉ!」  
「言っただろ?お前に礼がしたいんだ。お前が俺のわからない事を教えてくれたから、  
俺もお前のわからない事をおしえてやろうと思ってな・・・」  
「・・・私はそんなこと知りたいなどと思ってないぞ!?私から離れろ!!」  
「一度決めたことだ。簡単に終わらせない。」  
 
カオルはもういいかと呟くと、メノリに絡む触手を槍で突き切り落とし、すばやくメノリを地面に押し倒す。  
「ぁ・・・だめだっ!やめてくれ!!」  
「・・・結構でかいんだな?」  
カオルはメノリの着ている服を上へとずらし意外と大きな胸を揉みながら一言言う。  
「首筋舐めただけで感じてんだから、こんなことしたらもっと・・・」  
言うとカオルはメノリのブラをもずらし、右手で胸の先端を弄り片方を舌でくちゅくちゅと音をたてながら舐める。  
「ぁあっ!いやだっ・・やめっ・・っはぁっだめぇっ」  
「意外と可愛い声出すんだな・・・もっと苛めたくなる」  
「お願いだ・・・やめてくれっ」  
メノリはこんなことになるとは思わずしだいに目が潤んで、一粒の涙が頬を滑る。  
「・・・俺、お前みたいな女が好きだ・・」  
「な・・・なんなんだっ・・・なんでっ・・・くそぉ」  
暫くメノリはカオルのいいようにされていた。すると・・・  
 
 
「カオルー?メノリー?・・・どこいっちゃたのかしら・・・」  
「ベルがさっきこっちの森に向かってったとか言ってたんやけどなぁ」  
「・・・おいー・・・なんで僕がわざわざこんなところまであの二人を探すの手伝わなきゃいけないんだよぉ」  
 
「ちっ・・・来てしまったか・・・」  
カオルは近づいてくる声に気付き起き上がるとメノリの服を元に戻し。  
「このことはだれにも言うな。まぁ、いえないだろうが・・・」  
「・・・っ・・・っ」  
メノリも起き上がるが未だ涙が止まらなかった。  
「あっ!いたぁ!」  
「お前らもうとっくに休憩時間すぎとるでぇ??」  
「手間かけやがってぇー!何やってたんだよっ!?」  
チャコがどうしたのかと言わんばかりに多少呆れながら言うと  
すぐにハワードが、疲れた顔で聞く。  
「・・・いや、ちょっとな。いろいろあったんだ・・・気にするな」  
カオルは何事も無かったかのようにサラッという。  
「?・・・メノリ?どうしたの?!」  
ルナはメノリの顔を覗き込む。  
「・・・な、なんでもなぃっ・・・くっ」  
メノリは顔を隠しながらみんなの家へと戻っていった。  
「メノリ!?・・・いっちゃった・・」  
「んぁ?・・・アイツ、泣いてたよな?へへーん帰ったらいつもの仕返しでもしてやるか!」  
「「ハワード!!」」  
ルナとチャコは声を合わせてハワードをしかる。  
「な・・・なんだよ!言ってみただけだよ!!」  
 
「カオル何があったの?あのメノリが泣くなんて・・・」  
「まぁ、ハワードじゃああるまいし、カオルが何かしたっちゅう事はまずあらへんなぁ」  
「・・・!?な」「ハワード!」「ちぇ・・」  
「俺もよくわからない・・・とりあえず、戻ろう」  
 
 
カオルは何事もなかったかのようにいつものように過ごし、  
ルナたちはメノリの様子に心配するが、カオルに気にしないほうがいいといわれ、暫くそっとし、  
メノリはというと一言もしゃべらなかった。食事も食べず。  
何も知らないベルやシャアラ、シンゴ、アダムも心配するがメノリは何も言わずに  
ただ、ずっとボーっとしていた。  
 
ただハワードがメノリにちょっかいを出しまり、メノリもそれに怒ったのか  
ようやく声を出した。というかどなった。  
 
「ハワード・・・ありがと・・・な?」  
 
「は?僕はなにもしてないぞ??」  
 
 
 
END  
 

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