スペースコロニー「ロカA2」での出来事。  
「これをバラされたらどうなるかな〜」  
「くっ……」  
そこにいるのは一人の少年と少女だった。  
少年は金髪の下に意地の悪そうな顔を歪めている。  
「お前のパパが不正をやっている証拠だ」  
少年――ハワードは紙をひらひらと翻して見せた。  
「さぁどうするかな〜」  
「何が望みだ」  
そう決然と口を開いた少女――メノリ。  
「そうだなあ。まずは――」  
ハワードは意地悪く口の端を歪めた。  
「服を脱いで貰おうか」  
「!!」  
 
ここはハワードの自室だった。  
誰も見る者はいない――ハワードを覗いては。  
そんなことは何の慰めにもならなかった。  
「さあ、どうする」  
「……っ」  
メノリに抗うことはできない。  
屈辱と羞恥に震えながら一枚一枚服を脱いでいく……。  
パサっとスカートが落ちてメノリの下半身が露わになる。  
震える指はブラウスのボタンを一つずつ外していき、かわいいブラが覗かせた。  
 
こうしてメノリは下着だけの姿になった。ハワードの嫌らしい目が舐めまわすようにメノリを見る。  
「どうした、下着も脱げよ」  
「くっ……」  
メノリは泣きそうになりながらブラのホックを外した。  
「おおー!」  
ハワードの目の前にメノリの胸がさらけだされる。  
「けっこう乳輪がでかいんだな。  
「あっ!」  
メノリの口から不意の声が漏れた。ハワードの手に胸を掴まれている。  
「今度は下だ。早く脱げ」  
 
涙が頬からこぼれて溢れた。  
メノリは震える手で最後の護りを脱いだ。  
「おい、手で書くすんじゃない。見えないだろ」  
メノリは生まれたままの姿になって恥ずかしそうに秘所を手で隠している。  
「やだ、もう許して……」  
いつもの理知的でクールな彼女の面影はそこにはなかった。  
羞恥で顔を真っ赤にして弱弱しく嘆願する。  
「邪魔するな。離せ!」  
ハワードの腕がメノリの腕を掴んだ。  
「い、いやぁぁ!」  
ハワードの目にメノリの全てがさらけ出された、  
 
「へへ、結構濃いいんだな」  
首を振って嫌々をするメノリの腕を掴んで秘所を眺めるハワード。  
「それじゃ、そこのベッドに横になってもらおうか」  
ハワードは顎をしゃくってそこを示す。これからされることは明らかだった。  
「止めろ。もう勘弁してくれ」  
そう嘆願するもハワードに微塵の容赦もない。  
「ならいいぜ。この文書をコピーしてばらまくまでだ」  
(お父様……)  
メノリの脳裏に父の面影が浮かぶ。メノリは涙を拭いて、ベッドに横たわり、目を閉じた。  
 
「おお……」  
さすがのハワードも嘆声を漏らす。  
父親の権勢をたてに陵辱の玩具にこと欠かなかった彼だが、メノリの裸体はさすがに眩しい。  
「それじゃ入れるぜ」  
已に怒張した男根をメノリのピンク色の割れ目にあてがう。そしてそのまま押し込んだ。  
「!」  
メノリの眉が捩れる。  
「痛い……いや、痛い!」  
「いくぞいくぞ、はあはあ」  
メノリの処女が破られた瞬間だった。破瓜の激痛にメノリは涙を流す。  
 
「はあはあ、いいぞいいぞ」  
「うっ……くっ」  
ハワードは処女の膣圧を悦んで腰をつきこむ。  
メノリはじっと耐えている。  
「いくぞ、いくいく!」  
そう叫ぶや否や、ハワードは逸物をメノリから抜くと、顔の上に跨り射精した。  
「う……うぶっ!」  
メノリの顔は白濁液でいっぱいに汚された。  
「まだまだこんなもので済むと思うなよ」  
ハワードは高笑いした。  
 
やがて少年少女たちは木星へと向かう。そこにメノリの姿はなかった。  
陵辱に耐えかね自殺したのだった。  
 
(終わり)  
 
 

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