「メノリ……」
ある夜。メノリはベルに呼び出されていた。
「どうしたんだベル。こんな時間に呼び出して」
メノリは眠そうだ。不審げにベルに問う。
「実は……」
ベルは思い切って言った。
「実はメノリ、君のことが好きなんだ」
「え……」
メノリは目を見開いた。
「好きなんだ。付き合ってくれ」
「ベル……」
突然の告白にとまどうメノリ。だが、彼女とてベルのことは憎からず思っていた。
いつも優しく皆を見守る力強いベル。メノリは厳格な父と正反対な彼に好意を抱いていた。
「分かった……」
「え、本当にいいのか?」
「うん……」
恥ずかしそうに頷くメノリ。
そして――
メノリとベル。二人は夜、二人きりで温泉に浸かっていた。
恋人になって二週間後の夜である。
「ベルはたくましいなあ」
ベルの筋肉のついた胸をいとおしげになでるメノリ。
「恥ずかしいよ」
恥ずかしがるベル。
メノリは思い切って言った。
「乳首なめてあげようか?」
「え?」
そう言うとメノリはベルの乳首に舌を這わせた。
「あ、メノリ!」
ぺろぺろとベルの乳首を舐めるメノリ。
ベルはくすぐったい快感にうろたえる。
「ああ、駄目だ、メノリ」
ベルはうろたえるがメノリは許してやらない。
そのまま舐め続ける。
やがて――
「ベル、今度は私の胸を舐めてくれ」
すっかりへとへとになったベルにそう言うメノリ。
豊満な胸をベルの顔につきつける。
「メノリ……」
ベルはメノリの胸に顔を埋めた。
「あっ、はあ!はあん!」
メノリの口から喘ぎ声がついて出る。
ベルは美味しそうにメノリの乳首を吸っている。
「メノリ、乳首たってきた」
「もう、バカ」
恥ずかしがるメノリ。その顔は温泉ばかりでなく赤い。
「今度はこっちをして」
そう言うとメノリは立ち上がった。
秘所をベルにつき付けるようにする。
「メノリ……メノリの女の子、綺麗だ」
ベルはそこへ舌を這わせた。
「はあん!」
たまらずメノリの口から切ない声が漏れる。
ベルの舌はメノリの女性を丹念に舐め、クリトリスに吸いつく。
メノリは溜まらず、お湯の中に倒れこんだ。
「大丈夫、メノリ?」
「…………」
頭までお湯に使ったメノリは可笑しそうに笑った。
「ははは」
ベルも一緒になって笑う。
「それじゃ……」
メノリはそう言うと、お湯の中からでて秘所をベルに突き出した。
「ベル、して……」
「うん」
ベルもお湯から上がるとメノリの可愛らしい女性に己が逸物をあてがう。
「ベル、逞しいな」
「そうかな」
ベルは逸物をつきこんだ。
「はあ!」
メノリの背が仰け反る。破瓜の痛みに眉をしかめるメノリ。
「メノリ、大丈夫か?」
「大丈夫。続けて……」
やがて辺りにぱんぱんという腰を打つ音が響く。
初めは痛かったメノリも次第に快感を得て来ている。
「ああ、ベル、いい」
「メノリ、俺も」
そういうとベルは逸物を抜き出し、メノリの胸に射精した。
「ベル……」
「ん?」
行為を終えた二人は再び温泉に浸かっている。
メノリはベルに口付けした。そのまま二人はディープキスを交わす。
「ぷはぁ」
口を離すと銀の橋がかかった。
「好きだ、ベル」
「俺もだメノリ」
二人は抱き合い仲良く温泉に浸かった。
一方、そのころ。
湯から離れたところに金髪の少年が倒れていた。ハワードだ。
ハワードはメノリとベルの入浴を覗きに来ていたのだが、あまりの展開に鼻血を出しすぎて倒れていた。
その様子をアダムが不思議そうに見ている。
(終わり)