温泉で一幕あった後。ハワードはすっかりアダムにほの字となってしまった。
今日も今日とて食料採集を装ってアダムを連れ出す。
みんなはハワードがアダムを連れてさぼることはしょっちゅうだから気にもしなかった。
「ねえ、ハワード。今日も――するの」
純真な瞳でハワードを見上げるアダム。ハワードはその素直さに胸がキュンとしてくる。
(ああ、なんてかわいいやつだ。生意気なルナやタカビーなメノリとは大違いだ)
「ああ、今日も僕たちはセックスをするんだ。いいな」
「うん、わかった」
そう言うとハワードはアダムを草叢に押し倒した。
新緑の清清しい香りが二人を包む。
ハワードはアダムの服を一枚一枚脱がしにかかった。
やがてアダムは真っ裸になってしまう。
「恥ずかしいよ……」
頬を赤く染め、顔に手を当てるアダム。
アダムの紫色の膚は滑らかで紗のような触り心地だ。
胸はわずかに膨らみ、黝い茂みの奥に秘裂を隠している。
「それじゃ、いくぞ」
そう言うとハワードはアダムのちっちゃな乳首を口に含んだ。
そのままねっとりとしゃぶり、なめる。
「あう! ああっ!!」
アダムの口から切ない泣き声が漏れてくる。
アダムの胸はお世辞にも立派とは言えないが、性感帯として立派に成り立っているようだ。
「へへ、感じてきたか。ならこっちはどうだ」
そう言うとハワードは片手でアダムの乳首をつっつきつつ、もう片手でアダムの女性に手を伸ばす。
そこはもう已にうっすら湿っている。
ハワードは焦らすように秘裂をなぞりつづけ、時折頂点の真珠に触れるか触れないかの接触をする。
「ああ、凄い。こわいよ、ハワード」
アダムが震えだした。蜜口からはとろとろと淫液が垂れてきている。
「大丈夫だアダム。手を握ってやる」
ハワードは左手でアダムの手を握るともう右手でアダムのクリトリスを一気にしごきあげた。
「ふあああああああっ!! あああああっ!!」
瞬間、ハワードの手に篭められる力が強くなる。
アダムの体はピーンと伸びきると、だらりと弛緩した。絶頂を迎えたのだ。
「ああ、ハワ……ド」
イクときの快感のあまり涙目になるアダム。そのアダムをハワードは誰よりも愛しいと思う。
「それじゃ、いくからな」
そう言うとハワードは已に勃起した己が逸物をアダムの秘所にあてがう。
そしてそのまま腰を突きこんだ。
「! ああ、ハワード……」
アダムがため息を吐く。
「ああ、ハワード、入って来てる」
「うう、アダム。いいよ、締まる」
ハワードはぺこぺこと腰をつきこみ始めた。
ぺたんぺたんと臀部を打つ淫靡な音が響く。
「ハワード、僕、僕」
「僕もだ。一緒にいこう、アダム」
そう言うと、ハワードはアダムの膣奥に腰をたたきつけた。
瞬間アダムの背が弓なりになる。
ハワードはアダムから逸物を抜くと、その腹に射精した。
(終わり)