やがて冬が来た。  
「遺跡]から噴出す冷気は惑星を多い、酷寒がみんなを襲った。  
もしベルが冬越え用の住居を用意しなければ全員凍死していたかもしれない。  
「お前のせいだぞ!」  
ハワードはアダムを叱責した。  
冬の生活にストレスが溜まっている時期だった。ハワードは例のごとくアダムに八つ当たりしたのだ。  
「止めないか、ハワード」  
メノリがたしなめる。アダムは傷ついているようだ。  
やがて遺跡に向かったルナたちの活躍により、冬は終わりを告げた。  
しかし、二人の間の冬はまだ終わらない。  
(畜生、言い過ぎちまったよ)  
その日以来アダムはつらそうだ。  
ハワードは意を決してアダムに話しかけた。  
「おい、アダム……その、なんだ。この前は悪かったよ」  
アダムの顔がぱっと晴れた。  
「うん、気にしないよハワード」  
(ああ、なんてかわいい奴なんだ)  
「アダム!」  
ハワードはアダムを押し倒した。  
洞窟の中、みんなは食料採掘に出かけている時分である。  
「ハワード、また――するの」  
「ああ、そうだ。僕たちはセックスをするんだ。いいな」  
こくんと頷くアダム。ハワードはアダムを抱きしめた。  
「んむ……」  
ねっとりとディープキスを交わす二人。  
アダムの薄紫の膚は紅く高潮していく。  
 
「ぷはぁ」  
やがて口を離すと、舌と舌の間にぬめる橋がかかった。  
「ううん」  
アダムは初めてのディープキスに酔っているようだ。  
「それじゃ、いくぞ」  
ハワードがアダムの服を全て脱がしてしまう。  
「恥ずかしいよ」  
弱弱しく言うアダムを無視してハワードはアダムの乳首に吸い付いた。  
「ああっ!!」  
途端切ない声が漏れる。  
ハワードはねちっこく乳首を口に含み、吸い付き、指で引っ張る。  
アダムの膚がどんどん紅くなっていく。  
「ああ、ハワード、切ないよ……」  
アダムはもう涙目だ。  
ハワードは体をずらすと、アダムの女の子を顔の目の前にした。  
「それじゃ、いくぞ」  
そう言うとハワードはアダムのそこに顔を埋めた。  
「あうっ!!ああん」  
アダムの口から黄色い声が漏れる。  
ハワードはアダムの女の子を丹念に舐め、舌先でクリトリスをつっつく。  
「ああ、くるよ、くるよ、ハワード」  
アダムは泣いて懇願するがハワードは許してやらない。  
一気にクリトリスを吸い込んだ。  
「! ふあああああああああああああああっ!!」  
アダムの口から絶頂の悦びが漏れた。  
ぷしゃあと淫液が秘裂からあふれ出す。  
「イッちゃったな、アダム」  
アダムは恥ずかしさで顔が真っ赤だ。  
「それじゃ、今度は僕の番だ」  
ハワードは怒張した逸物の切っ先をアダムの女性にあてがい、そして押し込んだ。  
「あうっ!!」  
「はあ、はあ、いくぞ」  
ぺこぺこと腰を打ち込むハワード。  
アダムの女性からは淫液がでて挿入を助ける。  
「ああ、またいっちゃう!」  
「うう、僕もだ、いくぞアダム」  
アダムの体が弓なりになった。  
同時に限界を迎えたハワードは逸物を抜くとアダムの腹に射精した。  
 
(終わり)  

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